問題先送りで訴訟の愚挙 「小野敏雄は狂気の沙汰」(3)

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今号では、小野に係る詐欺横領にも等しい言動を時系列で整理してまとめた。併せて、小野が会社役員に持ち込んだ虚偽の入金話を始め小野から委任を受けたK弁護士の対応等も事案ごとにまとめた。以下に列記した時系列を読めば、小野の言動が詐欺そのものであり、会社役員からの借り入れを逃れるために非常識極まりない対応をしてきたかが理解いただけるに違いない。

〔平成元年〕 西義輝(当時は内河)の運転手として会社役員の会社に来るようになった。
*内河は会社役員に会う際は、当時はほとんど小野に運転させ同行させていたが、一切同席はさせなかった。

〔平成2年〕 会社役員から4000万円を2回、合計8000万円を借入れ。
*「一建からの入金が遅れていて、支払いに間に合わないので、どうしても必要なんです。金利は月に1割で」と懇願した。しかし、その後、小野からは「一建から入金」という話は無く返済もなかった。
*内河が周囲の人間に対して、会社役員に直接電話をかけることも、自分を外して会社役員に会うことも禁じていたが、会社役員は全く知らない話だった。小野はそうした内河の指示を無視して会社役員から融資を受けていたことが後になって判明した。
*ある時、内河が会社役員に「社長、ひょっとして小野に金を貸していませんか?」と尋ねる場面があった。内河が何も言わない会社役員に重ねて「貸しているのなら、もうそれ以上は貸さないでください」とまで理由も言わずに言ったので、会社役員は「小野君に金を貸すか貸さないかは私の判断でやったことだから責任を感じることは無い」と言うと、内河は小野には気を付けてくださいと言っていた。この話は小野も承知している。西に借金を何回も断わられていた。
*長男の光が平成元年に、また長女の成美が平成2年に誕生している。

(写真:債務弁済公正証書 会社役員から借用した8000万円を返済しなかったため遅延損害金年30%で計算して債務額を確定する公正証書を作成した)

〔平成8年〕 同年の11月時点で金利を含めた融資額が1億5000万円になったが、改めて公正証書を作成し小野の妻(真理)が連帯保証をした。
*公正証書を作成してから数年後に「300万円を貸してください。何とか助けてください」と言ってきた。この時は金融会社より10日で3割の金利を2割にしてもらったので借りて、10か月間払ってきた(1か月で金利分が180万円になり、小野の言う通りであれば2か月で元金の倍以上になる)が、やっていけないので助けてくださいと言って、「金利は月1割でお願いします」言って、数か月間は月に30万円を持参したが、すぐに滞り出した。それから数年後には「月に金利20万円を払います」と言ったが、これも長くは続かなかった。

〔平成12年〕 小野が「担保にするものが何もありませんので、何か不測の事態が起きた時のことを考えて保険に入っておきます」と会社役員に言い、1億5000万円の保険証券(質権設定)を差し入れてきた。
*別途に借り入れを会社役員に依頼するようになった。会社役員は今までのことがあり当初は小野の依頼を断っていたが、「月に1割の金利で、どうか借り入れできるところを紹介してください」と涙ぐんで懇願を続ける小野に根負けして、会社役員は自分の金を貸したら甘えて今まで通り返すかどうか分からないことと鈴木の裁判関係でも思いのほか金がかかったので、止む無く知人に連絡を取って、そこから借り入れを起こすことができた。ところが、小野はその返済も滞らせた揚げ句に追加の借り入れを何回も頼んできた。
どのような場面でも会社役員は小野の懇願に応えてきたにもかかわらず、会社役員が小野に代わって知人に頭を下げ返済の時間を猶予してもらうということを何度も繰り返しながら最終では令和2年6月末で2億円になっていた。

