特集5 「倉持 茂」

中古車ブローカー「倉持茂」が会社役員を襲わせた動機(1)

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[凶器はスタンガンとナイフ]
数年前より北関東地域から盛んに情報が寄せられている中に、過去数年間、インターネット上で連日のように「詐欺師」呼ばわりされてきた男がいるという記事があった。この男がネット上で数千件以上に及んで“標的”にされるのは、本当に詐欺を疑われる行為を繰り返し、数百万円単位から時には1000万円以上の被害を受けた人たちが数多く続出しているという情報が投稿者たちより無数に寄せられているからだ。しかも、この男、金澤(福島)明彦は、過去に広域指定暴力団の準構成員の男の配下として活動していた経歴から、被害者を軒並み脅かして警察への被害届けを封じ込め、泣き寝入りさせたことで、金澤を前面に立てながら数人の暴力団関係者(S、Rなど 後述)が関与している情報を群馬県警では掴んでいるが、ギリギリで逮捕を免れてきた模様だ。ネット上ですっかり有名になったからか、金澤は数年前より夫人(4~5人目)の姓である「福島」に変えて同様の詐欺行為を働き続けているという。

さて、今回取り上げる人物は、金澤(福島)とは30年来の付き合いがあり、今は共に地元の不良たちとつるんでいる倉持茂という男である。もちろん金澤とともに群馬県警にもマークされているが、それに加えて昨年12月に3人の不良を使って。都内の会社役員を襲撃する強盗傷害、実際には殺人未遂事件を引き起こして、警視庁もマークしている状況にある。

昨年12月11日の午前10時過ぎ、会社役員が出勤するためにマンションを出てすぐの路上で、突然、背後から首筋にスタンガンを当てられ、会社役員は一瞬意識を失いかけ転倒したが、このままでは殺されるという咄嗟の判断から起き上がって、怯んだ実行犯を捕らえようとしたところ、3人の実行犯のうち2人が前後から向かってきたが、会社役員は実行犯の1人が持っていたスタンガンを奪い取って車道に投げた。すると今度はナイフを取り出して再び襲ってきたので、それも取り上げようとしたが2人同時だったために何か所も革ジャンの上から切りつけられた。それでも会社役員が怯まなかったため、実行犯の1人が「早くやっちまえ!!」と言ったが、抵抗が強かったことから「こいつヤバイ、早く逃げよう!!」と残る2人に声をかけ、待機させていた車に急いで乗り込んだ。会社役員が車の左ドアに手をかけてドアを開け、取られた大事な書類の入った袋を右手で取り返そうとしたが2人の力には勝てず、その状態で車が急発進したため会社役員は再び路上に投げ出され左足首を後輪に轢かれてしまった。直後に救急車で搬送された病院での診断ではナイフで革ジャンの上から切られた傷が数か所、肋骨も4本折れていて全治3ヶ月ということだったが、後日の検査で左足首骨折が分かり、10ヶ月経っても未だに完治していない模様だ。

会社役員を襲った実行犯の男たちは、その後、新宿署に逮捕されたり自ら出頭したが、「倉持から頼まれて会社役員を襲った」と警察に捕まる前に自分たちの友人等に話していたため、今のところは強盗傷害(会社役員が襲われた際に書類の入った袋や財布、金庫の鍵等を盗まれた)の容疑に留まっているが、実行犯の中にナイフを所持している者がいた(会社役員は何か所も切られた)ことに加え、近づくこともできず遠巻きに見ていた人たちも「暴漢たちが会社役員を殺そうとしていたように見えた」と証言していることから、倉持が逮捕されれば容疑が殺人教唆に切り替わる可能性は高いとされる。
倉持の関与については、襲撃事件が起きたことを誰も知らない時に、倉持が当時は一番の友人に電話をかけてきて「社長の会社に電話したら、社長が事件にあったと部長から聞いた」と言ったという。また、事情を知る関係者によると、倉持は以前より懇意にしていた元暴力団組長のU氏にも事件当日に会っていて、事件の話をしていたという。しかしこの時はまだ事件が起きたことさえ誰にも知らされておらず、それにもかかわらず倉持は知っていたことになる。また、会社役員は自宅を引っ越して間もなくのことで、住所変更の手続きもしていなかったから、そのことも倉持とその関係者の2~3人以外は知らなかった。
事件後、関係者が新宿警察署の捜査員から聞いて驚いたのは、倉持が上京のたびに「飲みに行きたい」という飲食店(クラブ)に会社役員が何回も連れて行ったが、そのクラブの近くに襲撃の際に使われた車が何度も停車していたのが防犯カメラに写っていたことだった。この車両は、実は倉持がオークションで落札したものだった。そうであれば、犯行が計画的だったこと、しかも倉持が深刻に関与していたことを強く窺わせる。
ちなみに実行犯は会社役員を襲った際に金品よりも書類袋を狙っていた。書類袋の中に倉持の関係書類が入っていると踏んでのことではなかったかと関係者は言う。倉持の関係書類とは、倉持が会社役員から借り入れした金銭の借用書などの書類で、事件の直前で言えば倉持は11月末の支払予定を先送りしていた返済金の一部を12月7日に持参すると言いながら、さまざまに理由をつけてさらに先延ばししていたのだ。しかも事件後は一切倉持から連絡がなかった。そのことからも、倉持の関与がなおさら濃厚となっている。

倉持は埼玉県内で中古車販売を手がけ店舗は4~5店舗を県内に展開していたが、経営は鳴かず飛ばずで、事情を知る関係者によると、この頃にも3人で組んで刑事事件を起こしていたが、ディーラーの担当者が一人で罪をかぶったために倉持には及ばなかったという。その後、倉持は何とか商売に弾みをつけたいという希望から、会社役員の保有するスーパースポーツカーを店舗に展示してカーマニアの呼び込みを図ろうと計画し、それを会社役員に持ちかけた。
会社役員も倉持の話に快く応じ、20台以上を無償で貸したことから、倉持の店舗は一時は車専門の雑誌で大きく取り上げられて一気に日本中で有名となり店舗も繁盛したという。

「1台数千万円とか億円単位のスーパースポーツカーを無償で20台以上も貸し出すというのは、本来なら信じがたい話だから、その会社役員という人は太っ腹としか言いようがない。相手を信用したとしても1台だって貸す人はいないので、中々できることではない」とスーパーカーの業界関係者は言うが、ほとんど全ての頼み事を聞いてきた。

そうした中で、「どうしても買い取りたい車があるので、買取資金を貸していただけませんか」という話が持ち込まれるようになり、会社役員から1000万円単位の貸付が何度かあったが、これは返済されたものの、それとは別にFX取引などで借金がかさんだ揚げ句、会社役員に何回も懇願して肩代わりしてもらい、平成27年現在での借財がFX取引だけでも約19億円にも上っており、倉持自身には返済のめどを立てることが相当に困難になっていった模様だ。中には母親を保証人にした借入金もあった。

「20年以上もの長い間、何から何まで面倒を見てもらったにもかかわらず、金澤の関係で暴力団と知り合ったからと言って、倉持は車関係の仲間等には『自分には大きなバック(暴力団)がついたので何も怖くないし問題はない』と豪語していたようだ」という話が聞こえている一方で、金澤同様、最後は自己破産すれば返済を免れると考えていたようだが、詐欺や横領の疑いがいくつもあるため免責にはならない。(以下次号)

中古車ブローカー「倉持茂」が会社役員を襲わせた動機(2)

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[倉持と金澤が群馬で繰り返す犯罪行為]

会社役員が金澤を知ったのは平成15年頃のことで金澤が倉持にどうしても会社役員を紹介して欲しいとしつこく頼んだのがきっかけだったという。倉持は金澤の悪行を十分に承知していたが、あまりのしつこさに閉口して渋々ながらも会社役員に金澤を引き合わせた。

そのときの金澤は応対がしっかりしていて下卑た印象もなく、会社役員は不信感を持たなかったようだが、それが金澤の手口だと分かっていたので、倉持は「社長に紹介したことを反省しています」と深謝したのを何人も聞いている。後日、倉持と金澤がトラブルになった際に、倉持がそれまで面識の無かったR(前科前歴を数多く持つ暴力団準構成員だったが、現在は資格もないのに弁護士や行政書士を騙る)という男から「金澤の言う事を聞かないと殺すぞ」と脅された事実が法廷に提出された証拠から明らかになっていた。金澤という男は、暴力団と警察の間を都合よく立ち回っているようだが、被害の数が余りに多く、警察も放置するわけには行かなくなっている模様だ。

この事実を知っているネットユーザーが多くいて、前号の冒頭に挙げた投稿につながっているに違いない。もっとも、警察署の捜査員の中には金澤と懇意にしている者もいるようで、「それが金澤の逮捕逃れにつながっているというが、暴力団組員のSほかの名前も多くの関係者から県警に被害届が出ているようで、群馬県民だけではなく、地元の暴力団員の間でもSは好き放題やっているという。前述した倉持の事件にもSが何らかの形で関与している疑いが強いという情報が、実は数ヶ月前に地元関係者から寄せられていた。Sに対しては、地元からの突き上げも起きているようで、本家から然るべき処分を受けるのではと噂になっている。そうなれば、ほかの暴力団組織の連中から今度は逆にトコトンいじめられる存在になる」(地元関係者)と言われているが、本人は全く気が付いていないようだ。

前述したように、金澤という男は人当たりの善さで人を騙し、一人当たり数百万円から1000万円以上の被害を続出させている事実が判明しており、さらに言えば、金澤の妻(万利子)もまた「新しく店舗を開くに当たってオーナー側に内装工事をさせておきながら家賃を払わず工事費もオーナー側に負担させたまま引き払うことを常習にしてきた」(事情を知る元従業員)という。「妻の店舗出店の交渉はもっぱら金澤が担っていた」(前同)というから、ネット上では最悪の夫婦として有名になっているので、変装でもしないと外を歩けなくなるのでは、と言われている。妻の万利子については最初は同情の声もあったようだが、今では何事につけ金澤に指示をするほど金澤以上に悪い女との評判である。ちなみに元従業員によると、妻の万利子は「自分の亭主が何をしても金になれば良いと考えているような女で、時には男性従業員を脅すことがある」という話も噂として広がっているという。

問題は、金澤が前述したように広域指定暴力団に関係した当時の人間関係と、地元の暴力団関係者をバックに常習的に詐欺や強迫、恐喝を繰り返しているという事実があることで、倉持もまた金澤に引きずられるように犯罪に加担し、揚げ句、殺人未遂及び殺人教唆事件まで起こしてしまったという結果につながったのではないかと指摘する地元関係者も多くいる。

「現在、倉持は10日で1割の金利を取る高利貸しをしていて、取立てはヤクザ顔負けのきついことをやっているが、場合によっては闇金融業で摘発を受ける可能性も高い」と地元関係者が言っている。その情報は県警も承知しているに違いない。それ故、いくつもの犯罪を疑われる倉持と金澤について今後は警視庁と県警で情報が共有され強い監視下に置かれる可能性は高い。特に両人の反社会的勢力との関わりについては今後も、徹底的に情報収集するという。

倉持は金澤の関係で暴力団員やその関係者と新たに知り合っているが、自身も若い頃からテキヤ(縁日や盛り場などで露店や興行を営む業者)のようなことをやっていた模様で、身近に反社会的勢力の人脈があったから、今回の襲撃事件を機にそれも浮き彫りになる可能性は高い。

Rが会社役員を相手に起こした訴訟で、金澤はRとの関係について「Rのせいで自分は群馬での信用を全て失くした」という陳述書を法廷に提出したが、数多くの詐欺を働いていると疑われている金澤とRは“同じ穴の狢”にしか見えず、金澤のことを“コウモリ”と仇名する向きもあるようだ。ちなみにS(暴力団員)、Rほか女性プロ歌手のNが、建設会社社長を騙して7000万円に上る詐欺(美人局)を働いた、という情報も出ている。またRは法律の知識を悪用して弁護士や行政書士を騙ってもいるようだが、いずれも犯罪行為で罪は重い。(以下次号)

中古車ブローカー「倉持茂」が会社役員を襲わせた動機(3)

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〔自己破産しても免責は受けられない〕

「金澤は『債務の支払を請求されたら自己破産する』というのが口癖のようだが、何ら責任を果たしていない」という金澤を知る関係者等の指摘がある。会社役員が金澤に対して起こした裁判で、会社役員から預かった車3台のうち1台は「盗まれた」と言って憚らなかったが、それでいて被害届を出していなかったのは辻褄が合わない。地元関係者によるとRが指示をして金澤にそのような主張をさせているという。また、裁判は金澤敗訴で決着がついているのに「クレネ」(当時約4500万円)という車の返却も数千万円の債務返済も一切していない。もっとも、自己破産と言ったところで、金澤は自身が暴力団との関係が深く、また詐欺や恐喝の常習という事実があるだけに免責にはならないことを自覚するべきだ。この裁判については、地元の人間も大勢が知っているので、「債権者は債権譲渡をして、本人に思い知らせるべきだ」という意見も多く聞こえている。

金澤と妻万利子については、関係者によると「万利子は金澤の債務の連帯保証をしていたにもかかわらず、裁判では『ダンナが勝手に印証を持ち出した』と言って責任逃れをしていた。また金澤は『子供に車を買うと約束をしたから』と言って、金を貸すまで帰らないということもあったが、そうした状況は金澤の側近も聞いているし、録音記録もある」という。金澤は会社役員に無言電話を昼と夕方の2回架けていた節があったが、あるとき会社役員が電話に出ると、金澤が「しばらくです。ちょっとお伝えしたいことがあって」という。会社役員が「何かな?」と聞くと、金澤は「実は、関崎(金澤の後輩)が伊東にいる高橋と私の会社の部長だったFの二人を殺すと言っている」などと言う。これには会社役員も怒りを覚え、「それが事実なら、関崎に先ずは私を殺しに来いと言っておきなさい」と言って電話を切ったようだ。これらの会話は全て録音されていて、何人もが聞いているという。高橋とFが裁判で陳述書を書いたことが理由のようだが、金澤という男は本当に始末に終えない。それもまたRの指示があったとも言われている。

また、金澤と妻に問題が起きると「吉村駿一」という弁護士が代理人に就くが、今までに何人もの弁護士が入れ替わっていたのは弁護士費用を払っていないからだった。裁判の場では吉村弁護士が「相手から毎日のように嫌がらせの手紙が来ている」と言った虚偽の主張を平気で並べ立てたり、ガレージZERO(新井)や倉持の件では調査もしないで書面を作成していたが、懲戒を恐れてか途中で代理人を降りた模様だが、弁護士としての資質が問われる。妻万利子にも“魔性の女”という評判が地元では立っているようだし、また金澤も「日常利用している車などは他人名義にしていて、差し押さえられないようにしている」「二人とも再婚で何人も子供がいるが、地方都市では特に子供たちの将来に影響が出るのではないか、という話もある」(地元関係者)という。

このように周辺が混とんとしている中で、倉持はいずれ出頭せざるを得ないのではないか。襲撃事件を起こしたのは、先ずは会社役員が所持していた書類の中に倉持関係の書類が間違いなくあると踏んで、それを盗るために会社役員を襲わせたと見られるが、実行犯がスタンガンやナイフで襲ったとなれば話は別だ。

倉持が「(金澤が絡む)大きなバック(暴力団?)が着いたから大丈夫だ」と見栄を張る場面があったことは前にも触れたが、会社役員としっかり向き合って問題を解決するという選択をしなかった倉持たちは親族や関係者等に迷惑をかけていることも考えておらず、しかも反社会的勢力がどこまで倉持や金澤を擁護すると言うのだろうか。すでに組員や準構成員、さらには配下の不良関係者も全てリストアップされているという中で、倉持は余りに軽率な行動を取ったことを反省するには遅すぎたようだ。実際に倉持はもちろん、消防署勤務の息子や病院勤務の娘、さらには実母のことを心配して、倉持の友人が倉持の姉や前妻のところへ行ったこともあったようだが、特に姉夫婦の言動は異常であったと言い、また前妻(美容室経営)と息子も常識のかけらさえなかったと感じたという。今後の動向次第ではリスト化されているという当事者たちを含め全て実名を公にする予定である。(以下次号)

中古車ブローカー「倉持茂」が会社役員を襲わせた動機(4)

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〔会社役員襲撃の従犯に懲役7年の実刑〕
倉持茂-金澤(福島)明彦-Rという三者の関係は常に自己の利害が優先して、くっついたり離れたりを繰り返しているので、傍から見ると不可解としか言いようがない。会社役員と金澤をめぐる訴訟、そして金澤が紹介した後にトラブルが深刻化した会社役員とRをめぐる訴訟にそれが端的に現れていた。

会社役員が金澤に対して起こした訴訟で、倉持が提出した「陳述書」を先ずは以下に列記する。
「最初に言いたいことは、私は金澤(福島)に会社役員を紹介して欲しいと何回も頼まれたが断り続けた。その理由は無責任で約束を守らない事と、金澤の事で警察が何回も私の会社に来ていたので、紹介する気は一切なかったが、あるタイミングでつい紹介してしまい今でも本当に後悔している。(略)今現在も私同様何人もが刑事告訴をする予定でいる。今までの裁判でも『書面を自分で書くか、弁護士に書いてもらいなさい』と裁判長より注意されているにもかかわらず、今回も、あれだけ最悪な人間と言っていたRを使っていることに関係者全員が呆れている。金澤はRという人間がどんな人間か一番良く知っている筈だ。Rは住吉会のNo.2とかNo.3とか言って、その一番下に金澤がいたようだが、金澤はRの悪事を100項目くらい色々な人に話していて、現に前橋警察のマル暴担当捜査員より金澤の経営する喫茶店にRを出入りさせるなと言われている、と大勢の人たちに言っていたではないか」
これを見れば分かるように、「陳述書」の冒頭からして倉持は金澤を会社役員に紹介したことを後悔して、刑事告訴まで考えていると述べていたにもかかわらず、その倉持自身が今や会社役員との関係が悪化すると、会社役員に何から何まで世話になったことも忘れて掌を返したように金澤に近づいた。地元では「金澤の背後にいる暴力団を頼りにしつつ実行犯3人に会社役員を襲わせた」との声が根強く、本誌にも多く寄せられている。

(写真下:倉持茂の陳述書)

 

そして、金澤自身もまたRがどういう男かについてよく知っていて、Rが会社役員を相手に起こした訴訟では、会社役員が頼みもしないのに「陳述書を裁判所に提出して下さい」と言って持ち込んできた。その書面には以下のような記述がある。ちなみにRにはそもそも会社役員から提訴されることはあっても提訴することなどはなく、自分の立場を有利にしようとするための苦肉の策でしかなかったから、会社役員やその関係者が毎日のように金澤に嫌がらせの手紙を送っているのを見かねた、というこじつけが欲しかっただけだった。

「Rは頭が良いというのではなく、ただ悪賢いだけで情も何もない男のようだ。身近な人間が自殺した際に『全ては問題を早期に解決できなかった自分の責任だ』と言いながら涙を流して遺族に謝罪していたのに、時間が経つと『あれはジェスチャーだった』と平気で言ってのけた」と自殺した関係者の遺族は「Rの顔など二度と見たくない」

「Rは、『私(金澤)が会社役員の関係者から1日数十回も電話され脅されている。それでこの訴訟を起こさなければ会社役員の行動を止められないので本訴に及んだ』と主張しているが、会社役員が電話するのは1日に2回以上はなく、まして会社役員の関係者から電話することは有り得ず、それは誰もが承知していた」

金澤は会社役員に何回も謝罪してこの陳述書(平成24年7月25日付)を作成して持参したが(この時、金澤は「Rが私に嘘の陳述書を書いてくれと言って来るのは間違いないので、その前に出しておきます」と言ったので、会社役員は必要無いと言ったが、金澤は「裁判に是非出して下さい」と言って置いて行った)、それから2ヶ月後の9月24日付で金澤は会社役員と対立するR側に立った陳述書を作成して、「Rさんは平成23年1月末に顧問を退任するまでの間、私の知っているだけでも多くの問題を会社役員のために解決してあげて、その間何回も会社役員から『本当に良い人を紹介してくれて有難う』と感謝された」と、全く逆の内容を書き連ねたのだ。Rの指示があったという話ではあったが、一人の人間が僅か2ヶ月ほどでこれほどまでに豹変した書面を作成するのは異常と言わざるを得ないが、Rとは長い付き合いで、まさにそれが金澤という男なのだ。

ちなみに、この訴訟が起きた時期に前後して金澤はRに対して大きな不満を抱いていたようで、周囲にもその不満を振り撒いていたが、その際に金澤が語っていた内容が以下の通りで、それを見聞きしていた金澤の兄貴分である坂本寿人が陳述書の中で具体的に明らかにした。坂本は、金澤がRに縁を切りたいと言うと、Rに手切れ金35万円を払えと言われたという話も金澤本人から聞いていた。

「金澤に『Rは伊東のマンションから引っ越したみたいだけど、群馬に行ってないかい?』と尋ねると、金澤は『冗談でしょう。群馬に来ても僕は絶対に相手にしませんよ。回りの人たちにも絶対協力するなと言っておきますから』と答えた」

Rは伊東を離れざるを得ないような事情があった模様で、群馬にいる金澤以外に頼る者がいなかったというのが実情だった。そして前述のように金澤は坂本には強気の発言をしていたが、実際にRが現れると、あっさりと迎え入れてしまったようだ。坂本の陳述書にも明らかなように、本音では最悪の評価しかなかったRを、金澤はよくもぬけぬけと会社役員に売り込んだものだ。坂本の陳述書を続ける。

「私(金澤)の母親が知人にお金を貸したが返してくれないのでRに回収を頼んだ。Rは貸金を回収したにも拘らず、母親には『回収に相当な時間がかかる』と報告したが、当の借主から母親に電話がありRの嘘がばれた」

金澤は兄貴分の坂本に「伊東はどういう状況ですか?」と尋ねた後、「こっち(群馬)では、もう誰もRを相手にしない。私が全部本当のことをばらしたから」「Rさんは嘘やハッタリばかりで、自慢話ばかりするから女房もウンザリしている」「会社役員から貰ったロレックスの時計を見せびらかして、『3000万円で買った』なんて言っていたが、奥さんの分までプレゼントしてもらっていた」

