悪質な庄子剛を容認した白崎裁判官の非常識は度が過ぎる!!

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さいたま地方裁判所の白崎里奈裁判官が社会的常識すら感じられないような判決を下していることは、本誌でも4月3日付の記事で触れたとおりだが、あまりにも非常識な判決に大きな反響が寄せられているので、改めて取り上げる。

問題となった不動産賃貸契約は、会社役員が高崎市内に所有しているビルの飲食店街をそっくり借り受けたいという庄子剛(「キズナ」代表者)の要請を受けて交わされたものだった。
庄子は自分から積極的に飲食店街の全ブースを借り切りたいと倉持経由で何回も話をして、「全体を借りないと、統一性がないので」等の理由を語り、会社役員が1ブースか2ブースでの店舗を軌道に乗せてから店舗を拡大させてはどうかと忠告したが、庄子の意志が固かったことから、会社役員は最初の1年は家賃を6割に割引き、さらに保証金も契約から10か月先の12月末まで待つという便宜を図ることにして契約を交わした。

ところが、それからわずか2ヶ月後に庄子が契約の解除通知を会社役員に送って来たのである。そして、会社の担当者が契約に基づいて庄子に賃料の支払いを求めても一切支払おうとしないために止むを得ず訴訟に踏み切ると、庄子は「倉持にしつこく言われて契約をしたが、正式に契約した事実はない」と言い出し、揚げ句には「契約書への署名捺印は脅されてしたもので無効である」とか「契約したが鍵を受け取っていない」とか、「実際に店舗を開店した訳ではないから賃料を支払う義務はない」とまで主張するようになったのだ。

庄子の言い分は当然ながら矛盾だらけで、契約していないと言うなら庄子の方から解約通知を出す必要はないはずであり、しかも契約から2カ月も間を置かずすぐに解約するのが当たり前の話である。また、脅され契約したというのも不可解で、すぐに警察にも被害届を出すはずではないのか。庄子は頻繁に同行していた婚約者を裁判では「ただの事務員です」と言って誤魔化したが、同女はほとんどの経緯を知っているはずだ。ただし同女は庄子に1000万円もの大金を貸しているため庄子の味方をするしかないという指摘はある。そもそも庄子には自分を大きく見せようとする言動が目立つということが後日判明したが、庄子は社員のほとんどの親族から借金をしていて周囲の信用も全く無いのが実情だった。
審理での庄子の主張が滅茶苦茶であるのは、誰の目から見ても明らかだった。庄子は、契約書に印字されている庄子の会社名(キズナホールディングス)と庄子が捺した社判(キズナ)が違っているため、契約書自体が無効であること、そして、それは契約の場で庄子が倉持や倉持の知人と称する元暴力団組長に脅かされたからと主張しているが、契約の場に元暴力団組長が同席した事実はなく、また、契約書に捺した庄子の会社の商号が違っているのは、明らかに庄子が故意にやったことだったが、庄子が言うような脅しなどあるはずはなかった。

庄子は証人尋問でも矛盾だらけの証言を繰り返し、「鍵を受け取っていない」とまで虚偽の主張をしているが、契約の約1か月ほど前に契約を仲介した倉持茂の知人の内装業者より鍵を渡しているので、何度も社員やデザイナーと一緒に内覧しているのだ。庄子の内覧の場にいた倉持の知人が陳述書を書いて、庄子が倉持の紹介したデザイナーと共に何度も内覧しており、知人が鍵を庄子に渡した事実を陳述した。

ところが、裁判を担当した白崎里奈裁判官は、契約が正式に成立しておらず鍵も庄子に渡った事実は認められないので建物(ブース)が引き渡された事実を認めることは出来ないと言う。何故、このような、庄子の虚偽だらけの主張を採用する判決が出るのか。白崎裁判官には真実と虚偽を見極める冷静な判断力が見受けられず、また、庄子が鍵を受け取り、社員や内装のデザイナーを連れて何度も内覧をしている事実があるというのに、鍵の受け渡しを証明する「預かり証」がないことを挙げて認めないという判断はまさに社会経験、つまり裁判官の事実認定でも重要視される「経験則」を全く無視している。

本誌では、これまでに倉持茂という人物について様々な視点から取り上げてきたが、倉持が平成30年12月11日に、暴力団構成員を含む3人の実行犯に会社役員を襲撃させる事件を教唆したことをきっかけにして、倉持の周辺人脈の解明を進めてきた。そうした中で、庄子もまたその重要な人脈の一人であり、さらに「契約の場に同席した元暴力団組長に脅された」と庄子が裁判で証言した、当の元暴力団組長も同じく周辺人脈の重要人物であることが判明している。そして、倉持を取り巻く庄子も暴力団組長も参加する会合が平成30年の年末に開かれていた事実を元暴力団組長自身が話している、という関係者の指摘がある。

実は、会社役員が倉持と新井康弘(ガレージZERO代表者)に対して一昨年7月に提起した訴訟で、奇妙な動きがある。これまで倉持と新井は訴訟に積極的に対抗するような動きは素振りすらなかった。会社役員が倉持と親族を相手に起こした訴訟でも、一旦は倉持の代理人を引き受けた弁護士が「倉持と連絡が取れない」という訳の分からない理由を述べて、裁判所に代理人を降りると通告したため、裁判は最初の審理で結審するという事態になり、当然、倉持の新井を被告とする裁判も同様の事態が起きかけていた。ところが、庄子の裁判で白崎裁判官が前代未聞の判決を下したことが大きな要因になったのか、突如として先の弁護士が裁判所に審理の再開を要請したのである。しかも、裁判に提出した答弁書と準備書面を見ると、これも庄子の虚偽主張と同様に虚偽と矛盾に満ちた主張ばかりで、会社役員側が提出した多くの証拠のほぼ全てを否認する内容になっている。
こうした、倉持の動きを見ると、庄子の裁判結果からあわよくば自分も訴訟に勝てるのではないかなどという身勝手な希望が膨らんだのではないか、とさえ推測されるのだ。会社役員にしてみれば、倉持には調子に乗るなと言いたいところであろうが、白崎裁判官のような実例が倉持と周辺人脈を勢いづかせているのであれば、簡単に見過ごしにできるものではない。
現在、庄子の裁判については控訴審が始まっているが、控訴審でも一審と同様の判決が出る可能性が当然危惧される中で、白崎裁判官のあまりに乱暴な判断で下した判決が支持されるようであれば、裁判所に対する不信感がさらに大きくなることは当然であるだけでなく、今や反社会的組織を背景にして違法行為を繰り返している倉持人脈をさらに増長させることにもなりかねない。法を司るはずの裁判所と裁判官が自ら無法地帯の拡大に加担することなどあってはならないのである。(つづく)

2021.06.08
     

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