寸借詐欺の常習「佐藤俊次」に課された責任の重み

寸借詐欺の常習「佐藤俊次」に課された責任の重み(1)

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佐藤俊次は本誌既報(令和2年1月10日)の通り、松尾憲之の債務1億5000万円の返済を平成11年4月28日に、また松尾の債務25億円の連帯保証を平成13年12月7日にしながら、放置して所在不明を繰り返し、すでに20年近くが経過しているという人間である。いったい、佐藤は今、その責任をどのように取ろうとしているのか。

(写真:佐藤俊次 この男も巨額資金に憑りつかれ、その後は寸借詐欺を繰り返し自己破産をして姿をくらませた)

債権者が平成26年3月に佐藤に対し訴訟を提起するや、佐藤は直後に破産手続きの申立を裁判所が認めたが、法廷に提出した陳述等の証言は全て嘘ばかりで、何一つ真実は見られなかった。佐藤が、松尾の基金会での席を譲り受ける代わりに前述した松尾の債務を重畳的に引き受け、また連帯保証をした責任は十分に分かっていたはずだ。その責任は仮に佐藤が破産手続きを認められたとしても免れるものではない。

佐藤は前記松尾の債務返済につき、債権者に対して何度も借用書を書き換え、また確約書も書いてきたが、一度も約束を履行しなかった。そのうえ、債権者に伝えてきた住所地には以前から住んでおらず、所在を不明にすれば債権者とは疎遠にできるくらいに考えていたのかもしれないが、そうした佐藤の対応の一つ一つが債権者に不信感を与え、怒りも増幅させてきたのである。
さらに佐藤は松尾の関係者等、最低6人以上も騙して寸借詐欺を繰り返し、それらの詐欺も全て所在不明で連絡を絶つことによって被害者に多大な迷惑を与えてきた。佐藤が詐欺を仕掛けた被害者は女性が多く、中には「松尾が金を借りている相手に身柄を押さえられて、このままでは命に関わるので何とか救い出したい」と言って100万円をだまし取ったケースもある。佐藤は、松尾を捕まえた相手が暴力団員で、何をするか分からないと女性を最大限に脅えさせ、松尾との連絡を遮断してしまいながら、女性から金を受け取るとそのまま行方をくらませてしまったのである。佐藤のやることはあまりにも単純だが、それだけ常習性がある。しかし、佐藤はいつまでも逃げ隠れしていても問題は一つも解決しない、それどころか、債権者から逃げ隠れして連絡を絶って以降、一度も債権者に謝罪することもなければ、債権者との協議をしようともしなかった。佐藤が債務を保証した松尾憲之も、本誌で取り上げてきたとおり所在を不明にしているが、佐藤も松尾もあまりに無責任であり、絶対に許されることではない。

佐藤に問う。このまま被害者に対する謝罪と責任を果たさずに放置するのが佐藤の意志であるのかどうか。債権者は、佐藤の身勝手で無責任な対応をいつまでも許すことはできないと言い、今後は相当の対策を講じていくという。前回の記事に続き、今後は個々に詳しく佐藤の詐欺行為、同時に自分の娘(佐藤利香)と同年代のクラブの女性の多くに詐欺を働いた等の情報を開示する予定である。(つづく)

寸借詐欺の常習「佐藤俊次」に課された責任の重み(2)

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佐藤俊次の悪事は非常に悪辣で、目の前の人間がカモになりそうだと思えば、すぐにも寸借で詐欺を仕掛けるような、性根が腐っているとしか言いようがない。

(写真:佐藤俊次 この男も巨額資金に憑りつかれ、揚げ句に寸借詐欺を繰り返し、その後自己破産して姿をくらませた)

これまでに報じてきている通り、佐藤は松尾憲之が債権者に負っている債務を肩代わりし、また基金会が松尾に約束した報酬も佐藤が基金会にかけ合って保証するということで、松尾が所属していた基金会の仕事を引き継ぐことになった。それに伴って、佐藤は債権者に対して松尾の債務のうち1億5000万円については平成11年4月28日に返済するとし、別に25億円については平成13年12月7日に連帯保証をしながら、一切を放置して所在不明を繰り返し、すでに20年近くが経過しているのだ。

佐藤は債務返済について、何度も借用書を書き換え、また確約書も書いて債権者に差し入れて来たが、一度も約束を履行しなかった。そのうえ、債権者に伝えていた住所地には以前から住んでおらず、長い間所在を不明にしてきた。そうすれば債権者から逃げられるとでも思っていたのか、そうした佐藤の対応の一つ一つが債権者に不信感を与え、怒りも増幅させてきたのは間違いない。

佐藤は松尾の関係者のうち最低でも6人以上を騙して寸借詐欺を繰り返した。これらの詐欺行為も全て所在不明で被害者が連絡できないような状況を作ってしまい、被害者に多大な迷惑をかけたのだ。被害者の多くは女性で、例えば、「松尾が金を借りている相手に身柄を押さえられた。このままでは命に関わるので何とか救い出したい」と言って100万円を騙し取った。佐藤は、被害者に松尾を捕まえた相手が暴力団員で、何をするか分からないと女性を最大限に脅えさせ、松尾との連絡を遮断してしまいながら、女性から金を受け取るとそのまま行方をくらませてしまったのである。明らかな詐欺の常習犯である。

被害者に対する謝罪と責任を果たさずに放置している状況を含め、債権者は、佐藤の身勝手で無責任な対応をいつまでも許すことはできないと言い、すでに佐藤に対する債権を第三者に譲渡する準備を進めているという。そうなれば、佐藤だけではない、家族(妻の洋子、娘の利香)や身内は今までのような日常を送ることなど不可能になってしまう。それも、佐藤自身にとっては自業自得であるが、家族や身内を巻き込むのは最低最悪と言わざるを得ない。佐藤のような悪党は、一方では大それたことは出来ないまでも、前述したように数多くの被害者を生み続けているのだから始末に負えないところがある。いい加減に常習的な詐欺行為を止めさせなければいけないし、警察沙汰になってからでは、家族や身内はもっと肩身を狭くして、人の目を気にしながら生きなければいけなくなってしまう。佐藤はそのことを本当分かっているのか。関係者が娘の利香にも連絡を取ったが、父親譲りなのか、全く常識のない対応に関係者も驚いたようだが、このままで済むことではない。(つづく)

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