悪のレジェンド「種子田益夫」に新たな訴訟(4)

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〔領収書は偽名の「石原」で〕
ところが、債権者による種子田への可能な限りの協力がなされたにもかかわらず、債権者の周囲からは耳を疑うような話が数多く聞こえてきたという。関係者によると、
「債権者が種子田へ融資をした際、金利分を先取りしたのは額面12億円の時の1回だけで、その後は大半が月2%だったのに、種子田氏は周囲に『金利をいつもまとめて引かれて手取りが殆どない』と語ったそうだが、そもそも金利先取りの話は種子田氏が言ったことで、しかも一度だけだった。債権者から言ったことではなかった。そして金利先取りの話は、すべて種子田氏が返済を先送りするために頼んできたことだった」

また、融資が実行されてから3年4年という時間がたつ中で、返済が殆ど実行されなかったことに業を煮やした債権者が困惑しながら確認を求めたところ、種子田が「(平成10年の)年末までに最低20億円を返済する」と約束しながら、実際には1億円しか持参しないことがあった。債権者が多少は語気を荒げて「何だ、1億円ですか!?」と言った場面があったという。ところが、これについても、種子田は20億円の返済約束を隠して「1億円を持って行ったのに、『何だ、たった1億円か』と言われた」と周囲に愚痴をこぼしたという。
債権者にしてみれば、何年も返済を待たされ、ようやくうち20億円の支払を約束できたというところに、持参したのが1億円だったら、誰だって文句を言うのは当たり前のことである。

さらに領収書についても、債権者は種子田から「石原という名前でお願いします」という依頼があったため、全て「石原」名で領収書を発行していたというが、種子田は「返金しても受領書を出してくれない」などと、とんでもない話を周囲にしていたらしい。これでは、話を聞いた人たちが誤解をするに違いない。債権者の耳に入った話は以上のような次第だが、種子田が他にいくつも作り話をしていた。

ちなみに、長い間逃げ回っていた種子田が平成22年12月9日、ようやく債権者の前に姿を現した時に債権者が最初からのいきさつの全てを話し、「違っているところがあれば、些細なことでも全て言って下さい」と問い質した。すると、種子田は「社長のおっしゃる通りです。済みませんでした」と、ひたすら謝っていた。
しかし、そうした状況下でも種子田はその時「ところで社長、2500万円をお借りできませんか?」と真顔で尋ねたという。
「債権者もこれには本当に呆れ果てたが、種子田氏は債権者の知人にも声をかけ『手数料を払うから社長を説得して』と依頼していたという話が聞こえて来た時には、さすがに債権者も怒りを露わにしていた」(関係者)
種子田の約束や謝罪の言動がいかに言葉だけに過ぎないかがよく分かる。(以下次号)

2019.11.16
     

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