金の亡者 名家滅亡への道

〔Xデー間近か〕
G社長が国税、司法当局から関心の的になってきたのは、これまでに触れてきたが、包囲網も狭まりいよいよ事件としての着手情報が浮上する模様だ。

下請けいじめで集めた“上納金”を気に入った女性へのプレゼントに使い、あるいはグループ会社の業務上で発生したトラブルで反社会的勢力との調整をするなど日常茶飯という話をこれまでに触れてきたが、上納金を個人的に費消すれば「みなし所得」となるから、税務当局に申告漏れを疑われる。また、暴排条例に抵触した強引な取引が一度でもG社長の周辺で横行していれば、警察だって黙ってはいない。それ故、下請けの憤懣が爆発して関係当局への告発(通報)が起きていたとしても何の不思議もない。発注額をとことん値切り、支払いサイトを延ばせるだけ延ばし、揚げ句には支払代金を担保に系列のファイナンス会社が融資を実行して金利を稼いだり上納金をせしめることでG社長もG社長の会社も潤って黒字を維持するなどという経営を貫いてきたG社長にこそ責任が集中するのは当然だ。その意味では、ようやくG社長が頭を冷やすタイミングが訪れたと言っても良いのではないか。

G社長がそもそも話題になったのは実兄が代表取締役を務めるホールディングカンパニーが株式を公開するにあたって、大株主との間でし烈な主導権争いが起きた7、8年前に遡る。株式の公開で、大株主が「公開価格が余りに安すぎる」と噛みつき、それを受け付けない経営陣に対してTOB(株式公開買い付け)の圧力をかけ、またグループ会社に粉飾決算の疑いがあるとか、真面目で慎重派と言われた経営トップの実兄についても女子社員との噂、情報が週刊誌に流れる中で弟のG社長も注目されたが、実兄はともかくG社長は日頃から“スネに傷”ある身だから、相当に慌てふためいた模様だ。まさに蚤の心臓の典型だが、しかしG社長の愚かさは、ほとぼりが冷めたと勝手に思い込んだのか、女遊びを止めず吝嗇にも磨きをかけるようなことを現在まで続けてきたことにあった。ここに、当局が改めて着手した所以があり、自業自得である。
G社長の“スネの傷”はいくつもあるから、仮に小さなゴシップが一つ弾けただけでも余罪が溢れ返るに違いない。(以下次号)

金の亡者 名家滅亡への道(1)

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日本有数の名家に驚愕の疑惑が浮上した。
東京は杉並区内の閑静な住宅街の、ひときわ大きな敷地にプール付き豪邸を構え、ベントレー、ベンツ、ポルシェほか高級外車を10台前後所有し、若い女を自由気儘に乗り替え、我が世の春を謳歌する自称“男の中の男 G社長”という人物が話題の主である。
東京渋谷にあるA学院大学出身のG社長がオーナーを務める会社は、文京区本郷に本社ビルを構えてビルメンテナンスや設備施工を業とし、グループ企業は20社を超える規模で、総資産は個人と法人併せて数千億円といわれている。
しかし、この男の錬金術が正常とは決して言えないのである。
金にものを言わせ下請けを泣かし、社員へは雀の涙ほどの給料で労働を強いる正にブラック企業で、自分だけ良ければ主義の典型的な人物なのである。
個人的に女を口説くのに必要だとしてブランド物や宝石、貴金属などを100万円単位で買うための裏金作りに余念がないというのだ。裏金は関連会社や自分の配下の会社を利用し上納させているという。
G社長の実兄は東大卒のエリートで、3大メガバンクのひとつである某銀行のトップを経て、現在は誰でも知るホテルチェーン企業の代表取締役に納まっており、日本経済界のドンと言っても過言ではない人物という。真面目で慎重派であるためか悪い噂はないが、しかしG社長は実兄と違って錬金術にばかり精を出し、しかもその方法が誠にえげつない。
「会社の年商が800億円規模で、G社長の個人年収は2億円とも3億円とも言われるが、経営陣の役員の年収は1000万円台に過ぎない。大企業の役員で1億円超の年収がザラということで話題になるような時代に、G社長の会社は個人商店そのもの」(関係者)
一般庶民からすると、そこまでの資産家に裏金など必要ないと思われるかもしれないが、そこは守銭奴の守銭奴たる所以であり、出すのは舌でも惜しみ、例え一円玉でも貪る一種の金銭中毒者と言えよう。
地位も名誉も財産も全てを持ち合わせているG社長であるが、残念なことに度胸が極端に欠如しているらしい。G社長は抜群な経済力を武器に企業買収や不動産買収を手掛けている中で、荒稼ぎを目論む代償として反社会的勢力との衝突も避けられない。
この状況に陥ると、G社長はビビリまくり、何と仲介者を入れて問題解決を図り、自分はすっかり影に隠れてしまうのだという。
コーポレートガバナンスやコンプライアンスが叫ばれて久しいが、反社会的勢力の人間と写真を撮っただけでも大問題なのに金のつながりまでできたことが発覚すれば、即座に暴力団排除条例の対象となり、社会から抹殺されるリスクは極めて高い。
しかし、それでも今だに金融機関から取引停止になっていない理由が有るとしたら、それはG社長が実兄の庇護の元にあるからという可能性を否めないのである。
仮に実兄に対する数々の忖度が働き、弟が守られているとすれば、名家といわれるG家全体への悪影響も免れまい。
今回は本誌が得ている情報を基に一部を記事にしたが、G社長が蔓延る限り悪徳財閥の謗りは免れなくなるに違いないから、今後も継続して真相を究明する。(以下次号)