「Rは本当に住吉会の人間なのか? 名刺は見たことがあるが、1枚しか持っていない。住吉の大幹部と言って脅すのが得意だが、何回も捕まっている。詐欺みたいな事件で、大幹部がそんな微罪で捕まるのか。最近では行政書士の名刺を使っているらしいが、頭がおかしくなったんじゃないか」

「家内の店に来る客でRを知っている人間は、もうRを信じていない。(略)みんな詐欺師とかゴミだとか言って笑い者にしている」

「私や高橋さんに仕事を見つけさせて、成功報酬は折半と言っておきながら理由をつけて全部持っていく。群馬のアイデアビルの件も、900万円の報酬で『お前には貸しがあったから』と言って私の取り分はゼロだった。貸付の利息は群馬では月2割だが、集金してきても一銭もくれない。全くケチにも程がある」(注:高橋重雄は伊東でのRや金澤たちの知り合い)

「Rを群馬の人に紹介して信用を無くした。今になって後悔しているし、早く縁を切りたい。前橋のマル暴からも目をつけられた」

「Rは、他人に会社役員からの電話は取るなと言っておいて、その人間と連絡がつかないで会社役員が困っていると、自分の力で連絡が取れたようにするのが得意だ」

「Rには色々勉強させられたが、嘘、ハッタリばかりでこんなに金に汚い人は見たことがない。結果的に伊東や群馬ではRの本性の大半がバレたので、付き合っている人は本当に少ないだろう」

「Rは韓国クラブで歌いたいだけで、そんな場所では相手方と大事な打ち合わせが出来る訳はなく、Rは完全にダンベ扱いされているだけだから、そんな経費を会社役員は2~3回で200万円以上も出す必要はなかった」

以上が、会社役員、坂本そして関崎の3人が金澤から聞いた話の一部だった。金澤は平成19年に「弁護士に頼んでも解決できない難しい問題がある。誰か解決してくれる人がいたら紹介して欲しい」という会社役員からの依頼に応えてRを紹介したと陳述書で述べたが、倉持の陳述書を見ると、「金澤は言葉巧みに会社役員に取り入ったと思う。Rを紹介するに当たっては、今まで頼まれた案件は全て片をつけた、裁判は全て勝っている、前橋の何人かの裁判長からRが着いたら絶対に勝ちますよと言われた、などと熱心に売り込んだので、会社役員はRを半年の予定であったが、平成19年1月から約4年間「顧問」として使った。しかし金澤の目的は会社役員に取り入ることで、色々な形で金を得ることができると思ったのではないか」と綴っている。(以下次号)

中古車ブローカー「倉持茂」が会社役員を襲わせた動機(5)

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〔Rは報酬を独り占め〕

Rがいかに金に汚いかという実例を挙げる。金澤が会社役員にRを紹介した席では出なかった模様だが、Rはその後、会社役員から顧問料として毎月50万円を受け取っていたという。Rは「他の仕事はせずに専従します」と言っていたが、実際には週に1回くらいしか出社せず、しかも他の仕事の関係で何回も逮捕される事態を起こしていた。それでも会社役員は顧問料を払い続けていた。事情を知る関係者によると「会社役員は、Rの実力や実績が金澤の言う通りであれば、毎月100万円を半年間払っても良いと考えたが、部下から反対の声があって半額にしたようだ。だから日常の経費や2~3件の仕事の成功報酬についてもRの言うままに渡し、領収書も取らなかった」とのことで、Rはそれらの金を直接手渡しで受け取っていたという。しかし、その事実は坂本と金澤には一切知らせることなく独り占めにしていた。それ故にある時、坂本と金澤の2人が「会いたい」という連絡をしてきて、会社役員は「Rも同席しないと良くない」と言って断ったが、繰り返し「会うだけでも」という頼みに根負けして会ってみると、坂本と金澤だけでなく会社役員も知らなかったことが多くあったことに関係者全員が大変に驚き、坂本が陳述書に「会社役員はRから『(問題処理で動く協力者として坂本、金澤、関崎の)3人分の経費で月200万円かかる』と聞いていたらしいが、金澤が代表する形で『経費どころかガソリン代ももらっていない』と答えていた」と記述したほどだった。

また、金澤はRにはまともな実績などないことを知り尽くしていたから、会社役員と次のようなやり取りもしていた。「Rに仕事を頼んでいくらくらい損したかを尋ねると、会社役員ははっきり言わなかったが、家2軒分くらいはあった様子であった。その損害とは、半年くらいで解決できると言っていたのが4年以上も全く解決できず延びたことで予定していた返済ができず、無駄な金利が必要になったってことだそうだ」ということで、坂本はそれも陳述書に書き連ねたのである。Rが「1500万円を貸して欲しい」と言って会社役員から借りる時には「入金待ちの案件があるので」と言っていたが、そのような案件などはなく、Rの作り話だったことが金澤等の話で判明したという。寸借詐欺そのものだった。

金澤と坂本はRが顧問料や経費を独り占めしていた真相を知り、当然のように怒りを隠さず「顧問料の件はビックリしましたよね。貰っていたんですから。我々には一銭も貰っていないなんて言っておきながら、しっかり経費まで貰っているんですからね。呆れますよ」「結局、会社役員の仕事を餌にして『成功報酬で5億円以上入るから』等と言って、軽井沢の井上夫妻を始め周りのみんなから金を借りまくっているんでしょう」などと語ったという。

しかし、倉持も陳述書で述べているように、金澤は周囲にはRの悪事を並べ立てて喋りまくっているのに、いざとなるとRの悪事に加担したり、自分が企てた悪事でRに協力をさせたりしてきた。その点でRと金澤を知る関係者の誰もが「2人は“同じ穴の狢”だ」と言う。Rは毎週金曜日には決まって麻雀賭博に興じていたそうだが、それも昨年8月以降はさっぱり声がかからなくなったという。Rを紹介した金澤自身が逆に責められる場面も多くあったに違いないが、金澤はそれでもRとの関係を断ち切らずにいる。

(写真下:福島(金澤)明彦の陳述書)

金澤の会社(ブルックランズ)で部長を歴任したF氏が同じく陳述書を提出しているが、それによると、「会社役員は金澤(福島)よりRの悪い所業は嫌というほど聞いたし、正直、聞きたくなかったことも沢山あったと言っていた。福島はRのことを百も承知なのに、今後自分の尻拭きをしてもらうために何でもRの言うことを聞いているのだろう。皆さんに迷惑をかけるのを止めて、少しは人間らしくしたらどうかと思う。そのためにも、これだけ陳述内容を変える福島は真実を明かす義務があると思う」と述べたが、金澤の身近にいた人間だからこその的確な指摘であるに違いない。ちなみに、ブルックランズの社員は全額歩合制を取っていたそうだが、金澤は社員が成果を上げても真っ当に報酬を払わなかったため、すぐに辞めることが多く、良いことを言う人は一人もいなかった。金澤の妻万利子の評判も悪すぎた。

金澤やSが会社役員の襲撃事件を事前に知っていたという情報も何件か入っている中でどこまで知らされていたのかは不明だが、会社役員を襲った実行犯のうち一人については、すでに懲役7年という有罪判決が出た。強盗傷害という犯罪行為から見て、この判決は予想外に重く、しかもこの犯人は実は凶器を持たずに会社役員を襲っていたというから、残る主犯に対する判決もおおよそ推測できるだろう。そしてこれら実行犯を教唆したと見られている倉持等には、一番重い刑が待ち受けているのではないかと思われる。なお、会社役員は付き合いの長いある車の業者から「社長、この車(マクラーレン)はブレーキに大問題があり、修理しないで乗ったら非常に危険です」と言われて驚き、よくよく調べてみると、それも倉持がブレーキを操作していた可能性が高いという。このマクラーレンは倉持か倉持の先が修理をしていたからだ。つまり、倉持が会社役員の命を狙っていたのは、この襲撃事件だけではないとの疑念も生じたようだ。

今は、金澤と倉持の関係、そして金澤とRの関係は表向きには親密に推移しているように見えるが、状況が変わってくると金澤がRを罵り、あるいは倉持が金澤を罵るという修羅場が現れるに違いない、と多くの関係者が共通して考えている。

金澤がRとつるんで行ってきた悪事が、詐欺や恐喝に始まり、家賃滞納に伴う立ち退きや寸借などに至るまで、いくら挙げてもキリがないほどネット上に溢れている。そうであれば、倉持が起こした事件がきっかけとなり金澤やR、そして周辺の反社会的勢力にまつわる多くの事件が改めて浮上する可能性は極めて高いのではないか。改めて倉持が何故、金澤を頼ったのか、敵の敵は味方とでも思ったとしても余りに不可解ではあるが、その答は倉持自身の責任の取り方に委ねるとして、次号では倉持や金澤(福島)が群馬でどれほどの悪事を重ねているかについて、さらに具体的に触れる。(以下次号)

「金澤(福島)明彦」が群馬に持ち込んだ闇社会(1)

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〔金澤とRの周辺は無法者ばかり〕

本誌では、これまで「中古車ブローカー『倉持茂』が会社役員を襲わせた動機」と題して特集してきた。襲撃事件の主犯が倉持茂であるとの疑いが濃厚となっている中で、倉持の背後には金澤(福島)明彦及び反社会的勢力が周辺人脈として控えている事実もまた、訴訟の関係書類や地元関係者からの貴重な情報を精査しながら取り上げてきた。金澤は群馬の前橋を拠点にして、表向きには「アーデン工房」や「ブルックランズ」(Rも共同代表)等の会社を経営する“事業家”を装いながら、実際にはRとつるんで詐欺や恐喝を日常的に働いて群馬県警の監視下に置かれている事実は、すでに読者もご承知の通りである。そこで、今号からは、倉持はもちろん倉持の背後人脈にも踏み込んで実際の現場を取り上げる。(注:金澤は、戸籍上は「福島」だが、本誌では「金澤」姓を優先している)

インターネット上でも金澤は妻ともども標的となり、「病的な虚言癖がある」とか「虚栄心や自惚れから、自分を大きく見せようとホラを吹く」と散々な書かれ方をしている。「金澤は『俺は精神病で何をやっても人並みにできない』などと自虐的な投稿をしていて、人の気を引こうとしているが、日常的に悪事を働いているのは誰もが知っているので、すぐに槍玉に挙げられる。『60歳還暦はいつ捕まるのか』といった投稿で反撃されている」と地元関係者は言うが、金澤がRとつるんで近隣の反社会的勢力をも人脈に巻き込んでいる状況は無法者を野放しにしているのに等しく放置できることではないはずだ。

Rという男は見た目と本性に相当のギャップがあり、特に初めて会った人間ほど騙されてしまう傾向が強いが、それこそ本性をむき出しにすると、ヤクザ口調丸出しの「指を詰めろ」だの「埋めるぞ」「殺すぞ」などと言った言葉を相手に投げつけて、恐怖感を抱かせる最悪の男であるというのが被害者の一致した話だ。また、Rは車の中に刃渡り35cmのナイフを常備させているようだが、悪事を重ねているだけにいつも狙われていると考えているのかもしれない。しかし、警察の検問(職務質問)にかかれば即銃刀法違反の容疑で逮捕されることぐらい判らないはずはあるまい。

Rから脅しを受けて前橋警察署の組織犯罪対策課に相談に行った地元関係者は、対応した係長から「住吉会」と書かれたRのカラー写真を見せられ、「こいつだね。ブラックリストに載っている奴で、あちこちで悪さをしている。今度電話が来たら、すぐに連絡を下さい。即逮捕します」と言われて安堵したと語っているが、金澤の会社で部長だったF氏の件では、Rは金澤に「あいつの家に行けば、まとまった金が取れるから、行こう」と言い、金澤が「警察に被害届が出ているので、すぐに逮捕されますよ」と言っても、「万一捕まっても20日で済むから一か八かやろう」と何回も誘ったという。後日、その話を金澤から聞いた地元関係者は、金のためなら何でもするRの本性を実感したという。

「Rは数年前に住吉会のトップから『今後は組の名前を出すな』と厳しく注意されたそうで、それ以降は行政書士を名乗るようになったが、金澤は『Rはとうとう頭がおかしくなった』とまで言っていた。資格もないのに、みだりに国家資格を振り回して恥ずかしくはないのか、と思う。それに、Rは女房の旧姓である西条とか藤田とかを名乗って周囲の人間を騙せると思っているかもしれないが、皆が知っていることだからすぐにバレてしまう」

もともとRは静岡県伊東市内で坂本や金澤と徒党を組んで同様の悪事を働いていたが、前号でも報じたように金澤が会社役員にRを「凄い人」と言って紹介し、以後4年間、会社役員が毎月50万円の顧問料に加え、必要に応じた経費や個別案件での報酬も渡していたが、Rは坂本や金澤には一切言わずに「ただ働き同然」などという話を繰り返していた。それ故、それだけの“資金”をRが受け取っていた事実を知って、さすがに金澤もRに見切りをつけて縁切りすることを真剣に考えたという経緯があった。Rは、自分の仲間(身内)さえ裏切るのだから、いつまでも伊東市内に留まっていることはできず、結局は腐れ縁でつながった金澤を頼って群馬県に移り住んだのが実情だった。ちなみに会社役員の下で処理した個別案件は4年間で僅か2~3件に過ぎず、それでも顧問料を毎月受け取っていたのだから、横着な男としか言いようがない。

伊東でRに引導を渡すような“縁切り宣言”をしたとも取れる書面があるので、次号ではそれを取り上げる(以下次号)

「金澤(福島)明彦」が群馬に持ち込んだ闇社会(2)

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〔Rよ お前と話すことはもう何もない〕

これは伊東市内に住む高橋重雄という人物が、Rが会社役員に対して起こした訴訟に関連して綴ったものだが、非常にリアルでRを知る人間ならば誰もが共感するのではないか、と思われる。以下、できる限り原文のままを再現する。

《Rよ、もう俺と坂本に関わるなよ。昔はあれだけ住吉の親分だとか強気で言っていたが、メッキは剥がれたんだぞ。
お前は、自分の取り分が少しでもあったらすぐに取りに行くじゃないか。会社役員から借金の事実があって、自分の顧問料としての取り分があってだよ、相殺してもまだ自分の取り分があったら、いつもならすぐに取りに行くじゃないか。なんで裁判なんだよ。可笑しいだろう、何時もだったら『捕まってもいいから行くべ』って感じで行ってたじゃないか。
それを、裁判でしかも原告だってか、無理無理、お前の嘘が通用する時代じゃねえよ。お前な、俺の家を担保っていうか、最後に400万の金を作るとき、なんて言ったか覚えているか。俺の前で『必ず、俺(R)が金を作って来てやるから今回、家を担保に出してくれ』って言っておきながら、最後はどうしたんだ。家を担保にしてっていうか、名義を書き換えられて作った金だぞ。その金を渡してからお前は金を持ってきてくれたか。お前、返済期日だって知ってたろう。最後、家を取られないように最大の難所を助けてくれたのはお前じゃなく坂本だぞ。(注:金澤は、さらに高橋が別に1億円以上の被害をRから蒙った話を周囲にしていた模様だ)

今、お前の側近のようにしている金澤だってよ、一番最初にお前のことを裏切ったんだぜ、坂本に相談してきたのは金澤で、会社役員のところに連れて行ったのもお前の悪行を言い始めたのも金澤なんだぞ。
当時、お前、言ってたじゃないか。『金澤は絶対に俺を裏切ってない、誰だと思う高橋』って。俺が『金澤じゃないのか』って言ってやってもお前は信じなかったな。
金澤なんか、こっち来たりそっち行ったりで、ただお前を利用してるだけじゃん。坂本はな、お前を信じて命を預けたんだぞ。分かるか。その間、お前、坂本に何してやった。毎月毎月来る日も来る日も、神経すり減らしてよ。金も渡さず、それで親分かってんだよ。金だけじゃないけどな。ま、いいや。坂本の事は心配すんな俺が面倒みてっから。

みんな気付いたんだよ。お前が張ったりで生きて来たことに。(略)確かに裕福じゃないが、お前といる時よりも楽に暮らしているよ。なんせ、金の無心に来るやつがいなくなったからな。それに仕事の成功報酬だって綺麗なもんさ。とにかく俺に関係のない裁判で俺のことをとやかく見下げた言い回しで自分を有利にするような事、よしてくれないか。迷惑なんだよ。
もう、俺らに関わらないでくれ。二度と家にも来ないでくれ。今後、俺にも女房にも娘家族にも一切連絡しないでくれ。それと、金澤を使って俺のところに電話させるのも止めてくれ。他の人間も全部だ。他にも色々電話で言っていたが、お前と話すことはもう何もないんだ》

以上が、高橋がRに宛てて綴った書面である。Rが伊東にはいられない状況を自ら作ったという実感が伝わってくるが、Rは移り住んだ先の群馬でも懲りずに同じことを繰り返している。そうであれば、Rは群馬にもいられなくなる日はそう遠くないのではないか。(以下次号)

「金澤(福島)明彦」が群馬に持ち込んだ闇社会(3)

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〔金澤は以前から会社役員の死を期待する発言をしていた〕

金沢明彦が経営していたペット用品販売の「ブルックランズ」という会社で部長に就いていたF氏が次のように語っている。

「Rから脅されたたり騙されたりして金を取られ、それでも泣き寝入りしている被害者は私が知っているだけでも何人もいる。私の知人は、親からの相続の件でRから『お前の不利になることを暴露するぞ』と脅され、執拗に攻められたために止む無く300万円を渡してしまった。Rは12名いる相続人全員に脅しの手紙を出していた模様で、それ故に前橋警察署に相談に行った、という例がある。被害者の多くが泣き寝入りをするが、やっていることを振り返って恥ずかしくはないのか」

金澤には会社役員との間で借入金の返済、預かった車輛を納める期日等で、約束を100回以上も反故にしてきた経緯があった。そして、改めて借入金の返済期日を約束した際に同席していたF氏が、帰りの車の中で金澤に「約束はちゃんと守れるのか」と確認したところ、金澤は「社長は書いたものを渡しておけばそれで済むし、車も社長が死ねばこちらのものになるから大丈夫」と言って平然としていたために大変に驚いたという。まさに地元の人間が金沢につけた「コウモリ」という仇名が思い出される。

「Rが『群馬で金澤氏の周りの人間も皆んな感謝している』と言っているが、全く逆で、怖くて泣き寝入りしている人ばかり。金澤は自分のことはRにウヤムヤにしてもらって良かったのだろうが、反対に相手の人たちはRと金澤は許せないと思っている人ばかりだ。伊東にもいられなくなったらしいが、群馬でも出て行って欲しいと思っている人ばかりだと皆んな言っている」

Rの妻が住む家が沖縄ということで果物を送ったところ、Rは配送業者を「中身が毀損した」などと言って散々に脅し、損害賠償させたということから、Rとの関係を控えたという地元関係者もいる。Rと金澤にはいくつもの恐喝がらみの話があって、あるとき会社役員が所有しているスーパースポーツカーを借りたいという依頼を受けて10台あまりを貸したところ、金澤、Rは折から明け渡しが予定されていたアイデアビルの交渉を有利に運ぶためにスーパースポーツカーを使おうと考えたようで、結果、競売の落札者から900万円をせしめた揚げ句、Rはいつものように金澤、ビルの元オーナー(Y氏)には分配せず独り占めしたという。競落者もY氏もRの人間性から報復を考えて被害届を出せないままでいた模様だ。

なお、会社役員は平成26年3月に金澤に対して貸金請求の訴訟を起こしたが、金澤は訴訟に一切対応しなかったことからほぼ即時的に判決が出て、会社役員が全面勝訴した。直後、金澤は控訴したが、倉持茂が用意した「回答書」には以下のような件がある。

「私が聞いた詐欺などの話でも、N氏約240万円、S社約2000万円、F氏204万円、K氏への300万円の恐喝、他にM氏(以前の部下)、N氏(建築関係の社長)、喫茶店ココンの家賃を1年半滞納、前橋六供町のペットショップの家賃を最初から半年分滞納して立ち退き処分……、高崎市役所係長は前橋警察署刑事2課へ被害届を提出した等を聞いているが、他にも寸借詐欺をしている模様で、沢山の人たちが被害にあっている」

ちなみに倉持自身も仕事の人脈を拡充させるために、日本ではトップ3に入るスーパースポーツカーカーの専門店D社(栃木県)の社長を始め多くの知人に対して頻繁に若い女性を斡旋していたというから、案外、そんなところからも綻びが現れるかもしれない。ちなみに、D社の社長は女性関係だけは業界でも悪評が立っており、他の面では良いところもあるというので尚更目立っているが、それ以上に子息の評判は悪すぎるようだ。

F氏と倉持が知り得た金澤とRの悪事は、前述したように刑事事件につながるものが多くある。すでに本誌でも報じてきているように、倉持が会社役員を襲わせた事件の首謀者である疑いが濃厚である中、倉持の背後には金澤がつないだ反社会的勢力の人脈が控えているだけに、前橋を拠点に闇社会を構築している実態が今後はさらに浮き彫りになる。(つづく)

「ガレージZERO 新井康弘」にも浮上する詐欺横領疑惑(1)

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〔新井康弘は倉持茂の悪事を全て承知して協力〕

倉持茂が中古車販売のブローカーとして関わりを持った“仲間”の一人に新井康弘という男がいる。新井は倉持と同じ中古車販売や板金塗装等を行う「ガレージZERO」という会社を経営していたが、新たに会社を設立するに際して倉持に声をかけショールームを開設する計画から、会社役員が倉持を介して新井にスーパースポーツカー10台以上を全車無料レストアや全塗装は原価でやる等の条件付で貸し出した。新井はそれらを店舗に展示することで大きな集客につながっていた。世界に数台しかない車を展示したことで、世界中のカーマニアからの問い合わせが1000件を優に超える反響があったという。

