《種子田吉郎は、理事長の役目がお飾りでしかないことを就任当初から承知していたはずだ。父益夫が調達した資金で病院を買収し、併せて運転資金を賄っていたことも身近で見聞きしていた。そうした経緯を無視して「父親は関係ない」と言うのは、まさしく父親もワルだが、息子は輪をかけてワルだということになる。病院の公共性を盾に担保提供を拒めば、病院の理事長の立場でしっかり社会的責任を果たせということになり、相続放棄さえすればそれで済むとはならないはずだ。T氏の前で「父がご迷惑をかけました」と一言謝るのが息子吉郎の第一にやることではないか》
《身内の人間ですら種子田親子の悪どさには辟易としていたようだ。それほどのワルだから種子田の後見役として目を光らせて来た瀧澤孝(故人)ですら最後には煮え湯を飲まされることになった。瀧澤がT氏の事務所を何回も訪ねて、最後に別荘の権利証を置いて行った話は、瀧澤なりの誠意だったかもしれないが、T氏が被った被害を埋めるには遠く及ばない》(関係者より)
(種子田吉郎は父益夫の代役を立派に果たしていると墓前で胸を張っているのだろうか。もしそうならば、社会人としてのルールを弁えない本当のろくでなしだ。嘘や偽りで固めた人生を過ごしてきた種子田益夫がいなければ、吉郎には病院という公共性の高い施設の理事長にはなれなかった。しかし、吉郎は益夫が実質的にオーナーだったことを隠してきた。誰もが知っている事実を隠したまま病院の権益を死守しよとしても、それは不可能だ)
《種子田は犯罪行為で有罪判決を受け、償いを求められた。しかし、何一つ反省した様子は窺えない。悪人には必ず報いがあることを息子の吉郎はしっかり受け止めて、自分が悪人と呼ばれないよう、反省するべきだ。人をだまし続けて過ごしてきた人生には必ずそのツケが回ってくる。吉郎はそのことにまだ気づいていないと言うのか。先々、必ず「あの病院は」という悪評がいつまでも残るだけでは済まず、子供たちにも波及する》
《病院は国の社会保障制度を維持する基幹的な役割を持っているが、種子田吉郎に父益夫の債務をしっかり返済させることができたら、その資金もまた社会保障に役立てられる使い方があるはずで、T氏は折からコロナ禍で大変深刻な状況にある人たちを救済する何らかの支援組織を立ち上げるという構想を描いているようだ。その実現のためにも、吉郎はT氏に謝罪して債務の処理方法を話し合うべきだ》
《一般的な親の遺産を相続したという事とは違って、種子田益夫がT氏達を騙し取った金で買収してきた病院に、長男の吉郎を医師の資格も無いまま不正な手段で病院の理事長に就任させながらコントロールしていくという計画的犯行で、息子である吉郎も明らかに父益夫と共謀していて、共犯である》
《種子田吉郎が理事長となった経緯を考えれば、息子の吉郎には「父親の問題は自分には関係ない」と言えるはずはなく、負債が巨額であっても誠意を持って対処していかなければならない。それが責任を果たすことであり、吉郎本人が一番認識しなければならないことだ》
《種子田吉郎が今現在も医師の資格も無いまま理事長として君臨していることが不思議でならない。病院の幹部たちとはどういう関係になっているのか。違法な手段で理事長に就任したんだろうが、今からでも大きな問題として取り上げ、追及しなければならない事案ではないか》
《病院グループが今日あるのは、種子田の側近だった田中延和氏の手腕と言っても過言ではない。その田中氏に対する種子田親子のぞんざいな扱いは、人として到底許されるものでは無い》
《種子田益夫は債務を返済しないまま死亡したが、その債務処理は吉郎ほか弟妹たちが責任を果たすのは当然だが、T氏は債権を回収するのは当然としても、それを今、コロナ禍で生活が立ち行かなくなっている人たちのセーフティネットを作る資金に充当しようと言っている。公共性の高い有益な事業に使われるならこれ以上のことは無い》 (以下次号)