犯罪の常習者「利岡正章」の悪事の経歴(1)

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債権者が利岡正章を知ったのは平成18年から同19年にかけてのことだった。その当時、債権者が事件に絡んで、相手と交渉をする代理人を探していたところ、「様々なトラブルを解決している凄い人が伊東にいて、行政や弁護士会もその男には一目置いている」とか「前橋や高崎でも関わった裁判で負けたことがなく、裁判官にも知り合いがいる」などと言って福島(旧姓金澤)明彦が債権者に紹介したのが利岡だった。債権者は紹介された利岡と面談して依頼することにして利岡には「顧問」の肩書を与え、以後約4年間、毎月50万円の顧問料に加え、必要に応じた経費や個別案件での報酬と実費を渡すようにした。

ところが、これは後に判明したことだが、利岡はもともと静岡県伊東市内で金澤や坂本某などと徒党を組んで悪事を働いていた。利岡は金澤を含めた仲間たちに「金になる人間を見つけてこい。俺がうまくやるから」と日常的に言っていたという。しかし、伊東市内での悪事が高じていられなくなり、すでに金澤が地元の群馬に移り住んでいたことから、利岡も群馬に居場所を移したという。また、債権者の下で顧問の仕事をするようになった利岡は、様々な交渉事で手助けが必要になったときに、過去の経緯をほとんど無視して金澤や坂本を手足のように利用したが、債権者から顧問料のほかに実費経費や報酬を受け取っていたことを坂本や金澤には一切言わずに「ただ働き同然」などという愚痴話を繰り返していた。それ故、それだけの“資金”を利岡が受け取っていた事実を知って、過去に利岡が仲間(身内)さえ裏切ってきたことから、利岡自身はいつまでも伊東市内に留まっていることはできず、結局は腐れ縁でつながっていた金澤を頼って群馬県に移り住んだのが実情だったのに、利岡は反省もせず、また同じことを繰り返したのだ。金澤は伊東の仲間に口を利いた手前、利岡に見切りをつけて縁切りするとまで言い、さらに「利岡は数年前に住吉会のトップから『今後は組の名前を出すな』と厳しく注意されたそうで、それ以降は行政書士を名乗るようになったが、「利岡は資格もないのに、みだりに国家資格を振りかざして、とうとう頭がおかしくなった」とまで周囲から言われていたという。そうした利岡の日常を詳細に知っていた金澤だったから、金澤も実際には利岡とグルになって伊東の仲間を騙したのは明らかだろう。ちなみに利岡は女房の旧姓である西条とか藤田とかを名乗っているケースもあったようだが、そんなやり方は、まさに詐欺師や事件師たちが使う常套手段で、それで周囲の人間を騙せると思っていたのかもしれないが、誰もが利岡の本名を知っていることだったから、浅はかと言うほかない。また利岡が債権者の下で処理した個別案件は4年間で僅か3~4件に過ぎず、それでも顧問料を毎月受け取っていたのだから、横着な男としか言いようがなく、ある時期に債権者が利岡に返金を求める訴訟を提起した際には、利岡は「顧問料として受け取ったもので返金する金は1円もない」としただけでなく、「未払金があるからそれを支払え」と債権者を訴えるようなあくどさを見せた。これらの訴訟は、当然、債権者の請求が認められたが、利岡は判決を一切無視して債権者への対応を全くしないまま現在に至っている。

