債権者を苦しめた「岡田瑞穂」の虚言癖(2)

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(写真:岡田瑞穂)

岡田瑞穂が債権者に負っている債務は、岡田自身が虚言を弄して債務の返済を逃れ続けた結果、今や巨額に上っている。鶴巻智徳(故人)の債務を連帯保証した分、債権者の保有ビルに新しいテナントを誘致したと架空の話を持ち込み、既存のテナントを追い出した上に賃貸契約書を偽造して債権者に多額の被害を与えた分、そして岡田が個人的に債権者から借用して返済を怠り続けた分という3件の債務を合計すると200億円にものぼっているのだ。
債務が巨額に膨らみ続けるのは、もちろん岡田が責任をまともに果たそうとせず、数多くの嘘で債権者を騙し続けて来たからである。それ故、岡田の虚言癖は犯罪そのものと言っても言い過ぎではない。
先ずは鶴巻の債務(元本5億5000万円)が返済されないまま時間が経過する中で、その処理で債権者に全面的に対応していた件について触れると、岡田が鶴巻の債務処理で債権者に対応するようになったのは平成14年ころ以降のことだが、鶴巻が平成9年から同10年にかけて自己破産した事実を債権者には隠し続けて、主に絵画や競走馬などの保有資産の売却リストや売却による債務返済計画などを債権者に提示していたが、それらのいずれもがすでに売却済みであったり交渉すらなかったことが後に判明するのだが、岡田は返済計画が現に進行していることを裏付けるかのように書類、伝票類を偽造することも平然とやってのけていたのである。その金額はトータルすると100億円にも達する。これらは、岡田と鶴巻の家族、松本弁護士による責任分担に関わるが、岡田は個人で借り入れた分も含め25年以上も嘘をつき続け返済を先送りにしてきたのである。

鶴巻の債務処理に関しては、鶴巻の顧問を務めた松本憲男弁護士も鶴巻が債権者に振り出した手形の処理で「全責任を持つ」と言って債権者に期日を繰り延べさせるなどしたが、一切責任を果たしていない。さらに鶴巻が自己破産を申し立てた際には、債権者に通知すらしなかっただけでなく、債権者の鶴巻に対する貸付金5億5000万円を「鶴巻からは1億5000万円と聞いていた」と偽るなど、こうした行為は弁護士としての資格を剥奪されるほど重大な過失であり、懲戒の対象となる。その点では鶴巻の周辺関係者が総ぐるみで債権者を騙し続けたとも言えるが、日常的に債権者と向き合って鶴巻の連絡役を果たしてきた岡田による債権者への虚偽の言動は他を圧倒していた。

鶴巻が病死したのは平成19年8月5日のことだったが、債権者がその事実を知ったのは、それから2年後のことであり、岡田はこの間に債権者から何度も鶴巻との面談を要請されながら、そのたびに「医者が面会を許してくれない」とか「本人の体調がすぐれないため、日を改めたいと言っている」などというウソを債権者に伝えていたのである。債権者にとっては、岡田が多少でも債務処理にまともに向き合っていれば、鶴巻に対する債権回収が的確に実行できたはずであったことを考えると、10年は間違いなく無駄にしてしまったことになる。
しかし、その無駄な時間は鶴巻が死亡した後もさらに続いた。債権者が岡田を介して鶴巻の妻・道子との交渉を本格化させる中で、岡田は鶴巻との面談設定を引き延ばしたときと同様、道子との面談もずるずると引き延ばし、当日になって約束をキャンセルすることが30回以上もあって、ようやく道子と子供たちと正式に会うまでに3年以上が浪費された。
岡田は、鶴巻の死後の平成21年から同22年にかけて、道子と債権者への返済計画を協議してまとめたとする「確約書」を債権者に渡していた。それ故に債権者も道子には債務を返済する意思があると信じ込まされてしまい、道子との面談が実行されれば、その時からでも債権の回収が進み始めると考えていたようである。
ところが、その後、業を煮やした債権者が鶴巻が残した日本トライトラストとデルマークラブの2社と道子に対して訴訟を起こした際、岡田が債権者に提示した「確約書」にある道子の署名が本物であるか偽造であるかを巡って大きな争いが起きた。そして岡田はこの審理の場で債権者からも道子からも袋叩きにあったのだ。岡田が債権者には道子の署名が本物だと強調する一方で、道子に対しては「自分が代筆をした」ということを言っていた事実が問題になり、裁判官は道子の同意がなかったものとしてしまった。全ては岡田の虚言癖がもたらした結果だった。

