《悪人には自分がやったことの報いが必ずある。種子田益夫の場合もそうだ。武蔵野信金がらみの背任罪では逆転有罪に、東京商銀信用組合の事件では有罪。さらには臓器移植もドタキャンと、人を騙し続けて過ごしてきた人生で、まだツケを払っていないのが病院グループを巡る債務の返済だが、当然、益夫の死後は吉郎以下益代、安郎の子供たちが連帯して責任を負うべきものだ。種子田益夫は家族に病院を遺したと考えていたかもしれないが、詐欺で人を騙せば、その報いは必ず子供たちに及ぶ。病院グループは子供たちのものではない。借金を払った後に残ったものだけだ》
《相続というのはプラスとマイナスを併せて成立するもので、種子田吉郎ほか益代と安郎の弟妹も揃って負の遺産を相続放棄するのであれば、常仁会病院グループの権益も放棄するのが当然である。種子田益夫は牛久愛和総合病院が500億円以上に評価されると言っていたが、即刻、病院を売却するなどしてT氏とT氏の友人知人に弁済すべきである。息子の吉郎は理事長という責任ある立場で系列病院全ての買収経緯や実態を世間に明らかにして、父益夫の代わりに債権者たちに謝罪すべきだ》
《常仁会病院グループはT氏とT氏の知人からの借り入れで買収し経営維持できたものなので、借金が返せないのなら代物弁済をすれば良い。そんな単純な解決策を実行させるために、吉郎に責任を自覚させるような心ある人間が吉郎の周辺には一人もおらず、父親ばかりを見続けてきたことで吉郎は最低、最悪の人間に成り下がっていると言わざるを得ない。このような無責任な人間に理事長の職を任せるべきではない》
《常仁会グループ病院は恩を仇で返すような理事長が経営する病院と知ったら、いったい誰が信頼して通院するだろうか? 患者の意思を尊重すると謳うならば、地域医療支援病院として先ず患者に対しても誠実な対応をしているという経営姿勢を見せなければならない。ただし病院が多くの債権者から騙し取った金で維持されてきたという実態を知った患者には、どんな治療も処方薬も回復、治癒にはつながるわけがなく、すぐにも退院したいという患者が続出するのではないか》
《種子田吉郎を巡る相続手続きは、父益夫の負の遺産を切り離してしまおうとするあまりにも身勝手な犯罪である。関根栄郷弁護士(故人)がどれほどの知恵を絞って、種子田が買収した病院グループを一族の資産にすり替えたのかは分からない。しかし、長男吉郎及び家族ほか兄弟と家族が益夫から病院の権益を生前贈与されていた事実は揺るがないはずだ。そうであれば、益夫が病院を買収した資金、その後に経営を安定化させるための運転資金をT氏やT氏の知人から借り受けても返済を滞らせ続けた責任は吉郎ほか種子田一族にも及ぶのは当たり前である。T氏やT氏の知人からの巨額の債務を都合よく切り離して権益だけを享受している不公正さは断じて許されないことで、税法上でも問題があるのではないか》(関係者より)
《T氏もたまったものではない。種子田がT氏から借りた借金は平成15年で金利を含め368億円以上になっていたが、山口組芳菱会の幹部に「タマを取る」と脅されたり、男気で種子田を助けたことを種子田益夫本人ばかりか長男の吉郎までもが踏み倒そうとしている。絶対に許されることではない》
《種子田のような人間につける薬はない。長男吉郎の不祥事や責任問題はすでにネット上でも相当に拡散していると思うが、それ以上に“時の人”となってもらうのが良いのではないか。父親益夫前科前歴は売春斡旋(場所提供)に始まり、いくつもの金融機関を巻き込む事件に及び、反社会的勢力との付き合いや演歌歌手の石川さゆりまで登場している。話題には事欠かないはずだ》
《従前より保有していた4か所の病院を統括するとして東京本部が出来て、専務取締役本部長に就いた田中延和氏が経営が落ち着くまでの数年間は種子田が持ってきた資金で資金繰りをしていたと明言している。T氏が種子田に融資をした金が病院経営に使われたのは間違いない。しかも吉郎は常務でもあった訳で、この期に及んで「父親とは一切関係ない」と言い続け、父親が死亡すると相続放棄の手続きまでするのは決して通らぬ話だ》
《吉郎の罪は重い。名義貸しは税務署が一番注視する脱法行為だ。吉郎は名義の貸主なのだから名義を借りた父と同罪になる。明らかな相続税法違反だ》
《吉郎が理事長職に就いた陰には代議士が関与しているそうだが、通常の手続きでは理事長就任が不可能だった証でもある。丹羽雄哉議員への献金と称した贈収賄疑惑だけでも真っ黒だが、用意周到に計画的に借金詐欺を重ね、踏み倒すような振る舞いは看過できないし、その父と共犯に及んだ息子吉郎が自らの悪事を認めないことも許せない。吉郎を公の場に引っ張り出して白黒をつけるべきだ》 (以下次号)