利岡という男は、見た目と本性に相当のギャップがあり、特に初めて会った人間ほど騙されてしまう傾向が強いが、それこそ本性をむき出しにすると、ヤクザ口調丸出しの「指を詰めろ」だの「埋めるぞ」「殺すぞ」などと言った言葉を相手に投げつけて、恐怖感を抱かせる最悪の男であるというのが多くの被害者の一致した話だ。また、利岡は車の中に刃渡り35㎝のナイフを無許可で常備させていたようだが、関わった周囲の人間のほぼ全てに悪事を重ねてきただけに、いつも狙われていると考えていたのかもしれない。しかし、仮に警察の職務質問等にかかれば、その場で銃刀法違反の容疑で逮捕される。利岡はそれぐらい判らないはずはあるまい。
利岡から脅しを受けて前橋警察署の組織犯罪対策課に相談に行った地元関係者によれば、対応した係長から「住吉会」と書かれた利岡のカラー写真を見せられ、「こいつだね。ブラックリストに載っている奴で、あちこちで悪さをしている。今度電話が来たら、すぐに連絡を下さい。即逮捕します」と言われて安堵したというが、金澤の会社で部長だった某氏について、利岡は金澤に「あいつの家に行けば、まとまった金が取れるから、行こう」と言い、金澤が「警察に被害届が出ているので、すぐに逮捕されるよ」と言っても、「万一捕まっても20日で済むから一か八かやろう」と何回も誘ったという。後日、その話を金澤から聞いた地元関係者は、金のためなら何でもする利岡の本性を実感したという。
ところで、先にも触れたとおり、利岡が債権者から顧問料ほか報酬等について、伊東の仲間には「ただ働き」と言って騙していた事実が発覚したとき、騙された仲間の一人である高橋重雄という人物が、利岡が債権者に対して起こした未払金請求訴訟に関連して綴ったものがある。以下、一部だが原文のまま明らかにする。
《利岡よ、もう俺と坂本に関わるなよ。昔はあれだけ住吉の親分だとか強気で言っていたが、メッキは剥がれたんだぞ。お前は、自分の取り分が少しでもあったらすぐに取りに行くじゃないか。債権者から借金の事実があって、自分の顧問料としての取り分があってだよ、相殺してもまだ自分の取り分があったら、いつもならすぐに取りに行くじゃないか。なんで裁判なんだよ。可笑しいだろう、何時もだったら『捕まってもいいから行くべ』って感じで行ってたじゃないか。それを、裁判でしかも原告だってか。無理無理、お前の嘘が通用する時代じゃねえよ。お前な、俺の家を担保っていうか、最後に400万の金を作るとき、なんて言ったか覚えているか。俺の前で『必ず、俺(利岡)が金を作って来てやるから今回、家を担保に出してくれ』って言っておきながら、最後はどうしたんだ。家を担保にしてっていうか、名義を書き換えられても作った金だぞ。その金を渡してからお前は金を持ってきてくれたか。お前、返済期日だって知ってたろう。最後、家を取られないように最大の難所を助けてくれたのはお前じゃなく坂本だぞ》
高橋がこれ以外にも1億円以上の被害を利岡から蒙った話を、金澤が周囲にしていた模様だが、高橋の話はさらに続く。
《今、お前の側近のようにしている金澤だってよ、一番最初にお前のことを裏切ったんだぜ、坂本に相談してきたのは金澤で、債権者のところに連れて行ったのもお前の悪行を言い始めたのも金澤なんだぞ。当時、お前、言ってたじゃないか。『金澤は絶対に俺を裏切ってない、誰だと思う、高橋』って。俺が『金澤じゃないのか』って言ってやってもお前は信じなかったな。金澤なんか、こっち来たりそっち行ったりで、ただお前を利用してるだけじゃん。(略)
みんな気付いたんだよ。お前が張ったりで生きて来たことに。(略)確かに裕福じゃないが、お前といる時よりも楽に暮らしているよ。なんせ、金の無心に来るやつがいなくなったからな。それに仕事の成功報酬だって綺麗なもんさ。とにかく俺に関係のない裁判で俺のことをとやかく見下げた言い回しで自分を有利にするような事、よしてくれないか。迷惑なんだよ。もう、俺らに関わらないでくれ。二度と家にも来ないでくれ。今後、俺にも女房にも娘家族にも一切連絡しないでくれ。それと、金澤を使って俺のところに電話させるのも止めてくれ。他の人間も全部だ。他にも色々電話で言っていたが、お前と話すことはもう何もないんだ》
以上が、高橋が利岡に宛てて綴った書面の一部である。利岡が伊東にいられない状況を自ら作ったという実感が伝わってくるが、利岡は移り住んだ先の群馬でも懲りずに同じことを繰り返している。

群馬で利岡から被害を受けた被害者の一人は「利岡から脅されたたり騙されたりして金を取られ、それでも泣き寝入りしている被害者は私が知っているだけでも何人もいる。私の知人は、親からの相続の件で利岡から『お前の不利になることを暴露するぞ』と脅され、執拗に攻められたために止む無く300万円を渡してしまった。利岡が12名いる相続人全員に脅しの手紙を出していたことから前橋警察署に相談に行った、という例がある。被害者の多くが泣き寝入りをしているが、やっていることを振り返って恥ずかしくはないのか」と言い、また別の被害者も「利岡が『群馬では金澤の周りの人間もみんな(自分に)感謝している』と言っているが、全く逆で、怖くて泣き寝入りしている人ばかり。金澤は自分のことは利岡にウヤムヤにしてもらって良かったのだろうが、反対に相手の人たちは利岡と金澤は許せないと思っている人ばかりだ。伊東にもいられなくなったらしいが、群馬でも出て行って欲しいと思っている人ばかりだとみんな言っている」と言う。自分に都合のいいことばかりを大げさに言いふらすのは、それで誰かが何か頼み事を持ちかけてくるように仕向けているのだろうが、利岡の悪名は周囲に知れ渡っている。
さらに別の被害者によれば、利岡の親族が住む家が沖縄にあるということで果物を送ったところ、利岡は「中身が毀損した」などと言って配送業者を散々に脅し、損害賠償させたために、以後、利岡との関係を控えたという。利岡と金澤にはいくつもの恐喝がらみの話があって、あるとき債権者が依頼を受けて所有しているスーパーカーを10台あまり貸したところ、金澤と利岡が折から明け渡しが予定されていた地元のビルの交渉を有利に運ぶためにスーパーカーを使おうと考えたようで、結果、競売の落札者から900万円をせしめた揚げ句、利岡は金澤とビルの元オーナーには分配せず独り占めしたという。ビルを競落した者もY氏も利岡の人間性から報復を考えて被害届を出せないままでいた模様だ。金澤と利岡の悪事は、前述したように刑事事件につながるものばかりだ。倉持茂が債権者を襲わせた事件の首謀者である疑いが濃厚である中で、倉持の背後には金澤がつないだ反社会的勢力の人脈が控えているだけに、金澤と利岡の悪事が公然化するのに併せて、前橋や高崎を拠点に構築されている闇社会の実態がさらに浮き彫りになるのは必至と思われる。利岡から被害を受けた人間は多数に上っている。それだけに利岡があまりいい気になって、多くの人たちに迷惑をかけ続けたことへの反省もせず、早々に謝罪がなければ、今後は周囲の関係者たちが法的措置を伴う行動を起こすことになり、身内まで徹底的に追い込まれるのは間違いない。(つづく)

2024.03.01
     

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