《鈴木の尋常ではない思考を罰する事もなく、放置した品田裁判長の判断は重罪に値する。A氏以外にも鈴木に騙されて人生を狂わされ、命までも失った人が複数いることを、品田は何と考えているのだろうか。鈴木は親和銀行で有罪刑を受けたが、事件内容からして決して妥当な判決ではなかったように思う。親和銀行側の田中森一弁護士(故人)と鈴木側代理人の長谷川弁護士という、黒を白に近い形で決着を付けられる手腕を持つ悪徳弁護士の協力があり、A氏との契約を反故にして株売買の利益金を横領して約17億円という巨額な和解金を支払った鈴木の悪の三角関係があったからだと思う。警察も検察も、そして裁判官もこの3人の悪知恵に翻弄されてしまった。「法の番人」という言葉は死語になっていると思う。これらの役人たちは国民を守る事で、代償として税金から報酬を受けているのではないのか。これでは善良な国民は税金泥棒のような輩の生活を支えている事になる》
《西が鈴木と出会った平成7年ころ、鈴木は既に資金繰りに困り果てていた。西が鈴木から直接聞いた話によると、エフアールを上場させても株価が思うように上がらず、創業者利得が得られなかったことに加え、株価を維持するための資金繰りに窮していた。株価の維持では知人名義で自社株売買を繰り返すという違法な行為を繰り返していたが、どうにもならない状況に追い詰められていた。それ故、親和銀行から100億円以上の不正融資を引き出し、事件が表面化した。鈴木は目的のためには手段を選ばず、非合法なことでも平然と手を染めるというやり方が身に染みついているようだ。自身の強欲から株取引の利益を独り占めにするためにA氏を裏切り、西をたぶらかして最後は自殺にまで追い込んだ。人の命を軽く見る鈴木のやり方は決して許されるものではない》
《日本の警察組織にある公安部は諜報組織と言われている。公安部に所属する警察官は特殊な訓練と研修を受け地下に潜り、テロ組織や極左集団、悪質な宗教団体を常時監視していると言われ、時には潜入捜査を行い国内外の秘密組織と対峙していると言われている。オウム真理教の残党の同行や赤軍派の残党は常に行動をマークされている。しかし、今回の安倍元総理の銃撃事件の根本となっている旧統一教会に関しては監視を怠っていた事が表面化している。これは、大物の政治家と教団との関係が原因となっているように思う。旧統一教会の創始者は韓国人であり本拠は韓国にある。想像を絶するほど多くの日本人が洗脳され霊感商法と言われる詐欺同然の手法で莫大な金額を搾取され、その金銭が韓国に送られている。被害者の中には韓国人が1人もいない。公安部は何をしていたのだろうか。公安部は警備部とも呼ばれて日本の要人の警備も担当している。今回は全てにおいて警察公安部の失態によるものだ。事件が起こった奈良県警の本部長は警備畑出身の高級官僚らしい。一件が落着して警察庁長官と県警本部長が辞任するという、警察人事に大きな影響を与えたことは当然だが、日本の危機管理の希薄さ、海外諸国に対しての弱腰外交、そして大物政財界人が関与するタックスヘイヴン地域で行われているマネーロンダリング等に関する捜査の怠慢等、問題が多すぎる。内憂外患状態の日本は大丈夫なのだろうか》
《合意書に基づいた株取引の最初の銘柄は宝林だったが、鈴木は裁判で株の取得資金を出したのがA氏ではないと否定したり、宝林株取引は合意書に基づいたものでは無いとして「そもそも株の取得はファイナンスで金は必要なかった」とか「外資系投資会社3社による売買でA氏も西も関わっていない」、さらには「鈴木の自己資金だった」と言ってみたり「ワシントングループの河野会長から調達した」と言い替えるなど言い訳が三転も四転もしつつ嘘を並べ続けたが、鈴木は平成11年当時は刑事被告人の身で身動きが取れなかったうえに、鈴木が創業したエフアールが宝石販売業者のために鈴木の関与が宝林の筆頭株主のロレンツィに知られると交渉そのものが破談になることに西が最大に神経を注いでいた。そのような状況を無視した鈴木の主張を事実上採用した品田裁判長に根拠はなく、関係者の誰もが理解していないだけではなく、読者全員がおかしすぎる判決と断言している。しかも鈴木は和解協議では宝林株の取得資金3億円はA氏が出したことも仕方なく最後には認めたが、品田裁判長はそこまで明白になっても認定しなかった》(関係者より)
