虚偽主張と誹謗中傷が命取りになる小野敏夫の悪行三昧(1)

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(写真:小野敏雄 記事を掲載以降、小野の悪事を告発する情報が数多く寄せられている)

小野敏夫が「債務は存在しない」とする訴訟を提起したのは令和3年2月中旬のことだった。本来なら債権者の方が先に貸金返還請求の訴訟を提起したので、小野は被告になるはずだったが、東京地裁の手続きの事情から順番が逆になってしまった経緯があった。小野は債権者から借金をして、碌に返済もせずに引き延ばすだけ引き延ばし、その間に債権者に説明した返済計画の全てが嘘八百だったにもかかわらず、債務は存在しないなどという訴訟を提起したこと自体、小野敏夫という人間の悪質さが分かろうというものだ。
小野が債権者に持ち込んだ債務の返済計画には、沖縄の浦添市内の土地転売や大量の残土処理など多くあったが、いずれも債権者への返済を先延ばしにするための時間稼ぎでしかないことは明らかだった。それでも、小野は決して計画がとん挫したとは言わず、まだ継続中であるとか間違いなく実現します等と言って悪質な引き延ばしを図っていた。中でも小野が持ちかけた投資話に、小野が約6年間、懇意の関係にあった太平エンジニアリングの後藤悟志社長から報酬の未払分をもらうというものがあったが、実体は恐喝も同然だった。
後藤社長の金銭に対する執着は異常で、下請会社への工事代金の支払を90日から120日まで引っ張り、期限まで待てない業者には系列のファクタリング会社を利用させる。その際の手数料が月に2%以上という設定だが、下請会社は否も応もなく利用するしかないのが実情という。後藤社長はこうした仕組みを作り上げて利益追求(下請けの搾取)に徹して来た一方で、懇意な関係にある知人に頼んで架空の請求書を発行させ、太平エンジニアリングや系列会社から支払われた代金を後藤社長個人が懐にするという違法行為さえ行って、個人資産も増やして来たという。小野の話によれば、後藤社長は個人資産で2000億円があるほか、裏金として200億円前後を密かに隠匿しているという。また後藤社長は無類の女性好きで、不定期で複数の若い女性を集めた合コンを開き、女性の中から好みの女性に声をかけ、高級ブランド品ばかりか現金(100万円)を渡して交際を持ちかけたり、週に一度は必ず麻雀賭博に耽り、自分が勝つまでは決して止めなかったという。小野もそこでは負けることはなく、金稼ぎの場にしていたようだが、そうした後藤社長の公私にわたる話を小野は債権者に暴露した。こうした後藤社長にまつわる話を、小野は「後藤から未払金を回収するために後藤を揺さぶる材料に使う」と債権者に言っていたが、先の架空請求書については小野自身が後藤社長から小遣いをせしめていたようだ。
また、後藤社長が沖縄の土地転売で10億円の利益を上げたという話では、売買した土地の権益に地元の暴力団が絡んでいたことから、小野がその調整役を買って出て事を収めたという。そして、調整の際に小野は後藤社長から調整金を預かり暴力団に渡したという。これは、暴力団に対する利益供与という明白な刑事事件だ。小野は、いざとなれば自身が税務署でも警察でも出頭して自白するとまで債権者に語ったようだが、債権者が、6年間も付き合いのあった後藤氏を自分の資金繰りのために簡単に裏切ることには賛成しない、と言うと、小野は後藤社長のドケチぶりを散々に暴露したうえで、自分が後藤氏からもらった報酬が余りにも安すぎると反発し、さらに「7億円はもらってもいいほどです」とまで言い放った。その後に小野が後藤社長へどのようなアプローチをかけたのか、については不明のままだったが、小野が「いざとなれば出頭する」などと言ったのは小野による茶番だったのは間違いないだろう。

しかし、小野と後藤社長との付き合い方を見れば明らかなとおり、小野が相手から信用され信頼されるわけはないから、関係がいずれ疎遠になるのは当然で、実際に後藤社長という「金ずる」を失った時点で小野がさらに頼ったのが債権者だった。30年以上も前から債権者に世話になりながら返済を滞らせてきたにもかかわらず、小野は同様の手口で債権者に取り入り、多額の借金を繰り返したにもかかわらず、いざ返済する段になると掌を返して「債務は存在しない」などと言い出したのである。

