《鈴木は、裁判で自分を正当化するために数々の嘘をついてきたが、その嘘の中には逆に鈴木が犯した罪を立証する文言が多数含まれているはずで、その一つ一つを検証すれば鈴木の悪行を追及することが出来ると思う。しかし品田幸男裁判長は、その全てを無視したことで誤った判決を下した。しかし、こんなことが放置されては世の中に悪が蔓延る事になる。法廷は法を厳守して悪を罰する場所ではないのか》
《証券取引所は日本の資本主義の象徴であり、日本経済の根幹だ。監督官庁は金融庁だが、下部組織に証券取引等監視委員会(SEC)があって金商法(旧証券取引法)違反を監視している。鈴木や西もマークされていた時期があって、志村化工株では西が東京地検に逮捕され、懲役2年、執行猶予3年の刑に処せられた。この時の検察の狙いは鈴木だったが、鈴木は西を金の力と「自分の事を喋らないでいてくれたら、出所後のことは全て私が面倒を見ます。今後、会長(西の事)の言う事は何でも聞きます」と口から出まかせで説得し、自分の罪を逃れた。しかし、西の判決が決定した後は、その約束は全て反故にした。西も鈴木の変貌ぶりには驚いたようだ。また、株売買の利益配当の密約については、西が約束の履行を要求し、鈴木も一応了承していたが、西は分配金を受け取るために向かった香港で殺されかけた。これも鈴木の仕業であるという強い疑いを持たれている》(取材関係者より)
《鈴木は平成9年当時、A氏に出会っていなければ人生が終わっていたはずだ。再起を図るための株取引においてもA氏にとっては西や鈴木の今後の人生をやり直す為の手助けになればという思いがあったからだろう。そのA氏の温情を蔑ろにして、計画的な詐欺を働いた事が、A氏の逆鱗に触れたのは当然だ。鈴木は先ず、人としての心底からの謝罪が必要だ》
《鈴木の言動には明らかに悪人としての振る舞いが滲み出ていると思う。世話になった人にこれほど悪事を働く人間を見たことが無い。こんな人間は世界広しと言えどいないと思う。裁判官たちは鈴木の何処を見ていたのだろうか。借りた金を返さなかったのは鈴木であり、借りる時に懇願して約束したことを全て反故にしたのは鈴木なのだ。こんな簡単な事が正当に判断されない裁判は無効になって当然だ》
《鈴木は約束を守らず、他人の物を自分の物と言い張り平気で人を騙し裏切る。義理も人情も無く自分の都合で行動する。日本人らしい道徳観や倫理観も全く通じない。やる事なす事全てが卑劣極まりない》
《西に舞い込んできた宝林株の取得後、鈴木は金融庁に提出する大量保有報告書に記載する3億円の資金を出した出資者をA氏ではなく、紀井氏の名前を勝手に虚偽記載した。この件で杉原正芳弁護士が罪に問われないのはおかし過ぎる。また鈴木の脱税にも関与しているのに、このままお咎め無しで済む訳がないだろう》
《A氏の協力で宝林株の購入が決定した時点で鈴木の悪知恵はフル回転していたに違いない。フュージョン社の町田修一の仲介で海外に3社のダミー会社を調達した鈴木は3社を名義人にして宝林株を売り抜け、利益金の殆どをこのダミー会社名義で繰り返し海外に送金したようだ。証券取引等監視委員会も国税局も鈴木の動向を正確には掴んではいなかったようだ。海外への送金作業にはフュージョン社の町田も深く関与していたように思うが、裁判では宝林株の取得経緯以外に町田の名前が取り沙汰されることはなかった。A氏の弁護士も町田を証人として法廷に引っ張り出す要請をしなかったが、これも不可解な事だと思う》
《長谷川幸雄は弁護士としても人間としても最悪だ。弁護士としての信条、自覚など微塵も感じられない。鈴木の裁判で見せた長谷川の立ち居振る舞いや言動には裁判に対する自信が表れたのかもしれないが、度を超えた態度には違和感を憶えてならない。原告側の勝訴が間違いないとされていた裁判が、真逆の結果が下された事に誰もが胡散臭さを拭いきれないでいる。鈴木の犯罪疑惑だけでなく裁判官と裁判所の腐敗疑惑を炙り出していることで、この裁判が注目を浴びている大きな要因になっていると言えよう》(以下次号)