《裁判は万国共通に証人による証言や証拠類を基に真実を探求して紛争の善悪を見極めていくのではないか。今回の鈴木の裁判を担当した品田裁判長は、原告側の証拠や証言は一切検証する事無く判決を下している。裁判の基本的セオリーを根底から無視した品田の裁判官としての評価は問題外である。法治国家としての日本の信用失墜に繋がる大問題だ》
《A氏は、困っている人が助けを求めてくれば見過ごせない性格なのだろう。そしてその人を疑わない。幼少の頃からそんな家族の中で育ってき来たのだと思う。A氏の生家は「仏」という屋号がついていて地元では崇められていたそうだ。西は長い間A氏の側にいてそんなA氏の性格を知っていて、自分もA氏に援助してもらっていたのだ。鈴木の事を話せばA氏が黙っていられない事を知っていながら鈴木を紹介した裏には西の悪質な思惑があったと思われる》
《和解協議後に送られてきたA氏宛ての手紙で、鈴木は自分の裏切り行為を棚に上げて、西や紀井氏を悪者とするシナリオを勝手に描き、自分を正当化しようとしていた。それだけ言い切れるのであれば、青田や平林弁護士を代理人に立てず正々堂々とA氏の前に出てきて主張すればよかったではないか。鈴木は小心者で姑息な人間だ》
《鈴木は、紀井氏という元証券マンを「儲け折半」という守りもしない好条件でスカウトした。百戦錬磨の証券マンがこんな条件を信じてはいなかったとは思うが、鈴木のペテンに引っかかったのだろう。この時、紀井氏はA氏がスポンサーだという事を知らされていなかった。鈴木は自分の策略が露見することを恐れて極少数の人間だけで株取引を始めたが、合意書を無視してA氏には一切報告をしていなかった。鈴木は、紀井氏に売り担当を任せ、茂庭氏にはペーパーカンパニーの管理を任せていたが、当初約束した報酬は払っていなかっただろう。2人も長期間鈴木と一緒に仕事をする気持ちは無かったと思う。元証券マンの習性でそれぞれの思惑を持っていたと思う》
《この裁判で、紛争の発端でもある「合意書」契約に関する事案は、慎重な審議が必要であるにも拘らず、品田裁判長は「7年間も間が空いているのはおかしい」とする安易な判断を下しているが、西を代理人として表に立たせ、鈴木本人は逃げ回り、一向に姿を現そうとしないその態度にA氏が業を煮やし興信所まで雇って探したという事実を考慮していない。品田の裁定は愚の骨頂である。品田の、こうした思慮の浅い判断は随所に見受けられ、結果、誤判に繋がったといえよう》
《ドバイでファンドマネージャーをしていた霜見は、元新日本証券の社員だったようだ。紀井氏や茂庭氏を含めて元証券マンならば鈴木の悪評はある程度は知っていただろう。彼等も海千山千でそれなりの思惑があって鈴木の話に乗ったのだろう。鈴木もこの3人を利用しながらお互いの情報交換は禁じていてオフィスも別々にしていた。この辺は全て自分の強欲を達成する為の鈴木の用心深さだ》(関係者より)
《今回、A氏による鈴木に対する民事訴訟で、被告側弁護士の長谷川が取った弁護手段は明らかに犯罪行為に値する。宣誓した者以外は偽証罪に問われないという法律の裏をかいた姑息な手段だ。鈴木の嘘を何とかカモフラージュする為に、A氏を反社会的勢力の企業舎弟に仕立て上げようとしたのか、自殺した西を利用して、A氏を誹謗中傷し社会的信用失墜を目論んだ。長谷川は手の込んだ虚偽のストーリーを捏造し法廷の場で茶番劇を演じたのだ。長谷川もここまでやるからには、裏で高額な報酬の約束が鈴木と交わされていたと思う。長谷川は金の為に弁護士生命を懸けてまで鈴木の犯罪隠匿に尽力したと思われる》
《鈴木の法廷での発言や、書面での主張は、徹底してA氏の主張を否定したものだった。人間、ここまで徹底して嘘がつけるものなのか。1つの言葉を間違えても悪事が暴露される修羅場で長谷川元弁護士の忠告を守って逃げ切った。そこには品田裁判長の擁護があっての事だと思う。品田裁判長は「裁判官の忌避」の申し立てをされても当然だった。A氏側はその機会を逃してしまった。これも中本弁護士の注意力不足だったと思う》
《世界中を騒然とさせたパナマ文書(世界の富裕層の租税回避情報)流出問題以降、国税庁は税務調査の重点課題は富裕層による海外保有資産に重点を置く事をはっきりと明言している。これは日本に限らず、既に2013年のG20サミットで国際的な脱税、租税回避に対処する為の具体的処置の実施の合意に至っている。鈴木もいずれは網に引っかかり、根こそぎ持っていかれるだろう。そうなる前にA氏に返す事を勧める。「鬼も頼めば人は喰わぬ」という諺があるが、金を返し誠意を持って謝罪すれば命まで取られる事はないだろう》(以下次号)