写真:後藤悟志・太平エンジニアリング社長

「自分の頼み事を聞いてもらえるのは社長しかいません。どうかお願いします」と債権者に何度も頭を下げて借入を繰り返したのは、どこの誰だったというのか。それは、債権者の性格を見抜いたうえでの対応で、断られても頼み込めば,最後には折れて貸してもらえる、という算段から出た小野の悪知恵だった。
小野は令和3年11月30日に、債権者に約1億円(返済金の1/10以下)を取り敢えず返済すると言って、「一緒に銀行に行ってほしいので自宅まで迎えに行きます」とまで言っていたのに、それを反故にして一切の連絡を絶ってしまった。そして、その翌日には代理人の清瀬雄平弁護士が債権者の会社にFAXで書面を送り付け、自分が代理人になったので、小野には一切接触しないでほしいという。それで債権者も、1時間もあれば、小野に対する債権の詳細について全て説明できると、顧問弁護士を通じて連絡を取ったが、なぜか清瀬は債権者に会おうとせず、ただ時間を引き延ばすだけだった。そして、この債務不存在の訴訟である。清瀬が代理人として債権者と話し合う場づくりを放棄して訴訟手続きに踏み切ったのは、言うまでもなく小野の意思が強烈に反映したからに違いない。清瀬が債権者に会い説明を受ければ、小野は自身が主張する債務不存在が明らかな嘘だとバレてしまうと危惧したからに他ならなかったと思われる。
案の定というべきか、審理が始まってから、清瀬が提出した主張書面は、肝心の債務不存在を裏付ける根拠も証拠もなく、ただ小野が作り上げた虚偽のストーリーをもっともらしくまとめ上げたものに過ぎなかった。それどころか、そのストーリーが虚偽であることを可能な限りぼやかすために、小野と清瀬が選んだのが債権者に対する極端な誹謗中傷だったのである。例えば、「無免許で高利を貪っている」とか「債務者を、逃げられないようにするために、新宿の公証役場で100件以上の公正証書を作成している」など、さらにひどいのは債権者が「反社会的勢力と密接な関係にある」などとありもしない話を強調して「債務者に他の債務者への取り立てを強制することで、いつか自分も同じ目にあうかもしれないという恐怖感を与えた」というものだった。そんな嘘偽りを並べ立てる小野の方が、実際には「日本一の右翼のNo.2」を周囲にひけらかし、「西さんと私と日本の反社のトップと3人で食事をした」などと自慢話をするような人間なのだ。
小野(清瀬)は債権者を「無免許の高利貸し」と言うが、小野自身が10日で2割の金利の金を借り、10カ月金利を払っていたと言うほど、どこからも借入できない状態にあったのである。債権者から借入する際にも「金利は月に1割で」と言っていた。債権者は20代後半の頃から古物金融の免許を所持しており、年15%の金利で遅延損害金も法定の範囲内にしている(生活苦の人からは金利を貰っていない)。
債権者は、小野に対する債権が現に存在していることを裏付ける書証類を証拠として提出するとともに、こうした誹謗中傷に対しても一つ一つ裏付けを提示し、あるいは逆に小野に証拠を提示するよう要請した。ところが、小野は裏付けとなる証拠を提出しなかったのである。
そして、審理が回を重ねても小野と清瀬による誹謗中傷が続けられたことに、さすがの裁判官も呆れて、清瀬に対して訴因である債務不存在について主張を述べるよう指示するとともに、証拠の提出を求めたのである。すると、清瀬はあろうことか「証拠はありません」と断言したのである。そうであるなら、清瀬が さまざまに主張したものはことごとく小野の身勝手な思い込みであり、単なる小野の主観にすぎないではないか。しかし、清瀬は証拠がないことまで小野が債権者に対して恐怖感を抱いていたために、債権者から領収書をもらえなかったとか、債権者の言うままに借用書を書かされたといって、債権者のせいにするような主張に終始したのだ。しかし、小野が債務者への連絡をしたことはあっても、債務者に取り立て(集金)の話をした事実すらなく、強迫や強要も一度もなかった。もとより債権者が第三者に取り立てを依頼することなど過去に一度もなかった。これは、実際に小野が同行した債権者の友人知人においても同じであった。
