会社を食い潰す悪女「小川(旧姓石川)美智代」とダイヤ紛失盗難(4)

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石川のいい加減さが現れている一つがタイムカードの打刻だが、午前10時の出社時と午後6時の退社時は当然として、実際には打刻されずに手書きで出社時刻と退社時刻を書き入れているものも多くあり、また出社時刻から退社時刻で時給の計算をしているのは問題で、遡って計算することになり、この分も清算すべきものとして石川に請求するのは当然だ。

(写真:石川美智代)

会社の文房具等の窃盗が日常的となり、前述したU氏やS氏が社長から借り入れた債務の担保にしていた保険の掛け金を横領して失効させてしまったことから、U氏については10億5000万円の保険が、またS氏については10億円の保険が失効するという大きな実害が生じた。そして、その後も部長の横領による使途不明金が増加する中で、経理帳簿の作成管理を行っていた石川がその事実を知りながら、自ら社長に報告もせず、帳簿上での誤魔化しを続けていたと会計事務所も判断していた。会社の小口現金で買い物をしたものについても台帳に記載せず会計事務所に報告していないものや計算が合わないことも起きていたようであった。

そのため、その事実を見かねた会計事務所の大先生が「これは、部長一人だけの問題ではなく、奥さん(石川)も横領の共犯です。部長と石川さんのそれぞれの身内を呼んでください。私から実態を説明しますから」とまで言われ、社長がその旨を部長に告げると、部長は横領の事実を認めつつ「自分の責任で対処します」と返答したことから、問題を不問に付すことではないが、時間をあげることにして、社長もひとまず部長と石川の対応を静観することにした。

しかし、新宿センタービル時代にはなかった不祥事が本社移転後からはごく日常的に起きていることは、曲げようもない事実であり、これは言うまでもなく亡くなった部長と石川に大きな責任があるのは間違いない。会計事務所は、当時は日本でも3本の指に入る実績のある会計事務所であった。事件発覚の数日後、石川から社長に話があるというので、石川の話を聞いた後、本田先生の言ったことを石川に話したら、「ああ、そうですか」と他人事のように聞いていたようだった。

さらに部長と石川に対する嫌疑がもう一つ、平成28年から同29年にかけて仕事を手伝わせて下さいと言って、会社に来ていたMという者が、会社の金を窃盗して姿をくらませる事件が起きた。しかし、会計事務所が承知している窃盗の金額は80万円で、これはMが銀行のATMから直接引き出した金額だったが、この頃、前述したように石川に対する関係者の評判が余りに悪いために、部長も責任を感じて石川を一旦は非常勤として週に2~3回ほど出勤する体制にしたが、Mの失踪直後に石川が部長から呼ばれて、改めて帳簿や銀行の入出金、支払伝票等を調べたところ、さらに163万円余の使途不明金があることが判明した。しかし、石川はその後、毎月初めに会計事務所に台帳のコピーを送っていながら、その事実を一切報告していなかった。この件についても会計事務所は当時から部長と石川の責任を指摘していた。社長は部長に「Mには1万円以上の金は自由にさせないように」と何回も指示していたのは誰もが知っていることであった。そのため、Mが銀行のキャッシュカードを自由に持ち出せたことについて部長と石川の管理責任が問われて当然だった。
ちなみに、部長は石川の評判が余りに悪いために一旦は退職させても、また復職させるということが2~3回あった。石川は退職した後は職探しをしたが、何度面接を受けても合格の返事がなく、ようやく受かったのがビル清掃の仕事だったようだが、石川は自身のプライドなのか就職しなかったという。これは、部長が石川の退職と復職を社長に報告する際に話していたことという。部長にしても、新たな使い込みを隠すために石川の協力が必要だったのかも知れない。