しかしその後、そうした良好に見える関係を倉持が壊していくような行動を取り、新井もまた倉持に引きずられるように倉持の悪事に加担するようになった。

倉持は、何事にもいい加減な性格から真剣に取り組まず、約束を守らない、ほったらかしにするという対応を会社役員にした結果、どうにもならなくなって襲撃事件を起こすという経緯につながったが、会社役員の所有するビルで賃貸契約を結び、フロアーの一角に飲食店街を作るという事業計画もまた倉持が何回も悪事を働く典型となった。

すでに触れたとおり、倉持は数多くのテナントを募集して事業を軌道に乗せる自信があると会社役員を説得し、10軒以上のテナントが集まらない場合には1500万円を保証するとまで約束したが、事業主の期待は見事に裏切られただけでなく、倉持はダミーのテナント候補を用意せざるを得ない状況となったが、それまでにも知人のそれぞれの賃貸借契約では相次いで連帯保証をする負荷を負った。そして、そのテナントのいずれもが賃料の未払い等で訴訟沙汰となった。新井もまたその一人で、飲食店を開業するとして賃貸借契約を結び、さらに倉持が別に用意したテナントの連帯保証までしたのだが、倉持は責任を明確にしてしっかりと処理するという人間ではなかった。新井もまた地元暴力団を使うなど無責任過ぎて、自らの賃貸契約は平成29年10月、連帯保証は同年12月に行ったが、賃料の支払いは共に平成30年11月からの賃料と光熱費等の未払い分を合わせると約160万円にも上った。

「おそらく体裁を繕う積りで、倉持が名義を借りたということもあったようだが、新井も無責任過ぎる。やる意欲もない飲食店の開業と称して契約を結べば、倉持の事情はどうあれ新井自身の責任は大きい」と事情を知る関係者の指摘どおり、倉持が会社役員に真実の説明をするのは当然として、新井もまた同じく説明する義務はあったが、いたずらに賃料や光熱費の未払いを続けているばかりだった。

倉持と新井が日常どのような関わり方をしていたのか、新井が全ての責任を倉持に転嫁するように吉村駿一弁護士に頼んだり地元の暴力団に頼むなど余りに深刻な問題にしたことが多過ぎた。倉持が平成30年12月11日に起こした襲撃事件で会社役員に対して決定的な亀裂を生ませることになった。(以下次号)

「ガレージZERO 新井康弘」にも浮上する詐欺横領疑惑(2)

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〔車のブレーキに操作し部品窃盗の疑いも〕

倉持(新井)の悪事とは、例えば会社役員から2000万円を借り受けて売れ筋の中古車を仕入れ販売するという事業で、新井と倉持は2人で借入した金で仕入れた中古車を管理していたが、会社役員との約束を破って支払いを滞らせ、さらに仕入れた中古車を勝手に売り払ってしまった。また、会社役員が修理のために預けたマクラーレンというスーパースポーツカーを、運転免許証を有していなかった倉持が運転した際に火災事故を起こしたことで、リストプライスが1億円以上というマクラーレンに大きな損害が発生した。倉持は保険金で賠償すると言っていたが、倉持によると保険金500万円が支払われたが会社役員に弁償せず新井が着服したという。新井が倉持の無免許を知っていて運転をさせたことはガレージZEROの代表者として使用者責任が問われることにもなる。

これまで見てきたように新井が全てを承知で倉持と協力してやっていることは疑いがなく、会社役員からスーパースポーツカーを借り受けるに当たって、展示を目的にするとか屋内にて保管するなど提示されていたいくつかの条件についても、レストアを行っておらず、そのうちの1台はサイドミラー他いくつもの部品が紛失する事態が起きていて、この車はエンジンだけでも1000万円ではレストアできない状態になっていた。また、同社のHPに掲載している車の写真を外すように持主の弁護士から何度も要請したが、新井は無責任にも何の対応もせず放置していた。

しかも、襲撃事件の直後、新井が会社役員から借り受けた車の処理をめぐって暴力団に一任した模様で、その男は「新井には3000万円の債権があるので、すぐに車を移動させないと差し押さえるぞ」という脅しをかけたのは、新井(倉持)にとっても最悪の選択だった。倉持による襲撃事件を踏まえて、会社役員や関係者が新井に電話を架けても、新井はまともに対応しなくなり、電話に出ても「Tさん(暴力団員)と話して欲しい。Tさんから『お前は話をするな』と言われた」の一点張りとなった。

その男が間違いなく反社会的勢力に属し、しかも倉持が金澤を通じて頼りにしたと言われる群馬の暴力団員及びその関係者の一員であることが後日判明したが、これによって新井もまた倉持だけではなく、倉持の背後に控える反社会的勢力とも切ることが困難な関係を継続せざるを得ない状況にあることが決定的となった。

会社役員は新井に貸し出していた車を移動させることにしたが、それまでに倉持と新井から蒙った実害を精算させるべく、5000万円以上の損害賠償等を請求する訴訟を提起したという。(倉持の関与が甚だしいために、その部分の請求額が上積みされるという。倉持個人には20億円を優に超える貸金があった点はすでに触れた)

これまでに触れてきた借入金の連帯保証、飲食店開業に係る賃料、光熱費等の未払い、展示用に借り受けたスーパースポーツカーの借受条件に係る損害等を総合して精査すると莫大な金額になる。それに加えて5連結ガレージやフェラーリのヘッドライト、大理石の返却なども求めることになったという。

倉持と新井が真に行動しなければならないことは、先ずは会社役員に謝罪して、自らの責任を明確にすることだ。そうでなければ、民事だけでなく刑事事件としても取り上げる要件が揃った2人の悪事は警察や検察の手によっても裁かれることになる。(以下次号)

中古車ブローカー「倉持茂」が会社役員を襲わせた動機(6)

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平成30年12月11日に会社役員が自宅のあるマンションの玄関先で暴漢3人組に襲われた事件は、実行犯2人がそれぞれ7年以上の実刑判決が言い渡されている。実行犯らの控訴は高裁で棄却されそれぞれの刑が確定したというが、襲撃を教唆した疑いが強く持たれ状況証拠から判断しても間違いはない倉持茂に対して、会社役員は民事訴訟の後に刑事告訴する予定であるという。

(写真:倉持茂)

倉持が会社役員に負っている負債は多額で、借入金のほかテナント事業に伴う連帯保証、展示用に借り受けたスーパースポーツカーの借受条件(整備や塗装等に係る損害等を総合して精査すると、それだけでも6000万円以上となり、総額で25億円を遥かに超える莫大な金額(うち約18億円はFX取引の資金)になっている。それに加えて5連結ガレージやフェラーリのヘッドライト、大理石の返却を会社役員は倉持、そして一部は倉持と中古車の販売ほかで協働してきた新井康弘に求めてきた(新井には他に飲食店開業に係る賃料、光熱費等の未払いがある)が、一向に埒が明かないために訴訟に踏み切っているが、倉持は過去25年以上にわたって会社役員に何もかも世話になっておきながら、会社役員の所有するビルのテナント事業で無責任な対応を繰り返して迷惑をかけ、中古車販売ではオークションで仕入れた車を会社役員には無断で勝手に売却してしまい、仕入れの原資となる2000万円を含め車の売却代金を横領するなどして一切の連絡を絶ってしまった。それに前後して起きたのが襲撃事件だったから、倉持の関与(教唆)が強く疑われるのは当然のことだった。

倉持は会社役員との連絡を絶つ前後から、会社役員に対する負債について「俺には(暴力団の)大物がついてくれたので、何も怖くはない」と周囲に語っていることが、後日、会社役員の耳に入ったという。新井もまた倉持に同調するように、会社役員が前述した5連結ガレージ等の返却を求めた際に暴力団(Tという)の名前を出して「Tさんと話をして欲しい」と言って一切の対応を拒否したので、会社役員はTに電話をしようとしたが、所轄の新宿警察署より「連絡は一切しないように」ときつく注意をされたため一度は断念したが、その後、ガレージゼロに倉持がいることが分かったので、民事のことであれば良いというアドバイスからTの電話番号を調べて電話をすると、Tは「会いたくない」と言って電話を切ったという。新井の対応は倉持の話に連動しているように思われる。というより倉持がいずれ自ら事件を起こしたり何らかの事件に巻き込まれて警察沙汰を引き起こす危険性を自分から招いてしまったことを何も分かっていないからだ。そのきっかけとして会社役員への襲撃が企図されたのなら尚更ではないか。

倉持は今、家族と離れて単身住まいのようだが、家族や身内は倉持の行状をどこまで承知しているのか。離婚した後も倉持姓を名乗る前妻の澄子や病院で看護師をしている長女の春香、消防局に勤める長男の大成が、それぞれに倉持の悪事が事件化して公になった際にどれほどの影響を受けるか、倉持は何も考えていないのではないかとさえ思われる。倉持は長男の大成に高額の時計やログハウスをプレゼントとしているという話もあるが、それほど余裕があるのなら、早期に会社役員に対して謝罪を含めた問題解決のアクションを起こすべきであるし、また時計やログハウスが悪事の上で得た“戦利品”であるなら、既に子供を事件に巻き込んでいることになる。現状のままでは倉持だけでなく倉持に暴力団を紹介したとみられる福島明彦(金澤)と暴力団にも影響が出ると思われる。(つづく)

賃貸契約を無効とする「庄子剛」の虚偽証言を真に受けた裁判官の眼は節穴か

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倉持茂の無責任さといい加減さにより会社役員が多大な迷惑を被っている事態が発覚した。
会社役員が高崎市内に所有するビルの1階部分を、倉持は以前は地元不動産業者と共同で賃貸したが、意見の違い等が表面化して、平成28年頃から「一人で飲食店街を運営したいので、やらせて下さい」と会社役員に懇願し、了解を取り付けるとテナント募集を行ったが、実際には期待するほどにテナントが集まらないまま途中で投げ出してしまった。その間の経緯についてはすでに倉持の特集記事で触れているが、倉持が余りにも無責任でいい加減であるのは、会社役員に飲食店街のブースをテナント付けすると約束し、年末までに10件以上の契約ができない時は全賃料収入の6割に相当する1500万円をペナルティ(約20のブースに電気等の個別メータの設置やトイレ他共有部分の内装ほかのため)として支払うとまで会社役員に豪語して約束したことが、さも実現しているかのように見せかけ装うためにテナント候補を連れて来たが、実際には倉持同様に無責任でいい加減な経営者が多かったようで、賃貸契約を締結したにもかかわらず、その後、一方的に契約を解除すると通告したり、あるいは賃料も払わずに連絡が取れなくなったり、さらにはガレージゼロの代表者である新井康弘を紹介して賃借人の連帯保証をしながら賃借人も新井も賃料を払わないなど、さまざまな経緯があるものの全て倉持が全責任を負うとして連帯保証をしながら、賃借人も倉持も一切賃料を払っていないのである。

ここで取り上げる庄子剛は新井の前に倉持が紹介してきたが、同人は自分から積極的に飲食店街の全ブースを借り切りたいと倉持経由で何回も話があり、その後、会社役員が庄子本人と婚約者の2人に会った際にも、庄子は「全体を借りないと、統一性がないので」等の理由を語り、会社役員が1ブースか2ブースでの店舗を軌道に乗せてから店舗を拡大させてはどうかと忠告したが、どうしても全部と言うので、最初の1年は家賃を6割に割引き保証金も契約から10か月先の12月末まで待つ便宜を図ったうえで契約しながら、わずか2ヶ月後に契約の解除通知を会社役員に送って来たのである。そして、会社の担当者が契約に基づいて賃料の支払いを求めても一切支払おうとしないために止むを得ず訴訟に踏み切ると、あろうことか庄子は「倉持にしつこく言われて契約をしたが正式に契約した事実はない」と言い出し、揚げ句には「契約書への署名捺印は脅されてしたもので無効である」とか「契約したが鍵を受け取っていない」とか、「実際に店舗を開店した訳ではないから賃料を支払う義務はない」とまで主張するようになったが、契約していないと言うなら解約通知を出す必要はないはずであり、もし本当であれば間を置かずすぐに解約するか、それに脅されて契約したらすぐに警察にも届けるはずではないか。ちなみに当時、民放テレビ局の「町おこし」番組で会社役員のビルが一番の候補に挙がっていたが、庄子が「自分の方でやるので、テレビ局の取材はストップして欲しい」と言ったためにできなかった経緯がある。庄子は会社役員に対しても自分を大きく見せるような口ぶりで話すことが多かったが、後日判明したところによれば実際には庄子は社員の親族から借金をしていて周囲の信用も全く無いのが実情だった。また契約当日に同行した女性を、庄子は婚約者と会社役員に紹介していながら、裁判では「ただの社員です」と言って他にも誤魔化すようなところが多く見られた。

庄子は、契約書に印字されている庄子の会社名(キズナホールディングス)と庄子が捺した社判(キズナ)が違っているため、契約書自体が無効であること、そして、それは契約の場で庄子が倉持や倉持の知人と称する元暴力団組長に脅かされたからと主張しているが、庄子が言う元暴力団組長など契約には同席もしていない。契約に立ち会ったのは倉持と庄子、庄子の婚約者、そして会社役員と不動産部門の担当者の5人だった。それ故、庄子が契約書へのサインを強制された等は有り得ず、契約当日は会社役員の誕生日でもあり、庄子は申込金の一部のほかに花やケーキも持参してきたが、会社役員が保証金を年末まで待つと言ったことで庄子と婚約者が大変に喜び、会社役員が会員になっている飲食店に4人で出向いたくらいだった。また、庄子は鍵を受け取っていないとも言っているが、契約の約1か月ほど前に倉持の知人の内装業者より鍵を渡しているので、何度も社員やデザイナーと一緒に内覧しているのだ。契約書を細かく確認しなかった不注意を指摘されても仕方が無いが、そもそも会社役員は庄子が「キズナ」と「キズナホールディングス」という2つの法人を持っている事実を知らなかった。そしてそれ以上に、飲食店街を全部借りたいと大ぼらを吹いて会社役員を騙し、揚げ句に契約書に細工をするという卑怯な真似をする庄子の方が非難されるべきであって、まさに詐欺行為ではないか。他にも埼玉県与野駅近くの3階建てのビルを一棟丸ごと借りてそのままにしたり、今回問題になったビルの近くのビルにも借りるという話をして、そのまま放ったらかしにしている。全く無責任この上ない連中だ。

ところが、審理が進行する中で倉持が会社役員を裏切る事態が起きた。裏切りの原因は、会社役員から借り受けている巨額の債務から逃れようとして引き起こした会社役員に対する襲撃事件(殺人の教唆)である。この事件についても倉持の特集記事で触れているので参照戴くとして、倉持は襲撃事件を起こす直前に庄子の主張がほぼ全て虚偽であるという陳述書(平成30年10月1日付)を出していた。
「私、倉持茂は前に本物件を賃借していたことがあり、ビル所有者から鍵を預かっていて、賃借希望者を案内したりしていた」として「契約の1か月前からキズナの従業員やデザイナーなどが何度も本物件の調査に来ていた」「契約締結後、実際にキズナ(庄子)がどのように本物件を使用したかは知らないが、鍵は渡したままだったので、いつでも使用できる状態だったはずです」と述べ、最後に「鍵は今現在返却されていない」という内容であった。
それが会社役員の襲撃事件前後に倉持は庄子側に有利な全く虚偽の陳述書を提出したのだ。
「私が平成30年10月1日付で作成した『陳述書』について、(略)私が書いた内容はほぼ事実ではありません。(略)私は本物件の鍵をキズナにもキズナホールディングスにも庄子剛氏にも渡したことは一度もありません」と掌を返すように全くの虚偽の内容を述べて、鍵が庄子側には一度も渡っておらず、従って本物件が庄子側に引き渡された事実もないとしたのである。裁判官は庄子が鍵を受け取っていないとしたが、自分が保証人になっているので契約を無効にするためか、倉持は以前より鍵を持っており、庄子にも内覧の都度渡していたが、前述したとおり契約の約1か月前に内装業者(倉持の知人)が間違いなく庄子に鍵を渡していた。倉持は庄子以外にもテナント希望者を案内することもあったために内装業者が預かっていた鍵を渡したものだった。

会社役員は、庄子を紹介したのが倉持であったから、契約書の締結は会社役員の会社で正式に行ったが、契約を交わす前後で会社役員と倉持、庄子が何回か飲食を共にする中で、庄子は飲食店街での店舗展開についての計画を能弁に語っていたことから会社役員も安心していた。庄子による内覧について言えば、倉持が案内しつつ、庄子は約1か月間社員を同行して倉持が紹介したデザイナーと共に内装を検討していたが、当時、ビルの内装工事を行っていた倉持の知人が、工事が終了したとして預かっていた鍵を庄子に渡していた。しかし、いつまでも考えがまとまらないと言って決断をしない庄子に業を煮やしたデザイナーが嫌気して内装の受注を断ってしまった。このデザイナーはガレージゼロの展示場の設営や敷地内の焼き肉店のデザインを手がけていた関係にあった。

賃貸契約を交わした庄子に内覧させ、店舗の内装のためにデザイナーまで紹介しておきながら、その後に倉持が暴力団員らしき3人に会社役員を襲撃させ殺そうとするというとんでもない計画を実行したのだ。これには元暴力団組長の上坂が殺人教唆の主犯として関与しているようだ。倉持が庄子の連帯保証をしていた責任を逃れようとして、こうした裏切りを働いた。一審で庄子は所有するアメ車の1台を勝手に会社役員が自分の倉庫に持って行った等と誹謗中傷したが、倉持が会社役員に黙って勝手に置いていったものだった。後日、「担保になると思って置いていった」と勝手なことを言っていた。

審理では庄子が証人尋問で矛盾だらけの証言を繰り返し、また倉持の虚偽の陳述を覆すために庄子の内覧の場にいた倉持の知人が陳述書を書いて、庄子が倉持の紹介したデザイナーと共に何度も内覧しており、知人が鍵を庄子に渡した事実を陳述したが、裁判を担当した白崎里奈裁判官は、契約が正式に成立しておらず鍵も庄子に渡った事実は認められないので建物(ブース)が引き渡された事実を認めることは出来ない、と言っているのだが、このような何の根拠もなく契約を反故にしてしまう判決が通るものではない。契約が成立する約1か月ほど前から倉持の知人が共有部分の内装工事を終わらせ、鍵を庄子に渡している。契約金の一部を支払っている庄子が鍵を受け取っていないことは有り得ない。

一審での庄子の陳述には、「年末か年始に倉持と庄子、元暴力団組長の上坂ほか数人で打ち合わせをした」とあるが、その時に色々なウソを構築する打合せをした模様だ。倉持と上坂は現在も十日で1割の金利を取る金融で一般市民を脅かしている。支払いが遅れると「殺す」とか「埋めるぞ」と言って脅すことが日常茶飯事なのだ。
会社役員は、不当な判決を覆すために控訴しているが、裁判所の組織改革が叫ばれ、証拠や証言をしっかり検証もせずに自身の思い込みを優先させて不当な判決を下す裁判官が横行していることに非難が高まっている今、この白崎裁判官に対しても同様に多くの読者からの批判がサイトに寄せられるものと思われる。(以下次号)

闇社会の巣窟と化した群馬県に今後は厳しい捜査の手が伸びる(1)

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(写真:倉持茂)

倉持茂の会社役員襲撃教唆事件が新たなステージに入っているようだ。襲撃事件の実行犯については、石橋某が実刑8年6月の有罪判決を受け、本人は控訴したが棄却され刑が確定した。もう一人の名畑某についても7年の刑が確定しているが、2人とも反社会的勢力に属していることが刑を重くしているのは間違いない。関係者によると実行犯の二人は破門になったようで、二人に対する容疑は強盗傷害だったが、事実はスタンガンとナイフを使用した完全な殺人未遂事件だった。実行犯の背後関係として覚せい剤中毒で出所したばかりの上坂駿介や、ネット上で数千件も投稿を受けている福島(金澤)明彦とそのバックにいる暴力団員であるSとTの3人が大きく関与していて、殺人計画を立てたのが倉持と上坂の2人がメインであることが明らかになりつつある。状況証拠からみても倉持による教唆は100%間違いないという地元関係者の意見が圧倒的であり、さらに倉持よりも上坂の方が主犯という反社の人間の話も多い。上坂という人間は、覚せい剤中毒のせいか、言っていることとやっていることが本当に度の過ぎるほどめちゃくちゃで、他の反社の人間もバカバカしくて相手にしていないようである。

そしてこれからは肝心の倉持茂自身への捜査がどのように進展するか、その点に注目が集まることになるが、もちろん、検察と警察当局だけではなく、多くの関係者は「事件は終結していない」ということを明らかにしているだけに、さらに倉持に対する捜査の包囲網が狭まっていくに違いない。まさに倉持は「首を洗って待っている」状態にある。今後、前述の上坂のほかSとTと福島がどのように関わっているかも関心の的になるだろう。他の反社の人間は上坂と倉持が主犯だと言っている。

倉持が襲撃事件の後に「反社の大物がバックについたから、もう何も怖くはない」と周囲に語っていたが、上坂等の話ではっきりしたようだ。その大物とは誰のことか、そしてその大物にとって倉持に協力することでどのようなメリットがあるのかがよく分からないが、大事になる可能性は高いようだ。倉持の事情にいつまでも付き合っていくと絶縁か破門になるのではないかという地元の情報もいくつも入っている。前述の上坂という人間が倉持同様に教唆犯である可能性は非常に高いようで、出所した早々にもいくつもの刑事事件になるようなことを計画しようとしている。被害者が訴えれば、すぐに逮捕され実刑は間違いないから、今度は当分出られなくなると見られている。

(写真:金銭消費貸借借用証書 倉持はFX取引に失敗して会社役員に「助けてください」と泣きつき債務を肩代わりしてもらったが、その累積が約18億円にものぼった)

 

すでに群馬県内に闇社会を持ち込んだ福島(金澤)の人脈については本誌でも触れた経緯があるが、そうした人脈が広域指定暴力団の威力を背景にしつつ恐喝や詐欺、横領等の行為を頻繁に繰り返しているという情報があり、数年前にも建築会社社長より7000万円を騙し取った3人(S、R、女性歌手)の事件も解決していないようだ。SやTは使用者責任にも発展するようだ。群馬県警もそれを承知している模様で、今のところ目立った動きは見られないように見えるが、大阪のトップも使用者責任を問われるのではないかとの声も聞かれる(但し、この連中は行政側の各機関を意識して組員として登録していないと言われる)。一般人を巻き込んだ事件が増加すれば、それこそ県警だけでなく県全体としても見過ごしにできない不名誉であるはずだ。