ちなみに、債権者は友人知人を気さくに紹介することが多く、小野にも過去に10人以上は紹介していたが、一方の小野が自分の友人知人を債権者に紹介することはほぼゼロだった。ただ一度、たまたま債権者が知人とホテルのラウンジに出向いた際に、そこに女性と来ていた小野が慌てて席から立ち上がり、挨拶をしてきたことがあって、女性に「私が大変世話になっている社長で…」と言いつつ債権者に女性を紹介したことがあったが、債権者が記憶しているのはその1回きりだった。30年以上もの関りを持つ中で、自分の友人知人を紹介する機会を持たなかった小野には、紹介した人間が債権者に小野のことをあれこれと喋られては困ると考えたからに違いない。面従腹背をまさに地で行く小野だからこそ、事実とは全く逆の嘘を審理の場でも平然と並べ立てたとしか言いようがない。また、小野は現在の自宅を平成29年ころに取得しているが、小野がその話を債権者にしたことは一度もなかった。債権者から借りた金が息子や娘の教育費や生活費に充てられたのも時期的に見れば間違いないだろう。しかし、小野には借金を返済するという認識が微塵もなかったのだ。
証拠主義を謳う裁判所において、何一つ証拠の提示をしなかった小野、そして清瀬にとって、これは致命的と思われた。それに加えて、小野が提出した数少ない証拠の中に、実は借用書が3枚あったが、これらは債権者が使用してきた法令様式とは全く違う書式で、債権者自身が「何だ、これは?」とキツネにつままれたような気分になるほどだった。小野はそれらの借用書が債権者から強制されて書かされたものの一部だとでも主張するつもりだったようだが、そのやり方は明らかに、裁判官から証拠の提出を求められた小野が切羽詰まってのことか捏造以外の何物でもなかった。あるいは、小野が平成2年ころに債権者から4000万円を2回借りた債務について6年以上も返済を滞らせてきたことに業を煮やした債権者が、その時点での債務額を確定させるために公正証書を作成した際に、小野の妻真理が連帯保証をすることになったが、小野は委任状による代理権を使って真理を公証役場に連れて来なかった。それどころか、債権者が何度も真理と直接会うか、もしくは最低でも電話で連帯保証をしていることの確認をしたいと言って、目の前で小野に電話をさせたが、小野は「電話に出ません」と言って、はぐらかし続けた。それでも一度だけ電話がつながり、債権者は真理が小野に債務があることを知っていて、連帯保証をすることに同意している、という確認を得ることができた。ところが小野は、審理では「真理は(債権者との関係を)一切知りません」と否定し、「電話に出た女性は妻ではなく別人です」と言ったのである。委任状による代理権についても、小野は真理の実印を無断で持ち出し、真理が知らないところで勝手に公正証書に代筆したとまで言い放った。
小野は、債権者を含め周囲に「日本でNO.1の右翼の幹部(事務局長)をしている」と広言していたようだが、そうであれば、卑しくもそのような肩書をひけらかすような人間が、何故、債権者に対する債務はすでに返済を済ませ存在しないと嘘をつき、妻真理の代理を務めて公正証書に連帯保証の署名をするようなあくどい行為をしたのか。そこには小野という悪質な人間の本質が透けて見える。小野は非常に几帳面な人間で、債権者が小野に対する債権額を口頭で伝えた際には自分の手帳を見て「間違いないです」と確認したことが何回もあった。それが裁判では個別の貸借に留まらず、過払い金があるとか、妻は小野の債務を知らず連帯保証をした事実もない、などと主張したのである。小野が債権者から借入をした際の主たる名目は仕事上の資金繰りだったが、実際には詐欺で騙し取った金で息子と娘を学校に行かせ、自分はポルシェに乗りつつさらにフェラーリを購入しようとしたが、代金が払えずキャンセルしたようだ。このように会社の資金繰りが悪化して、と言っては債権者に借金を頼みに来たのが1回や2回ではなかった。
こうした小野の悪質さは挙げればきりがないほどで、しかし、審理を担当した松原平学裁判長は意外にも小野の主張を認める判決を下したのである。いったい、これはどういうことか。何の根拠もなく、ただ債権者を誹謗中傷し続けた小野と清瀬の主張を、松原裁判長はなぜ認容したのか全く不可解と言わざるを得ない。
