長谷恒雄に債権の返還を求める訴訟の判決が出たのは10年も前のことになるが、長谷は八王子市内に住民登録を残したままずっと逃げ回っている。しかし、このままの状態を続けていると、長谷はもちろん、長谷の身内にも悪い影響が及ぶことになるのが、どうして分からないのだろうか。長谷の無責任さに巻き込まれて、身内の実名がインターネット上で公開されたら、仮に長谷は我慢するとしても身内が好奇の眼や非難の眼に晒されることになり、どうにも取り返しがつかなくなるのだ。
長谷は、外車が好きだとか時計が好きだと言って債権者に近づいた。そして債権者から借金を重ねた揚げ句に父親の所有土地で代物弁済をすると言いながら、債権者から手付金450万円のほか土地代金750万円を受け取っておいて、土壇場で土地の契約書等を偽造してしまった。実際には長谷の最初からの計画だったのではないかと疑念を持たれてきた。そうであれば、長谷は根っからの詐欺師だ。
過去に長谷は事件を起こして逮捕拘留されたことがあるが、債権者が面会した時のことを長谷は覚えているだろうか。長谷は債権者に「しっかり返済します」と約束した。それ故、債権者は長谷に対する刑事告訴を踏み止まったのだが、それはその場しのぎの騙しだった。長谷は釈放後に行方をくらませてしまって、以来債権者との一切の連絡を絶ってしまったのだ。
債権者の関係者が長谷の自宅を訪ね、長谷の兄(博)に尋ねても「(弟の行方は)知らないし、連絡も取れない」の一点張りだったというが、長谷は兄を始めとする家族にも迷惑をかけっぱなしなのだ。最近も関係者が長谷の自宅を訪ね、兄嫁とインターフォン越しで話したところによれば、「何年も前に出て行ったきりで何の連絡もありません。私たちもすごく迷惑をしている。帰って下さい」と声を荒げる様子だったという。そうであれば、何故、兄夫婦は弟の捜索願を出さないのか、と関係者は疑念を感じたという。長谷は住民登録もそのままにしているから、関係者にしても兄夫婦を訪ねるのは当然だ。兄夫婦は長谷と密かに連絡を取り合っていることは十分に考えられる。
債権者は、これまで長谷に対して平成13年と平成23年にそれぞれ訴訟を起こしたが、長谷は嘘ばかり並べ立てて抗弁していた。しかし、判決が長谷の全面的な敗訴になっていることは十分に承知しているはずだ。それ故、いくら逃げ回ったところで長谷自身が負っている責任から逃れることはできないことを早く自覚するべきだ。逃げ回れば、それだけ自分にかかる負荷が重くなり、身内への影響も深く大きくなる。今、債権者は長谷に対する債権(約4500万円)を専門の債権回収業者に分割して譲渡することを本気で検討しているという。もし、そうなれば、本当に取り返しがつかなくなってしまうのは言うまでもない。債権回収業者は容赦なく長谷の所在を掴んで回収を図るだけでなく、回収が完了するまで長谷の家族や身内全員の自宅や関係先に頻繁に顔を出すことになるから、日常の生活に破綻をきたすのは目に見えている。そのことを長谷は本当に自覚しているのだろうか。もし分かっているというなら、早々に債権者に連絡を入れて謝罪し、具体的な返済計画を立てることだ。一日も早く問題を解決することが、今、長谷がやるべきことだ。(つづく)