金の亡者 名家滅亡への道(2)

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〔G社長の蛮行が止まらない〕

G社長が率いるグループ企業は、親会社を軸に20社を超えるが、そこに働く社員たちは、誰もが就職情報誌に載った「年間休日100日以上で残業は月に30時間も無い」といった雇用条件を鵜呑みにして就職したばっかりに、悲惨な社会人生活を送ることになった、と失望と後悔の念に溢れている。

本誌の取材で得られた情報によると、「基本給が限界ギリギリまで低く抑えられ、あらゆる手当が基本給を基準に設定されているから、馬車馬のように働いても毎月の給料は変わらない」という。

グループ企業には金融会社があるが、その会社が存在する目的がG社長らしい。親会社の本業はビルメンテナンスや設備工事で、下請け業者は数えきれないほどいるが、下請になると「下請け会」への入会が強制され、入会費や年会費を徴収される。下請けになったからと言って、常時受注するためには親会社の意向を汲んで徹底的な値切り、長期の支払いサイトに堪えなければいけない。そうでなければ、下請同士の競争に負けてしまうからだ。

しかし、それでは下請会社の経営が維持できず、毎月の運転資金が切迫するから、ここで金融会社が登場して融資を実行する。つまり、親会社が支払う代金を担保に子会社が融資をして金利という利益を貪る。取りっぱぐれは全くない。こうした下請け業者への扱いは、誰が見ても不条理としか言いようがないが、G社長は“温情ある計らい”と考えているから始末に負えない。今のところ現場を知る本社と金融会社の社員、下請け業者から非難や怨嗟の声は上がっていない模様だが、いつそれがマグマのように噴火するか、知れたものでは無い。

というのも、G社長は会社のM&Aやリストラに余念がなく、一旦は買収した会社でも不要になったと思えば、バナナの叩き売りのごとくに切り捨てる。最近の例で言えば、動物保険を業としている会社を高値で売却して巨万の利益を得たが、その会社に働いている社員の処遇などには一切目を向けなかった。前号でも触れたように、好みの女性にプレゼント攻勢をかけながら、時が経って飽きるとポイ捨てしてしまうG社長は、会社経営でも下請け業者への対応でも同じことをやっているのである。

G社長は、いざ自分のことになると、カネにものを言わせて傍若無人な振る舞いが際立つ。実兄が代表を務める巨大ホールディングカンパニーとの癒着を始めとして、私的な資産を増やしたり機密の交際費を捻出することを目的とした会社を用意する。G社長の欲望を満たす一つの例として東京銀座に開業している割烹料理店があるが、同店はG社長自らがオーナーである。

こうしたG社長の身勝手な振る舞いを行政当局が放置するはずも無く、着実に情報を手許に集めている中で、それが公然化する日もそう遠くはない。(以下次号)

金の亡者 名家滅亡への道(3)

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〔Xデー間近か〕
G社長が国税、司法当局から関心の的になってきたのは、これまでに触れてきたが、包囲網も狭まりいよいよ事件としての着手情報が浮上する模様だ。

(写真下:G社長)
下請けいじめで集めた“上納金”を気に入った女性へのプレゼントに使い、あるいはグループ会社の業務上で発生したトラブルで反社会的勢力との調整をするなど日常茶飯という話をこれまでに触れてきたが、上納金を個人的に費消すれば「みなし所得」となるから、税務当局に申告漏れを疑われる。また、暴排条例に抵触した強引な取引が一度でもG社長の周辺で横行していれば、警察だって黙ってはいない。それ故、下請けの憤懣が爆発して関係当局への告発(通報)が起きていたとしても何の不思議もない。発注額をとことん値切り、支払いサイトを延ばせるだけ延ばし、揚げ句には支払代金を担保に系列のファイナンス会社が融資を実行して金利を稼いだり上納金をせしめることでG社長もG社長の会社も潤って黒字を維持するなどという経営を貫いてきたG社長にこそ責任が集中するのは当然だ。その意味では、ようやくG社長が頭を冷やすタイミングが訪れたと言っても良いのではないか。

