倉持茂を盾にして責任逃れ! 新井康弘のあくどさは想像以上だ(2)

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債権者が自宅マンション前で3人の暴漢に襲撃された事件はこれまでにも触れてきたが、実行犯2人がすでに有罪判決を受けて服役していながら(いずれも7年以上の実刑)、事件を教唆した倉持茂が未だに何の咎めも受けずにいるのはあまりにも不可解な話だ。

(写真:倉持茂)

実行犯の一人が、過去に倉持とはテキヤの商売で知り合った懇意の関係にあったことや、倉持がオークションで仕入れたと同型のワゴン車(ナンバープレートが同一だった)が事件の1か月ほど前から債権者がしばしば出向いていた飲食店のそばに何回も停車しているのが防犯カメラに写っていたこと(新宿警察の調べによる)、事件があったことさえ誰も知らなかったときに、倉持が一番の友人に電話をかけて事件を匂わせて債権者の安否を尋ねるような話をしていたこと、そして何より事件の現場となったマンションは債権者が転居して間もなくのことで、それを知っていたのは倉持のほか1人か2人だった等の事実が、倉持が事件に重大な関与していることを強く疑わせた。しかも実行犯と債権者とは一面識もなく、個人的にも仕事上でも何一つ関係がなかったから、当然、倉持の関与や教唆がなければ、実行犯が債権者と接点を持つことなど有り得なかった。ちなみに、これは事件が起きる直前のことだったが、倉持が債権者と会う約束をしていた当日、倉持が債権者に電話をしてきて「そちらに向かう途中で事故に遭い、行けそうもないです」と言い、「相手がヤクザのようなので話がややこしくなっている」等と言って電話が切れたが、本当に事故が起きたのかさえ疑念を持つほど実情が不明だった。そして倉持は、その後も深夜12時ころまで何回も電話をしてきて、来れない言い訳を繰り返した。債権者が倉持の友人に連絡をして、倉持の相談に乗るようにと伝え、その友人が倉持に電話をしたが、倉持は何故か「来なくてもいい」と言って友人の援助を拒んだという。そして債権者に倉持から深夜にかかってきた電話で、債権者が事故の相手に電話を替わるようにと言うと、倉持から電話を替わった相手がいかにもヤクザ口調で「あんたが責任を取るというなら、今から行くぞ」と言うので、債権者は「来るなら待っている」と言うと、間をおいて電話は切れた。債権者はそれからしばらく起きていたが、電話もかからず、相手が来ることもなかった。翌日、倉持と友人が債権者の会社を訪ねてきたが、倉持の話は支離滅裂で、債権者は倉持に不信感を覚えるだけだった。おそらく、倉持の事故の話は嘘であり、電話を替わった相手が実行犯の一人だったのではないか。
実行犯らが襲撃事件を起こしたのは6年前の平成30年12月11日だったが、倉持には、当時、実行犯らに債権者を襲わせ、命まで奪うような指示(教唆)をする動機があったのはもちろんである。倉持は債権者に巨額の債務を負いながらまともに返済もせず事実上放置するだけでなく、頼み事を繰り返していたが、債権者の恩に報いることは何一つなかった。

(7写真:ガレージZEROの店舗)

