《鈴木は、合意書を反故にして隠匿している株売買の利益金が全て自分の物だと思っているのだろうが、それは大きな間違いで有り得ない事だ。自分が得たのではなく、株の売りと利益管理の役割を負っていただけのことで、合意書に基いてA氏に返却すべきだ。1000億円以上といわれている隠匿資産を先ずは明らかにして正当に処理することが鈴木の使命だ。世知辛い社会の寒風に晒されるようなことをしていては、何時まで経っても世間に顔向けができない。お前は、A氏がいなければ人生が終わっていたくらいは十分に分かるはずだ》
《西の自殺や遺書が、長谷川弁護士に「乙59号証」なる嘘を並べ立てた陳述書の提出を決断させる要因となったと考えられる。西が生前に言っていた事にすれば、何とでも言えるからだ。死人に口無しという手口を用いた手法は犯罪者が言い逃れをする為に、よく使う事を裁判官なら百も承知しているはずだが、品田裁判長は被告側の虚偽の主張をそっくり受け入れている。裁判官として有り得ないことだ。お前のような人間は国民を不幸にするだけだ。即刻裁判官を辞職するべきだ》
《鈴木の様な悪人であっても、罪を犯すに至るまでの経緯や理由があるだろう。裁判官が事前に訴状を読んで、その事についての見解を持たずに法廷に臨む事は有り得ないと思うが、この裁判では裁判官達がその作業を怠っている。その事件の背景を検証せずに裁判を進行することは有り得ない事だ。この裁判は裁判長が2度代わっていて、3人目が品田裁判長になるが、3人共、同じ考えだったのかは疑問だ。品田裁判長に代わるまでにおよそ2年半の時間がかかっているが、裁判長が交代してから半年で判決が下された。それまでに充分な審議がされたかどうかは不明だが、余りにも不自然な時間の経過ではないだろうか。しかも、控訴審では充分な審議もされず原審を支持してA氏の控訴を棄却している。野山裁判長は誤字脱字よりも内容をしっかり検証するべきではなかったか。この裁判には誰もが強い不信を感じずにはいられない》
《鈴木は若い頃に暴走族のリーダーだった様だ。暴走族のリーダーになるような人間の性格は、粗暴であっても義理人情が厚く、仲間を思いやる男気のある人間で肝っ玉が据わった、骨のある奴が多い。恩人を裏切るような奴はいないと思うが、鈴木は真逆の性格をしている。鈴木の行状からすると、これも鈴木の嘘かもしれない。本物の元暴走族のリーダーが聞いたら嘆く事だろう。コイツは根っからの嘘つきで卑怯な大悪党だ》
《西の自殺はA氏とその関係者にとって衝撃的であったはずだ。生前の西の立場から考えると、重要な証人であったはずの西が生きていれば、長谷川も裁判戦略として用いた「質問と回答書」(乙59号証)の内容が全て出鱈目な陳述書を作成提出はできなかったと思う。それだけ西の死は多大な影響を与える結果になってしまった》
《鈴木は、用意周到な計画や相手の心理を読む洞察力には長けていて、自分の悪事がバレた時の事も考え、身代わりも常に用意しつつ司直の手から身を躱す術も心得ていた。しかし「策士策に溺れる」で、この裁判では嘘をつきすぎて辻褄が合わなくなり、失言を繰り返したが、A氏側の中本弁護士にはそこを攻める能力が無かったために鈴木を追い詰めることが出来なかったとみられる》
《人が普通に持っている心が抜け落ちている人間には騙されやすいと思う。当然だと思っている事が逆目に出ることで虚を突かれることになる。西や鈴木のような人間は常に相手のそういうところを狙って悪事を仕掛けてくる。A氏も、まさかまさかの連続で西と鈴木に騙されたように思う。鈴木は親和銀行事件で自分が逮捕されることを数日前から知っていながら、それをおくびにも出さず逮捕された後の資金繰りを模索していた。それを証拠に、逮捕される3日前に珍しく単独でA氏の会社を訪れ、A氏から3日後に逮捕される情報を聞いて驚いた振りをして、情に付け込んで8000万円の現金を借り、A氏に言い値で買って貰ったピンクダイヤと絵画を販売委託と称して天野氏のサインがあるFRの念書を差し入れて持ち出した。絵画は「後日持参する」と嘘を言ってA氏に買って貰った時から1度も渡していないものだった。逮捕されることを聞いて狼狽した振りをした様子を見せて、心を揺さぶり、同情させてA氏の心の隙を突いた鈴木の策だった。この出来事は鈴木という悪党の本性を証明しているが、裁判で品田裁判長も野山裁判長も言及しなかった》
《長谷川元弁護士は、弁護士を辞めたからといって決して安泰ではない。今回配信が始まったYouTubeでの鈴木の事件の「総集編」では、悪徳弁護士として世界中に生き恥を晒す結果を招いている。全て自己責任である。そのうち、ネットオタク達が所在を突き止めて勝手にSNS上で拡散し出す事も有り得ることだ。鈴木も長谷川も今までやってきた悪事のツケは必ず払わされる事になるだろう》
《A氏は和解協議後の鈴木の手紙を読んだ後も、鈴木に歩み寄り、平和的解決が望めるならと考え、鈴木に手紙を書いている。しかし、鈴木にはその思いが通じず自分勝手な言い訳を並べ立てた挙句に平林弁護士と青田を代理人に指定し、自ら直接A氏と会う事を拒絶して行方を晦ませた。この悪党の悪知恵には驚かされる。A氏と直接面談することで、自分が不利になる事を知った上での策だったと思う。鈴木は人間の心が通じない悪辣非道のクズ人間だ》(以下次号)