鈴木義彦の偽証を増幅させた長谷川幸雄は悪辣(4)

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〔宝石強盗ピンクパンサーと鈴木の大きな違い〕
非常に巧妙な手口で、わずか数分で宝石類の窃盗を行いながら、今まで殺人は一度も犯さず、警察に捕まった仲間を助けるということを特徴としている犯罪組織のピンクパンサー。これまでの情報によれば、ピンクパンサーは旧ユーゴスラビア(現セルビア)難民を中心に200人ほどのメンバーで組織され、ヨーロッパを拠点に過去10年間で約128億円の被害を出しているという。
日本でピンクパンサーの名が話題になったのは、平成16年3月に東京銀座の高級宝石店で約35億円の宝石が奪われる事件が起き、2人組の犯人がピンクパンサーのメンバーではないかと報道されて以来だった。また、3年後の平成19年にも同じく東京銀座の宝石店が2人組に襲われ、2億8000万円相当のティアラ、ネックレスが奪われる事件が起きたが、この事件についてはその後、警視庁がICPOを通じて国際手配した結果、平成21年3月29日に偽造旅券で出国しようとした容疑者の一人がキプロスで逮捕され、翌平成22年8月に日本に引き渡され、日本の裁判所で懲役10年の判決を受けた。

プロの犯罪集団でありながら、わずか数分で犯罪行為をやってのける鮮やかな手口や殺人を犯さないという“信条”(?)に、誤解を恐れずに言えば共感する声もあるほどピンクパンサーは日本でも有名になったが、それと単純な比較はできないものの鈴木義彦の事件を見れば一目瞭然で、鈴木に共感する者は誰一人としていないということが分かる。それどころか、鈴木が平成18年当時で総額470億円を海外に流出させたという事件では、すでに触れてきたように天野裕、大石高裕を始め10人前後の身内の人間が自殺や不審死、あるいは行方不明になっており、いずれも真相が解明されていないのだ。ピンクパンサーの特徴に挙げられている、警察に捕まった仲間を助けるという逸話についても鈴木は全く逆で、志村化工株の相場操縦事件では逮捕・起訴された西義輝に罪を負わせて独り逃げ切ってしまった。しかも、西が口をつぐむために鈴木が約束した利益の分配をしなかったばかりか、分配金を受け取るために出向いた香港で西は殺されかける事件さえ起きた。鈴木は「西に香港で分配金を渡す、という約束をしたことは一切なく、すべて西の作り話だ」とまで否認したうえ、それに前後して鈴木の悪友である青田光市が指示する格好で西に対する尾行がつけられ、西は極めて不安定な精神状況に置かれた揚げ句、自殺してしまった。
自己の利益を最優先にして、周囲の関係者を犠牲にしても平然としている鈴木という事件師を、鈴木を知る者の誰もが許さず「天誅」を望むのは当然の心情である。(以下次号)

2020.03.24
     

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