岡田瑞穂は鶴巻が死亡した後も債務処理を主とした残務整理を続けていたが、債務の連帯保証をしていたこともあって、債権者自身の仕事に協力をすることで少しでも役に立てれば、ということであったが、そこでも岡田特有の嘘が頻繁に起きた。その最大のものが、債権者の保有ビルに新しいテナントを誘致したという架空の話を持ち込み、既存のテナントを追い出した上に賃貸契約書を偽造して債権者に多額の被害を与えた件であった。
岡田は平成19年から同22年頃にかけて娯楽施設、医療施設、専門学校等のテナントとの交渉が進み契約締結まで至ったと言って書類を用意したが、これらの施設との交渉は早い段階で終了していたから契約に至ることはないということが分かっていたにもかかわらず、岡田はその事実を隠して嘘を言い続けたために、他に貸すこともできず賃料収入等でさらに大きな損失を被った。
特に娯楽施設がビルの1階から3階(1、2階の一部と3階の全部)を借り受ける契約については、既存のテナントに退去して貰うための交渉から違約金の発生など多くの手続を伴うことになったが、岡田が「実際は最初からの作り話で、条件をどんどん煮詰めていると嘘の報告を繰り返していた」(本人の証言)ために、遂には既存テナントが退去する合意を結ぶところまで行き着いてしまった。しかし、その時点でも岡田は知らぬ振りを決め込み、出店する会社と正式に契約を締結するに際して、弁護士が作成した「契約書」に岡田は出店会社の社印と代表社印を偽造して押捺してやり過ごしてしまった。そして、既存テナントから出店会社への引渡しの段になって、岡田は出店が嘘であることをようやく認めたのだった。当然、債権者は既存テナントから入るはずだった家賃収入や将来的な賃料も見込めなくなる損害を被り、さらに日常の資金調達予定にも大きな狂いが生じたという。
岡田は新たなテナントを確保するまでの賃料に相当する金額(月額約150万円)と既存テナントの立ち退きにかかる費用(182万円)を補償する責任を負った。不可解なのは、娯楽施設との架空契約で岡田にはデメリットしかないのに、何故、相手会社の社印と代表社印を偽造して契約書に押捺するまで嘘を突き通したのか、ということだった。少なくとも、既存テナントとの退去交渉の時点で真っ当に話をしていれば、リスクは最小限で食い止められていた。そして、その後の医療施設、専門学校等とのテナント交渉でも岡田は同様のことを繰り返して多くの書類を偽造した。

(写真:岡田瑞穂の長男寿彦の自宅)

岡田の債権者に対する責任は未だに何も果たされていない。岡田は鶴巻の債務返済処理で、債務の連帯保証をした当初から妻の優子や子供たちを巻き込んでしまうような状況を作り出していた。冒頭にも挙げたように、岡田が債権者から個人的に借り受けた金銭、テナントの架空の誘致話で債権者に与えた損害も返済義務に加わり、それらの債務に対して優子が連帯保証をし、さらにその返済がいつまでも実行されないために岡田と優子の負荷がどんどん大きくなっていて、鶴巻の債務の連帯保証に対する責任だけでは済まなくなっていたのだ。おそらく、岡田は死ぬまで債務を引き延ばすくらいの思惑で債権者に向かい合ってきたかもしれないが、現実にはそんな思惑は通用せず、当然、岡田と優子、そして3人の子供たちにも責任が及ぶことになる。岡田がそれだけのことを債権者にしてしまい、虚言を弄していたずらに時間だけを引き延ばしてきた責任は極めて大きいと言わざるを得ない。岡田の妻優子は多くの虚偽の案件の内2~3件の内容を具体的に聞いただけでも、あまりに岡田の酷い嘘にその場で立っていられない程驚いていた。岡田本人は子供を保証人にすると明言し、妻優子もまた「子供達は親を見捨てるような薄情ではありません」と言っていたが、実際に返済されたのは岡田自身が約30年前に月3%の金利で貸して欲しいと言って債権者から借り入れた336万円に対する40万円の返金だけだった。妻優子は「借りた物は返さなければいけません」と言っていたが、今や岡田同様に数えきれない程の岡田の嘘を知りながら、保証人になっている責任を果たさないままでいる。子供たち(由紀子(孫の侑大)、寿彦(孫の恵輔、智晴)、由美子(孫の賢生))が3人いて、返せない事はない筈だが、岡田自身には個人的に借りた借金すら返す気がない様で、未だに子供たちに真剣に相談をしていないようだ。しかし、ここまで来てしまえば、本当に子供たち3人が何らかの責任を負って、両親の債務処理を進めなければ、今後は家族全員に大きな影響が出ることは間違いないと思われる。何よりも岡田自身がしでかした深刻な失態(全て嘘から始まっている)を全く自覚していないことに尽きるが、債権者の関係者によると、「岡田は返済の日時を切って『ちゃんとします』とか『絶対に大丈夫です』と言うが、その通りの結果になったことが一度もない。先ずはその口先だけの言動を直さなければ、信用などできる訳がない」という。3人の子供たちと相談しなければ解決しないことを認識して早急に対応することだ。

(写真:岡田瑞穂の次女由美子の自宅)

妻の優子も債務内容は1割くらいは分かっているので(それでも、岡田の嘘には本当に驚いているが)、「借りたものは返すのが当然で、子供たちが親を見捨てるはずがない」と言っていたが、実際には子供たちは岡田を嫌っているようで、聞く耳を持ちたくないという対応をしているといい、優子も困り、こんなに何もしない子供たちは他にはいないほどだということが分かると、「子供たちに迷惑をかけたくない」と言い変えているというが、今さらそれが通るはずがないことは岡田も優子も十分に承知しなければいけない。岡田の3人の子供たちの全く非常識な対応も、本来なら許されるはずはなく、岡田が騙した金で育ってきたことを深刻に受け止めるべきだ。(つづく)

2021.06.13
     

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