G社長がそもそも話題になったのは実兄が代表取締役を務めるホールディングカンパニーが株式を公開するにあたって、大株主との間でし烈な主導権争いが起きた7、8年前に遡る。株式の公開で、大株主が「公開価格が余りに安すぎる」と噛みつき、それを受け付けない経営陣に対してTOB(株式公開買い付け)の圧力をかけ、またグループ会社に粉飾決算の疑いがあるとか、真面目で慎重派と言われた経営トップの実兄についても女子社員との噂、情報が週刊誌に流れる中で弟のG社長も注目されたが、実兄はともかくG社長は日頃から“スネに傷”ある身だから、相当に慌てふためいた模様だ。まさに蚤の心臓の典型だが、しかしG社長の愚かさは、ほとぼりが冷めたと勝手に思い込んだのか、女遊びを止めず吝嗇にも磨きをかけるようなことを現在まで続けてきたことにあった。ここに、当局が改めて着手した所以があり、自業自得である。
G社長の“スネの傷”はいくつもあるから、仮に小さなゴシップが一つ弾けただけでも余罪が溢れ返るに違いない。(以下次号)

金の亡者 名家滅亡への道(4)

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〔情報入手! G社長の資産が見えてきた〕
G社長が会社で働く約2000人の社員には低賃金で雇い、下請けは発受注でいじめるだけでなく“上納金”を吸い上げて自分の好みの女性にプレゼントする原資にするようなドケチ人間であることは何度も触れてきた。それでいて、プール付きの豪邸に住み、高級外車を10台前後も所有して優雅なセレブ生活を送っているというが、このほど、その資産内容の一部が具体的に分かったのでお知らせしよう。
(写真下:G社長の豪邸)

先ずは杉並区内にある自宅だが、敷地400坪で写真にもある通りの大豪邸だ。敷地内にはプールがあるだけでなくガレージも優に外車3台以上が収まるスペースだ。そして、所有する高級外車だが、ロールスロイスファントム、ベンツ、ベントレーを始めフェラーリ、ランボルギーニに加えてポルシェは911、カイエンなどのスーパーカーが居並ぶ。また、数億円のクルーザーを所有しているほか所有別荘も多彩で軽井沢に始まり御殿場、湯沢、伊豆今井浜などに保有しているという。御殿場には岸信介邸があり、岸氏は周知のとおり安倍晋三総理の祖父にあたるが、屋敷は岸氏が昭和62年8月に死亡して後に御殿場市に寄贈され、今は一般公開されている。湯沢はコンドミニアムの模様だが、G社長の実兄が代表取締役を務めるホールディング系列のチェーンホテルがある。さらに、栃木県の那須にゴルフ場を有して、経営はグループ会社が行っているという。ちなみにこのゴルフ場は元の経営母体がバブル景気崩壊後に民事再生法の適用を受け競売を経た有名物件だった。

G社長の個人資産は1000億円単位と言われているので、ここに挙げた分はほんの一部と言えそうだが、それほどの資産家が好みの女性にプレゼントするブランド品を買う金を惜しみ、下請け業者から“上納”させるという甚だしい公私混同を繰り返しているのだから始末に負えない(浮気が妻にバレても懲りないという話もある)。 (以下次号)

金の亡者 名家滅亡への道(5)

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〔沖縄の土地売買に絡む反社会的勢力への利益供与が浮上〕
G社長が私的財産を強欲に増やし続けてきた経緯は、これまでにも触れてきたとおりだが、特に税務問題や反社会的勢力との関係は刑事事件に発展しかねない深刻な問題を含んでいる。そんな“危ない橋” を渡ってでも貪欲な金銭欲を満たしてきた事実をG社長が果たしてどこまで自覚していたのか、ひとつ問題提起をしたい。
G社長は2年ほど前に沖縄の土地1万坪超を地元の会社に売却して多額の利益を得たという情報が流れている。その土地を取得したのは数年ほど前に遡るのだが、実はその土地は反社会的勢力がしっかりと絡んでいたために、土地の価値は高かったにもかかわらず長い間誰も手を出せずにいた問題の土地だった。

しかし、売却すれば相当な利益が確実に出ることが分かると、G社長は目算があったのか、土地の所有者と交渉を進めて、あっさりとグループ会社の名義で購入した。案の定、取引に関わらなかった反社会的勢力が騒ぎ出し、本来ならば警察に相談すべきだったが、G社長は何故か秘密裏に反社会的勢力の攻撃を収めてしまおうと図って金銭で解決した模様だ。
周知のように、沖縄県は平成23年10月1日に暴力団排除条例を施行しており、G社長の行為は明らかに利益供与に当たる。

土地取引での利益獲得だけに目を奪われ、揚げ句には事を収めるために法律違反という暴走をしてしまったG社長にとって、この犯罪行為は氷山の一角に過ぎず、一族の崩壊につながる予感さえする。(以下次号)

金の亡者 名家滅亡への道(6)

