《鈴木は、A氏と西の3人で飲食する時に2人の関係を注意深く観察していた事がよく解る。A氏の西への信頼度を感じて自分の計略を練り上げていった。そして実際にA氏から借り入れをしていく中で確信を持ったのではないか。最初の借入ではA氏が信用している西を最大限に利用して法外な金額の借り入れに成功したが、親和銀行事件で数か月後に逮捕され、その6か月後に保釈されたが、一切の返済もなく迷惑をかけたにもかかわらずA氏に謝罪もしないで愛人のマンションで朝から酒を飲み、自暴自棄になっていた。西が日参して、このままではだめになると説得して、西がA氏に何回も懇願して株取引の資金を全面的に協力をしてもらった。A氏の人間としての大きさや温情に眼をつけた鈴木の狡猾ぶりには驚かされると同時に憤りが先に立つ。コイツをこのまま許してはいけない。鈴木は畜生にも劣る人間だ》(関係者より)
《西に対しても「このアホ野郎」と叫びたくなるね。30年もの間、こんなに世話になった恩人を裏切って、西、お前は何をしたかったのかと考えても想像がつかない。西も鈴木と同様、自分の周囲に信用できる人間がいなかったのか。株取引のさ中で自分の裏切りがバレない様にすることばかり考えて、鈴木に都合のいいようにコントロールされたと思う。西はA氏と知り合った当初から自分の周囲の人間にA氏に直接接触することを禁じていたというが、他人をA氏に近づけさせなかったのは、すぐに自分の嘘がバレると思っていたからだろう。しかし、鈴木は同年代の西に対して「会長、会長」と何かにつけてペコペコして西を表面的に立てていた。西も鈴木のことを自分の子分のように思っていたようで「鈴木」と呼び捨てにしてコントロールしていたようだが、西も鈴木に完全に嵌められた。鈴木の悪さは半端ではない》(関係者より)
《鈴木は、裁判に勝訴して日本の法律を甘く見るようになったのではないか。言い換えれば日本の警察や国税庁を馬鹿にしている。過去約20年近くも馬鹿にされ続けている警察や国税庁はいい加減に目を覚まさないと類似の犯罪者にとって日本はパラダイスになる。ニッサンの元会長のゴーンも同じく日本を馬鹿にしてきた。ゴーンの逃走を手助けしたアメリカ人の元軍人は逮捕されたが、ゴーンが日本に連れ戻される可能性は薄いという。日本は世界からも舐められているも同じだから、その意味でも鈴木の犯罪疑惑を徹底的に解明してもらいたい》
《西が平成11年7月30日に株取引の利益金と言って持参した15億円について、A氏は合意書に基づいて3等分するものと考えたが、西が鈴木と自分のそれぞれの取り分5億円はA氏への借入金の返済の一部に充てると言うので、A氏は15億円全額を受け取ったが、心遣いで西に1億円を渡し「鈴木さんと分けなさい」と言った。これはA氏に後々の買い支え資金を安心して出させるための「見せ金」だった。しかし、後日、法廷でその15億円全額を自分の借金返済とすり替えた。平成14年6月27日に借用書を書く際にも鈴木は、本当は合意書破棄の礼金として西に渡した10億円を「社長への返済金を西に渡していた」と嘘をついて自分の借金を10億円も減額させた。平成18年10月16日の和解協議で西にそれを咎められ「これぐらいは認めろ」と言われ、鈴木は認めたが、裁判では西が自殺をして絶対に真相を語ることはできないという実感から再び借入金の返済と主張を変え「社長への返済金の一部10億円を西に渡したとは言っていない」とまた嘘をついた。同様の手口を2度も3度も使うなんて、こんな狡い奴は見たことがない》
《長谷川は鈴木との関係から懲戒請求を受けることや、再審や弾劾裁判で矢面に立たされる可能性を考え弁護士資格を返上したが、責任の重圧から逃れるためであろう、長谷川自身も罪に問われる危険性を恐れたからではないか。万一違うというのであれば、万人に分かる説明を聞きたい。しかし、再審になった時は鈴木だけでなく長谷川はもちろん青田も平林も杉原も、誰も逃げ場がないと覚悟することだ》