松原裁判長は、債権者が平成2年に小野に4000万円を2回貸し付けた裏付けがなく、公正証書が作成された平成8年と同10年までの期間、債権の保全を行っていなかったことは、会社経営者の立場からすれば、不合理だと決めつけた。そして、債権者から借りたのは「平成8年のことで、公正証書を作成した時点での残債務は3000万円だった」としたうえで、それにもかかわらず1億5000万円を債務額とする公正証書を作成したのは「3000万円の債務返済が滞っていたことへの負い目と(債権者に対する)恐怖心が相まって、指示されるままに」公正証書を作成したとする小野の主張を全面的に認めてしまった。
小野は、債権者への債務返済の資金調達でいくつもの事案を提示したが、承認尋問ではそれらが全て嘘であったことを白状して「申し訳ありませんでした」と証言した。これは、裁判での主張に信ぴょう性が全くないことの証であった。
松原裁判長が小野の主張を認容したのは、先にも挙げた小野と清瀬による債権者に対する際立った誹謗中傷が前提になっているのは明らかで、そうでなければ小野のあくどい虚偽を認めるような判決になるはずがない。しかし、判決には小野と清瀬が債権者を誹謗中傷していることを検証した形跡は全くなく、それを窺わせる文言も一字もない。これでは明らかに裁判官としての公正公平さが欠如しているとみるのは当然だ。
松原裁判長が小野の主張を認容したのは明らかに誤審であり誤判であったから、当然、債権者は控訴したが、控訴審を担当した吉田徹裁判長もまた、松原裁判長と同様に小野と清瀬の虚偽主張、というより債権者に対する際立った誹謗中傷を真に受けて検証を怠り、「審理は一審で尽くされた」として審理を早々に打ち切り、一審判決を支持した。日本では三審制を取りながら、事実上一審判決が二審で覆ることはほとんどないというのが悪しき風潮として法曹界に知れ渡っている。それを裁判官の怠慢、裁判所の腐敗と断じるのは容易だが、現実には高裁の裁判官が一審の裁判官認定にケチをつければ、一審の裁判官の将来の人事に影響するという忖度が働いて、一審判決に不備がなければ、裁定の詳細には踏み込まないのが慣例になっているようだ。しかし、それでは事実の検証や真実の追求をどれだけ疎かにしても構わないということになり、敗訴した側が到底納得するものではない。まして、小野と清瀬の虚偽主張は検証すれば、すぐにも矛盾が露呈するほどの捏造、でっちあげであって、それが公の場である法廷においてさえまかり通るならば、裁判所も、一人一人の裁判官も、もはや三権の一角を占める信用、信頼を完全に失っているとみるほかはないに違いない。
事ここに及んで債権者は、このまま小野を許すことはできないとして刑事告訴を進めているというが、それも当然で、小野がどれだけ債権者を騙し裏切ってきたか、仮に小野の主張が裁判所で通ったとしても、自分のやったことが許されることではなく、社会的に通るものではないから、遠からず断罪されることを小野はよく分かっているはずではないのか。その時に、改めて小野自身の多くの頼み事を快く聞いてくれた債権者を思い起こしても遅いのだ。審理の場で、どれほど嘘をついて債権者を裏切ったとしても、小野にだって悔い改めようという気持ちくらいはあるのではないか。それがなければ、もはや小野は人間ではなく、小野を知る関係者全員が小野に対して非難を浴びせるに違いない。小野に対する糾弾は、最低でも謝罪がなければ許されることではないと、小野自身が一番分かっていることを踏まえれば、手を緩めることなどないことも自覚するべきだ。今後は、小野の子供たちも小野と同様に責任を追及されるのは必至で、将来に禍根を残すほどの影響を受けるに違いない。10人を超える関係者が小野の悪事や訴訟でのあくどい対応の全容を知っているだけに、糾弾も激しさを増して情報の拡散も加速するに違いない。(つづく)

2023.12.17
     

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