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〔G社長の利益供与にキーマンX氏がいた〕
本誌は、G社長が、沖縄の不動産売買で巨額の利益を得ながら、反社会的勢力への利益供与を行っている疑惑を報じたが、つい最近になって思わぬ情報が飛び込んできた。それは、G社長には“黒子”とも言うべき人物(仮にX氏と呼ぶ)がいて、問題の土地取引だけではなく、G社長が秘密裏に処理したい案件の数々をX氏が処理をしていた可能性が高いとして、関係当局が情報収集に入った模様だという。ある捜査関係者が次のように言う。
「Xの行動が正確に把握できれば、G社長に関する証拠も揃う。XはG社長とは昵懇のようだが、周囲にたむろしているイエスマンたちとは明らかに違う」
利益供与を受けた反社会的勢力の中で利益分配に与れなかった者が県警サイドに告発しているというのだが、どこから綻びが生じるか分からない。X氏については、どうやらG社長の会社関係者ではないようで、利益供与問題でも反社会的勢力とは堂々と渡り合って処理をしたということで知られた存在になった模様だ。
G社長が土地取引で利益を横取りしたような印象を持たれていただけに、反社会的勢力との調整は是が非でも必要だったのかもしれないが、取引に不具合が無ければ警察に相談すれば良かったものを、何故利益供与など行ったのか。
G社長もX氏による調整で巨額の利益を確保できたようだが、X氏は数字にも明るくG社長が重宝がっているので、それだけG社長について相当の真実が見えてくるに違いない、と前出捜査関係者は言うのだ。本誌もG社長に係る連載を続けてきたが、それもいよいよ正念場を迎えたようである。(以下次号)

金の亡者 名家滅亡への道(7)

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G社長は無類の麻雀好きで、しかも腕前は超プロ級という。毎月3~4回は麻雀卓を囲むペースが過去10年以上も続いているそうで、誰もがG社長を「中毒患者」のように見ているという。相手を選ぶことなく、部下の役員や社員、下請会社からクライアント、経済界の顔見知りに至るまで、片っ端から誘いの声をかけるというから、声をかけられた方もたまったものでは無い。
賭けのレートは高く、先に解任された黒川弘務東京高検検事長はテンピン(千点100円)で首を切られたが、G社長の場合は常習賭博の容疑が真っ黒である。
そして、声をかけられた方もおいそれとG社長に勝つ訳にもいかず、顔を窺いながら付き合わされた揚げ句に負け分をしっかり払わされ、G社長がこれまでに儲けた金は累計で数千万円にも上るというから、半端な話ではない。
そして、麻雀で儲けた泡銭は、お決まりのごとく女性たちへのプレゼントに変わる。エルメス、ルイビトン、シャネルなど、高級ブランド品を眺める女性の隣でだらしなさそうに顔を崩しているG社長を想像してみると良い。もっとも、プレゼントをもらった女性がなびくかと言えば、確率はほとんどゼロに近く、ただただ賭博罪の容疑を自ら固めているようなものだ。
前号でも触れた通り、G社長を巡っては反社会的勢力への利益供与疑惑が色濃く浮上しているが、本誌にも新たな情報が続々と寄せられているので、今後も続報をお届けする。(以下次号)

金の亡者 名家滅亡への道(8)

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自民党の安倍政権で次から次へとスキャンダルが噴出し、政権の維持を脅かしている。黒川弘務東京高検検事長のマージャン賭博による解任、河井克行・案里夫妻の公職選挙法違反は、どちらも事件としては微罪なのに、誰もが安倍政権の崩壊を予感するほど大きなダメージとなった。その原因は全て、揺るがない権力を保持しているという奢りにあると誰もが指摘している。
堰を切ったように事件が頻発する背景には、コロナ禍で動きようがなかった司法当局が緊急事態宣言の解除により威信を取り戻すべく一気に攻勢に出たことが窺える。
G社長の場合はどうか。G社長は次男でありながら創業会社の跡取りとして何一つ不自由のない状況の中で、好き勝手放題に金銭への執着を強めてきた。事実上は裏金となる下請会社からの上納金、累計でも億円単位となる賭けマージャンの勝ち金、不動産取引で得た利益10億円(取引自体が反社会的勢力を憤らせる権益の横取りだったために利益供与という犯罪まで実行した)など、これらはすべてG社長個人の脱税の裏付けになっている。
G社長をめぐるこうした脱税疑惑が発覚したとき、本人はもちろん認識しているだろうが、堅実な生き方で今や大手ホテルチェーンを傘下にする企業グループのトップに君臨するG社長の実兄は、守銭奴そのものでブランド品のプレゼント攻勢で女性を漁りまくっている実弟G社長の実態を知らないはずなので、相当にうろたえるに違いない。実弟のG社長が刑事事件を起こせば、実兄もタダでは済まないことくらいすぐに分かる。G社長はすでに8年前後も前から実兄が企業グループのトップに上る中で実兄をおびやかす存在であった模様で、マスコミの関心事でもあったが、なかなか裏付けが取れなかった経緯があった。

(写真:G社長)

