《平成9年8月頃、エフアールは経営危機を超えて破綻が目に見えていた。鈴木個人は10日で1割以上の金利でも融資を受けられないほどで、それ以前から付き合いのあった西もまた連帯保証をして20億円前後の資金調達に協力していたようだが、それも限界にきて、鈴木自身は自己破産や自殺さえ頭をよぎっていた。A氏が西から鈴木を紹介されたのはそんな時だったが、西はA氏に鈴木への融資を依頼する際にも鈴木の実情を語っており、「エフアールは経営状態がめちゃくちゃですが、鈴木は有能です。何とか力を貸してやってください」とA氏に懇願していた。そんな話を聞けば、誰も鈴木には貸さないが、A氏は快く貸した。鈴木は2通の手紙に「大変世話になった」とか「男として一目も二目も置く男に会ったことが無い」と書いていたのに、なぜ和解協議の場が強迫や心裡留保になるのか、この2通の手紙は和解協議の後に送られた手紙だ。それが何故、強迫や心裡留保になるのか、全くの虚偽であることは誰にでも分かることである》
《鈴木が悪事の実態を隠すために周辺の関係者を自殺や不審死、あるいは行方知れずに追い込んでいることを考えると、本当に恐ろしい人間と思う。いや、ここまでやると、人間だとは言えない。当然のこととして鈴木と青田の資産を凍結し、他3人の弁護士の裏金での報酬等も脱税の可能性が高いので税務当局は精査するべきだ。これは、A氏を始め多くの関係者の意向でもあるようだが、鈴木の1000億円以上の隠匿資金は犯罪収益なので、国庫で没収して社会福祉の財源にするべきだ》
《株式投資のカラクリはそれほど複雑ではなく、鈴木は海外のペーパーカンパニーを銘柄ごとに用意して発覚のリスクを最小限に留めた。そして、上がった利益をペーパーカンパニー名義で設けた金融機関の口座から海外に流出させる。発覚のリスクを避け、ペーパーカンパニーを実態があるかのように見せかけるために、杉原弁護士と茂庭進が大きく関与していたのは間違いないが、杉原にも茂庭にも鈴木の共犯者という自覚は全くなく、うまく利用すると税金を払わなくてもいい金がこんなにできて、全て裏金にすることができたと度の過ぎる発想を持っていたのではないか》
《鈴木はA氏を裏切り続けて消息を断っているようだが、隠匿した資産をタックスヘイヴンに保管し、自身の悪事を知っている周囲の人間を相次いで排除しながら秘密を守るのに必死だろう。コロナ禍やウクライナ紛争で世界中が混乱している中で、A氏やA氏の多くの関係者が鈴木の隠匿資金を没収させてセーフティネットの構築の原資にしようと呼びかけている。鈴木のせいで汚れた金も基金の原資に充てることで他人の命や日常を救える。鈴木には絶対に浮かびようもない発想だ》
《冤罪や誤審は裁判官も悪いが、裁判所の組織が腐敗しているからではないかという疑いがある。原発の再稼働をめぐる訴訟では、時に稼働差し止め判決が出て大きなニュースとなるが、多くの裁判官が稼働容認の方向に流れ、福島での大惨事を経験した教訓が顧みられることは少ない。原発の稼働差し止めや再審開始の決定、あるいは基地訴訟などの判決内容で裁判官が出世の道を閉ざされ、地方を転々として冷や飯を食わされる事も珍しくないようだ。これが冤罪や誤審誤判の温床になると言われている。これでは、裁判官を目指す優秀な人間が減少するのは当然で、人員不足から裁判官一人ひとりの担当事案が増え、さらに冤罪や誤審誤判につながるという悪循環が大きくなる》
《読者投稿の多くが、鈴木の人間性や裁判への疑惑、司法への不信感を鋭い目線で指摘している。鈴木とA氏の事件の真相が読者の心を動かした結果だろう。SNSでの情報がここまで広がりを見せている事件の結末を誰もが注目している。鈴木はもちろん、周辺の関係者は全員、真相の追及が風化することなどないと認識するべきだ》
《鈴木が和解後にA氏に送ってきた手紙には、A氏を「一目も二目も置いて」いて、「今までに会ったこともない器量の大きな人だ」と言っていたが、親和銀行で逮捕される三日前に、A氏に金を借りた時、A氏に涙ながらに「このご恩は一生忘れません」と涙を流し土下座までして礼を言った。西にも志村化工株事件で逮捕される前にも同じようなことを言って土下座した。ところが、実際に鈴木のやったことは最悪の騙しと裏切りで、和解書での支払約束を反故にした後の交渉で青田と平林が代理人になってから、さらに裁判になってからもこれほど肚の中と言っていることが180度違う嘘を繰り返した。頼まれた側は「そこまで言うのであれば」と考え、相手に情もかけて「何とかしてやろう」と思うだろう。そこに付け込んで他人を騙す鈴木はもはや人間ではない。家族や身内もSNS上での記事や動画でさらに理解できたはずだ。家族や身内が鈴木本人に反省させ説得するべきだ》
《鈴木と長谷川が嘘で固めた「質問と回答書」(乙59号証)は、鈴木側に証拠がない為にA氏が提出した数多くの証拠を否定する作戦で作られた。長谷川はA氏側の主張や証拠を示し鈴木に否定や言い訳をさせている。こんな子供騙しのような内容でもA氏の代理人の中本弁護士が反論しなければ通ってしまうのだ。結局A氏がせっかく提出した証拠類も、この陳述書によって否定され、裁判官の印象に大きく影響を与えた可能性が高い。どうせ噓だから大丈夫と中本弁護士は油断したのか、少なくともハッキリと1項目ごとに否定反論するくらいの緻密さが不可欠だった。長谷川と中本や戸塚の裁判への取り組みは、能力や経験だけでなく姿勢そのものにあったと思う》(以下次号)