《詐欺師にも色々いるが、見せ金を上手に使う詐欺師は大金を手に入れることが出来るようだ。詐欺師は美味しい話を持ち込み、金銭を騙し取ろうとするが、1回、2回は約束を守り、相手に利益を与えて、約束の期限を待たず早めに約束を履行する事で相手を信用させるようだ。しかし、鈴木は最初の融資を受ける時から自分の窮状を訴えたが、儲け話は一切せず、A氏の温情にのみ縋った。そして1回目の返済期限から返済を引き延ばし、債務総額の大幅減額を懇願し、A氏の承諾を得ている。これは稀に見る詐欺師の手法だったと思う。西がいなければ絶対に成り立たなかった。鈴木はしかし、裁判で西に代理権を与えていないと主張した。鈴木のような極悪人に対する制裁は1回くらいでは収まらない》
《鈴木は、和解書に署名指印したのは側近の紀井の裏切りがあり動揺したこと、西からあらぬ嫌疑をかけられてその証拠を捜査機関に提出することを仄めかされたため、社会的に抹殺されることを恐れたこと、という2つの理由を挙げた。紀井の裏切りを理由にするのはお門違いだ。長谷川は紀井を「電話番に過ぎない」とこき下ろしたが、株の売りの全てをやっていた紀井がA氏や西に明かした鈴木の株取引利益約470億円は、紀井が株取引の全体を把握していた結果、算出された数字であった。また、鈴木がやっていることを公にされたら社会に抹殺されるとは、自身がやってはいけない悪いことをしていると認めているに等しい。鈴木は親和銀行から反社会的勢力を絡めて100億円以上の不正融資を引き出した事件で逮捕起訴され、有罪判決を受けており、その他にも犯罪関与の疑いがマスコミでも数多く取り上げられてきた。社会的評価は当然ない。西にかけられたというあらぬ嫌疑で社会的に抹殺されるという理由にはならない。そもそもあらぬ嫌疑ならば、鈴木が逮捕されることはなかった》(関係者より)
《A氏は全ての取引が現金決済で、約束手形や小切手は使っていなかったようだ。FR社の約束手形の信用調査もしなかった。そもそもA氏は金融業の免許は所有していたが、本業にはしていなかった。急な融資依頼もあった様だが、友人知人が殆どで担保も取らず、お互いの信頼関係で成り立っていたようだ。それでも鈴木のようにA氏を騙す人はいなかったようだ。窮状を救われた債務者はA氏を裏切ることなく、約束を守り、中にはA氏の援助によって成功した人もいたようだ。西は長年の付き合いの中でその様な事情を熟知していた。西は莫大な債務があっても逃げ隠れせず、A氏に纏わり続け、債務を返済するために必要な資金と言いながら新規事業を提案し、新たな資金援助を受け続けた。A氏は西の詐欺行為に騙され続けていたと思う。西は周囲の人間に「日本一の詐欺師」を目指していると言いながら「A氏だけは騙せない」と言っていたようだが、結局はA氏の現在の窮状を招いたのは西だったと思う》(関係者より)
《A氏が株価の買い支え資金を総額で207億円出した点について、品田裁判長は判決で「(株取引が継続した)7年以上の間に(A氏、西、鈴木による)協議や金銭の授受が2回しか行われず、平成18年10月16日の三者協議に至るまでの間に、三者間で協議が行われなかったから一層不自然というほかない」と一蹴したが、実際に鈴木が所在を不明にし続け、西を使って嘘の経過説明と報告をさせ続けた結果、A氏には一つも正確な情報が無くカヤの外に置かれた状況があった事実に品田裁判長は何ら関心を寄せなかった。審理を尽くした形跡は全く見られず、また長谷川がそのような状況に巧みに誘導したのは間違いない》
《鈴木は平成11年の11月頃はまだ刑事被告人の身であったため、活動の制約を受けていたが、鈴木の狡猾で強かなところは、この境遇を逆利用した事だったと思う。債権者から追い込まれることが無かった拘留期間は鈴木にとって絶好の休息期間だったろう。西を利用して株式投資の資金をA氏に援助させる方法を考えたのも、あるいはこの期間だったのではないだろうか。しかし、鈴木の計略が、こうも鈴木に都合よく運ぶものだろうか。この一連の事件は余りにも鈴木の思惑通りに成功している事に驚くしかないが、自身の犯した罪の償いは絶対に受けさせなければならない》(以下次号)