これまで本誌は、G社長を匿名で扱い、顔写真も背景を加工して掲載してきたが、それは、G社長との関係は不明ながら、某団体より記事化しようとするたびに圧力がかかっていた経緯があったからだが、それも最近になって「Gに関しては一切関知しないことにした」との通知を受けた。何があったのか、本誌が関知することではないが、これまで抽象的な形でしか記事化できなかったG社長をめぐる脱税疑惑、反社会的勢力への利益供与、賭博行為、さらには数多くの女性スキャンダルについて、全てを具体的に明らかにしていく。これまでのような生ぬるい記事にはしない。それは、本誌が特集しているほかの記事を参照すれば一目瞭然のことだ。
読者諸兄にG社長が何者であるか、そして、恥知らずな事件の詳細を明らかにするタイミングがようやく来たのである。これで、東京地検への告発を前提にして情報収集に動いてきた国税当局と確信的な情報共有ができる。(以下次号)

金の亡者 名家滅亡への道(9)

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前号で予告したとおり、今号からG社長の実名を明らかにして記事を掲載する。G社長とは太平エンジニアリング社長の後藤悟志である。空調設備工事とビルメンテナンスサービス事業で年商約700億円を誇る企業のトップである後藤個人の脱税疑惑にまつわる問題について本誌では、関係者の証言と共にいくつかの物的証拠を今後必要に応じて開示する。

(写真:後藤悟志社長 金銭欲が激しく脱税疑惑が浮上)

後藤による犯罪の一つに会社を舞台にした架空発注がある。これは後藤にとっては日常的なことで、知人や下請けたちの法人へ仕事を発注したかのように見せかけ、送金した金を後藤個人にバックさせるという、昔から知られたB勘定にする手口だが、会社に損害を与える特別背任であり、後藤は受け取った金は当然申告をしていないから脱税も加わる。
そして賭けマージャンでの所得隠し。後藤は昭和32年11月12日生まれで現在62歳になるが、10代の頃から賭けマージャンは常習で、これまでにも触れている通りプロ級の腕前で、後藤は毎日のように会社の幹部や社員、下請会社の社長、業界及び取引先の関係者に声をかけては雀卓を囲み、後藤がこれまでに得た金は累計で億単位になるというが、この金が女性へのプレゼントや遊興費に変わるのだから、雀卓を囲んだ相手が歯噛みする姿も見えてきそうだが、これはもはや接待麻雀の域を超えた犯罪だ。
さらに、本誌でも後藤の資産として紹介した高級外車数台やクルーザーを使った脱税もある。車やクルーザーの減価償却は6年から7年だが、十分な減価償却をした後に第三者に販売した形を取り、後藤にキックバックするという手口だ。後藤は最近、6億円のクルーザーを買っているが、減価償却を利用してしっかり裏金も稼いでいる疑いが持たれている。後藤はその一部もまた若い女性を口説くためのブランド品の購入や遊興費に使っているのだから、始末に負えない。家族や親族(特に大手ホテルチェーンを傘下にする企業グループのトップに君臨する実兄)は、どこまで後藤の事実上の犯罪行為を把握しているのだろうか。後藤をめぐるスキャンダルは金銭への度を越した執着に根差しているだけに、表面化した時の衝撃は大きく、後藤の家族や親族を見る周囲の目も大きく変わるに違いない。特に今は社会人で一流証券会社に勤務する未婚の娘への影響は甚大であることは間違いなく、後藤はそうした世間の評判というものを自覚すべきだ。実兄の場合も企業グループが上場を果たした8年ほど前から話題になり、特定の女性をターゲットに取材を続ける媒体もあったほどだ。

太平エンジニアリングは「一友会」という下請会社を束ねる会(加盟社約1000社)に一定の支払いサイトを設定している。また下請会社同士の見積もりによる競合を強いているので、仕事を取ったとしても下請会社に余裕などない。後藤は下請会社を完全に支配し、さらに本社の利益を確保するために、下請会社から会費を徴収するだけでは飽き足らず、子会社の太平フィナンシャルサービス(以下太平FS)というファイナンス会社を使って下請会社に対するファクタリング制度を設けている。
支払いサイトを長期にすることで、下請会社は資金繰りのために太平FSを利用するが、その際に担保となるのが太平エンジニアリングから下請会社への支払代金で、太平FSは決して取りっぱぐれがない。問題は太平FSが設定している手数料で、金利換算すると年24%(月2%)相当にもなる暴利なのだ。太平エンジニアリング、というよりも後藤からすると大幅なコスト削減につながる仕組みだが、これらのファクタリング収益が太平エンジニアリングの年商約700億円にどれほどの成果をもたらしているか、詳細を明らかにしていないが、公正取引委員会や厚生労働省は後藤が優越的地位を乱用して収益を確保しているかを徹底的に調べるべきではないか。そして、東京国税局もまた後藤個人の申告を洗い直すべきだ。太平エンジニアリングやグループ会社を隠れ蓑にして毎年の申告を誤魔化しているだけでなく、私財を増やし続けている手口について、さらに明らかにしていく。(以下次号)

金の亡者 名家滅亡への道(10)

