鈴木義彦の偽証を増幅させた長谷川幸雄は悪辣(6)

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読者投稿で寄せられた「ご質問」の中で多く寄せられたものの中から代表的なものを選び、以下に掲載します。ご質問の多くは鈴木の虚偽証言、誤った事実認定に基づいた判決を出した裁判官に関することですが、他にも鈴木や青田の家族、親族が彼らをどう見ているのかといったご質問も散見されます。これらのご質問は本誌が鈴木や裁判官に対して抱いている疑念でもあるため、読者投稿の欄とは別に編集することに致します。

《鈴木の証言や陳述が多くの証拠によりほぼ全てウソだと判明しているというのに、裁判官は一部を見抜けなかったなら分かるが、全てを見落としたか無視している。それに鈴木が認めている部分さえ認めていない、というのもおかしすぎる。鈴木の多くの事件の中で特に親和銀行事件で逮捕された容疑を見ると、担保価値がないものを持ち込んで総額100億円以上の融資を受けたり、暴力団がらみでマッチポンプを仕掛けたというが、そうした鈴木の姿勢(手法)に裁判官は何故注目しなかったのか、誰もが不信感を持つのは当然で、万人に分かる説明が絶対に必要不可欠だが、品田裁判官には裁判官としての使命感はなかったのか? 高裁を含む他の裁判官はどうだったのか?》(注:同様の趣旨の投稿が最も多くありました)

《鈴木が外為法違反を承知で株取引で利益が出るたびに海外に大部分を流出させたのは、どうして可能だったのか。オフショア―に作ったペーパーカンパニーのお陰か? 茂庭進という海外駐在が長かった元証券マンや常任代理人に就いた杉原正芳弁護士のノウハウか?》

《鈴木に聞きたい。自分が犯罪を重ねていることに自覚も反省も無いのか? 自覚があれば、のうのうと生きていられるはずはないと思うし、億単位の金を使っていれば、すぐに人の目に留まると思うから、それにも神経を使っているはずだが、それほど上手に生きられるものなのか? それでも、許されることではないし、世界中で数多くの人間が注目している中で誰かに見られていると思わないか。記事には鈴木や青田の顔写真が載っているが、もし青田が悪事を働いてもすぐに金の流れで鈴木の動きもキャッチされ、正体が知られてしまうのではないか?》

《鈴木のウソが証拠によりほとんどが暴かれたことで、この裁判については国内外から疑問の声が多く上がっているようだが、それは当然のことで、もちろん関わった弁護士や裁判官に対してもこのまま見過ごしたら日本の法曹界は笑いものになるのではないか? それに自殺者、不審死者、行方不明者すべての解明はできないのか? 鈴木が用意して杉原弁護士が常任代理人を務めたペーパーカンパニーのリストを作成して公開できないか? 読者からの情報提供もできるだけ公開するべきではないか?》(注:世界中の読者、関係者から同様の投稿が多く寄せられています)

《裁判官の過ちを糾したり、問題提起することはできないのか? これができなければ、日本の法曹界はナレアイというレッテルを貼られ、裁判所の威厳がなくなるだけでなく恥さらしと言われかねない》

《鈴木は親和銀行事件で有罪判決が出たというが、執行猶予中の平成12年から平成16年までの間の海外渡航で裁判所の許可はいらなかったのか?》

《鈴木は合意書や和解書、借用書に自署しているのに、裁判官の一存ですべて無効にできるのか? 裁判官は、鈴木が主張した強迫や心裡留保を採用したが、和解協議の場で鈴木が西に対して「それじゃあもう命落とせば良いじゃないか、今。そんだけの腹あるのかお前」と発言したことを裁判官は何にも考慮していない。強迫しているのは鈴木であって、こんな明らかなことを裁判官は見逃しておいて合意書と和解書を無効にしたのだから、重大な過失ではないか》(注:裁判官の責任感、使命感への疑問が多く寄せられています)

