寸借詐欺の常習「佐藤俊次」に課された責任の重み(2)

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佐藤俊次の悪事は非常に悪辣で、目の前の人間がカモになりそうだと思えば、すぐにも寸借で詐欺を仕掛けるような、性根が腐っているとしか言いようがない。

(写真:佐藤俊次 この男も巨額資金に憑りつかれ、揚げ句に寸借詐欺を繰り返し、その後自己破産して姿をくらませた)

これまでに報じてきている通り、佐藤は松尾憲之が債権者に負っている債務を肩代わりし、また基金会が松尾に約束した報酬も佐藤が基金会にかけ合って保証するということで、松尾が所属していた基金会の仕事を引き継ぐことになった。それに伴って、佐藤は債権者に対して松尾の債務のうち1億5000万円については平成11年4月28日に返済し、別に25億円については平成13年12月7日に連帯保証をしながら、一切を放置して所在不明を繰り返し、すでに20年近くが経過しているのだ。

佐藤は債務返済について、何度も借用書を書き換え、また確約書も書いて債権者に差し入れて来たが、一度も約束を履行しなかった。そのうえ、債権者に伝えていた住所地には以前から住んでおらず、長い間所在を不明にしてきた。そうすれば債権者から逃げられるとでも思っていたのか、そうした佐藤の対応の一つ一つが債権者に不信感を与え、怒りも増幅させてきたのは間違いない。

佐藤は松尾の関係者のうち最低でも6人以上を騙して寸借詐欺を繰り返した。これらの詐欺行為も全て所在不明で被害者が連絡できないような状況を作ってしまい、被害者に多大な迷惑をかけたのだ。被害者の多くは女性で、例えば、「松尾が金を借りている相手に身柄を押さえられた。このままでは命に関わるので何とか救い出したい」と言って100万円を騙し取った。佐藤は、被害者に松尾を捕まえた相手が暴力団員で、何をするか分からないと女性を最大限に脅えさせ、松尾との連絡を遮断してしまいながら、女性から金を受け取るとそのまま行方をくらませてしまったのである。明らかな詐欺の常習犯である。

被害者に対する謝罪と責任を果たさずに放置している状況を含め、債権者は、佐藤の身勝手で無責任な対応をいつまでも許すことはできないと言い、すでに佐藤に対する債権を第三者に譲渡する準備を進めているという。そうなれば、佐藤だけではない、家族(妻の洋子、娘の利香)や身内は今までのような日常を送ることなど不可能になってしまう。それも、佐藤自身にとっては自業自得であるが、家族や身内を巻き込むのは最低最悪と言わざるを得ない。佐藤のような悪党は、一方では大それたことは出来ないまでも、前述したように数多くの被害者を生み続けているのだから始末に負えないところがある。いい加減に常習的な詐欺行為を止めさせなければいけないし、警察沙汰になってからでは、家族や身内はもっと肩身を狭くして、人の目を気にしながら生きなければいけなくなってしまう。佐藤はそのことを本当分かっているのか。関係者が娘の利香にも連絡を取ったが、父親譲りなのか、全く常識のない対応に関係者も驚いたようだが、このままで済むことではない。(つづく)

2021.07.02
     

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