《最近の日本のコロナ禍の状況は新規感染者数もかなり下がり落ち着きを見せているが、世界では逆に感染拡大が続いている国も多く見られ、まだまだ予断が許さない状況が続くのだろう。自粛を強いられる生活に慣れたのか、インターネットを利用する生活が主流になりつつある中で、鈴木の事件に関する情報サイトやYouTubeを視聴するユーザーも増えており、鈴木も取り巻きもますます周りの目を気にしなければいけなくなっているに違いない》(取材関係者より)
《鈴木は霜見に指示してJOF(ジャパンオポチュニティファンド)名義でクロニクルの社債を大量(13億5000万円)に引き受けさせた。鈴木は狡猾な工作をしてクロニクルに流入した13億5000万円を違法に個人に還流させて運用した疑いが強い。このカラクリは、天野氏と霜見だけが知っていた。天野氏は鈴木のやり方に嫌気がさして「鈴木をクロニクルから排除しなければならない」と考えていたようだが、平成23年8月に突然死亡してしまった。不可解にも天野氏の死は自殺の情報が流れたが、クロニクルの発表は「自宅で病死」だった。その後もJOFはクロニクルの新株を大量に引き受け、その他に別の投資家(鈴木の用意したペーパーカンパニーか)からも大量の新株を譲渡されて2000万株以上を所有していたらしい》(関係者より)
《鈴木は当初、絶望の淵に立たされていた状況からA氏によって、救われている。それにも拘らず、西と共に復活を遂げる為に始めた株取引で、最初から利益を独占する為の仕組みを構築し、株取引に関する報告もA氏には一切しないで、西にさえ取引の詳細が分からない状況にしていた。株取引で得た利益を完全に管理する役目を負っていた事は、最初からの計画通りだったのだろう》
《霜見は日本の投資家と裁判沙汰になり、夫妻で日本に帰国していた際に、別のクライアントに夫妻で殺されてしまった(平成24年12月に消息不明、翌年1月に死体発見)。そして、平成25年1月にクロニクルの株が1株14円から37円に上昇したが、誰が仕掛けたのかは不明だった。JOFは一部の株を残してクロニクル株を売却し莫大な利益を上げたが、その利益金の行方は誰も知らない。一部の株を残したのは鈴木なりの思惑があったのか》
《香港で事件に巻き込まれ命を取り留めた西は、事件の首謀者が鈴木である事を確信していた。日本に帰国してからも鈴木の仕業による執拗な尾行に手を焼き、緊張感を強いられていたようだ。しかし、約束の利益金も手にする事無く、何故自殺したのか。ここまでくればA氏と共に裁判で闘うしかなかった筈だ。西が証言台に立っていれば、長谷川弁護士が捏造した「質問と回答書」(乙59号証)等は使えなかっただろう》
《天野氏の不可解な死、霜見夫妻の死体遺棄殺人事件、JOFにクロニクル株を譲渡した投資家の正体、そしてJOFの莫大な売買利益の行方の真相は誰も知らない。しかし、これらの出来事で1番得をしたのは誰なのかを考えれば、自ずと「鈴木」という答えは導き出されるのではないだろうか。小説かドラマの様な話だが「真実は小説より奇なり」という事かもしれない》
《裁判で鈴木の代理人であった長谷川弁護士は、弁護士としてやってはいけない最低最悪の手段を用いて裁判を乗り切っている。偽証罪に問われない事を悪用して、「質問と回答書」(乙59号証)等の証拠類を捏造した出鱈目さであった。日本でこんな裁判が通用するのか。これでは世界から日本の司法界は信用を失ってしまうだろう》
《鈴木の周辺では、旧知の友人の行方不明や殺人事件、側近であった天野氏と大石氏の急死、そして仕事のパートナーだった西の自殺。平成20年から25年の間に鈴木が関与した重要な人間が悉くこの世を去っている。そして亡くなった人の全てが鈴木と金銭的なトラブルを抱えていた。これ以前にも鈴木の周辺では不可解な事件が起きていたようだ。こんな経歴を持つ人間は極めて稀だと思う。鈴木のくぐって来た修羅場に終止符を打つのは誰だろうか。人間の心を持たない鈴木のような奴を生かしておいては被害者が増えるばかりだと思う》
《鈴木は和解協議の場において、西の追及と紀井氏からの真相暴露もあって、問い詰められ言い逃れ出来なくなり、一部は自身の裏切り行為を認め、50億円と2年以内に20億円を払う、と鈴木本人から申し出たのに、後になってA氏宛てに送った手紙で、西と紀井氏を悪者にして二人に騙され裏切られたと言ってきたが、自分自身を強引に正当化する為の嘘をつくにしても、余りにも無理がある。子供でもこんな嘘はつかない》(以下次号)