(写真下:鈴木の自宅があるマンション 鈴木と家族は住んでおらず所在を不明にしている)

《鈴木や青田の悪事を身内も家族も知っているはずなのに、鈴木の行為が事件化したら家族も世間から未来永劫いつまでも白い目で見られると、本人たちはどこまで本気で真剣に考えているのだろうか?》

《鈴木にかかっている嫌疑はあまりにも多いが、いい加減な判決ひとつで済ませてしまって良いのか?》(注:日本の裁判所に対する評価ですが、世界からどのように思われているか? という疑問は多く寄せられています)

《鈴木の虚偽の証言や主張は弁護士との合作と思うが、裁判の原則は証拠主義ではないのか? この一件で裁判所への信頼がなくなるのでは、あまりにひどすぎると読者の多くが感じているのではないかと思う》

《鈴木義彦さん、あなたは、本当はA氏から手形や借用書でいくら借りたのか? 「念書」では預かったと書いたピンクダイヤと絵画を裁判ではA氏から買ったと言った。どっちが本当なんだ? A氏は貸金を28億円と言って証拠も出したが、借りていないものまで書類を書いたというのか? A氏から金を借りられたのは、西義輝が明かしているように全て西の保証があったればこそではないのか? 弁護士や裁判官も記事を読んで、本音ではどう考えているのかを知りたい》

(写真下:鈴木の実父と妹が住むマンション 鈴木が脱税した金で買ってもらったと言われる)

《鈴木と西の株取引は宝林株から始まったという。その買取のための3億円は鈴木の証言は二転三転しているが、本当は誰が出したんだ? 鈴木は親和銀行事件で逮捕される3日前にA氏から8000万円を借りたというが、何故それを西には内緒にしてとA氏に頼んだのか? 西の奥さんからも1800万円を借りていたからか?》

《ピンクダイヤモンドと絵画をA氏に言い値の3億円で買ってもらっていて、絵画は他に担保に入れていたために一度も持参しなかったというのは詐欺だ。その2点を「3億4000万円で売らせてほしい」と言ってピンクダイヤモンドを持ち出しながら返しもしなければ金も支払わなかったのは信じられないほど悪質過ぎる。鈴木がピンクダイヤモンドを持ち出したのはA氏から逮捕情報を聞いたその日にというのは計画的だったのではないか? 裁判官は、当事者はエフアールで鈴木ではないと認定したが、A氏はNo.2の天野という常務に会ったことすらない上に、天野自身が鈴木の主張を否定しているのに何故鈴木ではないと言えるのか。全くおかしい》

《東京地裁の判決が出る直前に鈴木の代理人である長谷川弁護士が大勢の前で「絶対に勝訴する」と大声で断言したというが、いったい何の根拠があってそんな言い方になったのか? 文字通りに受け取れば判決を書いた裁判官から事前に何らかの情報をもらっていたことになる。それって、裏取引があったということではないか?》

《合意書にサインしたのは西への協力で仕方なく、ということではない。鈴木は資金繰りに窮してにっちもさっちも行かなった上に親和銀行事件で逮捕された直後のことだから。しかも、「株では20億、30億の授業料を払ってきたから自信がある」とA氏を説得したのが鈴木であったということであれば、それを裁判官が審理で確認しなかったのは何故だったんだ?》

《平成14年6月27日にA氏に返済する10億円を西義輝に渡したと言って鈴木が15億円の借用書を書いた件、借用書には確定日付があるのに、鈴木は「西に10億円を渡したという話はしていない」とか「その日は会っていない」と言い出したが、借用書に署名して公証役場で確定日付を取っていることをどう説明するのか? 西はA氏から問われて鈴木から10億円を受け取ったことを認めて同額の借用書を書き、これにも確定日付がある。じゃあ、鈴木が西に10億円を渡した目的は何か? 合意書の破棄への報酬と言った西に鈴木は反論できないどころか、和解協議の際に西に「これだけは認めろ」と言われて仕方なく認めたのじゃなかったのか? そうであれば、唯一の証拠として出した確認書(平成11年9月30日付)も鈴木の主張がウソだということが明白になる》

