被害者を騙して得た金で豪遊「加藤隆一」の悪の行状

被害者を騙して得た金で豪遊「加藤隆一」の悪の行状

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〔過去に催眠商法で犯歴を重ねる〕

他人の土地を担保に入れて融資を受け、融資金をそっくり懐に入れてしまった上に1円も返済しないで貸付先と土地の提供者から逃げ回る――。これも一種の地面師と言えるのではないか。

加藤隆一が静岡県修善寺の土地(調整区域 約1000坪)を担保に債権者から1300万円の融資を受けたが、実際にはその後、加藤に土地を提供した女性(同じ加藤姓だが親族ではない)が債権者を訪ねてきて事情や経緯を説明したことから、債権者も初めて加藤が女性の所有する土地の権利証を騙し取った事実を知ったという。債権者が女性の意を汲んで、土地の権利証を女性に返すと、女性は大変に驚いたが、それも当然だったろう。債権者は加藤への貸金を回収するリスクを一身で負ってしまうからだ。女性の加藤さんは貸金の回収で債権者に最大限の協力をすると言ったという。

加藤は過去に催眠商法を業とする会社を経営していたが、詐欺で刑事事件を引き起こしていたことが何回かあった模様で、根っからの詐欺師であることを窺わせる。

債権者が加藤に連絡を取ろうとすると、加藤の会社が名刺の所在地に無かっただけでなく、住居も転居する前のもので、なかなか所在が掴めなかった。それ故、返済する意志など加藤には毛頭無いものとして、平成14年に約4800万円を請求額とした貸金請求の訴訟を起こしたが、加藤は弁護士を介して和解を申し出てきたため、債権者も応じることとなり、双方の弁護士が協議する中で翌平成15年1月に和解案がまとまった。加藤は請求額を認めると共に、そのうちの1800万円について毎月20万円を90回で払うとした他に「ベルマティック販売」という会社の株券200株を担保に差し出したという。加藤によれば同株の評価額は6000万円以上とのことだった。加藤が和解調書で20万円の支払を約束し、仮に滞っても担保の株券を売却すれば、一定の回収は可能と債権者が思ったのは当然だったのではないか。

(写真下:和解調書)

ところが、加藤は約束の20万円の支払を一度も実行せず、反故にしてしまったのである。しかも、株券を売却しようとしたところ、加藤が巧妙に偽造したものだったということが判明した。この経緯を見ると、加藤には債権者への債務を支払う意志は無かったのではないか。案の定、加藤はまたもや行方をくらませたのである。

加藤の所在が分かったのは1本の電話番号からで、それが加藤の“パートナー”だった女性が経営する会社の電話だった。ところが、会社は当該の所在地に無く、パートナーもすでに会社の経営から外れているという結果に終わり、確たる成果にはつながらなかった。債権者の知人がようやく加藤と接触することができたが、加藤は「金は借りていない」「和解調書を交わしたことも無い」「(債権者とは)知人の紹介で一、二度会っただけだ」と答えたという。その後、加藤が「アルツハイマーの診断が出ている」と言い訳をしつつも和解調書が真正であることを認め、「(土地所有者の)加藤さんと会って、内容を把握したい」という話を債権者の知人にしたが、そこまでだった。加藤は債権者の知人に約束した加藤さんとの面談をせず、債権者に会うこともしなかった。

(写真下:加藤が担保に供した株券)

平成25年に入って間もなく、業を煮やした債権者は改めて和解金請求の訴訟を起こした。しかし、この訴訟では、加藤が法廷に出頭することは無かったから、債権者の請求が即決で認められた。債権者はそれを踏まえて債権を第三者に譲渡するとともに、その第三者に協力する状況を作りながら債権回収を図る対策を立てた。

事情を知る関係者によると、第三者は加藤との接触が難しい中で、加藤のパートナーである女性と交渉を重ねたという。しかし、加藤はパートナーの女性を介して「修善寺の土地の件は、債権者と紹介者が進めたことで、私は何も関わっていない」と、以前の和解時の話とは全く違う話をした。

債権者が取立てをせずにいたら、加藤はこのまま知らぬ振りを決め込もうとしていたに違いないが、そんな思惑通りに行くはずは無いと自覚するべきではないか。また、先の関係者によると、加藤はキャバクラに毎夜のように通っていて、支払いの段になると、いつもキャッシュカードをホステスに渡してATMから現金を下ろさせていたという。残高がどの口座にも数千万円あったのは有名な話だというが、前述したとおり、加藤が催眠商法で詐欺を働いたのは、いずれも被害額が100億円単位という大きな刑事事件であったというから、被害者を騙した金で豪遊を繰り返していたとんでもない詐欺師ということである。

