読者投稿 「鈴木義彦」(85)

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《それにしても裁判は何があるか分からない。真実を裏付ける数多くの証拠があって負けるはずのない裁判が負けるという予想だにしない結果になるとは驚愕するばかりだ。A氏側には勝訴に十分な証拠が揃っていたにも関わらず全てが採用されなかった。そして鈴木の代理人の徹底した嘘の主張。鈴木が主張を二転三転させながらも嘘をつき通したことには恐ろしささえ感じてしまう。片やA氏の代理人は「これだけの証拠が揃っていて負ける訳がない」という奢りと油断があったか。裁判に臨む弁護士の姿勢に雲泥の差があったのは間違いない》

《我々一般の人間は、裁判官に対して「聡明」な人が多いという尊敬の念を持って見ているが、実態はそうでもないようだ。聡明の「聡」は全てを聞き分けるという意味で、「明」は全てを見分けするという意味があるというが、この裁判官を見ていると聡明でも何でもなく、逆に判決を嘘でまみれさせても恥じない人間だという事が分かった》

《鈴木の主張は矛盾だらけだ。こんなに裏表のある人間もいない。A氏に宛てた2通の手紙は鈴木自身が後に裁判になると思っていなくて、自分の保身と言い訳の為に書いたのだろうが、裁判で終始主張していた強迫や心裡留保などに繋がる文面など全くなく、「50億円(の支払)を一端保留にする」という文面の意味は和解書を認めている事に繋がるし、「社長が西、紀井と共謀しているとは思っていません」「社長には過去大変お世話になり、人物的にも魅力を感じ男としても一目も二目も置いていました。私にはそう思える人物が過去ほとんどいませんでした」とA氏の人間性についても書いている。和解協議の際も録音テープにある通り、鈴木が脅されているような背景など全くなかった。裁判でよくもここまでの矛盾を通す事が出来るものだと裁判官として全く恐ろしい人間である》

《鈴木という奴は、人の道に外れた甚だしい悪事を働き、他人を不幸にしてでも自分の欲を満足させるという畜生にも劣る人間だ。自分より力のある人には諂い、同情を買うような態度を示し、自分より弱い人には居丈高な態度を取り、他人に対する思いやりがなく利用価値がなくなると惨たらしく捨てる。この男には何としても罰を与えて罪に服させなければならない》

《A氏が西から香港での事件を聞き、鈴木を呼んで話を聞いた際に鈴木は「お金に困っているようであればいつでも融通しますよ」などと立場も弁えずにA氏に言ったというが、この男は何て無礼な人間だろう。「自分一人で稼いだ金」と勝手に思い込んでいるから出た言葉なのか。だとしたらやはり神経がまともではない。西も香港の事件があって、ようやく鈴木の本性が見えたのかもしれないが、明らかに遅すぎる。西自身も鈴木に騙されA氏を裏切ってしまった事を後悔したに違いない。そしてA氏に多大な迷惑をかけたことに後ろめたさを感じたと思う。鈴木は身の程知らずで、大金を横領して資産家になった積りだろうが、周りを不幸にする最低最悪な人間だ》

《長谷川元弁護士は人間としてのルールを度外視することも厭わない情のない悪徳弁護士だ。しかし、A氏の代理人中本弁護士や、被告側の平林弁護士、そして裁判官達を見ていると、長谷川が敵ながら辣腕に見えてしまう。長谷川以外の弁護士や裁判官は、物事が少ししか分かっておらず、鈴木の本性や事件の本質を充分に理解していないし、生半可な知識や理解でしかものを見ていないからとんでもなく間違った判決を出したとしか思えない》

《鈴木は、自殺した西を利用して「A氏の金主元は暴力団であると西が明言している」というように、A氏と暴力団との関わりを西から聞いたという虚偽を好き勝手に言っているが、「言った」「聞いた」は証拠もなく、鈴木の悪あがきにすぎない。しかも既に証言をする事が出来ない人間を悪用するのは卑怯極まりない。それなのに裁判官は少なからずその言葉に惑わされ、A氏に対する心証を悪くしたのは確かだ。度を超えた偽証は罪に問われる事を鈴木、長谷川は自覚しているのか》

《鈴木は、これまで自分の秘密を守り抜いてきたように見える。しかし、その為に犠牲になっている人が沢山いる。恨みに思っている人も多いだろう。証券業界の評判も大変に悪く周囲は敵ばかりではないのか。青田以外に味方はいないと思われるが、青田にしたところで何時裏切るか分からない。海外での知人はおそらく金と欲で繋がっているプライベートバンクの人間やペーパーカンパニーを用意する人間ばかりだろう。鈴木は孤立無援で時には強い恐怖感を感じて冷や汗が流れることもあるのではないか。そんな生き方がいつまでも続くとは思えない。悪運が尽きた時に今まで自分がして来た悪事の何百倍もの仕打ちを受ける。その時は大いに慌てる事になる。その日も近い。「後悔先に立たず」にならないようにするべきだ》

《鈴木が親和銀行事件で逮捕されたのは平成10年5月で、保釈されたのが同年の12月中旬。合意書を作成したのが平成11年7月8日、親和銀行事件で執行猶予付きの有罪判決が出たのが平成12年9月。鈴木が保釈中の身でありながら株取引違法な利益金の海外流出を行い、執行猶予中に更に株取引を継続して利益を上げ続け隠匿していた事になる。目立った動きが出来ず西を代理人にして鈴木の名前を表に出さないようにしていたのもそのためだった。しかし志村化工株事件で東京地検が鈴木を追い詰めていれば鈴木の執行猶予が取り消された事は確実で、そうした事実関係をこの裁判では無視してあらゆる検証を怠り、新たな事件で逮捕されるべき鈴木義彦という犯罪者を野放しにしたのである。司法の大失態と言える》(以下次号)

2021.02.27
     
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