《和解書の作成経緯が強迫とか心裡留保とか、裁判官は何故、鈴木の主張を認めたのか? 鈴木自身がその後の手紙でA氏に大変世話になったとか、一目も二目も置く人間と書いていた。そうであれば裁判官が「強迫があった」とした上に「それ故に心裡留保だ」としたことには何の根拠もなかったのではないのか?》

《鈴木がA氏に送った手紙には「本日再度、出国せざるを得ません。当分の間、帰れません。理由は、国内で問題が発生しました。国内から海外へ切り口を付けようと本気のようです」「海外に口座を作ってほしい」と書いているが、これは、まさに鈴木が株取引の利益を海外に流出させて隠匿している事実を自白している。そして情報漏洩は「西しかいない」と言っているが、和解書でA氏と西に25億円を支払い、さらにA氏には20億円を別に支払うと約束しているのにそれを反故にするようなことは有り得ない。鈴木が所在を隠すための言い訳に過ぎない。鈴木は利益の隠匿(脱税)をしっかり認識して神経質にさえなっているが、どうしてこういう問題を裁判官は無視したのか?》

《鈴木と青田の関係は正確にどう見たら良いのか? 記事では、青田は鈴木の“裏方”とか“汚れ役”とか言って、親和銀行の美人局を仕掛けたり、利岡襲撃事件に関与が疑われたりで、目先では鈴木には重宝だろうけれど、とんでもなくプレッシャーになる存在ではないかと思う。下手をすると命取りにだってなりかねない。そういう目で見た時、例えば和解協議の後で約束を反故にして代理人を立てると言って青田を指名したのは、青田が「A氏に金なんか払うことはない。俺に任せてほしい」などと言いながら金のために横やりを入れたからとも考えられる。青田に引きずられて、どんどん泥沼にはまり込んで行くような状況に鈴木はブレーキをかけられずにいる、とも考えられる》

《裁判官の不正は以前からも指摘されているが、品田裁判官は鈴木がA氏に送った手紙を読んだのか? 手紙を読めば、和解書を強迫とか心裡留保の結果作成されたという裁判官はいないと思う。読者の多くが品田裁判官の姿勢をすべて理解できず、何か思惑があったのではないかと感じていると思う。原告の弁護士も大事な所で反論も追及もしていないように思うが、それも理解できない》

《合意書の取り決めから言えば、鈴木と西は和解書で不正を認めているので取り分はないことになるが、鈴木は何社かのペーパーカンパニー名義で1000億円以上を蓄えている。鈴木と西が株取引で使った株価の買い支え資金は西が認めていた分でも207億円だったというから、それをコストとして差し引いたうえで3等分するのが合意書を交わしたときの約束ではなかったのか? 鈴木は真実を認めてその約束を先ずは実行することだ。西は全ての債権をA氏に譲渡しているではないか?! 本来ならば2人は合意書に違反したから取り分はなかったはずだ》

《西義輝は鈴木の口車に乗って取り返しのつかないことをしたと、命と引き換えの反省(後悔)を遺書に残したが、鈴木は西の行為を全く無視した。そこまでのワルはいない。その鈴木の悪性を容認した品田という裁判官は罪が深い》

《青田と平林は鈴木から多額の報酬をもらおうとして、脅迫や心裡留保なんていう好き勝手な作り話をしたとしか見えないが、それさえも裁判官が判決で採用した。しかし、鈴木が株取引の利益を独り占めしているという点にはほとんど関心を示しておらず、それで審理に大きなズレが生じてしまった。裁判のポイントを裁判官自身が故意に外しているとしか思えず、動機は何だったのか? これだけ大きな裁判で余りにおかしすぎる判決と言わざるを得ない》(以下次号)

2020.04.07
     

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