倉持と上坂がそうした人脈に完全に取り込まれている可能性は高いという地元情報がいくつもある。そうであれば倉持はもう逃げようがないに違いない。今後は早かれ遅かれ刑事事件でニュースになる、そのタイミングがいつ訪れるのか、という話だけのことである。反社会的勢力が倉持にどれほどの利用価値を感じているのかは不明だが、20年以上前に会社役員より当時世界でも数少ない車を約20台ほど無償で借り、自分の経営している店舗の展示場に飾ったことで、日本だけでなく世界にも知れ渡り有名になった時期があった。それに、その頃より車を買い入れる時にも数千万円単位の金を会社役員に用立ててもらったことや、ディーラー担当者と倉持と友人の青郷卓治で横領した金で最初は車屋を立ち上げたが、横領事件が発覚した際にこのディーラー担当者が一人で全ての罪を被り倉持と青郷は逃れた。その後、刑を終えたディーラー担当者は仕事が無く倉持に助けを求めたが、倉持は一切助けることもなく切り捨てた。本当に血も涙もない極悪人だ。倉持は1台数千万円から数億円もする車を会社役員から無償で預かったが、管理が悪いために数年後に全て返却することになった。その後も、会社経営者にはいろいろな頼み事ばかりしたため、会社経営者もほとほと嫌気がさしていたが、それでも倉持は何かある度に頼み事が多く、またいい加減な人間を100人以上も紹介してきたが、その中でまともな人間は一人か二人だけであったようだ。

会社役員は倉持からの頼みごとに全て応えてきたと言って過言ではない。しかし倉持のやることは詐欺や横領のようなことばかりで、会社役員は周囲の人間から「相手にする人間じゃありません」と何回も言われていたが、他に倉持を助ける人など誰もおらず、倉持自身もそれを自覚していたくらいで、100万円も貸してくれる人が一人もいなかったようだ。上坂だけは10日で1割という金利だったが貸してくれていたようである。上坂は自分の出した金を会社役員に取られたと言っているようだが、会社役員は10年以上も前から倉持がFXの取引に失敗して「助けてください」と言って泣きついてきた時から年15%の金利で債務を肩代わりしてあげていて、それが7、8年前までの間に18億円以上に累積している。他にもL25(ランボルギーニカウンタック)の話で750万円、ガレージゼロの件も総額で6000万円以上、その他数千万円などそのまま貸金として残っているのだ。こんなことを反社会的勢力の人間が知っていて倉持を庇っているようでは最終的に責任を取るのは当然のことだ。組織の本部にも多大な迷惑をかけることになるだろう。自分たちの都合だけで事を進めていれば、遠からず事件が表面化することが想定される。その時は一網打尽の捕り物が行われるだろうが、さて、何がきっかけになるか、今後も目が離せない。恐らくそれほど時間を置かずに関係者全員の実名が明らかになるものとみられる。(以下次号)

闇社会の巣窟と化した群馬県に今後は厳しい捜査の手が伸びる(2)

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今回は上坂駿介という人間について触れる。会社役員が自宅マンション前で3人の暴漢に襲撃されたのは約2年半ほど前の平成30年12月11日のことだったが、当初から倉持茂が襲撃事件を教唆した張本人であると見られていたが、ここにきて「実は事件の主犯は倉持と上坂の2人による共謀ではないか、という疑いが濃厚になっている」との捜査関係者からの話が浮上しているのだ。きっかけはある記者クラブに寄せられた情報で、上坂が襲撃事件の概要や倉持を取り巻く反社会的勢力の人脈相関について語っている反訳が送られ、その中で上坂が襲撃事件に触れて「(会社役員を)スタンガンで襲い、抵抗できなくさせた後に車に乗せて、あらかじめ人気のない場所に掘った穴に運んで埋める計画だった、と倉持が話している」と言っていたという衝撃的な内容になっている。群馬県警には上坂の声を録取した音源が送られているとの情報さえあるのだ。

上坂はもともと倉持が会社役員に紹介した関係にあったが、日常的な付き合いがある訳ではなかった。ただし、不可解なことに襲撃事件が起きたことを誰も知らなかった時点で、倉持が自ら知人や上坂に電話をして会社役員が事件に巻き込まれた事実を語っていたという経緯や事件の前日も夜遅くまで倉持と上坂は一緒だったことから、その後、会社役員が上坂と会う機会があり、「襲撃事件は貴方が主犯だという話が私の所に入っているが、本当の所はどうか?」と直接尋ねたが、上坂が「絶対にそんなことはありません」と言下に否定したので、会社役員は「分かった」と言って上坂の言葉を受けた。上坂は「倉持の居場所さえ自分には分かりません」ともわざわざ答えたようだが、それらの発言が全くの嘘であることが、もたらされた情報によって裏付けられつつあるという。

襲撃事件はすでに本誌でも報じているように実行犯の石橋某が8年6月ほかもう一人も約7年の実刑が確定し収監されたが、それで事件が終結した訳ではないどころか、今後はいよいよ事件を仕掛けた“本ボシ”である教唆犯への捜査に移行すると見られている。それだけに上坂の自供とも言える内容を含んだ、特に群馬県内での主要な反社会的組織の人脈相関が具体的に語られているという反訳や音源の存在が大きくクローズアップしているのである。

上坂がそのような告白をした経緯は、倉持の居場所が分かれば知らせると会社役員に話していたことがきっかけになったようだ。しかし、上坂はすでに倉持とは出所した直後より倉持の所在など調べることもなく知っていた。倉持の知人に接触した時にも「儲け話」を持ちかけたといい、それもナマコの密漁やらニコイチ車の販売(盗難車や事故車の追跡を絶つため、他の車から取り外した車体番号に打ち換えてプレートをつなぎ合わせたりして偽装ナンバープレートを取り付けて密売)などの話が持ちかけられたが、もちろん上坂の話のどれもが違法性を問われるものばかりだった。倉持の知人も「コイツ(上坂)の仲間は何がしたいのか、よく分からないが、事件になることばかりを考えている奴らだ」と思ったほどだった。実際にも倉持が過去にやっていることだった。

そうした中で、上坂が会社役員が所有する超高額な車を車庫とマンションの駐車場より盗む話を持ちかけた話が広がり、群馬県では特に警備会社による警備が強化されるようだ。何故車の盗難を持ちかけたか、上坂はその理由として「俺が倉持に預けた金を社長が全部持って行った、と倉持が言っていた」という。上坂が言う「倉持に預けた金」とは、10日で1割の金利を取る金融の「タネ銭」であったが、会社役員がその金を倉持から取り上げたというのは倉持の虚偽発言に乗せられた上坂の言いがかりも同然のものだった。会社役員が倉持に頼まれ貸し付けた債権はあまりに多額で、自己資金が無い時には会社役員が知人に声掛けして借りてあげた分もあるだけでなく倉持への貸付に対する金利は年15%だった。その支払いに行き詰まった挙句の襲撃事件教唆だったことを考えれば、上坂の発言は明らかに逆恨みであったし、倉持から頼まれて唯一断ったのは、襲撃事件が起きる3カ月前の9月頃に「450万円を貸して欲しい」と言ってきたときに倉持の知人が倉持の言っている話を調査した結果、それが嘘だということが分かり、初めて断ったくらいであった。当然、会社役員が倉持に貸している金の返済を倉持は一切しておらず、ガレージゼロと共同でやっていた投資(2000万円)の配当金だけはその年の10月までは入金になっていたようだが、「20年以上も全ての頼み事を聞いてもらいながら、揚げ句に襲撃事件を起こすなんてとんだ見当違いだ」と多くの関係者は言う。

倉持が会社役員に負っている債務を棚上げにしようとした際に「大物がついたので、もう払う必要はないと周囲の関係者に言っていた」が、その人間が清水学であったようだ。上坂は知人に「清水が俺のためにBENZ―SLを用意してくれて、支払は倉持と新井康弘(ガレージゼロの代表者)に払わせると言ってくれた」という話をして清水の名前を頻繁に出すようになったというが、本誌取材班も多くの関係者からさまざまな情報を得ているが、ようやく上坂の本性が現れたと言っても過言ではない。

上坂の言い方がドンドン倉持の肩を持つような口調になり、「倉持は清水から金を出してもらい、前橋の総社か元総社で車屋をしている」等という話のほか、知人と会社役員に対して倉持の姉から強迫の容疑で被害届が出ているという話も出るに及んだというが、倉持の姉の情報は以前より本誌取材班も調べているが、話は全く逆で、倉持に対する貸付で会社役員が返済を迫ったことは過去には一度もなかったし、また倉持の父親が亡くなった際には相当の香典を添えて礼を尽くしていたことは倉持の母親も姉も良く承知していることだ。それ故に倉持がこのままでは殺人教唆の容疑者になる可能性が高いので本当のことを話して会社役員に謝罪すれば許してもらえる可能性が少しは残されているという話をするために関係者が2人それぞれに訪ねたが、倉持の姉夫婦の全く非常識な対応に驚き、姉も倉持と同様だと呆れていたようだ。
ちなみに、会社役員を襲撃した実行犯は警察庁が広域指定暴力団に指定した組織(M会)に所属していたというが、実は会社役員は過去に赤坂のクラブでM会の会長と韓国人の不良グループ17~18人がケンカになり、その店で飲んでいた客たち全員が巻き込まれ死人まで出るのではないかと危惧された大騒動に遭遇したことがあった。ステージで大声で歌っていた不良グループのボスとみられる韓国人と会長のテーブルの間は3~4mしかなかったが、会社役員が会長と不良グループのケンカを止めるためにその間に補助イスを入れて座ると、会長と同席していたS会の赤坂の親分(M氏)とボディガードがビール瓶を持って韓国人に殴りかかろうとしたため、2人の手を押さえると同時に店のスタッフ3人ほどに韓国人のボスを店から外に出すよう指示した。スタッフ3人が韓国人のボスを担ぎ出すように連れ出していった。すると、直後に韓国人不良グループの16~17人も急いで外に出て行ったことで事態は収まった。会社役員が大事件になるのを避けるために、中に入って大ケガを承知で収めたのだった。すると、その直後にM会会長が、会社役員の勇気ある行動に目を見張ってのことか、会社役員に対して最大級の礼を述べたという。M会会長がM氏に「こちらさんはどちらさんだ?」と尋ねると「新宿の社長で、以前より赤坂でよく会う顔見知りです」と言うと、「うちの若い者が懲役に行かなくて済みました。本当に有り難うございました」と非常に丁寧に礼を述べ、会社役員も「余計なことをして失礼しました」と言い、その場を終えて会社役員は帰ったが、M会会長が「カタギの人間であんな男は初めて見た」と店のママや店長に言ったことが今でも語り草になっている。会社役員はM会会長とは一面識もなかったが、それ以降、赤坂のクラブでM会会長と会えば、常に会長の方から会社役員を席に呼んで酒を振舞おうとしたが、そのたびに会社役員も恐縮して丁寧に挨拶をしていたという。そうした縁があることを倉持や上坂から依頼(指示)を受けた実行犯たちは、自分の所属している組織のトップである会長がお礼を述べた人とは知らず襲ったのだが、この事件は今でも赤坂では逸話になっている。M会会長の取り巻きの幹部の多くは知っているようだ。

今や上坂は、どのような事情があろうと自身が語った“自供”によって、自らの首を絞めつけられようとしている。そしてそれを突破口にして倉持を取り巻く反社会的勢力の全容が解明される重要なポイントになりつつあることを、上坂自身がどこまで自覚しているか、いずれ群馬県内の反社会的勢力の主要な一角が一網打尽になる日も近いとみられるのだ。今後も継続して取材を進めるが、さらに悪質な事例が発覚すれば、その際には当事者たちの実名だけでなく写真も併せて掲載する予定である。(つづく)

悪質な庄子剛を容認した白崎裁判官の非常識は度が過ぎる!!

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さいたま地方裁判所の白崎里奈裁判官が社会的常識すら感じられないような判決を下していることは、本誌でも4月3日付の記事で触れたとおりだが、あまりにも非常識な判決に大きな反響が寄せられているので、改めて取り上げる。

問題となった不動産賃貸契約は、会社役員が高崎市内に所有しているビルの飲食店街をそっくり借り受けたいという庄子剛(「キズナ」代表者)の要請を受けて交わされたものだった。
庄子は自分から積極的に飲食店街の全ブースを借り切りたいと倉持経由で何回も話をして、「全体を借りないと、統一性がないので」等の理由を語り、会社役員が1ブースか2ブースでの店舗を軌道に乗せてから店舗を拡大させてはどうかと忠告したが、庄子の意志が固かったことから、会社役員は最初の1年は家賃を6割に割引き、さらに保証金も契約から10か月先の12月末まで待つという便宜を図ることにして契約を交わした。

ところが、それからわずか2ヶ月後に庄子が契約の解除通知を会社役員に送って来たのである。そして、会社の担当者が契約に基づいて庄子に賃料の支払いを求めても一切支払おうとしないために止むを得ず訴訟に踏み切ると、庄子は「倉持にしつこく言われて契約をしたが、正式に契約した事実はない」と言い出し、揚げ句には「契約書への署名捺印は脅されてしたもので無効である」とか「契約したが鍵を受け取っていない」とか、「実際に店舗を開店した訳ではないから賃料を支払う義務はない」とまで主張するようになったのだ。

庄子の言い分は当然ながら矛盾だらけで、契約していないと言うなら庄子の方から解約通知を出す必要はないはずであり、しかも契約から2カ月も間を置かずすぐに解約するのが当たり前の話である。また、脅され契約したというのも不可解で、すぐに警察にも被害届を出すはずではないのか。庄子は頻繁に同行していた婚約者を裁判では「ただの事務員です」と言って誤魔化したが、同女はほとんどの経緯を知っているはずだ。ただし同女は庄子に1000万円もの大金を貸しているため庄子の味方をするしかないという指摘はある。そもそも庄子には自分を大きく見せようとする言動が目立つということが後日判明したが、庄子は社員のほとんどの親族から借金をしていて周囲の信用も全く無いのが実情だった。
審理での庄子の主張が滅茶苦茶であるのは、誰の目から見ても明らかだった。庄子は、契約書に印字されている庄子の会社名(キズナホールディングス)と庄子が捺した社判(キズナ)が違っているため、契約書自体が無効であること、そして、それは契約の場で庄子が倉持や倉持の知人と称する元暴力団組長に脅かされたからと主張しているが、契約の場に元暴力団組長が同席した事実はなく、また、契約書に捺した庄子の会社の商号が違っているのは、明らかに庄子が故意にやったことだったが、庄子が言うような脅しなどあるはずはなかった。

庄子は証人尋問でも矛盾だらけの証言を繰り返し、「鍵を受け取っていない」とまで虚偽の主張をしているが、契約の約1か月ほど前に契約を仲介した倉持茂の知人の内装業者より鍵を渡しているので、何度も社員やデザイナーと一緒に内覧しているのだ。庄子の内覧の場にいた倉持の知人が陳述書を書いて、庄子が倉持の紹介したデザイナーと共に何度も内覧しており、知人が鍵を庄子に渡した事実を陳述した。

ところが、裁判を担当した白崎里奈裁判官は、契約が正式に成立しておらず鍵も庄子に渡った事実は認められないので建物(ブース)が引き渡された事実を認めることは出来ないと言う。何故、このような、庄子の虚偽だらけの主張を採用する判決が出るのか。白崎裁判官には真実と虚偽を見極める冷静な判断力が見受けられず、また、庄子が鍵を受け取り、社員や内装のデザイナーを連れて何度も内覧をしている事実があるというのに、鍵の受け渡しを証明する「預かり証」がないことを挙げて認めないという判断はまさに社会経験、つまり裁判官の事実認定でも重要視される「経験則」を全く無視している。

本誌では、これまでに倉持茂という人物について様々な視点から取り上げてきたが、倉持が平成30年12月11日に、暴力団構成員を含む3人の実行犯に会社役員を襲撃させる事件を教唆したことをきっかけにして、倉持の周辺人脈の解明を進めてきた。そうした中で、庄子もまたその重要な人脈の一人であり、さらに「契約の場に同席した元暴力団組長に脅された」と庄子が裁判で証言した、当の元暴力団組長も同じく周辺人脈の重要人物であることが判明している。そして、倉持を取り巻く庄子も暴力団組長も参加する会合が平成30年の年末に開かれていた事実を元暴力団組長自身が話している、という関係者の指摘がある。

実は、会社役員が倉持と新井康弘(ガレージZERO代表者)に対して一昨年7月に提起した訴訟で、奇妙な動きがある。これまで倉持と新井は訴訟に積極的に対抗するような動きは素振りすらなかった。会社役員が倉持と親族を相手に起こした訴訟でも、一旦は倉持の代理人を引き受けた弁護士が「倉持と連絡が取れない」という訳の分からない理由を述べて、裁判所に代理人を降りると通告したため、裁判は最初の審理で結審するという事態になり、当然、倉持の新井を被告とする裁判も同様の事態が起きかけていた。ところが、庄子の裁判で白崎裁判官が前代未聞の判決を下したことが大きな要因になったのか、突如として先の弁護士が裁判所に審理の再開を要請したのである。しかも、裁判に提出した答弁書と準備書面を見ると、これも庄子の虚偽主張と同様に虚偽と矛盾に満ちた主張ばかりで、会社役員側が提出した多くの証拠のほぼ全てを否認する内容になっている。
こうした、倉持の動きを見ると、庄子の裁判結果からあわよくば自分も訴訟に勝てるのではないかなどという身勝手な希望が膨らんだのではないか、とさえ推測されるのだ。会社役員にしてみれば、倉持には調子に乗るなと言いたいところであろうが、白崎裁判官のような実例が倉持と周辺人脈を勢いづかせているのであれば、簡単に見過ごしにできるものではない。
現在、庄子の裁判については控訴審が始まっているが、控訴審でも一審と同様の判決が出る可能性が当然危惧される中で、白崎裁判官のあまりに乱暴な判断で下した判決が支持されるようであれば、裁判所に対する不信感がさらに大きくなることは当然であるだけでなく、今や反社会的組織を背景にして違法行為を繰り返している倉持人脈をさらに増長させることにもなりかねない。法を司るはずの裁判所と裁判官が自ら無法地帯の拡大に加担することなどあってはならないのである。(つづく)

キズナ控訴審 高橋譲裁判長は庄子剛の偽証を何故検証しないのか

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去る6月10日、東京高裁でキズナ(庄子剛)の控訴審判決が言い渡された。昨年10月28日の一審判決で、担当した白崎里奈裁判官が、正規な契約をしているにもかかわらず「鍵が正式に渡された事実が認められない」などという非常識極まりない理由から契約の不成立を言い渡していた。その判決は何としても是正させなければならなかったが、控訴審を担当した高橋譲裁判長は一審判決を支持して債権者の請求を棄却してしまったのである。

高橋裁判長は白崎裁判官の判決を本心から支持して判決したのか。単に手続き上や判決文の不備のみを確認したうえで、それには問題がないとして後は機械的に処理したのではないかとしか思われない。
誰が見ても一審判決には重大な問題がある。それは、会社役員の所有するビル1階の飲食店街の全てのブースを借りたいと言ったキズナ(庄子剛)が正式に結んだ賃貸契約を一方で認めながら、鍵の引き渡しが正式にできていないから契約は無効だなどという、あまりにも乱暴すぎる判決がどうして出せるのかという問題だ。会社役員が、契約を仲介した倉持茂や、ビル内の防水工事を担当していた倉持の知人を介して、内装を決めたいという庄子の要請に応えて契約の1か月ほど前から鍵を渡していた事実、飲食店街のブースを借りたいという希望者の一覧表を欲しいと庄子が言うので渡した事実、さらに契約時点では倉持が連帯保証人となっていたが、庄子が実弟を同行してきて、連帯保証人を変えるという話までしている事実がありながら、白崎裁判官は契約後に鍵の引き渡しを証する「預かり証がない」という理由を持ち出して頑なに否定したのである。

控訴審の高橋裁判長がこれほど非常識な判決に何も疑問を持たずに支持したのは何故か。一審での審理で、被告のキズナがいかに積極的に賃貸を希望したかについて、原告が主張した内容や提出した証拠類をどれだけ再検証したのか。庄子は契約後2カ月ほどして解約の意志を会社役員に通知しているが、契約が正規に成立しているからこそ庄子は解約通知を出したのであり、しかも、一審の判決が言うように、もし庄子に鍵が引き渡されていないとすれば、その間に庄子から鍵の引き渡しを要請する連絡が無ければならないが、そんな連絡など一切なかった等について、どれほど再検証をしたのか。キズナの代表者である庄子剛の人間性について、例えば証人尋問での庄子の証言の支離滅裂さをどれだけ再検証したのか。というより何も疑問を持たなかったのか。

会社役員は所有するビルを過去20年前後テナントに賃貸してきたが、鍵の預かり書がないから契約が成立しない、などということは一度もなかったし、契約をすれば鍵を渡すのは当然のことであって、その際に預かり書を交付したこともなかった。庄子は契約をして手付金まで払っているのである。それで鍵を受け取っていないという話は有り得ない。鍵を受け取っていなければ内覧もできず、約1カ月間、社員や内装のデザイナー等を何回も連れて内覧している。その際には、ビルの設備関係の管理者と何回も会っている。それにもかかわらず、庄子は契約から2カ月もたって解約の通知をしているが、これは明らかに庄子側の一方的な事情によるものであって、契約が不成立になる根拠になるはずがない。

