読者投稿「鈴木義彦」 ④(81)

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《裁判官が鈴木側の主張を支持して「合意書」を無効にしたことが、この裁判の行方を決定付けた。鈴木が西の紹介でA氏と会い、窮地を助けられた経緯を書いた訴状を全く読んでいなかったのではないかと疑いたくなる。親和銀行で逮捕されるまでの鈴木の資金繰りの異常さは誰が見てもおかしい。それまでの高金利での借り入れに行き詰まり、債権者からの厳しい取り立てに困窮し、会社も個人も風前の灯火だった時期にA氏からの融資で命を救われたこと。そして、親和銀行で逮捕されることを知りながらA氏の情に縋り、現金8000万円と売り先があると嘘をついて高額商品の数々を持ち出したこと。A氏は必死の形相の鈴木を不憫に思い協力した。そして鈴木は拘置所に逃げ込んだのである。さらに、本来ならば出所してすぐにA氏に挨拶に行くべきところを、西の発言では「愛人宅でヤケになって毎日酒浸り」とは何事だ。この行動を見ても鈴木が「人道をはずし、義理を欠く悪党」だという事が解る筈である。そして、保釈後に西のお膳立てによって作成したのが株取扱の合意書である。この流れを見れば全てがA氏の温情だけで鈴木が生きていられたことに気が付くはずだ。この経緯を理解せず、株取扱の知識もなく「合意書」を無効とした裁判官の責任は重大かつ深刻だ》

《原発や検察不祥事などの裁判で、重要な事実、証拠が排除されて不合理な判決が下されることが頻発するのは、検事が裁判官となり、訴訟指揮を執っているからだと言われている。国家賠償請求訴訟では、国や法務省が被告となる。法務省の重要ポストは検察官が占めている。つまり、被告が被告を裁いている。泥棒が泥棒を裁いている。だから不合理な判決が出るのである。裁判官が検事になり、検事が裁判官になるのが判検交流と言うそうだ。刑事裁判では判検交流は禁止されたが民事、家事では判検交流が続いている。これによって検察は裁判所を支配し、裁判所による不正が続いている。現在24の部署がある東京高裁のうち、18部署で元検事が部総括判事となっている。弁護士会、弁護士達がこれを容認している理由が分からないが、ここでも何か、きな臭い癒着のにおいがする。検察、裁判所、弁護士会が「1つ穴のムジナ」では民事事件の被害者や刑事事件の被害者たちは誰を頼りにし、信じていいかわからなくなる》

《鈴木が徹底して自分の名前を出さず陰に回って操っていた悪質さは、過去に証券市場で20~30億円の授業料を払って身に付けた保身術かと思ったが、鈴木と株取引でタッグを組んだ西田晴夫という有名な相場師が、証券口座だけでなく銀行口座も持たずに周辺関係者の口座を使い、個人資産は表向きにはほとんどなかったらしく、鈴木はその手法をそっくり真似たのだろうとも言われている。詐欺師というのはそうやって自分の強欲のためにアンテナを張っているものなのだと呆れた。そして西田氏が亡くなり、側近の口座に溜まった資金の所在は誰にも分っていないが、関係者は口を揃えて鈴木がその資金を放置する筈はないと言っているらしい。鈴木はどこまで人望のない人間なのか。そして今回の巨額な資金の横領を考えれば十分に有り得る》