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後藤は太平エンジニアリングの代表取締役で、同社は後藤一族の創業会社である。先代の後藤一之氏から社長を引き継いだのは平成8年のことで、後藤が同社に入社してからわずか9年目のことだった。典型的な世襲社長だが、後藤の金銭に対する執着は度を越していて、創業会社とは言え社長在任が長くなるにつれて後藤による会社私物化の本領が現れている。自身の年収は3億円前後(ウラで2億円)というのに、役員は軒並み1000万円前後で、本人は社用車として個人的に乗り回している車が10台ほどあるが、役員には社用であっても1台も認めておらず、年商約700億円を誇る空調設備工事業界上位企業の役員と言えども、取引先に出向くときには電車を使うという差別的な冷遇状態にある。

さらに同社は業界が厳しい雇用環境にある中でもさらに劣悪な状態にあるようで、社員の給与は「基本給」を低く抑えることで年間総支給額を圧縮しているという。民間調査機関の調査によると、新卒社員の3年後離職率は15%から20%とかなり高く、年中社員の臨時募集を行っているが、「ボーナス〇か月支給」と募集要項に謳いながら、基本給が低いために実際の手取り額の低さに失望する社員が多くいて離職につながっている。こうして、社内では上級役員から平社員まで後藤に対する怨嗟の声が渦巻いているという。

それだけではない、下請いじめも相当なもので、発注代金の値切り方も凄まじい。「一友会」という下請会社を束ねる会に対して発注のたびに見積もりを値切るだけ値切る手法を取っている。「ダンピングに応じない場合はキックバックを要求する」(同社関係者)というから、これは明らかに公正取引委員会や厚生労働省の指導対象である。こうした社員約1800人や下請会社に対する締め付けは全て後藤の指示によるもので、後藤の会社代表者としての責任は極めて重い。

これまでに後藤個人の常軌を逸した金銭感覚についても触れてきたが、後藤は後輩たちとの旅行会、飲み会(合コン)、ゴルフ等に自分から誘っておいて全て割り勘に徹しているという。合コンを開く場所は自分の店。ゴルフ場は栃木県にある自社所有の馬頭ゴルフクラブといった具合で自分の腹は痛まないどころか、これらについても後藤にとってプラスにはなってもマイナスになることは一切ない。銀座ほかのクラブのホステスの前では金持ちの自慢話に終始している後藤が、支払いになると同席者との割り勘にすることは常識で、必ず値切っている姿を想像すると、単なるドケチを超えたさもしさを感じる。周囲の人たちは仕事上の関係があるので仕方なく付き合っているが、楽しんでいる人は一人もいない。(以下次号)

金の亡者 名家滅亡への道(11)

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後藤は大変な女好きである。同社関係者によると「背の高い女」が好みのようだが、後輩や下請会社に声をかけて合コンなどを不定期に開くのもめぼしい女性を物色することだけが目的で、周囲の人間は顔には出さないが一人として楽しんでいる人はいないようだ。合コンで好みの女性に会えばブランド品のプレゼント攻勢が始まる。プレゼントで堕ちない女性に対しては最後に「現金100万円を渡す」(同社関係者)というが、世の中全てが金で解決できると、後藤は本気で考えているようで、それこそが後藤の人格や品格を疑問視する大きな要因になっていることを後藤自身が気づいていない。女性へのプレンゼントや現金攻勢での成功率は2割にも満たないのが何よりの証だ。女性には後藤の下心が見透かされているし、バカにされているに違いない。後藤はブランド志向が強く、上場会社のトップや役員には尻尾を振って媚を売っている。後藤自身に人やモノを見極める力はなく、取引先の東京ガスや三井不動産、日立ビルシステムほかゼネコンなど大手企業のトップクラスへの貢ぎ物には金に糸目をつけず、ブランド品、宝石類等を贈答している。これらと同様に女性へのプレゼントも当然のように経費で落としているという。後藤は自分を「男の中の男」とか「金払いが良い」 と周囲にも吹聴しているようだが、後藤がそれを言うたびに誰もが苦笑しているのだ。前号でも触れた通り、自分から飲み会やゴルフに誘っておいて支払いは全て割り勘にするような後藤を誰が「金払いが良い」と思うだろう。さらに下請会社などの弱者から巻き上げた金で口説く女性へのプレゼントを買うような後藤を誰が「男の中の男」と思うだろうか。

後藤の年収は表で3億円だが、裏でも2億円を確保しているという。裏とは無申告(脱税)の金で、手口の一つが架空発注だ。本来は納税義務のある法人の利益を架空発注で調整したうえに後藤個人にキックバックさせる。これは特別背任行為で重罪である。また、資産として所有する高級外車やクルーザー、航空機の買い替え等で減価償却を利用する手法も駆使しているが、気心の知れた知人や業者に超低価格で売却した後に業者が相場で売った代金の差額の一定額をキックバックさせる。沖縄の土地取引では10億円前後の利益を出したが、この取引では反社会的勢力に利益供与を実行するという犯罪を犯している。これも事実が表面化すれば金融機関は一発で取引を停止するから、太平エンジニアリングは経営危機に陥るし、後藤家の一族も非難を浴びるに違いない。中でも実兄の高志への影響は甚大と思われる。みずほコーポレート銀行の副頭取から西武ホールディングスに移り、同社のトップとして再上場を果たしたが、そうした実績も実弟の不始末で泥をかぶることになる。実兄は太平エンジニアリングの株主でもあるから、コンプライアンスから見ても責任は重い。