契約の際に庄子が「キズナ」と「キズナホールディングス」という2つの会社の称号と印鑑を使い分けたのは明らかに詐欺行為であったし、また前述したように倉持の陳述書の内容が真反対の2通の陳述書を提出したが、こういうやり方を倉持は過去に福島(金澤)明彦の裁判でも同様のやり方をしているが、審理を混乱させた極めて悪質なことで犯罪にも等しい。さらに契約後も、庄子は倉持に同行するなどして、ビルの1階奥の事務所スペースを追加で貸して欲しいという希望を会社役員に願い出て、会社役員も応諾しているが、こうした一審判決に対する疑問は上げればキリがないほど溢れ出るが、高橋裁判長の判決には再検証を行った形跡はなく、ただ一審の判決に至る事実認定を引用するとしか記していない。つまり、何も再検証していないことを自白しているようなものだ。明らかに庄子の言動を全く無視して下された一審判決を、控訴審の高橋裁判長は全く無視したのである。それでも上級審の法廷を司る裁判長なのか、という疑念が大きく膨らむのだ。

高等裁判所は全国に8カ所あり、例えば東京高裁は1都10県にある22の地方裁判所と家庭裁判所を、大阪高裁は2府4県にある12の地方裁判所と家庭裁判所を、福岡高裁は8県にある16の地方裁判所と家庭裁判所をそれぞれ管轄しており、所属する裁判官が担当する件数が多いから審理の長期化を避けるという裁判所全体の意向はあるとしても、だからと言って審理をいい加減にするのは明らかに本末転倒だ。

先に、本誌の読者投稿欄に寄せられた投稿に興味深いものがあった。それは大阪高裁の福崎伸一郎裁判長(64)について、同氏が、通常の控訴審では審議をろくにせずに一審判決をそのまま採用する手抜き裁判が常態化していることに反発して、裁判官としての信念を貫く姿勢を取り続けている、という内容だった。一審判決がどうであろうと意にも介さず、審理に審理を重ねて一審判決を破棄することは平気だという。それゆえに大阪高裁関係者の間では「福崎さんは本当に仕事に厳しく熱心」と高い評価があるという。そして、当の福崎裁判長は「一審判決が公正であるか徹底して証拠を吟味しないといけない」という姿勢を貫いているという。投稿ではその一つの例として、一審裁判所の書記官の法廷記録が捏造された疑惑があった件を挙げ、職権で書記官を法廷に呼び、異例の尋問を行うほどの厳格さを見せた。また、刑事裁判においても伝説化されている裁判官がいる。日本では起訴された被告の有罪率は99.9%という異常な高率を示している中で過去に検察の起訴事件を徹底的に検証して約30件の無罪判決を言い渡し、一度も覆されたことが無いという経歴を持った木谷明(83)という裁判官がいた。福崎氏や木谷氏のように、仮に裁判所の上層部から白眼視されようと、機械的、流れ作業的な審理を嫌い、原審判決を徹底的に再検証して誤りがないかどうか、自身が持った疑念をトコトン解決しなければ判決を言い渡さないという姿勢こそ裁判官としてあるべき姿ではないか。

高橋裁判長は福崎裁判長や木谷氏の姿勢を見習うべきではないのか。一審判決は賃貸契約を認めているにもかかわらず、鍵の引き渡しを証する「預かり証がない」という、それだけの理由で契約を不成立とする重大な誤りを犯した。そのことに高橋裁判長が一つも疑念を持たなかったというのは、恐らくなかったはずだ。しかし、それでも一審判決を支持したのは明らかに怠慢と言わざるを得ず、さらに単に一人高橋裁判長の責任だけで済まされることではないのである。(つづく)

倉持茂の犯罪疑惑に姉「矢口洋子」はそっぽを向き「私は関係ない」を連発

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今、倉持茂が日常どういう状況にあるか、倉持の家族や姉夫婦はよく承知している。2年半ほど前に会社役員が3人の暴漢に襲われた事件が、実は倉持が教唆したものであり、倉持がこのまま謝罪の意志さえ見せないならば、会社役員は告訴に踏み切るということもよく分かっているはずだ。
ところが、倉持の家族や姉は何を考えているのか、誰もが無関心を装っているようなのだ。会社役員の関係者だけではない、以前には倉持の身を案じた友人が姉の洋子の自宅を訪ねても非常に素っ気ない対応をして、「私は関係ないから、帰って。二度と来ないで」とまで言って友人を追い返したというのである。洋子も倉持と同じくまともな人間ではない。自分勝手な理由をつけて正確に真実を見ることが出来ない。姉であれば弟を𠮟りつけ、過ちを正させて謝罪させるべきだ。

姉の洋子は倉持が若い頃から素行が悪く、散々に迷惑をかけられ関係したくないとでも思っているのだろう。しかし、仮にそうであったとしても、友人を倉本同様に扱うというのはあまりにも失礼が過ぎる。しかも会社役員の関係者も友人も、それぞれに倉持がこのまま会社役員に謝罪さえせずに逃げ回っていれば、この先は遠からず殺人未遂事件の教唆犯として捜査当局に逮捕されるのが目に見えており、そうなれば倉持だけではなく、倉持の家族も姉の家族も、そして身内全員が世間から非難を浴びて“犯罪者の家族”という烙印を押されてしまうと2人の子供や姉の家族にも影響が出るはずだ。
倉持が会社役員に負っている債務はあまりに巨額で、すでに倉持が単独で処理できるような状況にはないに違いない。その実情は姉の洋子も少しは承知しているようだが、そうであれば、なおさら「関係ない」と言って済まされるものでもないことは十分に分かるはずである。

先ごろ、会社役員は倉持と倉持の債務を連帯保証していた母親(あい)に対して貸金返還の訴訟を起こしたが、倉持も母親も期日に出廷しなかったため、すぐにも結審して会社役員が請求した全額が認められるという判決が下される予定であったが、判決の当日に申し立てをして来たようだ。そして今後も倉持に対する訴訟が予定されている中で、倉持にはいくらでも会社役員に連絡を取る機会があるはずなのに、倉持は一切動こうとしない。そうした倉持の対応に嫌気がさして、会社役員が最後に倉持を見限り、債権を第三者に譲渡することになれば、倉持の家族も姉の家族(夫の實)も、そして親族全員も関係者になってしまい日常の生活にも影響が出て非常に厳しくなることはすぐにも分かるはずだ。
倉持は、今、群馬県内で反社会勢力の手先になり、主に闇金融をやっているようだが、会社役員だけではなく別の人間が被害届や告訴をする可能性も大きい。倉持の身を案じようとする気配すら姉の洋子は見せないというが、いくら倉持がどうしようもない人間であっても、最後に頼るのが家族であり、最後まで見捨てないのもまた家族であることを踏まえると、姉夫婦の対応はあまりに冷酷で全く非常識という印象しかないと関係者全員が言っているが、倉持本人が殺人教唆で告訴された時には姉夫婦は地元にはいられなくなるのは当然だと思われる。(つづく)

虚偽主張を繰り返す「吉村駿一」には本当に弁護士の資質があるのか

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政治家には「嘘も方便」という都合のいい表現がまかり通っているが、それを当たり前のように使い、実際にも弁護活動の中で乱用、悪用している弁護士がいる。群馬弁護士会に所属し、これまでに51年以上のキャリアを持つ吉村駿一である。
吉村は、過去に1991年から連続して5回、群馬知事選に出馬していずれも落選しているが、こんな人物が知事選に当選しなかったのは当然だ。いつ頃までかは不明だが、吉村は労働問題を扱う弁護士として実績を積んできたようである。しかし、ここ10年ほどの吉村は事件屋、反社会的勢力に属する人間たちの御用達をしているのではないかと思われるほど依頼人の質が極端に悪いという評価が多く、他の弁護士が受けてくれない事件くらいしか扱っていないようで、それに伴って地元でも吉村自身の評判も非常に悪くなっている。

5年ほど前の平成28年7月に、会社役員が福島(金澤)明彦に対して起こした訴訟で、吉村が福島の代理人を務めたが、審理で吉村は福島の虚偽の言動をそのまま主張してはばからず、さらにそれらの嘘を正当化しようとして吉村自身が嘘を増幅する主張を繰り返したのである。吉村は、福島の連帯保証をしていた妻の万利子の責任を不明確にするために、福島が万利子の同意も得ずに実印を持ち出し、併せて印鑑登録証も添付して借用書や公正証書に署名押印したと虚偽の主張をさせたばかりか、原告である会社役員を誹謗中傷するために、毎日のように嫌がらせや恫喝目的の手紙を自宅に送り付けて万利子を苦しめたなどというありもしない嘘を平然と主張したのである。実は、妻の万利子を保証人につけるので金利を月2%に安くしてほしいという条件を福島が提案した事実を吉村は全く無視していたのだ。福島には金利が月に1割でも貸す人間はいなかったようだ。だが、これに怒った会社役員が、それが事実と言うなら、手紙を一通でも証拠として出しなさい、と要求したが、吉村は一切返答できなかった。当然、あるはずのない手紙を提出できる訳はなかった。
この一事を見ても、吉村が弁護士にはあるまじき言動を法廷という公の場でいかに繰り返しているかが分かる。仮に福島がそういう話をしたとしても、法廷で主張する前に事実かどうかを確かめるのは当たり前の話だ。それもしないで、主張すれば偽証に当たる。

本誌では倉持茂に係る記事を掲載しているが、周知のとおり倉持は会社役員に負っている債務を逃れようとして殺人未遂教唆事件まで起こすほど極めて悪質な人間であることが明らかになっている。そして、会社役員が倉持に対して提起した2件の訴訟とも、吉村が代理人を引き受けているが、当初、吉村は裁判所に対して「倉持と連絡がつかず、代理人を受けることが出来ない」などと説明し、裁判所は吉村の言に従って裁判を結審させ判決の言い渡し期日まで設定したにもかかわらず、判決当日に突然、「弁論を再開して欲しい」という連絡を入れたため審理が継続することになった。吉村は弁護士費用を払わない依頼人に対しては、裁判を途中で中断したりすることも平気のようだ。吉村の事務所の職員は、電話を架けて来た相手の名前や用件等を事細かに聞いておきながら、自分の名前は言いたくありませんと言って名乗ろうとしない、不快な対応をしている。

審理再開について、倉持が豹変したとすれば、その理由は恐らく一つしかない。会社役員が別に提起した訴訟に敗訴して舞台が控訴審に移った時期と合っていることから、その訴訟の対象者である庄子剛の連帯保証をしていた倉持が調子に乗って、自分も会社役員に勝つことが出来るのではないかと安易な期待を描き、吉村弁護士に審理の再開を委ねたことが想像される。庄子が敗訴すれば自分も保証人としての責任を負うことになると思い、真反対の嘘の陳述書を作成して元暴力団組長の上坂等と共謀して全くの虚偽の話を作り上げたことから審理が混迷したために会社役員は敗訴したが、これも後日問題になると思われる。契約して鍵を渡さないなどということは有り得ないことである。庄子は契約の1カ月近く前より倉持紹介の新井のショールームを手がけたデザイナーと何回もビルに出入りしていた。それにもかかわらず「鍵の預かり証がないので契約は不成立」という有り得ない誤判を招いた。
本当に倉持という人間は頭がおかしいのではないか。問題は裁判ではなく、会社役員を襲わせたり、借りた金を返済せずに済まそうとして暴力団を担ぎ出すなど最低最悪なことをする性根の悪さを反省し、会社役員に何から何まで世話になり、謝罪することもしないで会社役員がいなくなれば済むくらいに考えたのか。はき違えも甚だしい倉持の感覚はまさに言語道断である。そんな倉持の実態などお構いなしのように弁護を引き受けて審理の再開を通知してきた吉村も吉村である。福島(金澤)に対する訴訟でクレネとベンツAMGも返さず、借金も一銭も返していないようだが、あれだけ好き放題に言っていた吉村は福島夫妻を指導するべき立場ではないのか。

倉持が約束をほとんど守らず、何事にもルーズな人間であることは何度も報じてきたが、こんなでたらめな対応は見たことも聞いたこともないうえに、吉村も倉持と同じく恥を知らなさすぎる。
2件の裁判のうち、倉持とガレージZEROに対する訴訟で吉村が提出した答弁書と準備書面を見ると、内容は前述した福島の訴訟以上に低劣で、例えば倉持の負っている債務の詳細を故意に不明にして、会社役員が倉持に存在しない債務をでっち上げて借用書を書かせたとか、会社役員が強引に設定した暴利のために債務額が巨額に膨らんだなどという、あまりも杜撰極まりない主張を並べ立てている。倉持が作成して会社役員に差し入れてきた車の売買に関わる数多くの書類を悉く否認して無効と言い張るのも浅ましい限りだ。
もう一件の訴訟については、今後、改めて吉村から答弁書や主張が提示されることになるが、吉村がこれら2件の訴訟でも福島の訴訟展開と同様もしくはそれ以上に虚偽の主張を繰り返したり、原告に対して度の過ぎた誹謗中傷をするようであれば、会社役員の関係者等はすぐにも名誉毀損と懲戒請求の手続きを進めるという。(つづく)

中古車ブローカー「倉持茂」が会社役員を襲わせた動機(7)

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倉持茂は本当に非常識で、言動が余りにも程度が低すぎる虚偽の主張ばかりで、吉村駿一にしても本当に弁護士なのかと思われるほどレベルが低く悪質過ぎる。会社役員が倉持茂とガレージゼロの新井康弘に対して、および倉持と母親あいに対して起こした訴訟で、一旦は吉村に弁護を依頼しながら、何もせずに放ったらかしにしたことから、吉村も対応できず裁判所に「倉持と連絡が取れないので、辞任する」と連絡したため、これら2件の裁判は審理が開かれないまま結審することになったが、判決当日になって、突然、吉村が「審理を再開して欲しい」と裁判所に申し出たため改めて審理の期日が設定されることになったのだが、まともに対応しなかった倉持が何故急に審理を再開して訴訟対応をする気になったのか、その理由ははっきりしている。それは、倉持が会社役員の所有ビルのテナントとして斡旋仲介した庄子剛(キズナ代表者)を提訴した会社役員が有り得ない判決で敗訴し、控訴の手続きを取ったため、倉持は自分の裁判も勝てるのではないかと期待したからに他ならない。

(写真:倉持茂)

やることなすことがいい加減すぎる倉持が、会社役員にどれほど迷惑をかけているか。倉持は埼玉県内で中古車店を4、5店舗ほど営んでいたが、美容師の妻に美容室をやらせるとして4、5店舗まで増やし、他にも焼き肉店のほかいくつも店を開きたいと言っては会社役員から事業資金を借りたが、しかし、経営に対する能力も中途半端な倉持は会社役員から借り入れを増やすばかりで、中古車店だけではなくどの店も上手くいかず、結局残ったのは妻が経営する美容室1店舗だけだった。会社役員は倉持から乞われて店の開業資金を貸したが、実際の現場を見たわけでは無かったから、倉持が借入をするために店の開業を名目にしていた可能性はあった。これまでの30年前後という長い付き合いの中で、倉持が会社役員に負った債務は20億円を優に超えている。そんな倉持と、たまたまテナント契約でトラブルを引き起こした庄子とは、それぞれに抱えている状況も経緯も比較のしようがないほどに違う。まして、本誌でも何度も報じてきたように倉持は債務から逃れようとして、暴力団関係者に頼んで会社役員を襲わせ、命まで狙う事件を起こしているのだ。会社役員を殺して埋める場所まで用意して穴を掘り、埋める予定でいたことが共犯視されている上坂自身が周囲に漏らしていたくらいだ。庄子との訴訟で会社役員が敗訴したからと言って、同様に倉持が勝てると期待するのは明らかに浅はかな発想であり、債務を裏付ける証拠類が数多く提出されている中で、倉持はどうして嘘を正当化できるというのか。冷静に判断すれば、すぐに答えが分かるはずだ。

また、倉持と同様に悪質な吉村弁護士も、審理が始まると、会社役員が倉持に存在しない債務をでっち上げて借用書を書かせたとか、強引に設定した暴利のために債務額が巨額に膨らんだなどと、ありもしない嘘ばかりの主張を繰り返している。会社役員が提出した証拠類に対しても、ただ否定するだけで根拠すら示さない。さらに会社役員が「約束を守らず、暴力組織と親しいことが判った」とか「倉持が月に1度は呼ばれて日常的に事務所内で殴る、蹴るの被害を受け、2018年6月頃、救急車で搬送されたこともある」などとありもしない嘘をわざわざ主張書面に記載して会社役員に対する誹謗中傷を繰り返しており、これもまた裏付けとなる根拠を一切示していない。

吉村弁護士は、会社役員が福島(金澤)明彦を提訴した際にも福島の代理人を務めたが、この時にも福島の嘘の説明を事実確認をしないままそのまま受けて主張した。福島が「妻の万利子を保証人につけるので、金利を安くして月2%にしてほしい」という条件を提示したので、万利子が連帯保証になったにもかかわらず、吉村は「福島が万利子の同意も得ずに実印を持ち出し、印鑑登録証まで添付して借用書や公正証書に署名押印した」と主張して、妻の万利子の連帯保証責任を無効にしようとしたのだ。それだけではない、会社役員が「毎日のように嫌がらせや恫喝目的の手紙を自宅に送り付けて万利子を苦しめた」などというありもしない嘘を主張したのである。吉村は福島の嘘を正当化するためにこのような嘘を重ねたと思われるが、さすがに会社役員もこれには憤り、「毎日のように手紙を送り付けたのが事実と言うなら、手紙を一通でも証拠として出しなさい」と要求したが、吉村は一切返答できなかった。あるはずのない手紙を提出できる訳はなかった。吉村は毎回、懲戒になるようなことを平気でやっており、弁護士であることを本当に疑ってしまう。
倉持に対しては別に提起した倉持と母親のあいを被告とする訴訟でも吉村が代理人を引き受けているが、未だに答弁書も主張書面も出さないでいる。

倉持に対して起こした訴訟では、これまでに倉持が会社役員から借り入れたFX投資に係る投資金を始め、会社役員所有のビルのテナント仲介斡旋に係る賃料とテナントの連帯保証責任及びテナントを集められなかった責任(20か所以上の電気の個別メーターほか全ての設備設置費用のペナルティ)、倉持と新井が行った中古車の仕入れ販売に係る事業資金、会社役員が修理のために預けたスーパースポーツカー・マクラーレンを倉持が無免許で運転して起こした火災事故に伴う保険金など請求は多岐にわたっているが、倉持と新井が会社役員からスーパースポーツカーを借り受けるに当たって、展示を目的にするとか屋内にて保管するなど車両の借り出しの際に提示したいくつかの条件についても、レストアを行っておらず、そのうちの1台はサイドミラー他いくつもの部品が紛失する事態が起きていて、この車はエンジンだけでも1000万円ではレストアできない状態になっていた。これらに加えて5連結ガレージやエンツォフェラーリのヘッドライト、大理石の返却なども求めているが、これらの損害賠償請求からも明らかなとおり、倉持の無責任でいい加減な言動がすべての面で会社役員に実害をもたらしていた。それでも、会社役員は倉持の頼み事をほぼ全て聞き入れ応じてきた。倉持が顔を出すたびに会社役員は飲食に出向いたが、倉持に負担させたことは25年以上一度もない。しかし、倉持はそうした会社役員に対する恩義に応えないどころか一切の責任を果たさず、揚げ句に暴力団構成員を使って会社役員を襲わせ、命まで狙ったのである。
倉持は今、反社会的勢力の資金で闇金や自動車ブローカーの仕事をしているようだが、その人脈から抜け出して真っ当な日常を送ることなど全く考えないほど悪質になっているとみられる。倉持に対する訴訟は民事で金銭での支払責任を求めるものではあるが、倉持は会社役員に対する殺人未遂教唆はもちろん、詐欺や横領等、いくつもの刑事責任を問われる行為を繰り返してきたことから、何時でも刑事事件に発展するのは確実である。また、吉村弁護士についても、今までのように調査もせずに無責任な発言を繰り返すようであれば、会社役員は懲戒を申立てることにしている。(つづく)

悪質な庄子剛を容認した白崎裁判官の非常識は度が過ぎる!!(2)

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さいたま地方裁判所の白崎里奈裁判官が社会的常識すら感じられないような判決を下した事実を本誌は報じたが、判決があまりに分別を弁えないことで白埼裁判官に対する読者からの批判が殺到している。多くの批判が寄せられるのは当然のことで、「裁判官が庄子の主張を支持したのはおかしい」、「庄子が何度も内覧を繰り返しているというのに、鍵を受け取っていないなんていう理由が通るはずがない。裁判官は契約というものを何と考えているのか」、さらには「庄子が解約の通知をしているのは、賃貸契約を認めていたからだろう。しかもその通知は2ヶ月後だという。契約時にも鍵を受け取っていないというなら、当然、何故鍵を受け取っていないと言わなかったのか」など、庄子の言動に多くの矛盾があることを記事を読んだ読者は明確に理解している。白崎裁判官にも、それが分からないはずがなかったにもかかわらず、全く逆の判決を下したのである。

白崎裁判官は自身が下す判決がどれほど重いものか、そして、判決が周囲に及ぼす影響がどういうものかを考えたことがあるのか。恐らく、裁判所と自宅を往復するだけで社会生活を営んでいる白崎裁判官の日常にあるのは、法律の条文や判例くらいで、社会常識など何一つ積み重ねて来なかったのではないかと疑ってしまう。原告と被告双方から提出された主張や証拠を公平公正な立場で検証せず、自身の認識が偏向していることにさえ気づかないでいるのは、おかし過ぎないか。
そして、この馬鹿げた判決に影響されたのが倉持茂だった。倉持は会社役員から多額の借金を負っているだけでなく、会社役員が所有するビルのテナント斡旋で賃貸契約者の連帯保証をしており、庄子もその一人だったが、倉持が斡旋したほぼ全員の賃貸契約者が賃料ばかりか共益費や光熱費をまともに払わず、会社役員との間でトラブルになった。
庄子の場合も、正式に契約しながら、2ヶ月後には解約通知を送り付けた揚げ句に「正式な契約をしていない」とか「鍵を受け取っていない」など、言いがかりも甚だしい主張を繰り返して、未払分の清算を拒む非常識な対応をしたために会社役員は止む無く訴訟に踏み切ったが、繰り返すまでもなく訴訟を担当した白崎里奈裁判官が下した判決は庄子の主張を支持したものだった。

