〔自己破産しても免責は受けられない〕
「金澤は『債務の支払を請求されたら自己破産する』というのが口癖のようだが、何ら責任を果たしていない」という金澤を知る関係者等の指摘がある。会社役員が金澤に対して起こした裁判で、会社役員から預かった車3台のうち1台は「盗まれた」と言って憚らなかったが、それでいて被害届を出していなかったのは辻褄が合わない。地元関係者によるとRが指示をして金澤にそのような主張をさせているという。また、裁判は金澤敗訴で決着がついているのに「クレネ」(当時約4500万円)という車の返却も数千万円の債務返済も一切していない。もっとも、自己破産と言ったところで、金澤は自身が暴力団との関係が深く、また詐欺や恐喝の常習という事実があるだけに免責にはならないことを自覚するべきだ。この裁判については、地元の人間も大勢が知っているので、「債権者は債権譲渡をして、本人に思い知らせるべきだ」という意見も多く聞こえている。
金澤と妻万利子については、関係者によると「万利子は金澤の債務の連帯保証をしていたにもかかわらず、裁判では『ダンナが勝手に印証を持ち出した』と言って責任逃れをしていた。また金澤は『子供に車を買うと約束をしたから』と言って、金を貸すまで帰らないということもあったが、そうした状況は金澤の側近も聞いているし、録音記録もある」という。金澤は会社役員に無言電話を昼と夕方の2回架けていた節があったが、あるとき会社役員が電話に出ると、金澤が「しばらくです。ちょっとお伝えしたいことがあって」という。会社役員が「何かな?」と聞くと、金澤は「実は、関崎(金澤の後輩)が伊東にいる高橋と私の会社の部長だったFの二人を殺すと言っている」などと言う。これには会社役員も怒りを覚え、「それが事実なら、関崎に先ずは私を殺しに来いと言っておきなさい」と言って電話を切ったようだ。これらの会話は全て録音されていて、何人もが聞いているという。高橋とFが裁判で陳述書を書いたことが理由のようだが、金澤という男は本当に始末に終えない。それもまたRの指示があったとも言われている。
また、金澤と妻に問題が起きると「吉村駿一」という弁護士が代理人に就くが、今までに何人もの弁護士が入れ替わっていたのは弁護士費用を払っていないからだった。裁判の場では吉村弁護士が「相手から毎日のように嫌がらせの手紙が来ている」と言った虚偽の主張を平気で並べ立てたり、ガレージZERO(新井)や倉持の件では調査もしないで書面を作成していたが、懲戒を恐れてか途中で代理人を降りた模様だが、弁護士としての資質が問われる。妻万利子にも“魔性の女”という評判が地元では立っているようだし、また金澤も「日常利用している車などは他人名義にしていて、差し押さえられないようにしている」「二人とも再婚で何人も子供がいるが、地方都市では特に子供たちの将来に影響が出るのではないか、という話もある」(地元関係者)という。
このように周辺が混とんとしている中で、倉持はいずれ出頭せざるを得ないのではないか。襲撃事件を起こしたのは、先ずは会社役員が所持していた書類の中に倉持関係の書類が間違いなくあると踏んで、それを盗るために会社役員を襲わせたと見られるが、実行犯がスタンガンやナイフで襲ったとなれば話は別だ。
倉持が「(金澤が絡む)大きなバック(暴力団?)が着いたから大丈夫だ」と見栄を張る場面があったことは前にも触れたが、会社役員としっかり向き合って問題を解決するという選択をしなかった倉持たちは親族や関係者等に迷惑をかけていることも考えておらず、しかも反社会的勢力がどこまで倉持や金澤を擁護すると言うのだろうか。すでに組員や準構成員、さらには配下の不良関係者も全てリストアップされているという中で、倉持は余りに軽率な行動を取ったことを反省するには遅すぎたようだ。実際に倉持はもちろん、消防署勤務の息子や病院勤務の娘、さらには実母のことを心配して、倉持の友人が倉持の姉や前妻のところへ行ったこともあったようだが、特に姉夫婦の言動は異常であったと言い、また前妻(美容室経営)と息子も常識のかけらさえなかったと感じたという。今後の動向次第ではリスト化されているという当事者たちを含め全て実名を公にする予定である。(以下次号)