ところで、Mに対しては、その後、新宿警察署に刑事告訴したが、Mが間違いなくATMから金を引き出したという防犯カメラの映像が残っておらず「Mとは断定できない」という理由から逮捕はされなかったが、今回、ダイヤの紛失盗難という事態が起きて、改めてこのMの窃盗事件について、石川に帳簿上の不備(不正)を会計事務所に伝えないままにしてきたのは何故かを聞いても、「部長にはどうするか聞きましたが…」と言うのみで、明確な返答はなかった。そのため、社長が会計事務所とダイヤ紛失盗難の件で協議する中でMの窃盗事件にも触れると、「うち(会計事務所)には80万円しか計上されておらず、その事実しかありません。帳簿の不備(不正)を一切知らせて来なかったのは、やはり部長と石川による付け替えとしか考えようがありません」ということだった。それに長年にわたる経費節減に関しても、全く無視をしているやり方は大きな問題である。

このように、部長による不正を石川が「知らなかった」とか部長の責任に転嫁するような態度を繰り返しても、社長は見守るだけだったが、今回のダイヤの紛失盗難だけは石川の言い訳を聞く訳にはいかない。それに、部長による使い込み以外で同人への毎月の立替分は保険料の約70万円(他にも2件の保険料の立替金がある)のほか株式購入代金2000万円など、キリがないほどたくさんあり、会計事務所も「ダイヤの紛失盗難に関わる金額とMに関わる台帳上の不明金163万円と給料計算の不正分は最低でも払ってもらって、他は社長が判断して下さい」と言っている。石川は「部長は1年半給料をもらっていません」と言っていたようだが、これだけ多額の横領や貸付(立替金)が部長に発生していれば、給与が1年半払われなくても当然というしかないが、この1年半という期間も正確なものではなく、自分の都合で言っている。

石川は7月24日から同25日にかけて宮城県気仙沼市に帰郷し「兄に会って話をしてきます」ということだったが、実際に石川が兄に会い、清算処理についてどのような話をしたのか、全く分からないまま、7月28日午前10時前後に来社した石川から社長が聞いたのは「兄からは、そんな大金払えないと言われた」の一言だったという。しかし、これほど無責任な石川の言い草は有り得ない。少なくとも石川が兄にどういう相談をしたのかについて、説明があって然るべきことではないか。結果的に石川から紛失ダイヤの責任に伴う清算についても具体的な話がないまま面談は終わったが、当然、このままで済まされることではない。「私は逃げることはしません」と言っていたが、嘘を並べ立てて逃げたも同然だ。

石川からの紋切り型の返事のみで、石川の兄の意思が全く伝わってこない中で、会社として石川の兄に手紙を送ることになり、その送った書面では第一に紛失盗難にあったダイヤの代金1000万円弱(原価で計算)及び松本の窃盗横領に関わる不明金258万874円のうち小口台帳上の不明金163万473円の支払責任について、第二に石川が自身で計算し受け取っていた毎月の給与(アルバイト料)は、長期間にわたってかなりいい加減な計算をして会社に請求してきた疑いがあり、再計算が終わり次第過払い分を請求する件について、石川の支払責任を兄も認識して、石川と共に具体的な支払いの方法等を明示する意思があるかどうかということだった。
以前に社長が石川に頼まれ「債権債務はない」とする書面を作成して手交しているようだが、今回、石川の兄に意思を確認したいとした内容は、その後分かったものや新たに発生しているものであり、前記書面の効力が生じるものではないという。
石川の兄の意思を確認したうえで会社も対処する考えにあるというが、石川が言っていたように今回も何もしないというのであれば、止むを得ず石川を民事と刑事の双方で告訴するという。

今までお世話になった会社に対して金額的にも度の過ぎるやり方、ミスがあれば他人のせいにするというやり方をマスコミも放っておく訳がない。しかも一人の女性がここまでやる事件は本当に珍しく、反省が無ければこぞって取り上げるであろうから、近々にも今まで出ていない情報も拡散することになると思われる。(つづく)

2021.09.09
     

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