それに対して、会社役員が倉持に対して提起した訴訟で、倉持は当初から一切対応しなかったために裁判官が結審して判決の期日まで決めていたにもかかわらず、判決の当日になって代理人の吉村駿一弁護士が裁判所に審理を再開して欲しいと連絡をしたために、審理が開始されるという事態になった。こんなことは前代未聞であり、倉持も吉村弁護士も恥を知らない人間として世間の笑い者になるのが分かっていない。
しかも、吉村弁護士が裁判所に提出した答弁書と準備書面を見ると、これも庄子の虚偽主張と同様に虚偽と矛盾に満ちた主張ばかりで、会社役員側が提出した多くの証拠のほぼ全てを否認する内容になっている。
倉持が会社役員に負った債務は20億円を優に超えている。そんな倉持と、たまたまテナント契約でトラブルを引き起こした庄子とは、それぞれに抱えている状況も経緯も比較のしようがないほどに違う。まして、倉持は会社役員に対する債務から逃れようとして、暴力団関係者に頼んで会社役員を襲わせ、命まで狙う事件を起こしているのだ。庄子との訴訟で会社役員が敗訴したからと言って、同様に倉持が勝てると期待するのは明らかに間違っているし、債務を裏付ける証拠類が数多く提出されている中で、倉持はどんなに嘘を重ねた所で主張を正当化できるものではない。

また、倉持と同様に悪質な吉村弁護士も、会社役員が倉持に存在しない債務をでっち上げて借用書を書かせたとか、会社役員が強引に設定した暴利により債務額が巨額に膨らんだなどと、有り得ない虚偽の主張を繰り返している。会社役員が提出した証拠類に対しては、ただ否定するだけで根拠すら示さない。さらに会社役員が「約束を守らず、暴力組織と親しいことが判った」とか「倉持が月に1度は呼ばれて日常的に事務所内で殴る、蹴るの被害を受け、2018年6月頃、救急車で搬送されたこともある」などとありもしない嘘をわざわざ主張書面に記載して会社役員に対する誹謗中傷を繰り返しており、これもまた裏付けとなる根拠を一切示していない。そのため、会社役員は、今後も倉持と吉村弁護士による虚偽主張が続く可能性が高いことから、吉村が所属している群馬弁護士会に対して懲戒請求を求めることにしているという。倉持と吉村弁護士の虚偽主張や証言は明らかに偽証であるから、裁判所を冒涜していることにもなるのだ。
こうした、倉持の動きを見ると、庄子の裁判結果からあわよくば自分も訴訟に勝てるのではないかなどという身勝手な希望が膨らんだ、そもそもの原因を作ったのが白崎裁判官であるのははっきりしているだけに、白崎裁判官は、自身が公平公正な立場に立って、主張書面や証拠類を真剣に検証し正当な判決を出さなければいけないという自覚を持たなければ、裁判官を務める資格はなく、すぐにも辞職するべきではないか。(つづく)

巨額債務から逃れることはできない「倉持茂」の悪あがき(1)

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(写真:倉持茂)

債権者が倉持茂と新井康弘に対して提起した訴訟での判決は、債権者が倉持に貸与した5連結の車庫や大理石等の動産の引き渡しの他は、債権者が高崎に所有していたビルの賃貸借契約に関わるごく一部の債権(光熱費)のみを認めただけで、債権者が2000万円を出資した中古車販売事業に係る原資と未払い分の利益ほか、債権者が新井に無償で貸し出したスーパーカー11台について返却時に全塗装をし、さらにレストアをする等の履行を求めた請求を全て認めなかった。また債権者が車検整備で新井に預けたマクラーレンを、あろうことか無免許の倉持が債権者には無断で運転をした上に事故を起こしたことで、倉持が約束した保険金の支払請求についても、裁判官は債権者と倉持との間に金銭的従属関係があるなどと、有り得ない判断、というより思い込みを前提にして、債権者が倉持に無理やり債務を承認させたので、これは公序良俗違反(暴利行為)により無効であるなどという裁定を下した。なお、先の保険金については、倉持と新井が情報開示を拒んだために詳細が不明な中で、新井が保険金の詐欺を働いた疑いを強く持たれている。また、5連結の車庫についても返却しないため、業者に依頼して預かってもらっている保管料(1台当たり毎月3万円で合計15万円)を倉持と新井が責任を持つのは当然だ。
しかし、このような判断は、そもそも債権者と倉持との関係について大きく曲解したものであり、およそ事実に基づかない判断(思い込み)であって、到底納得できるものではない。そして、債権者が倉持と新井と交わした約束の有効性等についても甚だしい事実誤認が多数存在している。
債権者は、これまでに30件ほどの貸金返還請求訴訟を起こし、ほぼ全てで勝訴してきている。それらの訴訟では、この訴訟と同様に債権者を根拠もなく誹謗中傷して債権者の人格や経歴に係る社会的信用をひどく失墜させ、自らを正当化しようとした主張も多くみられたが、担当した裁判官はそのような主張に惑わされることがなく、客観的な証拠に基づいた公正な判断をした結果、債権者が勝訴する判決を下してきた。そして、特に倉持もまた度が過ぎて誹謗中傷を繰り返したのだ。そのため、こうした不公正不公平極まりない判決が下されたのは倉持による誹謗中傷が裁判官の心証に強く影響したという疑いをぬぐい切れないのである。
裁判官が甚だしい曲解をしたとみられる債権者と倉持の関係について、債権者は、20年以上前に倉持と出会った当初、優に一台5000万円以上はするスーパーカーを20台も無償で貸し出し、また、倉持の当時の妻や倉持自身が店を出すための資金のほか、実際には未成年だった息子と娘の学費、さらに息子には別荘購入費等の資金にも充てられ、また倉持がFXで失敗した際の清算のための資金など、種々の支援を行っていた。その他にも債権者は倉持が事業を行えるようにさまざまな支援をし、債権者の会社に来るたびに「飲みに行きたい」と言うので連れて行っていた。債権者が倉持と知り合って以降、債権者が倉持の頼みを断ったことは1件を除いて他にはなかったが、倉持は債権者から借金を重ねるだけで債権者への返済をほとんど行っていなかった。それでいて倉持自身は、周囲に債権者が自分の頼みを断らないと広言して憚らず、債権者の信用を利用しようとしてか、債権者に100人以上の人間を紹介した。しかし、倉持が紹介する人間の多くが何のために来たのかも分からず、しかも素性の怪しい人間ばかりだったことから、債権者は面会を断っていた。このように、倉持は債権者をほぼ一方的に利用することはあっても、債権者が倉持に貸し付けた資金で倉持を従属的に扱うようなことなど全くなかったことは周囲の10人以上の関係者が知っていることだ。
しかも、倉持茂が、債権者に負っている債務を身勝手にも逃れようとして殺人未遂教唆事件まで起こすほど極めて悪質な人間であることが、すでに明らかになっている。そして、債権者が倉持に対して提起した2件の訴訟(1件は倉持とガレージZEROの新井康弘に対して、もう1件は倉持と倉持の債務を連帯保証している母親のあいに対して)とも、吉村駿一弁護士が代理人を引き受けているが、当初、吉村は裁判所に対して「倉持と連絡がつかず、代理人を受けることが出来ない」などと説明し、裁判所は吉村の言に従って裁判を結審させ判決の言い渡し期日まで設定したにもかかわらず、判決当日に突然、「弁論を再開して欲しい」という連絡を入れたため審理が継続することになった。
吉村は、過去に労働問題を扱う弁護士として実績を積んできたようである。そして、その余勢を駆ってのことか、1991年から連続して5回、群馬知事選に出馬していずれも落選しているが、こんな人物が知事選に当選しなかったのは当然だ。特にここ10年ほどの吉村は事件屋、反社会的勢力に属する人間たちの御用達をしているのではないかと思われるほど依頼人の質が極端に悪いとみられ、他の弁護士が受けてくれない事件くらいしか扱っていないようで、それが地元での評判の悪さにつながっている。
倉持(新井)の悪事とは、例えば、取り込み詐欺への加担、自ら闇金融を行うか、暴力団員を使って取立を行わせる、違法なわいせつビデオの販売(警察に逮捕された)を行う、中古車販売に係るスポンサーを対象に売春の斡旋を行うなどといったことをしていたが、そのような経緯の中で周囲の人間から信用を失い、倉持の父親の葬儀等の冠婚葬祭で香典等を出す者も債権者の他にはいないほどだった。
また、FX取引に関しても、倉持は借入を行いFX取引を行ったが、その原資すら返済できない状態になってしまい、最終的に債権者に泣きついてその処理を依頼したものだった。このとき、倉持は、同人の知人友人からも借入を行っていたため、債権者は無視することもできず倉持の損失分の穴埋めを行ったのだ。
債権者から2000万円を借り受けて売れ筋の中古車を仕入れ販売するという事業で、新井と倉持は2人で借入した金で仕入れた中古車を管理していたが、債権者との約束を破って支払いを滞らせ、さらに仕入れた中古車を勝手に売り払ってしまった。また、債権者が修理のために預けたマクラーレンを、運転免許証を有していなかった倉持が運転した際に火災事故を起こしたことで、リストプライスが1億円以上というマクラーレンに大きな損害が発生した。倉持は保険金で賠償すると言っていたが、債権者に弁償せず新井が着服した。当初倉持は支払われた保険金は500万円と言っていたが、裁判で新井は全額をマクラーレンの修理費用に充てたと言い、倉持は保険金を賠償費用に充てるという約束をした覚えはないと虚偽の主張を繰り返した。ただし、この保険金については、債権者が契約内容や支払金額、支払日等の情報開示を求めても、倉持と新井は一切開示しなかったが、債権者がマクラーレンの返還を受けた後に整備工場に預けて確認したところ、修理800万円を要したという事実はなく、新井の主張は全くの虚偽である疑いが強まったことで、保険金詐欺も強く疑われている。また、新井が倉持の無免許を知っていて運転をさせたことは、ガレージZEROの代表者として使用者責任が問われることにもなった。

(写真:新井と倉持が請け負ったレストアにもかかわらず、廃車同然にした)

これまで見てきたように新井が倉持の悪事の全てを承知で倉持に協力してやっていることは疑いがなく、債権者からスーパーカーを借り受けるに当たって、展示を目的にするとか屋内にて保管するなど提示されていたいくつかの条件についても、レストアを行っておらず、そのうちの1台はサイドミラー他いくつもの部品が紛失する事態が起きていて、この車はエンジンだけでも1000万円ではレストアできない状態になっていた。また、同社のHPに掲載している車の写真を外すよう顧問弁護士から何度も要請したが、新井は無責任にも何の対応もせず放置していた。

(写真:ガレージゼロから車を回収後、別の業者にて整備)

倉持の教唆による債権者への襲撃事件の直後、新井が債権者から借り受けた車の処理をめぐって暴力団に一任したが、その男が「新井には3000万円の債権があるので、すぐに車を移動させないと差し押さえるぞ」という脅しをかけたのは、新井(倉持)にとっても最悪の選択だった。倉持による襲撃事件を踏まえて、債権者や関係者が新井に電話を架けても、新井はまともに対応しなくなり、電話に出ても「Tさん(暴力団員)と話して欲しい。Tさんから『お前は話をするな』と言われた」の一点張りとなった。
その男が間違いなく反社会的勢力に属し、しかも倉持が福島を通じて頼りにしたと言われる群馬の暴力団員及びその関係者の一員であることが後日判明したが、これによって新井もまた倉持だけではなく、倉持の背後に控える反社会的勢力とも切ることが困難な関係を継続せざるを得ない状況にあることが決定的となった。
債権者は新井に貸し出していた車を移動させることにしたが、訴訟を提起したのは、それまでに倉持と新井から蒙った実害を精算させることにあったのは言うまでもない。
倉持自身の借入金および連帯保証、飲食店開業に係る賃料、光熱費等の未払い、展示用に借り受けたスーパーカーの借受の条件に係る損害等を総合して精査すると莫大な金額になっていた。それに加えて5連結ガレージやフェラーリのヘッドライト、大理石の返却なども訴訟では求めることになったが、これらの動産については返却命令が出たのに、倉持と新井は未だに応じていない。
2件の裁判のうち、倉持とガレージZEROに対する訴訟で吉村が提出した答弁書と準備書面を見ると、内容は前述した福島の訴訟以上に低劣で、例えば倉持の負っている債務の詳細を故意に不明にして、債権者が倉持に存在しない債務をでっち上げて借用書を書かせたとか、債権者が強引に設定した暴利のために債務額が巨額に膨らんだなどという、あまりも杜撰極まりない主張を根拠も証拠も全く示さないまま並べ立てていた。倉持が作成して債権者に差し入れてきた車の売買に関わる数多くの書類でさえ悉く否認して無効と言い張るのも浅ましい限りだ。そうした主張を裁判官が認容したのは信じられないほど不可解だ。
もう1件の倉持と連帯保証をしている母親に対する訴訟については、吉村は答弁書や主張書面をほとんど提示していない。吉村がこれら2件の訴訟でも福島の訴訟展開と同様もしくはそれ以上に虚偽の主張を繰り返し、原告に対して度の過ぎた誹謗中傷をしていることから、債権者と関係者等は新井と倉持、そして吉村に対して名誉毀損で、また吉村に対しては懲戒請求の手続きを群馬弁護士会に取った。
倉持という人間は頭がおかしいとみられても当然のことばかりの言動を繰り返している。裁判での対応はもちろんだが、暴力団員を使って債権者を襲わせたり、借りた金を返済せずに済まそうとして暴力団を担ぎ出すなど最低最悪なことをする性根の悪さを露呈し、債権者に何から何まで世話になり、謝罪することもしないで債権者がいなくなれば済むくらいに考えたのか。はき違えも甚だしい倉持の感覚はまさに言語道断である。そんな倉持と新井の実態などお構いなしのように弁護を引き受けて審理の再開を通知してきた吉村も吉村だった。
7年ほど前の平成28年7月に、債権者が福島(金澤)明彦に対して起こした訴訟で、吉村が福島の代理人を務めたが、審理で吉村は福島の虚偽の言動をそのまま主張してはばからず、さらにそれらの嘘を正当化しようとして吉村自身が嘘を増幅する主張を繰り返したのである。吉村は、福島の連帯保証をしていた妻の万利子の責任を不明確にするために、福島が万利子の同意も得ずに実印を持ち出し、併せて印鑑登録証も添付して借用書や公正証書に署名押印したと虚偽の主張をさせたばかりか、原告である債権者を誹謗中傷するために、毎日のように嫌がらせや恫喝目的の手紙を自宅に送り付けて万利子を苦しめたなどというありもしない嘘を平然と主張したのである。妻の万利子を保証人につけるので金利を月2%に安くしてほしいという条件を福島が提案した事実を吉村は全く無視していたのだ。福島には金利が月に1割でも貸す人間はいなかったようだ。だが、これに怒った債権者が、それが事実と言うなら、手紙を一通でも証拠として出しなさい、と要求したが、吉村は一切返答できなかった。当然、あるはずのない手紙を提出できる訳はなかった。福島(金澤)に対する訴訟でクレネとベンツAMGも返さず、借金も一銭も返していないようだが、審理で好き放題に行動していた吉村は福島夫妻を説諭するべき立場ではないのか。
この一事を見ても、吉村が弁護士にはあるまじき言動を法廷という公の場でいかに繰り返しているかが分かる。仮に福島がそういう話をしたとしても、法廷で主張する前に事実かどうかを確かめるのは当たり前の話だ。それもしないで、主張すれば偽証に当たる。
倉持が約束をほとんど守らず、何事にもルーズな人間であることは関係者の誰もが知るところだが、こんなでたらめな対応は見たことも聞いたこともないうえに、吉村も倉持と同じく恥を知らなさすぎる。裁判の経過をみても、倉持と新井の主張や証言は嘘ばかりで、代理人の吉村弁護士は倉持の嘘を正当化しようと躍起になっており、全く反省の色がない。証人尋問にも債権者側からは10人以上の関係者がいつでも出廷すると言っていたが、倉持と新井は一人の証人も呼ぶことができなかった。主張の全てがでっち上げだから、証人などいるはずがないのは当然だ。しかも、証人尋問が行われた法廷には、恐らく倉持が頼んだに違いない複数の暴力団関係者が傍聴席に陣取り、倉持はその余勢を駆っての事か、証人席では自分に都合のいい主張ばかりを並べ立て、事実と真実を捻じ曲げたのである。それを、倉持は恥とも感じていないようだから呆れるほかない。襲撃事件を起こした前後に、倉持は周辺の関係者に「大物がついたので、今後は(債務問題は)何とでもなる」と吹聴していたようだが、本当に頭がおかしいとしか言いようがないではないか。倉持は襲撃事件の教唆犯でありながら、今のところは捜査の手が及んでいないが、実行犯の一人は8年半、また一人は7年の実刑判決を受け服役している。二人の公判の証人尋問に際して倉持は「(債権者が)傍聴すると思うので、バリケードを張ってくれないと出廷できない」などという、とんでもない暴言を吐いていたが、倉持が主犯でなければ、そこまで怖がらなかったろう。それを踏まえれば、倉持も遠からず同等かそれ以上の責任を問われることになるに違いない。それに、裁判で勝ったからといって全てが終わった訳ではないことを倉持は強く認識するべきだ。債権者との紛争は倉持が問題を解決するまで続く。もはや、倉持も新井も刑事事件化させる以外には無いと思われる。債権者もその腹を固めているようだが、特に倉持は悪行が多すぎるほどあるだけに、今後は長期間頭を冷やす時間を強制的にでも作らせた方が賢明ではないかと思われるのだ。そうであれば、本人だけでなくそれぞれの家族にも多大な悪影響が及ぶことは必至だ。(つづく)

犯罪の常習者「利岡正章」の悪事の経歴(1)

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債権者が利岡正章を知ったのは平成18年から同19年にかけてのことだった。その当時、債権者が事件に絡んで、相手と交渉をする代理人を探していたところ、「様々なトラブルを解決している凄い人が伊東にいて、行政や弁護士会もその男には一目置いている」とか「前橋や高崎でも関わった裁判で負けたことがなく、裁判官にも知り合いがいる」などと言って福島(旧姓金澤)明彦が債権者に紹介したのが利岡だった。債権者は紹介された利岡と面談して依頼することにして利岡には「顧問」の肩書を与え、以後約4年間、毎月50万円の顧問料に加え、必要に応じた経費や個別案件での報酬と実費を渡すようにした。

ところが、これは後に判明したことだが、利岡はもともと静岡県伊東市内で金澤や坂本某などと徒党を組んで悪事を働いていた。利岡は金澤を含めた仲間たちに「金になる人間を見つけてこい。俺がうまくやるから」と日常的に言っていたという。しかし、伊東市内での悪事が高じていられなくなり、すでに金澤が地元の群馬に移り住んでいたことから、利岡も群馬に居場所を移したという。また、債権者の下で顧問の仕事をするようになった利岡は、様々な交渉事で手助けが必要になったときに、過去の経緯をほとんど無視して金澤や坂本を手足のように利用したが、債権者から顧問料のほかに実費経費や報酬を受け取っていたことを坂本や金澤には一切言わずに「ただ働き同然」などという愚痴話を繰り返していた。それ故、それだけの“資金”を利岡が受け取っていた事実を知って、過去に利岡が仲間(身内)さえ裏切ってきたことから、利岡自身はいつまでも伊東市内に留まっていることはできず、結局は腐れ縁でつながっていた金澤を頼って群馬県に移り住んだのが実情だったのに、利岡は反省もせず、また同じことを繰り返したのだ。金澤は伊東の仲間に口を利いた手前、利岡に見切りをつけて縁切りするとまで言い、さらに「利岡は数年前に住吉会のトップから『今後は組の名前を出すな』と厳しく注意されたそうで、それ以降は行政書士を名乗るようになったが、「利岡は資格もないのに、みだりに国家資格を振りかざして、とうとう頭がおかしくなった」とまで周囲から言われていたという。そうした利岡の日常を詳細に知っていた金澤だったから、金澤も実際には利岡とグルになって伊東の仲間を騙したのは明らかだろう。ちなみに利岡は女房の旧姓である西条とか藤田とかを名乗っているケースもあったようだが、そんなやり方は、まさに詐欺師や事件師たちが使う常套手段で、それで周囲の人間を騙せると思っていたのかもしれないが、誰もが利岡の本名を知っていることだったから、浅はかと言うほかない。また利岡が債権者の下で処理した個別案件は4年間で僅か3~4件に過ぎず、それでも顧問料を毎月受け取っていたのだから、横着な男としか言いようがなく、ある時期に債権者が利岡に返金を求める訴訟を提起した際には、利岡は「顧問料として受け取ったもので返金する金は1円もない」としただけでなく、「未払金があるからそれを支払え」と債権者を訴えるようなあくどさを見せた。これらの訴訟は、当然、債権者の請求が認められたが、利岡は判決を一切無視して債権者への対応を全くしないまま現在に至っている。

