《鈴木は和解協議後に和解書を反故にした挙句、手紙で株取引による利益は「自分一人で稼いだ」と言い出した。強欲な鈴木は、どうしても金を独り占めしたかったに違いない。鈴木は幼児がそのまま大人になったような欲望の塊みたいな奴だ。いつか欲に溺れて身を滅ぼすだろう》
《鈴木の裁判から、日本の民事訴訟が如何に抜け穴だらけであるかが透けて見える。宣誓した証人以外は偽証罪の適用外になるとして、嘘のつき放題がまかり通っている。捏造した証拠も何でもありで、勝てば官軍、負ければ賊軍である。しかし、真面目な人が馬鹿を見るような事を裁判所や裁判官が率先してやっていいはずがない》
《西と鈴木の言葉を信じたA氏は2人の無理な要望にもできる限り応えた。そして鈴木に対しても常に紳士的に扱ってきた。鈴木も当初から一歩も二歩も下がった態度でA氏に接してはいたが、実際にはそれがA氏を篭絡する手口だったと思う。西は、鈴木を紹介した責任ある立場でありながら、金に目が眩んで立場を忘れ、鈴木の策略に協力してしまった。そして、命を賭ける時を見誤り、無駄死にしてしまったと思う》
《裁判官たちは法の番人としての信念を持って訴状を読んだのだろうか。そして自ら下した判決に対して正義の判決と胸を張って言えるのだろうか。裁判の経緯や結果からみれば、この裁判は合議制ではなく、裁判所の意向と品田裁判長の独断で判決が下されたと思われる節が随所に見られる。裁判所がこぞって誤審誤判に導いた裁判だ。それこそが日本の司法の在り方が問われるべき深刻な問題である》
《鈴木は、自分の懐に入れた金銭に驚くほどの執着を持つ守銭奴だ。例えば、西に合意書破棄の報酬として払った10億円は、平成14年6月27日の3者面談の時に「社長への返済金の一部として西さんに10億円を渡した」と言って、債務額を15億円に減額させた。また、平成11年7月30日に西が株売買の利益金として持参してA氏に渡した15億円全額を、自身の債務の返済金だと品田裁判長に認めさせた。この様に何回もA氏に払ったように見せかけながら、実際は25億円しか払っていないのだ。これはA氏の貸金返還請求額の元金約28億円にも満たない金額だった》
《品田裁判長は、和解書の締結について「無効な株取扱合意に基づく債務、すなわち法的には発生していない債務に関する争い…」と述べ、さらに「…被告の意思表示は、表示意志に対応する内心的効果意思を欠くものであり、かつ、被告自身もその事を認識しながら敢えてしたものというべきであるから、心裡留保に該当する」と述べた。和解書での支払約束を「法的に発生していない債務」と言える根拠は無く、また心裡留保については被告の主張を一方的に支持しただけのものであって根拠も証拠も無い。これは、公正公平な裁判と言えるものではない。再審の場で真実を解明するべきだ。そして、裁判長の不正も暴くべきだ》
《鈴木がA氏に何度も救われている事実は、出会った当初から考えたら分かるはずだ。A氏のお陰で刑務所にも入らずに済んでいる。今の暮らしが出来るのも全てそうだろう。鈴木が一人で稼いだと考えるのは大間違いだ。株取引で得た約470億円を海外で密かに運用して1000億円超になっているのであれば、元の金を返す事くらいは訳ないと思う。死ぬ前に借りは清算するべきだろう》
《鈴木は和解協議後に手紙で和解書の支払約束を白紙撤回するとして、平林弁護士と青田を代理人に指名して自分の消息を不明にし、A氏と直接話し合う事を拒絶した。これで状況は悪化し、A氏が提訴することになったが、これも鈴木の想定内だったように思う。そして、裁判ではA氏の訴状を徹底的に否認する準備を整えていたのではないだろうか。鈴木は類を見ない大悪人だ》(以下次号)