〔令和2年〕  小野の返済計画は後段に抜粋して掲載する。
*11月30日、小野は1億1000万円を返済するとして午後1時に会社役員を迎えに来て銀行に行くと約束しながら、約束の時刻になっても姿を見せなかった。小野は日頃から時間の約束だけは正確だったが、連絡もないままに約束の時刻に遅れるとは思ってもいなかった会社役員は1時30分頃から断続的に小野の携帯電話に電話をしたが、小野は一切出なかった。その日の夕刻、会社役員が小野の妻の実家に連絡すると、義理の姉と思われる人が電話に出た。「小野さんが昨日もそちらに伺うと言っていたが、その後は連絡がつかないので」と言うと、「いえ、コロナもあってこちらには半年以上来ていません」と言う。それで小野の言っていることが全て嘘だと分かった。義理の姉には「お手数をかけますが、小野さんに電話をして私に電話をするよう伝えて戴けませんか」と頼み電話を切った。その後も小野から電話が無かったため、再度電話をすると、今度は着信拒否になっていた。
小野は令和2年12月までに債務の担保として法人での保険契約(5億円)を行い、それを担保とすると言い、会社役員には契約の候補リストを提示して「契約の際は保険会社に同行してください」とまで言っていたが、11月30日以降中断している(小野が1月生まれのため、保険料が高くなるので12月中に契約すると約束したことだった)。なお、小野が平成12年に担保として契約した1億5000万円の保険契約は令和2年11月分と12月分が未払になっているため失効した。
11月30日夕刻、会社役員と小野の共通の知人が小野の自宅を訪ね、応答がなかったために引き上げることにしたが、帰路で警察官と思しき2人連れとすれ違ったことから、関係者が会社役員に電話をしてその旨を伝えた。そして、会社役員が最寄りの杉並警察署に電話を入れ照会すると、やはり小野が警察署に電話を入れていたことが判明した。
小野の債務は令和2年12月で約10億円に上っている。また、前述した金融業者からの借入総額は令和2年6月末で2億円となり、300万円の債務返済についても、小野は遅滞している金利分の返済を令和2年12月末までにまとめて300万円を持参するとしていたが、未だ実行されていない。

(K弁護士の対応)
小野が委任したK弁護士は、当初12月1日に通知をFAXで会社役員に送ってきたが、会社役員は顧問弁護士を通じて「年末は忙しいため12月8日までなら日時は合わせるので面談したい。その際は小野氏と同行して欲しいが、無理であれば弁護士さんだけでも構わない。全ての質問に回答する」と伝えた。しかし、K弁護士は「年末まで時間が欲しい」と言うので、ギリギリ12月10日まで待つと改めて伝えた。しかし、K弁護士の対応は「年末まで時間が欲しい」と変わらなかった。そして、12月27日から同28日にかけて、今度は「1月8日頃に連絡する」と引き延ばしたうえ、1月8日という日時に合わせて会社役員の顧問弁護士からたびたび連絡を入れても事務所の所員は「外出中」を理由に対応が横着に終始した。1月8日から同15日までにK弁護士と顧問弁護士の間では数回ほどの電話でのやりとりがあったが、そのいずれも態度が曖昧で、時間の引き延ばしをしているようにしか思われない。
令和3年1月15日、顧問弁護士にK弁護士から連絡があり、「小野氏が訴訟を提起したいと言うので、予定していた協議は控えさせて戴くことにした」と伝えてきたが、K弁護士はさすがに会社役員に対して申し訳ないとお詫びに言葉を述べていたようだ。

(小野による横領事件)
令和2年、会社役員の知り合いが新しい住居を探すに当たり、物件(マンション)を探した。そして賃貸契約は小野の名義で契約することになった。契約に伴う初期費用は約103万円で、会社役員は小野に110万円を渡し契約が成立したが、差額の約7万円を小野が返却しないため後日、会社役員が小野に尋ねると「ああ、そうでした。後で持参します」と言ってとぼけたため、会社役員は「いいよ、取っておきなさい」と言って、小野の手数料代わりとした。ところが、同年11月30日に小野が一切の連絡を絶った後、マンションの賃料12月分が未払いになっていることに加え、小野が勝手に契約の解除を進めていることが判明した。その後、小野が未払分を支払った。しかし小野の行為は明らかな横領行為で、K弁護士の指示が無ければ小野は放置していたことが窺える。

