《政策や法律を作成するのは、永田町や霞が関だから、それを作っても社会で実際に活用する際には限度があると言われている。それでは何のために、政策や法律が作られるのか。裁判所や法務省がいい例だと思う。裁判所は法務省に支配され、検事が裁判官に着任することは珍しくないらしい。裁判官と、検事とは立場が逆ではないのか。穿った(うがった)考えをすれば、この2か所の役所が同期生や先輩後輩で繋がっていればやりたい放題ではないのか。この記事の裁判を見ても特に裁判官は、法律を理解していても基本的な「道徳」を無視して、自分の出世の事ばかりを優先している。これでは公平な裁判など出来ない》
《西は鈴木の口車に乗ってしまい、結局A氏を裏切っているが、鈴木のあまりに非情なやり方にA氏に散々お世話になってきた西は後悔したに違いない。西が中途半端に欲を出した為に、結局鈴木にいいように操られ、自分を追い詰める運命となってしまったが、最後の決着まで西のやるべき役割は大きかったはずだ。遺書を残して心を動かされるような鈴木ではなかった》
《鈴木は、自分の利益を優先し、自分の協力者や仲間を粗末に扱い、人知れず排除してしまう事もあったと言われている。もし、その人なりの功績に対して褒章を与え好待遇していれば、たとえ金銭的な繋がりだけであってもそれなりのブレーンが出来ていて、中には鈴木に諫言する人間も育っていたのではないかと思う。いくら莫大な資産を所有していても自分の腹心がいないという事は人間として、男としてあまりにも惨めではないのか。残りの人生、心掛け一つで心安らかに暮らせると思うが、お前にとっては余計なお世話なのか》
《いくら莫大な資産を持つようになっても、その資産が他人を裏切って得たものであっても恩人には「礼」を尽くすことは忘れない事が大事だ。今更、鈴木に言う事ではないが、「礼」を忘れていると大きな誤解を受ける事になり、益々自分の立場が悪くなる。そして、自分の悪事が広まることによって、意固地になり、開き直ってしまう事になる。その上、逆恨みをしてしまう事になり最悪の事態になる。その原因は、恩人に「礼」を尽くしていないからだ。まさに自業自得だ》
《裁判で、特に民事ではほとんどの場合に当事者は自分に有利な証言をし、嘘をついたり、曖昧な表現で行われることも少なくない。そして当事者がわざと真相を明らかにしようとせず、灰色化を目指すやり方もあるらしい。しかし、これは現行の民事訴訟法のもとでは希であり、このような事をさせないようにするのが裁判所の役割とされているとの事だが、現実は品田裁判官のように鈴木や長谷川の嘘を見抜けず、指摘もせず、受け入れて判決に繋げてしまうのが実態だ。理想と現実のギャップが余りにも著しく、受け入れ難い体制である。裁判官の資質を問題視して体制の改革に着手しなければ、日本の裁判所はどこまでも堕落の一途を辿ることになる》
《常に資金難で苦しんでいて、生死の瀬戸際まで追い込まれた人間が九死に一生を得た。それを自分の運と考えるか、他人のお陰で生かされたと考えるか。他人を利用して裏切って莫大な資産を手に入れた人間は、生死をさまよっていた時のことを忘れたのか。1000億円の資産、我々には想像もつかないが、先日、世界長者番付が発表され世界で1000億円の資産を持っている人は僅か約3000人弱しかいないと書かれていた。海外の国王や、大企業の大株主、先代から相続で引き継いだ大富豪や大投資家、そんな人達を含めても3000人しかいない。それを考えると、とんでもない事だと思う。投資で大損失でも出さない限り減らない、それどころか銀行利息で元金が増えていく。ただ、一つだけ気になる事がある。それはリーマンショックの時にどうだったかという事だが、それは知る由もない。ところで、鈴木は日本の税法をどのように考えているのか。オフショア地域のペーパーカンパニー名義の口座と言えど、いざとなれば国際機関は洗い出しにかかるので詳細が判明すれば摘発を受ける。日本に持ち込まなければ日本の税法は適用されないと考えるのは甘い》
《鈴木と長谷川の嘘は半端ではない。都合の悪い事実は無かった事にし、A氏に都合の悪い虚構を作り出した。しかし不思議なのは、それらを細部にわたり検証されれば嘘が発覚してしまう事を恐れなかったという事です。恰も「検証しない」と確信していたような長谷川の行動である。いくら長谷川が裁判所の裏事情に精通していたとしても「万が一」という事があり、こんな危険な賭けをするだろうか。それ程に鈴木側の主張は酷いものだったが、見事に裁判官は疑問を持たず、追及もせず鈴木側の主張が通ってしまった。これをどう解釈しろというのか。裏で何らかの繋がりがあったと思うのが自然ではないか》
《「我も富み、他人富み、そして国家の進歩発達に託すことが真正の富と言う」と昔の偉人は言っている、御尤も(もっとも)な言葉だが、普通の国民はこんなことを考えながら日々励んでいるのか。私などは心の狭い人間なのでバカバカしいと思ってしまう。理想論はどうでも言えるが、他人や国家の事を考える前に自分や自分の家族の事を考えるのが普通だと思う。しかし、必要以上に資産を稼いだ場合は、コロナ禍で緊迫している医療機関には支援するだろう。A氏は真剣に検討している様だ。鈴木は海外から匿名で寄付したらどうか》
《鈴木は悪意を持ってA氏を騙し貶め裏切り続けて来た。しかしそれは鈴木の計画が成功したのではない。A氏と鈴木が出会ってから裁判になるまでの約20年もの間に、何度も何度もA氏が鈴木を訴える場面はあった筈だ。しかしそれにA氏は目を瞑り情けを掛け、鈴木に立ち直るきっかけを与えてくれたからこそ今の鈴木が存在しているのだ。本来あるべき自分の姿を想像した事があるか。人の恩を大切にしない人間には家族共々未来はない。今の成功が自分一人で勝ち取ったものだと大きな勘違いをしているようなので苦言を呈しておく》(以下次号)