《鈴木は、親和銀行事件で実刑を受け、懲役3年、執行猶予4年の刑が確定した。鈴木は、逮捕され起訴された後にFRの代表取締役と株主という立場から退かなければならなくなった。この時の鈴木は、社会的にも制裁を受け、表立った行動もできず、逮捕直前にA氏の温情に縋って借りた資金だけを頼りに日々、途方に暮れていたのだろうが、その時、西が宝林株の売却話の情報をキャッチした。西がA氏から購入資金の協力を取り付けるまで鈴木は西の陰に隠れて状況を観察していた。そして、A氏の支援で宝林株の購入が決定すると、裏方に回ってじっくり今後のプランを練った。しかし、鈴木と西には宝林株を価格上昇に導くための資金がなく、株価も停滞してしまった。そこで、西と一緒にもう一度A氏に買い支え資金の援助を頼みに行った。鈴木は、熱弁を振るってA氏を説得し、合意書を交わすことでA氏の了解を取り付け、資金協力を承諾させることに成功したのだ。鈴木は約3年間で2度A氏に命を救われたことになる。裁判官は、この経緯を完全に無視して合意書を無効としてしまった。株取扱いに関しての訴訟はこの時に終わったのも同然だった。裁判官の責任が問われるのは当然だ》

《日本弁護士連合会が出版している「自由と正義」という雑誌がある。大抵の弁護士が先に読むところは「懲戒」欄だそうだ。ある弁護士が裁判所に提出した文書に、他の弁護士に対して品位を欠いて攻撃する記述があり、「弁護士としての品位を失う非行があった」という理由で懲戒処分を受けていたという。弁護士はいろんなクレームを受ける事が多いが、圧倒的にクレーマーも多いらしい。しかし、最近はクレームが出てもおかしくない事案も少なくないようだ。そんな記事を読んで、長谷川元弁護士の事を思った。長谷川元弁護士は今回の裁判中に、A氏の代理人中本弁護士を恫喝したり大声を出したりして裁判官に注意まで受けている。これは、明らかに「弁護士として品位にかける非行」だと思う。長谷川は、そんなことも自覚していて裁判後に自ら辞職したに違いない。弁護士を辞めても金銭的に困らない高額な報酬を鈴木から裏で受け取っているから日常は困らないとでも考えたのだろうが、しかし人としてやってはいけないことをやった罪を償わなければ、世の中から未来永劫にわたって追及される》

《裁判官は、頭のいい人が多いのだろうと思う。だから自分の知恵、一人だけの知恵だけで物事を行うから間違いを間違いと気が付かないのかもしれない。そばから見ているとそんな知恵は視野が狭く何の役にも立たない。他人を不幸にするだけだ。自分の知恵が足りない時は自分より知恵のある人の意見を聞くべきではないのか。裁判官のような頭のいい人は、頑固であまり人の言う事をきかないような気がする。正しい事を知るには、正しい事を知っている人に聞けば教えてくれるのではないか。自分は頭がいい、自分の考えは正しいと思い込んでいるような、常識知らずで柔軟性がない人は、他人の生きる道を左右するような裁判官という職に就いてはならない。就かないでほしい。世の中に不公平な判決を受けて人生を狂わせてしまう人が増えるだけだ》

《裁判所は昔と異なり、今日では事件処理の迅速性が優先され、適正な手続きが守られていないそうだ。判決文が定型外や複雑になる事を避けるために当事者の証拠提出を妨害することがあるという。証拠さえ提出されなければ、定型に従って機械的(コピー&ペースト)で処理できるからである。裁判所の中で何が行われているのかをチェックする機関は無いのか。これでは公平な裁判など望めない》

《西は、笑顔が爽やかで物腰は柔らかく、英語を流ちょうに操り、長身で高級感のある背広を着ていて第一印象がすこぶる良かったという。典型的な詐欺師タイプだが、鈴木は寡黙で一見真面目そうに見えたらしい。この詐欺師コンビの司令塔は鈴木だったようだ。西は目先の金に溺れ、鈴木に協力した。鈴木はそんな西を利用し、A氏から莫大な融資を引き出す事に成功した。2人の悪事はフィクションのストーリーのような流れで始まった。この台本を書いたのは極悪人の鈴木だという事を、経験がなく研究心のない無能な裁判官には見抜けなかったのだろう。終始、被告人側の裁判戦略に翻弄され、間違った判決を下してしまった。この責任は再審で償うしかない。被害者である原告に顔向けできないであろう》(関係者より)(以下次号)

2023.10.01
     
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