加藤隆一という名前には同姓同名の人間が意外に多いというが、昨年夏頃より公営ギャンブルの予想業者で、同姓同名の加藤隆一という人物がマニア、ファンから「間違いなく詐欺師だ」と総攻撃を受けている。ありもしない予想投票券を提示して「的中」と謳ったり、会員募集が極めて高額であったりしているためだが、加藤もまた過去に予想業者と密接な関係を持っていた時期があったというから、常習的な詐欺の材料にしようとしても不思議ではない。詐欺は必ず発覚して事件化するのは眼に見えている。(以下次号)

被害者を騙して得た金で豪遊「加藤隆一」の悪の行状(2)

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本誌で特集した加藤隆一について、さまざまな情報を収集している中で、加藤が債権者から身を隠し続けた先が長野君香の所であった。

(長野君香)

数年前に債権者から債権の譲渡受けた第三者が加藤を訪ねた際に応対したのが長野君香で、長野は加藤に会わせると何回も言いながら、結局はその約束を反故にした。そもそも加藤が詐欺同然で他人が所有する土地の権利書一式を騙して預かり、権利者が加藤と同じ姓だったために「身内に頼まれたので、これを担保に金を貸してほしい」と債権者の友人を同行して借り入れをする材料にした修善寺所在の土地について「私は何も関わっていない」と裁判でも嘘の証言をして認められなかったのに、同じセリフを長野に言わせて、その場を逃れようとした。長野も加藤に言われるままに第三者に伝言して、加藤を引き合わせる約束をしたり、保証するとも言っていた。

第三者とそうした約束をしていながら、長野は自身が経営してきた「キミカ」という会社からは退いたので、少し待ってほしい、責任を持つと言っていたが、同社のホームページを見ると、相変わらず長野が代表取締役を務め、自分の名前を冠した「自然化粧品ジュンキミカ」というブランドをしっかりと宣伝しているのだ。加藤がその場しのぎでウソを言い続けてきたように、長野もまた“同じ穴の狢”と言って良い。しかも、ホームページには平成15年2月26日付で日本文化振興会より社会文化功労賞を受賞したとして、また同年12月5日付で世界学術文化審議会より国際グランプリ世界最優秀商品に認定されたとするそれぞれの写真が添えられている。
そのような栄誉ある賞を贈られながら、長野君香という女性は本当に評価を受けるだけの実績を持っているのか。少なくとも、受賞した平成14年当時、加藤は債権者から4800万円の請求訴訟を受け、責任を持って返済すると言っておきながらも、長野が匿っていたために所在が不明の状態が続いた。その間に、一度債権者の知人が加藤の所在を確認したことがあったが、長野が車(ベンツ)に加藤を乗せて逃げたこともあった。
土地の所有者を騙して権利書を持ち出し、それを債権者の所に持ち込んで1300万円を借りながら、その後は一切返済しようとしない加藤という人間を匿っておいて、何が「社会文化に貢献した」ということになるのか不可解でならない。

(社会文化功労賞の授賞式で挨拶する長野君香)

前号でも触れたように、過去に加藤は催眠商法で被害額が100億円以上の詐欺を2回も働き逮捕されるという前科がある。催眠商法は、チラシや景品などで通行人を誘い、会場に呼び込んだ後に景品の無料配布や話術で雰囲気を盛り上げて会場内を興奮させて、冷静な判断を失わせた後に高価な商品を買わせる詐欺商法をいう。その際の商品には羽毛布団や健康機器のほか健康食品、高額化粧品、アクセサリーなどが使われると言い、被害額は35万円前後から数百万円というケースもあるという。加藤はホテルほかの施設を定期的に借りて、その都度100人以上の客を集めて100億円以上の金を集めながら、一部特定商取引法で規制の対象になっているクーリングオフに応じなかったために詐欺と認定され逮捕されたが、その後も更生したとは決して思えない。土地の所有者や債権者を騙したのはその後のことだからだ。加藤は未上場会社の株券を債権者を含め大勢の人に「十分な価値がある」と言って信用させていたが、実際には公に評価されるものではなかった。加藤は、自分がしでかした悪事を「知らない」と平気で否認するような人間で、そんな人間と長い付き合いがある長野君香も同様の人間と思われる。長野は債権者に対して何度も「責任を持つ」と言ってきたが、それを早く実行すべきだろう。
長野が扱っている化粧品は「自然化粧品」を謳い、「無効物油 無石油系界面活性剤 無合成香料 無タール系色素」を強調しているが、それぞれの商品価格が6000円以上、中には15000円という商品もあってかなり高額だ。
長野は債権者に「加藤さんには大変お世話になった」と言って「私が保証人になり責任を持ちます」と約束していることを忘れるはずがない。加藤の詐欺商法に加担した過去があれば、いずれ真実が顕在化することを忘れないことだ。それに、自身の約束を守れない人間がいろいろな賞をもらうことなど有り得ないと思われる。今後、日本文化振興会や世界学術文化審議会という、この2つの団体と長野君香、加藤の関係を徹底的に調査する。(以下次号)

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