そうした犯罪行為が発覚した際に自身を含め周辺にどれほどの影響が出るのかを後藤はどのように受け止めているのだろうか。62年の人生で金の苦労は一切ないはずなのに金への執着は人一倍で、常習の賭け麻雀は、基本勝つまで止めない。あと半チャン、あと半チャンと言って雀卓を囲む相手を困らせ、止むを得ず敗ける相手から容赦なく掛け金を取る。ゴルフでのニギリも常習で、自分のゴルフ場ゆえにやりたい放題という。そんな日常を後藤は平然と繰り返しているのだから、恐らく犯罪という認識もないのであろう。後藤は今、証券会社に勤務する一人娘への相続税対策に躍起となっており、すでに娘に資産を移し始めているというが、これも節税の度を超すと重加算税を徴収され告発の対象にもなるから、その事実が実名も含め広く世間に公表される。しかし、後藤の場合はこれまでに触れているようにいくつもの犯罪行為が絡み合ってくるので、税の徴収だけでは済まされないに違いない。

他にも後藤は知人に無理な頼み事をして、何人もの人を動かして成果を出したにもかかわらず、約束を何回もずらして最終的には完全に反故にして連絡を絶ったとある関係者は言う。「知人の関係者等は後藤を絶対に許さないという覚悟を決めているようだ」。何人もの人に対して平気で裏切るようなやり方をする後藤が、近い将来に自身を滅亡させることになるのは自業自得である。このような人間が大企業のトップにいつまでも君臨していれば、後藤自身も会社も必ず破滅につながる。周囲の人間のことを考えない人間に発展はないから、さっさと社長の座を降りるべきだ。(以下次号)

金の亡者 名家滅亡への道(12)

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「後藤悟志がこれまでに積み重ねてきた悪事を客観的に分析してみると、国税当局から受ける追徴課税は、30億円は下らない」と関係者は語気を強めて言う。後藤は、いったいどれほどの悪事を重ねてきたのか。30億円超の追徴課税、中でも最も重い重加算税がかかる場合に国税は検察庁への告発を前提にすることが多いというから、後藤もしくは会社を対象に過酷な調査が進められるに違いない。本誌がこれまでに触れてきた疑惑を持たれている手口だけを見ても架空発注(キックバックの収奪)があり、個人資産を会社資産に置き換えた所得税逃れ(不動産取引)、あるいは資産売却に伴う減価償却を利用したキックバックの無申告等、もし、反社会的勢力への利益供与の事実が表面化すれば、不動産取引で得た個人所得を誤魔化している事実が発覚するというように事件発覚の連鎖が始まるのは間違いない。

前号でも触れたように後藤はモノだけではなく人に対してもブランド志向(?)で、太平エンジニアリングの取引先である東京ガスや三井不動産など各業界のトップクラスの企業のトップや役員に対する媚の売り方は尋常ではなく、「現金や常識を超えた値の張る進物は、場合によっては会社法(贈収賄ほか)に触れる」と先の関係者が言うが、問題はその金の出所だ。交際費の限度を超えた分は課税対象になり、その責任は後藤が取るのか、それとも会社に押し付けるのか。

後藤は愛娘を溺愛しているようで、資産を娘の名義に移しているようだが、相続税をケチるために度を越したやり方をすれば、国税の調査対象になる。杉並区内にある後藤の自宅の所有名義は敷地の半分が母親で、残りは太平エンジニアリングとなり、後藤自身はほとんど所有していない。これも太平エンジニアリングが後藤家の創業会社であるゆえだろうが、後藤個人の税金対策の一環と思われる。ちなみに太平エンジニアリングの主な株主構成をみると、後藤悟志(持ち株比率21.2%)を筆頭に後藤睦月(4.7%)、後藤高志(3.1%)、後藤俊子(0.8%)となっており後藤家の保有率は約30%で、民間調査機関の調査では「非同族」となっているが、これまでに触れてきたとおり、同社を支配して好き放題のことをしているのは後藤悟志であり、私物化同然の経営状態にあるから同族経営であることに間違いない。

先に触れた架空発注やさまざまなキックバックで荒稼ぎした金を御殿場にある別荘の建て替え資金に充てているのは、まさに会社私物化の証でもあるし、後藤は御殿場には土木工事の時から足繁く通っていたために、後藤を知る関係者の間では「土の中に何か埋めていたものを回収したか、あるいは新たに埋めたかしたのではないか」と噂になるほどだったという。

