《鈴木は、A氏との約束を守らず宝林株で得て隠した利益金約160億円を元手にジャパンオポチュニティファンド(JOF)を組成し株売買で運用していた。この時JOFのファンドマネージャーが霜見誠(故人)だった。金融証券業界の人間の話では運用金額は300億円ぐらいだという。このJOF はクロニクル(旧FR)の社債を13億円引き受けていて、クロニクルに入った13億円は鈴木が流用していたという。どこまでやり方が汚い男だ。この事は霜見とクロニクル会長の天野裕氏は知っていた。鈴木はここでも自分の欲だけを満たす運用をしている》(関係者より)
《鈴木は「確認書」を盾に「債務は完済された」と主張し、裁判官は西が「株取引の利益」と言ってA氏の会社に持参した15億円を返済金として扱う判断を下しているが、「確認書」に関しては西の懇願(手形13枚の額面総額の借用書と「確認書は便宜的に作成するもの」と書いた書面をA氏に手交)で仕方なく作成した経緯があるのに、またA氏に対する債務額に関しても元金だけで28億円あるのに15億円で何故完済になるのか、を検証していない。鈴木に対しての債務減額の話はあくまでも今後の株取引において継続的な利益配分があることが前提であって、鈴木の虚偽が発覚した時点で当然ご破算になっている。支払われた15億円は「合意書」に基づいた株取引の利益の分配金にほかならない。こうした経緯を裁判官は検証するどころか全く念頭に置いてさえいない》(関係者より)
《霜見誠(故人)は、行方不明になった鈴木の後輩で証券担保金融会社「五大」の社長、吉川とも懇意にしていたという。スイスを舞台にした3人の動向は誰も知らないが、何故か鈴木だけは安穏と豊かに暮らしている。3人には金銭絡みのやり取りがあったと思われるだけに、当然、金銭絡みのトラブルが起こったことも考えられる。3人の中心人物は鈴木であるから、吉川の失踪(鈴木は吉川の知人に死んだと言っている)や霜見の殺害事件の真相を鈴木が知らぬはずはない。鈴木の周りには不可解な事件が多いと言われる所以だ》
《鈴木は、家族と共に神奈川県内に住民票登録をしていたが、事実上は住所不定だった。親和銀行事件で保釈された後、裁判所に届け出ていたのは都内の愛人のマンションだった。平成19年当時A氏の代理人だった利岡は情報収集に奔走し、鈴木の父親の元に2年間通い続け、鈴木を説得するよう依頼し続けた。利岡がそういう動きをしていることを鈴木は父親から聞いていたのだろう。鈴木はそんな利岡を煩わしく思い、青田に相談した。青田は金の為なら何でもやる男だ。青田は当時でも20年来付き合いのある広域指定暴力団稲川会系の習志野一家のNo.2の楠野伸雄に相談した。そして「利岡襲撃事件」が起きた。犯人は逮捕された。伊東署は習志野一家下部組織に所属する組員と無職の男と発表した。利岡は襲われた時の事を「犯人には殺意を感じた」と言った。利岡には武術の心得があったため防御できたが、それでも全身打撲で3ヵ月の重傷を負った。この事件は犯人が所属する組織の組長と利岡の間で示談が成立した為にうやむやに終わったが、ここでも鈴木が金の力で処理したことは想像できる。鈴木とA氏に関連する事件の為、裁判でも取り沙汰されたが鈴木側弁護士が「襲撃ではなく、偶然に起きた諍い、あるいは事故」と主張した。A氏側は反論し病院から入手した診断書を提出したが、A氏の代理人中本弁護士の手違いがあった事もあり、裁判官はA氏側の言い分を無視した》(関係者より)
《合意書から和解書作成までの7年間、殆ど3者間での報告や協議が行われていなかったとして合意書の有効性を認めるには余りに不合理として、裁判官は無効としたが、しっかりと検証すれば当事者が何回会っているか事実を把握できた筈だし、鈴木と連絡が取れなくなったのも鈴木自身の意思で逃げていたのだから協議が出来なかった責任は鈴木にある。しかしそれでも7年間、西が鈴木に言われるがままにA氏から株の買い支え資金を引き出し続けていた事実は判決に大きな疑問を残す事実ではないか。A氏はしっかり主張していたし、借用書等の証拠も出していたが、この事実を裁判官はほとんど無視して詳しく検証していない。西がA氏と株の事でやり取りをするのは、鈴木の代理人の立場でもあった事は間違いない訳だから、鈴木が裏で関わり続けたことに、裁判官はもっと目を向けるべきではなかったか》(関係者より)
《鈴木は、自分にとって都合が悪くなった周囲の人間を切り捨て排除してきた。鈴木が関与しているのではないかと疑いのある出来事は、FRの天野氏の自殺、大石元専務の事故死、証券金融会社社長の吉川某の行方不明さらに香港で西が襲われた事件、A氏の代理人利岡が襲撃された事件等、数え挙げればきりがないほどある。鈴木が直接手を下してはいなくても、金と青田を使って工作した疑いが濃厚で、それだけに一つ一つの事件で説明をするべきだ。鈴木は、詐欺や横領、偽証といった悪事を日常茶飯事のように犯しているが、恐ろしい凶暴性も隠し持っている悪党だ》
《長年にわたり、右腕として鈴木を補佐してきたクロニクルの天野裕氏が京王プラザホテルの一室で自殺したのは平成23年8月3日の事だった。しかし、クロニクルは「早朝に自宅で、心臓発作で死亡した」と発表した。これだけの違いがある発表を指示したのは誰なのか。鈴木以外には考えられないが、自宅で病死ならば警察も検死して解剖されるのではないのか。そのまま病死で処理されたのは不可解だ》
《鈴木が親和銀行事件で逮捕される情報をA氏が3日前に知り鈴木に伝えたが、その時すでに鈴木は警視庁から事情聴取を受けていた筈だ。この時おそらくA氏は鈴木を気遣い、懇願された8000万円を貸し出したが、鈴木にしてみればチャンスとばかりに申し出たに違いない。人の心の動きを敏感に察知する鈴木は、A氏の自分に対する対応に付け込んだのだろう。そして更にピンクダイヤを持ち出している事を考えると、時計やピンクダイヤの売却代金や借入金さえも支払う気などさらさらなかった事が容易に想像がつく。A氏の親切心が鈴木をつけ上がらせてしまったのは皮肉であり、鈴木という人間の感覚は常軌を逸している》
《裁判官は、鈴木がA氏宛に書いた2通の手紙を検証したのか。この中には鈴木がこの事件の真相を吐露している箇所が多々ある。「合意書」も「和解書」も認めているではないか。裁判官の判決文は被告側の準備書面をコピーあるいはトレースしただけではないのか。そうだとしたら裁判官達の犯罪だ》
《鈴木よ、お前は裁判に完勝したと言っているようだが、それを認めているのはお前と弁護士達、青田そして地裁と高裁の6人の裁判官だけだ。良心ある世間の人達はこんな悪事を許さない。これから裁判官と弁護士達は法律家としての罰を受けなくてはならない。お前と青田は多くの刑事事件での罰が待っている。ここまでの記事が発信されてネット上でも世界中に情報が拡散している中でそれを逃れることはできない》(関係者より) (以下次号)