利岡という男は、見た目と本性に相当のギャップがあり、特に初めて会った人間ほど騙されてしまう傾向が強いが、それこそ本性をむき出しにすると、ヤクザ口調丸出しの「指を詰めろ」だの「埋めるぞ」「殺すぞ」などと言った言葉を相手に投げつけて、恐怖感を抱かせる最悪の男であるというのが多くの被害者の一致した話だ。また、利岡は車の中に刃渡り35㎝のナイフを無許可で常備させていたようだが、関わった周囲の人間のほぼ全てに悪事を重ねてきただけに、いつも狙われていると考えていたのかもしれない。しかし、仮に警察の職務質問等にかかれば、その場で銃刀法違反の容疑で逮捕される。利岡はそれぐらい判らないはずはあるまい。
利岡から脅しを受けて前橋警察署の組織犯罪対策課に相談に行った地元関係者によれば、対応した係長から「住吉会」と書かれた利岡のカラー写真を見せられ、「こいつだね。ブラックリストに載っている奴で、あちこちで悪さをしている。今度電話が来たら、すぐに連絡を下さい。即逮捕します」と言われて安堵したというが、金澤の会社で部長だった某氏について、利岡は金澤に「あいつの家に行けば、まとまった金が取れるから、行こう」と言い、金澤が「警察に被害届が出ているので、すぐに逮捕されるよ」と言っても、「万一捕まっても20日で済むから一か八かやろう」と何回も誘ったという。後日、その話を金澤から聞いた地元関係者は、金のためなら何でもする利岡の本性を実感したという。
ところで、先にも触れたとおり、利岡が債権者から顧問料ほか報酬等について、伊東の仲間には「ただ働き」と言って騙していた事実が発覚したとき、騙された仲間の一人である高橋重雄という人物が、利岡が債権者に対して起こした未払金請求訴訟に関連して綴ったものがある。以下、一部だが原文のまま明らかにする。
《利岡よ、もう俺と坂本に関わるなよ。昔はあれだけ住吉の親分だとか強気で言っていたが、メッキは剥がれたんだぞ。お前は、自分の取り分が少しでもあったらすぐに取りに行くじゃないか。債権者から借金の事実があって、自分の顧問料としての取り分があってだよ、相殺してもまだ自分の取り分があったら、いつもならすぐに取りに行くじゃないか。なんで裁判なんだよ。可笑しいだろう、何時もだったら『捕まってもいいから行くべ』って感じで行ってたじゃないか。それを、裁判でしかも原告だってか。無理無理、お前の嘘が通用する時代じゃねえよ。お前な、俺の家を担保っていうか、最後に400万の金を作るとき、なんて言ったか覚えているか。俺の前で『必ず、俺(利岡)が金を作って来てやるから今回、家を担保に出してくれ』って言っておきながら、最後はどうしたんだ。家を担保にしてっていうか、名義を書き換えられても作った金だぞ。その金を渡してからお前は金を持ってきてくれたか。お前、返済期日だって知ってたろう。最後、家を取られないように最大の難所を助けてくれたのはお前じゃなく坂本だぞ》
高橋がこれ以外にも1億円以上の被害を利岡から蒙った話を、金澤が周囲にしていた模様だが、高橋の話はさらに続く。
《今、お前の側近のようにしている金澤だってよ、一番最初にお前のことを裏切ったんだぜ、坂本に相談してきたのは金澤で、債権者のところに連れて行ったのもお前の悪行を言い始めたのも金澤なんだぞ。当時、お前、言ってたじゃないか。『金澤は絶対に俺を裏切ってない、誰だと思う、高橋』って。俺が『金澤じゃないのか』って言ってやってもお前は信じなかったな。金澤なんか、こっち来たりそっち行ったりで、ただお前を利用してるだけじゃん。(略)
みんな気付いたんだよ。お前が張ったりで生きて来たことに。(略)確かに裕福じゃないが、お前といる時よりも楽に暮らしているよ。なんせ、金の無心に来るやつがいなくなったからな。それに仕事の成功報酬だって綺麗なもんさ。とにかく俺に関係のない裁判で俺のことをとやかく見下げた言い回しで自分を有利にするような事、よしてくれないか。迷惑なんだよ。もう、俺らに関わらないでくれ。二度と家にも来ないでくれ。今後、俺にも女房にも娘家族にも一切連絡しないでくれ。それと、金澤を使って俺のところに電話させるのも止めてくれ。他の人間も全部だ。他にも色々電話で言っていたが、お前と話すことはもう何もないんだ》
以上が、高橋が利岡に宛てて綴った書面の一部である。利岡が伊東にいられない状況を自ら作ったという実感が伝わってくるが、利岡は移り住んだ先の群馬でも懲りずに同じことを繰り返している。

群馬で利岡から被害を受けた被害者の一人は「利岡から脅されたたり騙されたりして金を取られ、それでも泣き寝入りしている被害者は私が知っているだけでも何人もいる。私の知人は、親からの相続の件で利岡から『お前の不利になることを暴露するぞ』と脅され、執拗に攻められたために止む無く300万円を渡してしまった。利岡が12名いる相続人全員に脅しの手紙を出していたことから前橋警察署に相談に行った、という例がある。被害者の多くが泣き寝入りをしているが、やっていることを振り返って恥ずかしくはないのか」と言い、また別の被害者も「利岡が『群馬では金澤の周りの人間もみんな(自分に)感謝している』と言っているが、全く逆で、怖くて泣き寝入りしている人ばかり。金澤は自分のことは利岡にウヤムヤにしてもらって良かったのだろうが、反対に相手の人たちは利岡と金澤は許せないと思っている人ばかりだ。伊東にもいられなくなったらしいが、群馬でも出て行って欲しいと思っている人ばかりだとみんな言っている」と言う。自分に都合のいいことばかりを大げさに言いふらすのは、それで誰かが何か頼み事を持ちかけてくるように仕向けているのだろうが、利岡の悪名は周囲に知れ渡っている。
さらに別の被害者によれば、利岡の親族が住む家が沖縄にあるということで果物を送ったところ、利岡は「中身が毀損した」などと言って配送業者を散々に脅し、損害賠償させたために、以後、利岡との関係を控えたという。利岡と金澤にはいくつもの恐喝がらみの話があって、あるとき債権者が依頼を受けて所有しているスーパーカーを10台あまり貸したところ、金澤と利岡が折から明け渡しが予定されていた地元のビルの交渉を有利に運ぶためにスーパーカーを使おうと考えたようで、結果、競売の落札者から900万円をせしめた揚げ句、利岡は金澤とビルの元オーナーには分配せず独り占めしたという。ビルを競落した者もY氏も利岡の人間性から報復を考えて被害届を出せないままでいた模様だ。金澤と利岡の悪事は、前述したように刑事事件につながるものばかりだ。倉持茂が債権者を襲わせた事件の首謀者である疑いが濃厚である中で、倉持の背後には金澤がつないだ反社会的勢力の人脈が控えているだけに、金澤と利岡の悪事が公然化するのに併せて、前橋や高崎を拠点に構築されている闇社会の実態がさらに浮き彫りになるのは必至と思われる。利岡から被害を受けた人間は多数に上っている。それだけに利岡があまりいい気になって、多くの人たちに迷惑をかけ続けたことへの反省もせず、早々に謝罪がなければ、今後は周囲の関係者たちが法的措置を伴う行動を起こすことになり、身内まで徹底的に追い込まれるのは間違いない。(つづく)

法律の専門家が読み解く 倉持・新井判決の深刻な過ちは何故起きたのか(1)

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(写真:倉持茂)

倉持茂と新井康弘を被告とする裁判で、東京地裁の一審と二審の裁判官たちが度の過ぎた過ちを冒す判決を下した。特に倉持が主導したとみられる主張の全てが虚偽に満ちていることに疑問さえ持たなかった、と疑われても当然の判決がなぜ下されてしまったのか。改めて法律の専門家が倉持の度の過ぎた悪性を踏まえた判決の誤謬を指摘する。
1 倉持と債権者の関係について
(1)債権者が倉持茂と新井康弘(ガレージZERO)を訴えた訴訟は、25年来の知人である債権者と倉持との間で、専ら倉持から、自動車の寄託や金銭の交付等種々の求めがあり、債権者がこれに応じる中で各種の契約を締結したことに関し、倉持が、平成30年12月に発生した債権者を被害者とする強盗傷人事件の直後から債権者との連絡を断ち、上記契約上の義務も悉く履行をしなかったことから、その解決を求めて行った訴訟である。
債権者は、倉持と知り合って以降、倉持の頼みを断ったことはほぼなく、倉持も周囲に債権者は自分の頼みを断らないと公言するほどであった。他方で倉持は債権者への返済をこれまでもほとんど行っておらず、また契約を含め約束事を悉く反故にしている。
(2)そもそも債権者と倉持とは、青郷氏の紹介で25年以上前に知り合っている。青郷氏は当時自動車販売業を営んでおり、債権者が青郷氏からスーパーカーなどを購入したことがきっかけで面識を得た。このころ倉持は埼玉県内に4か所店舗を持っていたが、債権者がスーパーカーを多数所有していることを誰からか聞いたようで、青郷氏に債権者を紹介してもらいたいと依頼してきた。青郷氏は倉持の素行の悪さから、倉持を債権者に紹介するのには躊躇いがあったとのことであったが、倉持が紹介して欲しいと何回もしつこくせがんできたため、止むを得ず紹介することにした。
この倉持の素行の悪さというのは、例えば、倉持を債権者に紹介する直前に、「埼玉三菱コルト自動車販売」の特販部にいた小川氏と倉持が組んで不当な利益を得ていた件がある。具体的には、小川氏は、会社には無断で、職務上その権限なく、倉持との間で、いつどこのオークション会場にて三菱のどの車輛(何色を何台)を出品して、どの価格にて落札するかを打ち合わせたうえで販売価格100万円以上の車を90万円でオークションに出し、その直後に倉持が入札し、それと同時に小川氏が落札のボタンを押すことで他社と競ることなく安価に売買を成立させ、その後、落札した倉持はその車を95万円とか98万円で転売を行うか、再度オークションに出品して現金化をして利益を出すという手口であった。これは、売上実績を作りたい小川氏と利益を上げたい倉持の利害が一致して行われたものであった。転売先が決まると小川氏は譲渡書や車検証等の必要書類を社内から持ち出して倉持に交付していたが、上記の通り、小川氏にはオークションに車両を出す権限が社内的にはなかった。そのため、小川氏は、その後に会社から訴えられて刑事事件になり、逮捕された。ただし、小川氏と倉持との間でどのような話があったのか不明だが、倉持は小川氏一人に責任を負わせ、自身は逮捕を免れた。倉持は小川氏に「出所した後は面倒を見る」という話をしていたようだが、小川氏が出所しても一切対応せず知らぬ振りを決め込んでいたようであった。
(3) 倉持は、債権者と知り合って早々に、債権者にスーパーカー20台を無償で借り受けることを依頼した。各スーパーカーは購入価格がほとんど1台5000万円以上するような車ばかりだったため、通常であればそれらを無償で貸すことはないが、倉持が、債権者が分かったと言うまで何回もしつこく頼むので債権者は断りきれず、貸出料すら一切取らずに貸し出すこととした。
(4) その後、さらに倉持は、借り受けたスーパーカーのうちの1台(ジャガーXJR15)を自分がレースに使用すると言って2000万円で売って欲しいと債権者に依頼した。同車の購入価格は少なく見積もっても平均で1台1億円は下らないものであったので、当然債権者は当初はこれを断った。しかし、倉持があまりにしつこく何度も何度も依頼してくるため、最終的には根負けして売ってしまった。
そして、倉持は、債権者から極めて廉価でジャガーXJR15を譲り受けることができた途端に、青郷氏には債権者から売買の了解を得ていると嘘をついた上で、勝手に書類を作成して売買手続きを進めようとした。倉持は債権者には自身がレースに使用するためと言っていたが、実際にはジャガーXJR15の希少性からこれが販売できれば大きな利益になると考えて、最初から債権者に嘘をついて譲り受けたものだった。
そして、売買手続きにあたって車検の予備検査をどうしても取得しなければならないので、倉持から力を貸して欲しいと言われた青郷氏は、調布市にあった業者へ話を持って行った。しかし、倉持は、正規の手続きに必要な試験の費用や時間を惜しんでか、試験が不要となるように、債権者の輸入済みのジャガーXJR15について、自らインボイス等を作成し、輸入前のものであるかのように装って業者へ提出した。しかし、業者には、当該の車両が日本に輸入された際の記録が残っていたため、倉持の書類偽造が発覚した。倉持は青郷氏には「自分には既に販売先があり、債権者の了解も取っている」と言って協力させたが、ジャガーXJR15の転売利益を目的とした虚偽の話であった。
(5) このような経緯がありながら、倉持が執拗に依頼してくることもあり、債権者は倉持の頼みごとをほとんど聞いてあげる状態が続いた。
債権者は、会社の代表取締役を務める者であり、同会社は30年以上新宿センタービルに本店事務所を構えていた。入居当時、同ビルの審査は非常に厳しく、社会的信用が高く、また有名企業しか入居ができなかったが、同会社は入居審査をパスしている。また、30年に亘る入居期間中に月550万円の賃料を一度も遅滞することもなく、また、ビルのオーナーからのクレームも一切なかった。
この会社は当時、管轄する税務署管内での高額納税者として複数年に亘り名前が挙がるほど好調な業績を残しており、債権者が倉持を支援するために拠出した金銭の原資はこのころの利益金が主であり、これらは会社内の金庫に現金で保管していたものである。
なお、倉持からは債権者が暴力団関係者と関係があるかのような主張がなされているが、債権者がそのような関係を有していたら、新宿センタービルの入居審査に通らなかっただろうし、また入居後であっても速やかに退去を命じられていたことは想像に難くない。債権者の会社は、債権者が高齢になったために営業を縮小していく中で、賃貸人との関係は極めて良好なまま、平成15年に新宿センタービルから自ら退去したのであり、入居期間中の約30年間、問題は一切なかった。
また、倉持は債権者に会うたびに暴行を受けたと主張するが、債権者と倉持とは25年に及ぶ付き合いがあり、週1回程度は会社や自宅に来ていた。来訪時は倉持の友人も同行しており、暴行などなかったことを明言している。
一度だけ、債権者と倉持との間で口論になり、もみ合いとなって倉持がバランスを崩してキャビネットに頭を打ち、念のために病院に行ったことがあったが、病院から戻った倉持は債権者に「飲みに行きたい」と言って一緒に錦糸町のロシアンクラブに行った。
なお、襲撃事件の直前にはそのクラブの前に襲撃に使われた車がよく止まっていたらしく、債権者は事件後に新宿警察署の刑事から錦糸町によく行くか等と質問された。
今回の裁判で債権者が返還や支払いを求めているのも、そもそもは倉持が依頼してきたのがきっかけであり、倉持は本来そのような依頼ができるような立場ではないにもかかわらず、債権者から物品や金銭を無心し続け、最終的には返済しない言い訳のしようもなくなったために襲撃事件を起こして行方をくらませたのである。
(6) この裁判においても倉持は反論らしい反論をすることができなかった。訴訟提起は令和元年であったが、一審判決は令和5年にようやく出ている。間にコロナ禍における緊急事態宣言があるとはいえ、審理時間は非常に長いものとなっているが、当初は倉持が代理人を選任しながら代理人と協議をしていなかったとみられ、代理人が裁判官に「(倉持と)連絡がつかないため代理人を辞任する」旨を伝えたことから、裁判官が結審して判決を下すとして期日を設定した。ところが、判決当日になって、突然、代理人が弁論の再開を申し出たために、審理が再開されることになった。この間、1年以上が無駄に過ぎてしまった。だが、審理が再開されても、倉持側の書面が一向に提出されない、もしくは提出されても趣旨が不明であったり事実関係が不明瞭な記載しかされていないといった書面ばかりであったために、真っ当な審理が行われたとは言えない状況が続いたためである。裁判官から書面の内容を問われても倉持の代理人弁護士は言葉を濁したり、「本人がそう言っている」とのみ回答するだけで実質的な回答をせず、徒に時間を浪費する結果となった。

2 ジャガー等の自動車の寄託について

(1)債権者は倉持と新井に対して、債権者が所有するジャガー等の高級車合計11台を預けることとなった。これは倉持が以前に債権者から借り受けた車両20台を埼玉県内で経営していた4店舗に展示した際に、各自動車が極めて希少性の高い高級車であり、自社において展示しているのみでも業界内で注目を集めることができるものであったことに目をつけ、自身が行う自動車販売業の広告活動として使えると目を付けたことから、倉持が債権者に対して執拗に依頼した結果であった。なお、この各自動車を保管することとなったため、倉持と新井の元には貸し渡していた期間に国内外から1000件以上の問い合わせがあったとのことであった。
上述した通り、このような希少性の高い車両を保管すること自体が高い広告効果があるため、このような車両を貸し出すにあたっては貸出料を取ることが通常であり、この時貸し出した車両の価値からすれば、その貸出料は月100万円は下らないと言われている。
しかし倉持と新井は手元にそのような現金はなかったため、貸出料の代わりに貸し出される各車両を、借りている期間を利用してレストアすることを対価として借り受けることを提案してきた。貸し出されるジャガーXJR15のような高級車のレストアにかかる費用は高額になることが一般的であるため、債権者としてもそれであればと貸し出してあげることとしたものであった。
(2)しかし、倉持と新井には実際のところジャガーXJR15をレストアするほどの技術はなかったようであり、またそもそもそのような意思があったのかも怪しいものであった。倉持と新井が2年間の預かり保管中に行ったことは、借り受けているうちの一台をバラバラにし、風雨にさらし劣化させ、エンジンルームには雨水を入り込ませて毀損し、さらに部品の一部を紛失(もしくは転売)したことのみであった。また、その他の車両も展示とは名ばかりの劣悪な環境で放置され、レストアされるはずがむしろ状態を悪化させてしまっていた。

(写真:新井と倉持が請け負ったレストアにもかかわらず、廃車同然にした)

車両自体は左記のような状態であったが、倉持は債権者に対してはたびたびレストアのスケジュールを示し、またレストアをすることを約束する書面を差し入れていた。
襲撃事件直後から債権者は倉持と連絡が取れず、また車両を保管し、倉持と共同で「ガレージゼロ」の屋号で自動車販売業を営む新井は債権者に対して「倉持と倉持の付き合いのある暴力団関係者がガラスを割って車を持っていくかもしれないから早く引き上げた方がいい」などと言うため、債権者は自費で各自動車を引き上げざるを得なかったが、預けていた自動車が上記のような状態であったことには驚きを隠せなかった。また、倉持により損壊、毀損された各自動車の補修には、補修を最低限の範囲に限っても、少なくとも2400万円は要する状態であった。
(3)これに対して、裁判所は①倉持らがレストアに要する費用の見積もり取得や確認がされていない、②債権者が1台250万円もするような本格的なものではなかったと述べている、③被告倉持がここで負担合意したレストアとは本来のレストアとは異なると述べている等として、本格的なレストアを行う合意がなされたとは認められない等として上記損害賠償を認めなかった。しかし、この判決は明らかに誤審であり、全く根拠のないものであった。

(写真:倉持が提示したレストアの予定表)

(4)①倉持らがレストアに要する費用の見積もり取得や確認がされていないとする点について
上記の負担合意、特にレストアについては、本件各車両を預かるにあたり、倉持が自らレストアをするから車両を貸してほしいと申し出たものであり、債権者はこの申し入れを受けたものである。本件車両、特にジャガー XJR-15は世界で53台しかないもののうち4台を展示することが可能となり、このような希少性が高い高級車を複数台展示する際には、特に業界内では大きな話題となり、多大な宣伝効果が見込まれることから展示者から所有者に対して貸出料を支払うのが通常である。倉持のレストアをするとの申し出はこの貸出料を金銭で支払うことができないから代わりにレストアするというものであった。
確かにこの時、倉持らがレストアにどの程度かかるのか見積もりを取ってはいないようであるが、それは倉持らが、レストアをしても本件各車両を預かる経済効果との比較において採算があるかを考えるべき問題である。債権者が自らレストアを条件に貸し出すと申し出たのであれば、債権者においてもその対価性を検討する必要があろうが、本件では倉持が申し出ているものであり、債権者としては本件各車両をレストアしてくれるのであれば貸出料との厳密な対価性を求める意向はなかったのである。
そのため、①本件負担合意の際に見積もりの確認等がなされていないことは倉持らにレストアが義務づけられていない理由にはなり得ない。
(5)②債権者が1台250万円もするような本格的なものではなかったと述べていること及び③被告倉持がここで負担合意したレストアとは本来のレストアとは異なると述べていることについて
債権者が1台250万円もするような本格的なものではなかったと述べているとする点については、まさに裁判官が本人の発言を曲解し、事実認定を誤っている点である。
確かに債権者は本人尋問において、裁判官との間で以下のやりとりをしている。
【裁判官】 そうすると結局は、倉持さんたちにやってもらうという風にあなたが思っていたレストアっていうのは、この1台250万とかするようなほどの本格的なものではないっていうことですか。
【債権者】 それではありませんし、できません。
【裁判官】 じゃあそこまでのことをやってもらえるとは思っていなかった。
【債権者】 それは思っていないです。だけどもあんな汚い状態ではないと思っていましたね。ある程度のことはやってくれると思っていました。
という問答を行っている。
しかし、これは債権者において合意当初から倉持らが本格的なレストアをすることを想定していなかったことを意味するものではない。上述の通り、本件負担合意は、倉持から、特段の限定なく、レストアをするから貸してくれと申し出られたものであり、ガレージゼロの商号の下で専門業者として自動車整備業に従事する倉持が「レストアをする」というのであればそれは通常の意味の、本格的なレストアをするということを指すことは明らかである。債権者は、倉持らの技術力から、本格的な高級車整備業者が行うような完璧なレストアまではできないと考えていたために上記のような応答となったが、これを以てレストア自体をしなくてもよいと思っていたと認定することは誤りであることは明らかである。1台250万円でのレストアというのは、債権者が実際に依頼した本格的な業者が行う場合のレストア(ただし、技術料のみ)であるが、倉持らにはそれほどのレストアはなしえないという意味に過ぎない。レストアにも程度があることは倉持も認めるところであり、倉持においても自身で可能な範囲でのレストアを行うという趣旨である。そのため、倉持らには、少なくとも自身で可能な範囲でのレストアを実施する義務は倉持らに存在したものである。
また、倉持らにおいてエンジンを分解した上で組み直すといった内容のレストアを行う意思があったことは書面上も明らかである。倉持が手書きで債権者に交付したものの中には「6月15日 エンジン組立」「6月15日 エンジンルーム」等と記載があり、倉持において表面的な塗装のみならずエンジンを含めたレストアを実施する意向であったことは明らかである。また、本件車両のうち一台は、平成30年11月ころに債権者がガレージゼロを訪れた際には既にバラバラにされており、これは債権者が各車両を引き上げたときも同様であった。倉持はこれについて、順次作業を行っている途中であったと述べるが、このことからも、本件負担合意におけるレストアが「若干の凹損、傷、こすれ等の補修や磨き」に留まるものではないことは明らかである。上記のような対応のみであればバラバラに分解する必要などなかった。
(6)そのため、倉持において本件各車両をレストアする義務があることは明らかであり、裁判所の判断は明らかに誤審であった。