(会社役員への小野の説明)
*内河との関係は不可解で、内河が、会社役員を始めとして体裁を整えなければならない相手と会う時には必ず小野に声をかけ、運転手として同行させていたといい、内河はいくつもの会社を興してそれぞれ名刺を使い分けていたようだが、小野は表向きには代表者や役員になっていたようだ。時には債権の取り立てのようなことを請け負いながら運転手兼秘書の役目で50万円という当時としては破格の報酬を受け取っていたという。
*小野には生業というものが一つもなく、小野の友人が語っているが、「今になって思えば、サークルのような大勢の人たちが集まる所でカモを探していたとしか思えない」ということも何人もの知人が話している。そのうちの一人がG氏ではないかという。小野本人も裏仕事は全て自分がやっていたと自慢しているようだ。

(小野による返済計画の虚偽)
*小野は確かな返済計画も持たないまま、さまざまに入金予定があるというウソの話を繰り返し、金を借りることに専念していたようだ。
*令和元年8月には8000万円融資は間違いないという説明があった。
*沖縄の仕事で2000万円入ると言っていたが、いつの間にか話がとん挫した。
*小野が過去6年ほど付き合いのある会社社長から令和2年5月頃に3億円を受け取る予定があるという話があったが7月1日に延び、これも実行は無かった。
*大量の残土の捨て場の話で小野は何年も引っ張り「間違いありません、確実です」と言っていたが実現しなかった。残土業者は会社役員とは以前より信頼関係にある付き合いがあり、大きな捨て場を用意したため多大な迷惑をかけることになった。ということは、会社役員にも当然大きな迷惑をかけたことになる。
これらの入金話は、小野が知人との雑談の中で聞いたような話だと思われる。

(写真 秋田の土地・建物 小野が財産分与の相続税対策で物納するために会社役員が無償で提供することになっていたが、小野の財産相続の話は架空だった)

令和2年7月以降、身内の相続財産の分配の話を持ち込んできた。これは、小野の妻が実家から財産の分与で1億2500万円を受け取ることになったので、そのうち最低8千万円を会社役員への返済に充てるという。しかし財産分与の予定日が何回か繰り延べされる中で、同年10月に「分与するべき新たな財産が見つかり自分(小野)も4億5000万円の1/4に当たる1億1250万円を受け取ることになった」と言い喜んでいたのは全てジェスチャーであったことが後日分かった。小野自身が受け取る分のほとんどに加えて妻が受け取る金の一部を返済に回すことにすると言っていた。妻の実家の財産の分配で夫に権利が生じることは相続法にはないから、何か特別な事情の説明が無い限り小野の話は真に受けられるものではなかったが、小野はその分配金を受け取るのが11月末日なので、同日に会社役員に返済すると約束した。しかし、これも小野が連絡を絶ったことで全て嘘と判明した。

小野が財産分与の相続税が発生するということから、会社役員は物納するために秋田の土地・建物を無償で提供することにして、その手続きを進めていたが、小野の財産相続の話が架空だったために手続きの作業が全て無駄になった。この件には会社役員の顧問弁護士も2回同席をして小野と面識を持っているが、小野の相続の話がでたらめだったことに呆れていた。

「小野の約束は全てが反故になり、返済期日がとっくに過ぎているので、このような全く非常識で最悪のやり方をするのであれば、令和2年12月末時点で10億円、同年6月末時点で2億円、同年12月末時点で元金300万と金利分300万円、マンションの賃料未払いに係る契約解除と転居に伴う損害請求分約120万円の総額約12億円以上を全額、一括で請求する」(関係者)

2021.01.22
     

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