読者投稿「鈴木義彦」⑤(42)

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《西の暴露と紀井氏の証言を元に追い詰められた鈴木は、和解協議の場で渋々自身の裏切り行為を認め、鈴木本人が50億円と2年以内に20億円を支払う案を約束している。その際、2年以内の20億円の支払いについては「和解書」に記載せず「社長、信用して下さい。私の男気を見てて下さい」とまでA氏に言い切っている。ここまで言っておきながら、平気で掌を返す鈴木は異常者と言わざるを得ない》

《鈴木は親和銀行事件で犯した罪に比べて量刑が意外に軽かったことから、反省の色は全くなく、株取引で外為法違反や脱税を繰り返した。しかも、量刑が軽かったのは株取引で得た利益を無断で流用し、親和銀行に約17億円の和解金を支払ったからだった。鈴木のように反省も無く、次から次に他人を騙し続けている人間に、何故、法律は無力だったのか。と言うより品田幸男裁判長は何故、鈴木に正当な裁きをしなかったのか。法の番人と言われる裁判官や弁護士が鈴木の味方をするのは犯罪の共犯と同じだ》

《A氏は、和解協議の現場や、天野氏との面談内容を録音した音源を証拠として法廷に提出したようだが、裁判官がそれをなぜ認容しなかったのが不可解だ。民事訴訟では録音テープの存在が決定的な証拠になると聞いていたが、そうではなかった。原告のA氏は多くの証拠を提出しているが、殆どが認められず、鈴木の口答だけで証拠も無い主張を支持した品田裁判長の裁定には邪な思惑があったとしか考えられない》

《相場師というのは当然に相場に敏感で、どんなボロ株であっても株価の動きを見逃さないと言われている。A氏の買い支え資金投入で株価が上がり始めた宝林株に一度勢いがついた時の株価はそれまでの株価の動きが信じられないくらいに上昇するらしい。A氏の資金投入で宝林株は160億円という予想外の利益を生んだが、鈴木と西は自分達だけの力だと勘違いをして、最初から自分達の欲だけに奔ってしまった。A氏への感謝を忘れ、合意書で約束した事を反故にするという考えられない裏切りを計画し実行した。ここまで心無い悪党は世界中を探してもいないだろう》

《鈴木は、親和銀行から100億円以上の不正な融資を引き出した事件の主犯格として逮捕され、保釈で出所した後、世話になったA氏に対して挨拶の電話一本すらかけず、愛にも行かなかった。本当に恩知らずな人間で、西も西で、連帯保証をしていたにも拘らず、なぜ鈴木に返済の催促を促さなかったのか。二人は最初から組んで、FR社の資金繰りを名目にA氏から金を引き出すのが目的であったとしか言いようがない》

《裁判の争点の要である「合意書」契約に関する品田裁判長の認識は、契約内容に難癖をつけ、「合意書」自体の契約を全く無視している。契約内容に関しては、契約の自由の原則に基づき本人同士が納得した上で署名指印している事なので何ら問題は無いはずだ。裁決権を持つ裁判長が黒いものでも白いといえば、なんでも白くなるのか。品田のような裁判官に強い権力を持たせる事はいかがなものか》

《投資というのは今までにいくら授業料を払っていても儲かるとは限らない。全財産をつぎ込んで破滅してしまった投資家は数えきれないくらいいる。しかし、一攫千金を目論んで成功する時もあるのが投資の醍醐味でもある。運が大きく左右するのではないだろうか。鈴木と西は株売買に投入する資金が無い中で、A氏の資金だけを頼りに勝負に出たが、宝林株の購入資金援助だけではなく、買い支え資金の全てをA氏に頼んでいた。資金不足だという事も知っていたはずだ》

《西は、鈴木を利用してA氏から莫大な資金を融資させたのではないかと思う。A氏の周辺の人たちには「A氏は何故か西を弟に様に可愛がっていた」と言う人が多いという。西がA氏を兄のように慕っていたのは確かだった様だ。西は、鈴木とは違って如才のない笑顔で他人と接し、英語が堪能で、ブランドのスーツを着こなし自分をやり手の青年実業家に見せることに長けた典型的な詐欺師だった。しかし、A氏を尊敬し「この人だけは欺けない。欺いてはいけない人だ」と自分の腹心に言っていたそうだが、鈴木との出会いが何もかも狂わせてしまったのか》(関係者より)(以下次号)

2024.04.03
     
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