《若い裁判官は、社会経験が豊富ではない。民事裁判は人間の醜さが争いとなる場合が多い。特に金融業界、証券業界、宝石業界は「生き馬の目を抜く」と言われるほど複雑な業界で、多くの経験を積んだ人間でも簡単に理解できない。今回の裁判はいずれの業界にも絡んでいて、鈴木の様な悪知恵に長けている悪党が仕組んだ事件だ。訴訟内容はそんなに複雑ではないが、天文学的な金額のやり取りが焦点になっていた。そんな訴訟を経験不足の裁判官が裁く事は難しい。三人の合議制だと言っても、品田裁判長の意見が強く、ほぼ独断で裁判が決着したのではないだろうか。そんな品田裁判長が偏見を持ち、一方的に被告に味方するような裁定をしても他の裁判官が異議を挟むことが出来たとは思えない。まして、上意下達と言われる裁判所組織の古い慣習がある中では不可能に近い。この裁判は完全な誤審誤判だったが、品田裁判長の責任に負うところが大きい》
《鈴木に協力し共にA氏を騙していた西であったが、最後には鈴木に裏切られて自殺に追いやられ、西は哀れな最期を遂げた。裏切り者の末路は悲惨な結末が待っている。裏切りに裏切りを重ねてきた鈴木は、同じどころか、生き地獄を味わうような結末を迎える事になるだろう》
《世の中、綺麗事だけで判断してはいけないが、この裁判は余りにも道理からかけ離れている。他人を裁くには、その人間が人道を弁えているかどうかにかかっていると思う。理由のない騙しや裏切りに、言い訳は利かない。それが人間間の掟だと思う。鈴木の行為はその掟からはるかに逸脱している。掟を破った人間に罰を与えるのが当然のことではないのか。品田裁判長は法律家でありながら人道の基本を知らない。とんでもない裁判官だと思う》
《裁判官は出世街道から外れても、余程の失敗さえしなければ退官までの約30年間、身分を保証され生活に困ることが無い。そんな温ま湯の環境にいるせいで、法の番人という意識も薄らいでいるのではないだろうか。裁判官の中でも野心があって出世しようとする人間もいると思うが、出世するには裁判所組織と上司の意向に沿い、清濁を併せ飲む覚悟が無くてはならない。その為には若い頃から泥水も飲まなくてはならない。縦社会で出世するには上司からの引っ張り上げが必須になる。警察官も警部までは昇格試験があるが、それ以上は上司からの引っ張り上げが無ければ昇格出来ないようだ。しかし、警察官は命を賭けなければならない時がある。所謂、殉死も有り得る。裁判官は、命を賭けることも無く間違いを起こしても懲罰を受ける事も無い。唯一弾劾裁判があって免職されるかもしれない制度はあっても、弾劾裁判は再審と同様に「開かずの扉」と言われ、滅多に開廷されることが無い。裁判官という職業は何故それ程優遇されているのだろうか。そんな裁判官の誤審誤判のせいで、血涙を流して築き上げた財産を失おうとしている被害者がいて、逆に鈴木の様に、恩人であるその被害者を裏切って海外に隠匿している1000億円以上の額の資産が守られようとしている。裁判官が自ら招いた誤審誤判の責任も追及されないのはおかし過ぎる。こんなことを黙認していてはいけない》
《弁護士や裁判官という肩書きだけで人を判断出来ないと思い知らされた。鈴木の代理人である長谷川弁護士については、弁護士というより詐欺師に等しい。裁判制度の死角を突いて出鱈目な主張書面を捏造し、裏で手を回したという裁判官との癒着まで疑われている悪徳弁護士だ。弁護士や裁判官は法に携わる仕事だけに法律知識や見識、事件処理能力などはもちろん、勤勉さや誠実さ、高い倫理観などが求められ、特に裁判官に関しては、裁判が国民に信頼されるためには、判断内容が正しいことは当然であるが、判断する裁判官の廉潔性や公正中立性、寛容さを持った人間でなければならないはずだ》
《他人を犠牲にして甘い汁を吸っている鈴木のような奴は、裏社会からの制裁が一番怖いのではないだろうか。法律で裁こうとしても卑劣な手段を使って罪を逃れている鈴木を懲らしめるために裏社会の人間に依頼するという選択は有り得るのか。裏社会と言っても様々だが、反社会的組織に属している人間達は警察にしてみれば全員が背番号を背負っているのと同じで、身元がすぐに暴かれる。その様な人間は鈴木の様なチンピラ詐欺師を相手にしないと思う。しかし、国籍も不明で住居も不明、例え、他人を殺してもすぐに海外に逃避できる人間も沢山いる様だ。この人間達も立派な裏社会の人間だという事を鈴木は知っているのだろうか。今どきは少額の報酬で引き受けてくれるという話もあるようだ。鈴木は何時までも自分の思う様には行かない事も知っておくべきだ》
《裁判所は、被害者からの訴えがあれば金額の大小に拘わらず加害者を罰しなければならない役所だと思っていたが、実際にはそうでもない事がこのサイトを読んで分かった。嘘つきの加害者と悪徳弁護士たち、そして無能の裁判官が揃えば、加害者が犯した罪が放免される事もある。この裁判はそれを証明している。この国の法律はどの様になっているのだろうか、訳が分からない》
《FR社の監査法人による決算監査対策として、鈴木のA氏に対する借入金の証とし預けてあったFR社の約束手形13枚を、一時的に戻す事に協力するA氏に対して、西が代理で1人で来たが、本来なら鈴木本人が直接頼まなければならない事案だったはずだ。またその際には「債務は一切無い」という確認書まで頼んでいるから尚更だったが、実はこれが鈴木の詐欺の常套手段であった。裁判ではこの時の確認書を提出して、A氏に対する債務は一切無い事を主張していた。ここまで狡賢い鈴木は異常者だ》
《この記事を読んでいると、どうしても刑事訴訟の裁判官と民事訴訟の裁判官を比べてしまう。同じ裁判所という腐敗した組織に属しながら、こんなに印象が違うのは偏見だろうか。刑事裁判は裁判になるまでに警察が介在し、十分な証拠固めをして本人の自供も取って検察に送検する。検察でも警察の調書を読み返し、検事が納得がいかない部分があれば、事務官の協力を得ながら自分で捜査をし、被疑者とも取り調べを繰り返した上で起訴する。この時点で99.9%の確率で有罪が決まっていて、裁判官は警察、検察の取り調べに違法が無かったかの検証をした後に量刑を決定する。民事裁判とはえらい違いだ》(以下次号)