《鈴木や長谷川の家族や親族は、鈴木の犯罪疑惑が解明されなければ世の中の非難からは逃れられない。過去のいくつかの事件と比較しても人間としての責任を回避することは死ぬまでできないのではないか。今のうちに本人を説得して、原告に謝罪させなければ子孫の時代まで消えることはなく、影響はいつまでも続くはずだ。過去の事件を振り返れば分かることだ。現在のネットニュースは過去とは違い情報を拡散させていくスピードが何よりも速く、世界中の人たちに届き非難の目が鈴木や関係者達に一斉に注がれる》
《鈴木が裁判に勝訴したにもかかわらず、自分の居場所を隠しているのは何故なのか。鈴木の事だから身の危険を感じてと言い訳するだろう。身の危険を感じるようなことが身近で起きているのなら警察に相談するべきだ。A氏は西が自殺した後、西の家族と一緒に鈴木の父親の徳太郎を訪ね、鈴木の妹も同行して最寄りの警察署に出向いて相談している。その時、妹が鈴木に連絡しても鈴木は警察に出向くことを拒否した。翌日必ずA氏に連絡すると約束しながらその約束も反故にしている。鈴木の父徳太郎は、西が鈴木に頼まれ会社の部長にしていたので、息子(義彦)の悪すぎるやり方を何度も注意していた。息子と青田のことについては天野氏と違って評価が悪かったので父親の電話にも出なくなっていた。妹の徳田邦子は金銭面だけ助けてもらっていて鈴木には協力的だった。A氏と会って謝罪することが鈴木の助かる唯一の道だという事に早く気付け。長谷川も本心を言えば、この裁判でのやり過ぎを後悔していることは間違いないと思われる》(関係者より)
《A氏の多くの関係者達も我慢の限界に来ていると思う。再審請求と弾劾裁判申立ては当然考えていると思う。A氏の関係者が今の段階でお前の身に危害を加えることは無い。そんな行動を起こしたら今まで我慢してきたことが無駄になる事はA氏の関係者が一番知っている。再審や弾劾裁判を待つよりもお前がA氏と会うことが解決の早道だ。このことは長谷川も内心では息子や孫のことが気になり考えていることだと思われる。それに関係者や反社の人間が鈴木達に好き放題の嘘をつかれて、果たしていつまで我慢できるか、疑問だ》
《裁判官は合意書を無効にする理由の1つに「3人の役割分担が明確に記載されていない」と発言しているが何を言っているのか。鈴木と西はA氏には本当の話をしていなかったようだが、株取引の当初は3人で密に協議をするということが合意書に明記されているし、少なくとも発行企業から第三者割り当て増資や転換社債で取得した株の売りを全て紀井氏に任せ利益の管理を鈴木が独占していたことは明白ではないか。だから、鈴木が利益を勝手に海外に流出させて隠匿した資金を独り占めにすることが容易にできた。問題は西が自殺して、その真実を法廷で証言できなかったことにある。裁判官の判決はいいがかりに過ぎないと思う。裁判官はこの事件の点だけを見て前後のことを全く無視している。誤審を繰り返して誤判を招く原因はその辺にあるのではないか》
《和解書締結現場の模様を西がボイスレコーダーに録音した反訳はリアルだ(A氏の会社の社員が録音したテープは途中で切れていた)。合意書の存在を知って、さらに紀井氏の暴露があった事実を知った鈴木だが、それは心裡留保の状況では全くなく、自分の主張はしっかり発言していて、宝林株の購入資金はA氏が出した事と合意書の有効性を明らかに認めている。逆に西の方が鈴木に脅されているように聞こえる。A氏の応答は理路整然としていて解りやすく流石だなと感じた》(関係者より) (以下次号)