後藤悟志への怨嗟の声がますます激しくなっているようだ。低賃金で不当労働を強いられる社員や、工事代金を極限まで値引きされた揚げ句にファクタリングと称するファイナンスに縛られる下請け会社などのほか、後藤に裏切られた人間は枚挙にいとまがない。後藤の裏切りは全て後藤自身の異常な金銭欲から端を発しているが、裏切りを実感した人間は全員が異口同音に「後藤を絶対に許さない」と言っている。特にある団体は「威信にかけて後藤にシロクロをつけさせる」と言っているが、今後、さらに後藤にとっては深刻な情報(前号でも取り上げた国税の追徴課税に係る個別具体の情報)が本誌に寄せられるに違いない。

後藤の実兄は西武ホールディングスのトップに君臨するが、同人の場合も過去に女性問題で週刊誌が情報収集に動いた経緯があったが、特に真面目一本やりでスキャンダルめいた話が無かった実兄に降って湧いた、それも女性絡みだっただけに血は争えない。

後藤による反社会的勢力への利益供与、架空発注に伴うキックバックの収奪など、いずれも後藤個人に係る脱税案件はそう遠くない時期に表面化すると言われ、本誌も注目しているが、より詳細な情報を提供していく。(以下次号)

金の亡者 名家滅亡への道(13)

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後藤悟志は明星高校から青山学院大学へ進学しているが、関係者によると「明星高校から青学への進学はかなり厳しい」という。明星高校出身者のツイートでは「とにかく教師と生徒の民度が低く、外見だけで中身は空っぽ」という告白があり、さらに「進学クラスは難関校にも行けるが、本科クラスは偏差値の低い大学か就職かどちらか。1人2人難関校に受かったからって浮かれているやつが多い自称進学校ってやつ」と半ば言いたい放題だが、後藤が果たして進学クラスで学業に励んだのかは疑わしく、これまでにも触れた通り高校時代から賭け麻雀に興じ、エレキギターの腕前は玄人はだしと言われピアノも器用に弾くとあって、そうした娯楽に相当な時間を費やしてきたようだから、関係者が「勉強なんて、とてもとても……」と言うことからすると、自身のレベル以上の大学に進学したことになる。ちなみに、同高校のデータを見ると、青山学院大学への進学は2017年と2018年が6名だったのに比べ昨年2019年は24名に跳ね上がっている。何か大きなきっかけがあったのか、注目すべきデータだ。

また、幼少から現在まで極端に臆病な性格は変わらず、「今でも暴走族に出会うとすぐに逃げ腰になる」(関係者)と言い、ケンカになりそうな場面、巻き込まれそうな場面は絶対に避けて通るというから、後藤を知る周囲の同級生たちから「腰抜け」とからかわれていたようである。そんな後藤にとっては金が一番、何でも金で問題を解決できるという感覚が染みついてしまった所以であろう。

しかし、それにしても後藤の金銭への執着は異常で、後藤の身の回りは脱税疑惑ばかり。会社(法人)を隠れ蓑にしているためにかろうじて見過ごされた可能性はあるが、本誌の指摘により改めて調査をすべき個別の事案が浮かび上がっているのは間違いないことで、すでに後藤の居住地管轄の税務署を含め税務当局が過去の申告書類の確認作業を行い一定の成果を確保しているという情報もある。

一部には沖縄の不動産取引で反社会的勢力への利益供与情報が金融機関にも漏れ伝わって、「取引停止を念頭に置いた調査があった」という情報もある。これが何事もなくもみ消されたのであれば、それを可能にしたのは実兄高志に負うところが大きいに違いない。しかし、それが事実ならば逆に大問題でもある。実兄は東京大学を卒業後に旧第一勧業銀行に入行後、みずほコーポレート銀行副頭取時代に西武鉄道に転出して社長に就いた。西武グループの組織改革、機構改革を進め、今は総帥として西武ホールディングスのトップに君臨するが、それもこれまでに触れている通り、実弟の刑事事件まで視野に入った不祥事に巻き込まれたら、自らの進退に関わることは避けられない。

コロナウィルス禍で日本国中が大変な状況にあるにもかかわらず、後藤の女性漁りはお盛んの様子。自分の一人娘と年齢の変わらない愛人を囲いつつ、密閉空間で密接どころか密着という2密を実践しているようだが、いつ、どこで感染してもおかしくない状況は、後藤の会社グループの飲食部門が経営的にも大打撃を受けている現実を直視すれば分かるだろうし、また本業のビルメンテナンス部門でもクライアントには病院やホテル、大規模商業施設、飲食産業等が多く、収益の悪化がそのまま太平エンジニアリングの経営にも大きく影響を及ぼし始めている現実を承知しているはずなのに、後藤本人は懲りていないようである。それどころか、コロナ禍をこれ幸いと消毒液の販売で一儲けを企んでいるという話も聞こえてきている。全く度し難い人間としか言いようがない。(以下次号)

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