3 車両棄損による損害賠償請求について

(1)新井は、平成29年ころに債権者の所有するFAB マクラーレン スパイダーを預かり保管中、倉持に同車を運転させ、その際倉持は事故を起こし、同車両を棄損した。なお、同事故は、新井が債権者から同車両の車検整備等を依頼されて預かり保管中に、倉持に同業務との関連性がなく、私的に運転させた際に発生したものであった。
本件事故について、新井は、自動車修理業者として預かり保管中に起こした事故であるとしてその管理責任を認め、自らの負担で修理を行うことの他、本件事故により発生する同車に関する評価損を賠償するため、保険会社から本件事故に関して支払われた保険金の全額を債権者に支払うと合意した。
事故の原因に関して、倉持らは、裁判に至ってからはエンジンホースからの火災であり倉持らの過失による事故ではないと供述するが、倉持らが認める通り、本件車両は車検を行うために預けたものであり、債権者は、車検にあたって倉持らにおいて十分な整備を依頼したものであった。それにもかかわらず、エンジンホースの劣化による火災が発生したというのは倉持らの上記整備が不十分であったことに起因するものであって当該事故が倉持らの責任であることには変わりない。
(2)この点について新井は、修理にかかる費用について事後的に見積書を作成しているが、新井らの代理人はこれを裁判所に提出した際には、「当時の見積書のデータはなく、裁判のために作り直した」と述べていた。しかし、新井は本人尋問の際には同見積について平成30年1月7日に作成したと述べ、作成日付を偽った。
また、新井は、保険会社が見に来た際に限度額以上かかることが認定されたものの、「保険会社がもうそんだけ出るんだから、そんだけの金額いくのはどのくらいになるのかなっていう計算」のために見積書を作成したと証言した。上記の話からすれば、見積書の作成は保険会社の担当者が事故車両を確認し、保険金が限度額まで出ることが決まった後となるはずであるが、上記の発言に続く見積書の作成と保険会社の人が見に来たことの前後関係を聞いたところ、新井は「見に来る前か前後くらいです。どっちだかその辺はちょっとわからない、日にちは定かじゃないです」と前後関係は記憶にないといい、さらに、見積書の作成日についても「平成30年1月7日」と述べていたにもかかわらず、ここでは「日づけは定かじゃない」と言を翻していた。
このように新井及びその代理人の発言は矛盾に満ちており虚偽であることは明らかである。
(3) さらに新井は、裁判所において、裁判官から保険契約の内容や振り込みの証票等の提出を指示されたにもかかわらずこれに応じず、そのために保険会社に対する調査嘱託まで行われたが、事故日や契約内容が特定できないことを理由として保険会社からは回答が拒否され、上記特定に関わる情報についても新井は回答しなかった。本件保険契約の内容等については保険金が下りているということ自体は裁判上認めているところであり、一見すれば開示ができない事情はないものと思われる。新井が頑なに開示を拒むのは、保険金支払を求める請求内容と実態が異なる等、開示した場合に新井に何らかの不利益があるためだと思われる。
(4) そもそも本保険金については、平成30年ころには倉持は保険会社からの保険金は500万円になったと話しており、新井は保険は使っていないと話していた(ただし、新井は債権者に対して、電話にて、倉持に保険の話はしないでほしいと言ってきたが、債権者が「今、目の前に倉持がいる」と話したところ、新井はすぐに電話を切ってしまったことがあり、倉持らの間で意思疎通が取れておらず、互いに隠し事があるようであった)。本訴訟提起にあたっては倉持が過去に間違いなく保険金が入っていると話していたことを前提として500万円を請求したが、その後新井が保険金は800万円であったと主張した。もっとも、上述の通り、新井は振込明細すら提出せず、真実保険会社からの入金があったのかすらも明らかにしない。
(5) また、修理内容に関しても、新井は全塗装を行ったと主張するが、債権者がその後に同車両を預けた自動車修理業者でもある業者は、同車両の状況から見て、「ドア付近に修理跡が残っており、明らかに部分塗装」であり、また、全塗装したとしてもマスキング全塗装で100万円以上もかかるようなものではないと述べている。

(写真:倉持が債権者の社員と作成した債務承認書)

上記の通り、新井の本保険金に関する供述は、その内容としても不合理であり、また合理的な理由なく変遷をしているものであって到底信用に足るものではない。
(6)また、倉持は上記賠償について、平成30年11月5日、新井と連名にて書面を差し入れ、事故を起こした当事者として債権者に対して、新井の債務と連帯して債務を承認したものである。
当該債務承認に関し、原判決は倉持が債権者に対して金銭的従属関係にあったとして公序良俗違反(暴利行為)などとするが、そもそも上記「金銭的従属関係」がなぜ成立し、またそれにより本件債務承認をさせたことが公序良俗に反すると判断したのか、判決には一切記載がなく具体的な根拠が全く不明である。この点裁判所は、倉持が上記書面について強迫されたと主張した点についてはそのような事実はないと明確に認めている。書面作成にあたり強迫等の事実はないと認めながら、原判決は「金銭的従属関係」があると根拠なく認定し、債務承認行為が公序良俗違反などと判断するが、このような判断が許されるのであれば高額の債務を負っている者が作成する書面が須らく暴利行為となりかねないほどの暴論である。倉持が本件債務承認に応じたのは、上記の通り、自ら車検を通すために預かっておきながら、十分な検査を行わず、かつ、自身が運転免許を有していないにもかかわらず同車両を運転して事故を起こしたことに対する責任を取るためであり、いわば倉持は本件債務を本来的に負うべき者であった。
そのため、本件債務承認は実質的にも形式的にも公序良俗違反となり得る理由は存在しない。(以下次号)

法律の専門家が読み解く 倉持・新井の深刻な判決の過ちは何故起きたのか(2)

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前号の続編を掲載するが、倉持茂と新井康弘に対する訴訟の、一審及び二審の判決がいかに誤審を重ねた挙句の誤判であるか、十分に理解いただいていると思われるが、さらに検証を重ねる。

(写真:倉持茂)

1 事業出資金について
(1)平成29年6月頃、債権者は、倉持から、中古車の売買を行う元手となる資金の融通を依頼され、当初、倉持からは元本を保証すること、及び、利益として交付額の10%を支払うことを条件とした提案がなされた。もっとも、債権者としては利益がいくらになるのか分からず、都度確認する手間を省きたいと倉持に伝えたところ、倉持からは、元本保証は変わらず約した上で、利益折半の金員について月100万円を交付することとしたい旨の再提案がなされた。債権者はこれを了承し、上記中古車売買のための資金として金1000万円を預託し、さらにその後、倉持の要望により、1000万円を追加して預託した。この追加の1000万円を預託した平成29年7月24日、倉持は、合計2000万円として預かり書を作成し、また利益交付金として月200万円を交付する旨の記載をして債権者にこれを交付した。金2000万円について「預かりました」と記載しているのは元本を保証することを表すものであり、また「配当金」とは上記利益交付金を指すものである。
なお、倉持が中古車売買を行うにあたり、倉持は以前から新井とともにガレージZEROの商号で中古車販売業等を営んでいたところ、今回の預託金による中古車売買も新井と共に行うものであると説明し、また、実際に購入した車両はガレージZERO内の駐車場にて保管されていた。
(2) その後、倉持らは、債権者から預託された2000万円を用いて仕入れを行い、それらを転売し利益を得ていたようである。倉持らは自主的に毎月債権者に対して在庫報告書を提出してきたものの、販売価格を示すことがほぼなかったため、倉持らがどの程度の利益を得ているのかは不明なままであった。もっとも、倉持からは平成29年10月以降複数回200万円の交付をうけたので、相応の利益が上がっているものと認識していた(ただし、平成30年10月以降は受け取っておらず、倉持も今後持ってくる等と述べるのみであった)。また、在庫報告書によれば、平成30年5月までは常に2500万円~3000万円程度の在庫を有していたことからしても順調に中古車販売が行えていたことが窺われる。
(3) ところが倉持らは、平成30年6月以降、債権者に何ら申し出ることなく、在庫の売却を進めていった。在庫報告書を見てこれに気が付いた債権者は倉持らにその点を質問したが、倉持らは一度清算する、債権者に預託された出資金2000万円は、それを超える利益が十分に出ているので、清算にあたっては全額返還する予定であると述べ、その後も売却を続けた。その結果、在庫報告書記載の残高は平成30年10月31日時点で16,938,730円となり、同年4月末時点(29,838,730円)との差額、すなわち売却により倉持らが取得しているはずの金銭は少なくとも1,300万円以上(ただし、仕入価格ベースでの差額。実際は販売額との差額が利益となるものであり、これを優に超える利益があったはずである)に上っていたものの、債権者には何らの返金もされなかった。
(4) 債権者は在庫が減っていることを心配し、また、これまで書類の取り交わしをしていなかったことから、上記倉持らの提案である、清算にあたって交付した2000万円全額を返還するとの約束を書面で確認したい旨を倉持らに申し入れた。すると、倉持らは、平成30年11月5日、「ガレージZEROで現在お預かりしてる在庫車両代金2000万円を責任を持って在庫管理いたします。(2000万円時価金額をもって保障するものとする)」と記載した書面を連名で持参した。この書面は、平成29年7月24日時点と同じく、金2000万円については「お預かりしてる」と記載し、倉持ら自身が少なくとも元本に相当する2000万円については返還する必要があると記載し、また「2000万円時価金額をもって保障する」とは、債権者から交付を受けた2000万円を元手に得た利益及び在庫分から2000万円を支払うという趣旨のものである。これを受けて、債権者は、同日、平成29年7月24日付元本保証の約定及び上記平成30年11月5日付書面の2000万円の保証により確認された倉持らの2000万円の支払義務を旧債務とし、倉持を主債務者、新井を連帯保証人とする、返済期限の定めのない債務を新債務とする準消費貸借契約を締結し、その旨を表す借用書を作成した。
(5) これについて裁判所は、当初の現金2000万円の交付に関して配当金が事業利益の有無にかかわらず定額とされていることを以て消費貸借契約であったと認定している。
しかし、これが事業資金への出資であるとの意思は当事者間で明確であったことは上記の通りであり、配当金が定額となったのは利益の確認の手間を省き、互いの便宜を図る目的によるものでしかない。配当金の金額の定め方は本質的な問題ではなく、あくまで互いの事務負担を軽減する目的で取られた手段にすぎず、かつ、倉持は月200万円以上の利益が出ることは確実であると話していたため、それを前提として配当金を月額100万円と設定しており、倉持の手元には半分以上の利益が残る、倉持に有利な契約内容であった。現に在庫報告書の在庫残高は着実に増えており、利益を元手として事業を拡大していたことが伺われるものである。
上記の通り、2000万円の交付にあたっては事業資金として利益を折半する合意があり、かつ、倉持に有利な利益配分の合意をしているのであり、金銭の流れ、事業の実体、当事者の意思のいずれをとっても出資金であることは明らかである。
そして、倉持は在庫清算時にも約束していた出資金及び清算に伴う利益配当の交付について未実施なのであるから当該金額相当の支払義務を負うものである。

2 検証もせず一審判決を支持した控訴審
これらの誤審は実質的に一審においてなされたものであるが、控訴審においては実体的な判断をせずに、一審判決を是認するのみであった。その証拠に控訴審は、債権者が控訴審において新たに提出した複数の証拠や陳述書については何ら判決で触れることはなかった。特に陳述書では、倉持が如何に債権者を利用して利益を得て来たか、倉持が債権者に「経済的に従属しており、歯向かうことができない」というような関係でないことを、複数人が具体的な事実を以て述べているのであり、一審判決が前提とする債権者と倉持の関係性が全くの誤りであることが明白になるものであった。
控訴審は、これら陳述書が提出され、証拠として採用されているにもかかわらず、これらを精査しなかったものであり、控訴審としての意義がなかった。

(写真:金銭消費貸借借用証書 倉持はFX取引に失敗してA氏に「助けてください」と泣きつき約18億円の債務を肩代わりしてもらった)

なお、判決が経済的に従属していると判断したのは、倉持がFXの投資に失敗し、資産家への返済ができなくなり債権者に泣きついて立て替えてもらったために約18億円の債務を負ったことが理由とされている。この経緯自体から債権者が倉持を助けただけでそもそも何ら従属的な関係であるとの判断には結びつくものではないことがよく分かるところであり、判決が従属的と判断した理由は不明であるが、倉持はこの債務についても虚偽の理由を述べていた。すなわち、債権者から預かった自動車のコンピュータ部分を破損してしまい、当該コンピュータの補修費用は500万円であった(これ自体は事実である)。倉持は債権者に対する約18億円の債務について、上記FXの立替金債務ではなく、この500万円の債務に利子がついて約18億円にまでなったと裁判上でも証言したのである。裁判所も、このような倉持の暴論については、さすがに正面から認めることはなかったが、一方で経済的に従属する立場にあると認めたことは裁判所が倉持の上記の荒唐無稽な主張を認めるとの同義であった。

3 倉持茂の悪事の数々
倉持が行ってきたことの悪質性及び裁判の不当性については以上記載の通りであるが、まとめて記載すると以下の通りである。
・債権者が倉持と知り合って以降、債権者が倉持の頼みを断ったことはほぼないが、倉持が債権者に返済したことはほとんどない。
・債権者の信用を利用しようとして、倉持は債権者に対して100人以上の人間を紹介した。ただし、倉持が紹介する人間の多くが素性の怪しい人間であり、真っ当な人間2名のみであった。
・倉持は過去にテキ屋のようなこともやっており、高崎での暴力団関係者・反社との付き合いは多い
・襲撃事件(強盗傷人)の教唆。

(写真:債権者の襲撃事件を倉持と企てた上坂俊介)

・暴力団元組長の上坂俊介と共謀して債権者の殺害を計画。債権者を気絶させて車に乗せ、埋める穴まで用意していた(証言あり)
・事件直後、会社の人間が誰も事件のことを知らないのに倉持は小杉氏に債権者が事件にあったと話す。
・事件の計画のために上坂と前日にモーテルで長時間打ち合わせをした
・公判の証人尋問において、「債権者が傍聴席にいると怖いのでバリケードを設置して欲しい」などと要請して、被害者である債権者の傍聴を妨害した。
・納税義務を怠ったことを主な理由により、経営していた中古車販売店(埼玉県内4店舗)が閉店に追い込まれた。
・わいせつ裏ビデオの販売で逮捕されたことがある
・重度の糖尿病による就労不能を理由とした生活保護の不正受給
・三菱自動車の営業マンと共謀して同社自動車の取り込み詐欺を働いたが、刑事事件化した際には罪を全て営業マンに負わせた。
・10日で1割以上の金利を貪る闇金融(大宮のキャバクラ店長の例)
・闇金融の取り立てで暴力団員を使い強迫強要
・売春の斡旋(主に中古車販売に係るスポンサーを対象)
・青郷氏の紹介で債権者に会った際、債権者に「店舗に展示したい」と言って一台5000万円以上するスーパーカーを20台、無料で借りながら、その後メンテナンスを一切せずに放置するなど、保管・管理を杜撰にしていた。
・FX投資の失敗に伴う資金繰りで債権者に泣きつき、債権者の友人知人から借入をしながら、また債権者から借入先に対して経緯の説明と謝罪を行うよう倉持に諭したが、倉持は借入先との面会の日を3回も決めながら毎回約束を破り、何等の対応もしなかった
・上記FX投資の失敗による返済金を債権者に立て替えてもらった18億円の債務について、倉持が破損させたコンピュータの弁償金500万円が膨らんでできた債務であると主張した。

(写真:倉持が債権者に差し入れた謝罪文)

・債権者へ盗難車と思われるスーパーカー(カウンタック)の売り込み、債権者から購入代金700万円と書類代金150万円をだまし取った。この車は岐阜県内の暴力団から仕入れ、別の車の車体番号を取り付けようとしたものだった。
・債権者へ架空のスーパーカー売買話で購入を持ちかけ、購入代金を詐取しようとした。
・債権者に「妻の美容店(4~5店)や飲食店(焼き肉店やラーメン店等)を開きたい」と言って、事業資金を借りながら事業に係る収支を一切報告せず、返済もしなかった。(事実確認が出来るのは美容店(レセ)1店舗のみ)
・TSビルのテナント事業をする中で、数合わせだけの目的で杜撰な賃貸契約を締結させ、ビル管理会社に多額の損失を与えた。倉持は各契約者の連帯保証をしながら、債務を不履行した。
・TSビルのテナント事業で年末までに10店舗以上を確保すると債権者と約束し、内装や電気設備の新設等の費用を発生させ、約束不履行の場合のペナルティ1500万円の支払を約束したが、店舗をほとんど入れることができず、またペナルティも払わないなど、全て反故にした。
・TSビルの架空の賃貸借契約書を偽造して自治体から不正に助成金を詐取した。
・TSビルの債権者が各テナントに対し提起した訴訟で、倉持は連帯保証責任を免れるために虚偽の陳述書を提出した。「キズナ」(庄子剛)との訴訟では、当初に出した陳述書とは全く逆の内容の陳述書を出して裁判官を騙した。
・「TSビルのオーナー(債権者)は俺の言う事を何でも聞いてくれる」と周囲に吹聴し、ビル最上階のペントハウスに女を連れ込むなど、我が物顔で振る舞っていた。
・債権者から車検・整備で預かったマクラーレンを許可なく勝手に乗り回して火災事故を起こした。倉持と新井は損害賠償の一環でかけていた保険金を全額を払うとしながら、保険金額を偽っていただけでなく支払いを拒んだ。
・倉持にはまともな友人は一人もおらず、誰もが倉持の悪性を知り抜いていて信用もしていないため、父親の葬儀等の冠婚葬祭で香典や祝い金を出したりしたのは債権者のほかにはいなかった。
・裁判で債権者から借り受けたガレージ等の物品の返却を命じられ、債権者から返却を求められているにもかかわらず、一切返却しようとしない。債権者はガレージの返還がないために自身が所有するスーパーカーの保管場所がなく、やむを得ず月15万円かけて業者に保管を依頼している
・マクラーレンの保険金について、平成30年ころには倉持は保険会社からの保険金は500万円になったと話しており、他方新井は保険は使っていないと話していた。ただし、新井は債権者に対して、電話にて、倉持に保険の話はしないでほしいと言ってきたが、債権者が「今目の前に倉持がいる」と話したところ、新井はすぐに電話を切ってしまったことがあった。
・その後新井は訴訟の中で保険金は800万円であったと主張したが、新井は振込明細すら提出せず、真実保険会社からの入金があったのかすらも明らかにしない。
・修理内容に関して、新井は全塗装を行ったと主張していたが、その後、部分塗装であり、どんなにかかっても100万円もかかるものではないことが判明した。
・債権者が所有するJAGAR XJR-15について、貸出料の代わりに完璧にレストアすると約束して貸し出したにもかかわらず、うち一台をバラバラにし、部品を紛失させ、さらには屋外に放置してエンジンに水を入れてしまったため、修復に2000万円以上が掛かる状態にしてしまった。
・債権者と倉持とは25年に及ぶ付き合いがあり、週1回程度会社や自宅に来ていた。来訪時は友人が同行しており、暴行などなかったことを明言している
・一度だけ、債権者と倉持との間で口論になり、もみ合いとなって倉持がバランスを崩してキャビネットに頭を打ったことがあり、念のために病院に行ったことがあったが、病院から戻った倉持は債権者に「飲みに行きたい」と言って一緒に錦糸町のロシアンクラブに行った。なお、襲撃事件の直前にはそのクラブの前に襲撃に使われた車がよく止まっていたらしく、事件後に新宿警察から錦糸町によく行くか等と質問された。
・事業投資として2000万円の出資を受け、清算して利益と共に2000万円も返還すると言って在庫を売却したにもかかわらず、何等返済せずに連絡を絶った。

4 判決の誤りは何故起きたのか
上記の通り、裁判所の判断は全くの誤審であり、かつ、判決文自体が何らの証拠に基づかずに作成されている(そもそも倉持側はまともな証拠を何ら提出できておらず、倉持らの主張を証拠に基づいて理屈付けることは不可能である)。裁判所がこのような判断に至ってしまったのは、債権者と倉持との関係性について大きく曲解したものであり、およそ事実に基づかない判断となっており、到底是認できるものではない。債権者は過去に30件ほどの貸金返還請求訴訟を起こし、ほぼ全てで勝訴してきている人物である。それらの訴訟の中では、本件訴訟と同様に債権者を根拠なく誹謗中傷して債権者の人格や経歴に関わる社会的信用を損なわせ、自らを正当化しようとした主張も多くみられたが、担当した裁判官はそのような主張に惑わされることなく、客観的な証拠に基づいた公正な判断の結果、債権者勝訴の判決を下してきた。本件訴訟における倉持らの誹謗中傷は上記過去の裁判と比較しても度が過ぎているものであったが、今回の一審、二審の両判決では当該誹謗中傷が裁判官の心証に不当に影響し本来あるべき事実認定の過程が著しくゆがめられたものとなってしまった。
これまでに触れた通り、倉持は虚偽の理由をつけて債権者から多額の現金を引き出し、さらに債権者の信用までも利用してきた。債権者は倉持の服装や風ぼうを見て可哀想に思い、助けてあげるつもりで倉持の懇願のほとんどを聞いてあげてきた。債権者は倉持にお金を貸すことで儲ける気など全くなく、お金さえあれば事業がうまくいくのであればそのチャンスを作ってあげたいと考えていた。倉持は債権者のこのような思いにつけ込み、利用するだけ利用した挙句に、虚偽の話のつじつまが合わなくなり、また返済をしない言い訳ができなくなるや、襲撃事件を企て、債権者とその周辺の関係者との一切の連絡を絶ったのである。債権者は25年以上に亘り目をかけてきた倉持にこのような裏切り方をされたことについて憤懣やるかたない思いでいる。本件訴訟はこのような経過の末に行われたものであったが、裁判所は上記の経緯を理解せずに、証拠を見ず、倉持の虚偽の弁明を聞き入れた結果、事実と全く異なる認定・判断を下したものであって、債権者は裁判所からも裏切られた思いである。倉持の悪質性は言うまでもないが、このような悪性の強い人物に対して法的に対処すべき裁判所がこのような理不尽、不合理な判断をするのであれば、裁判所が裁判所たる所以を失わせるようなものである。裁判所は本件判決について真摯に反省し、法の番人としての機能を取り戻す必要がある。(つづく)

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