事件の2年ほど前に知り合ったガレージZEROの新井康弘を債権者に紹介しつつ、債権者が所有するスーパーカー11台を展示用に借りたいと持ちかけ、債権者から承諾を受けたときもそうだった。車両11台の貸し出しは無償だったが、倉持は借りるために返還時に全塗装や部分塗装をする、レストアをする等、債権者が納得しそうな条件を提示したが、実際には雨ざらし状態にするようなメチャクチャな状態に置いて、中にはエンジンに水がたまった車両もあった。結果から見れば、債権者自身が多額の費用を投じて他の整備工場で再整備しなければならないほどだった。倉持と新井がショウルームを設備してまで車両を借り出した目的は、車両を展示することで話題を集め集客動員を増やすことにあった。そして実際にも、F1レースで優勝回数を重ねたレーシングチームが設計を手がけ、生産台数も少ないという世界的にも希少性の高い車両が展示されると、車の専門誌が記事を特集したことで集客に拍車がかかったり、中には売って欲しいという問い合わせがあり、倉持が債権者に売却を何度も依頼したが、債権者がそのたびに断ったために、荒稼ぎの機会を失ったとでも思ったのか、倉持と新井は“預かりもの”に対する万全の配慮を全く怠った。さらに、倉持と新井が車両の貸し出しで提示した全塗装にしてもマスキングで胡麻化し、またレストアするとも言っていたが、そもそもガレージZEROにはスーパーカーをレストアする実績も技術もなかったのである。それで、倉持が、襲撃事件が起きた日から債権者への連絡を一切絶った挙句にガレージZEROの債権者を名乗る暴力団関係者(タゴという)が「新井には3000万円の債権があるから、さっさと車を引き揚げなければ、債権のカタに取るぞ」とか「俺の言うことは兄貴の言葉だ」などと言って脅してきたため、急ぎ引き取った際には、バラバラに解体されて放置されたまま車両さえあった。おそらくはスーパーカーの部品を転売しようとしたか、レストアのまね事をして手に負えなくなったものとみられる。債権者は、暴力団関係者による脅迫がなければ、新井に直ちに約束を履行させていただけに、新井が暴力団関係者を使って約束を果たす責任を免れようとしたことは明白だった。こうした事実経緯から、債権者は新井を利得詐欺または利得恐喝の被害で刑事告訴する手続きを進めている。新井が暴力団関係者を関与させた事実は、東京都及び埼玉県の暴力団排除条例に違反するもので、それが認定されれば、特にほぼすべての契約で暴力団排除条項を規定している金融機関においては取引を即時解除することになるから、新井が取引していると思われる埼玉信用組合や群馬銀行、あいおいニッセイ同和損保等が即時解除する可能性は極めて高い。
なお、倉持と新井は車両を借り出すに当たって、債権者が保管のために設置した5連結の車庫を借り受け、同時に車庫内に保管していたエンツォフェラーリのヘッドライトのほか債権者が所有していたビルの内装修理に使うための大理石(5パレット)等も搬送したが、あろうことか新井は「車庫は倉持からもらった」ととんでもない嘘を言って返そうとしないでいる。大理石については倉持が「売って欲しい」と言ったが、債権者が「1パレット分は所有ビルの修理用に充てるが、4パレット分は無償で譲渡する」としたので、それは別にしてもヘッドライトは150万円前後もする高額だけに転売してしまったに違いない。
そして、先に触れた襲撃事件を倉持が実行犯らに教唆指示する直接の動機となったと思われるのが、債権者が倉持の頼み事を聞いて2000万円を出資した中古車販売への投資であり、事件は倉持がその清算をすると約束した日の翌日に起きた。
この中古車販売について、債権者は平成29年7月24日に車両購入費用として1000万円を、そして後日1000万円を追加して預託した。倉持と新井との間で交わした条件は,倉持と新井が預託金で購入した自動車を転売することを目的に預かり、転売で得られた代金を折半するとのことだった。すると、思いのほか利益が上がってのことか、2000万円を預託してから数か月後、倉持が預託金2000万円の10%を債権者に配当することにしたいと申し出たため債権者は承諾した。もとより購入した車両はガレージZERO内で保管された。倉持と新井は購入した車両については、その仕入れ値を含め毎月報告書を債権者に提出し、また、それらの在庫が債権者の所有物であり、債権者のために管理していることを明らかにしていた。
この中古車販売は順調に推移したとみられ、倉持と新井は債権者から預託された2000万円で仕入れを行い,それらを転売し利益を得ていた。その結果、平成30年2月末までには3000万円を超える在庫を抱えるようになっていた。平成30年4月末ころの在庫報告書を見ると、倉持と新井が占有する車両の在庫は金額にして29,838,730円に及んでいた。
ところがその直後から倉持と新井は、債権者に一切告げないまま在庫車両の売却を進めた。その後に債権者が在庫報告書を見て車両数と金額の急激な減少に気が付き、倉持にその点を指摘すると、倉持が一度清算し、預託金を債権者に返還する予定であるとしたが、実際には清算の日時を特定することなくその後も売却を続けた。平成30年10月31日の時点で在庫報告書記載の残高は16,938,730円となっており、4月末時点との差額である1,300万円以上を倉持と新井が手にしていたはずだったが、債権者に返金は一切されなかった。
債権者は在庫が在庫報告書を見て車両数と金額が減っていることを心配し、また、それまでに具体的な書類を取り交わしていなかったことから,在庫相当額の保証を書面で確認したい旨を倉持と新井に申し入れた。すると、倉持と新井は平成30年11月5日の日付で「ガレージZEROで現在お預かりしている在庫車両代金2000万円を、責任を持って在庫管理いたします。(2000万円時価金額をもって保障するものとする)」と記載した連名の書面を持参した。なお、この時点で倉持と新井が債権者のために保管しているのは現金2000万円ではなく、在庫車両と現金の合計として少なくとも29,838,730円相当(平成30年4月末時点の在庫報告書記載の在庫仕入額。本来は売却総額相当額であるので、これより20%から30%程度の利益を乗せた金額となるはずである)であった。ちなみに、この書面における「2000万円『時価』金額」とは、その時点での在庫に対する売却価額相当額の趣旨であり,倉持と新井は在庫報告書に記載した各在庫車両の所有権が債権者にあるとの認識を明確にしていたのである。
倉持と新井はその後も在庫車両の売却を続けており、平成30年12月10日には、平成30年11月30日時点での在庫が14,926,000円である旨の在庫報告書が倉持と新井から債権者に送付された。そして、これらの在庫車両は平成30年12月中には全て売却、換価されたとのことである。しかし、在庫車両の全てが換価された後においても、倉持と新井からは債権者に返金は一切なかった。そのため、倉持と新井は29,838,730円相当の債権者所有の各車両を、債権者の同意が全くないところで自己の利益を確保するために売却したうえに、その売却金額相当額を横領したのである。

また、これとは別に債権者は平成30年ころに所有するFAB マクラーレン スパイダーを車検のために新井に預けたが、新井はその後、運転免許を有していなかった倉持に同車を運転させ、その際に同車の一部を燃焼させる事故を発生させた。このFAB マクラーレン スパイダーは世界に一台しかなく、リストプライス1億円以上の高級車であった。
新井は同車の事故について自ら完璧に修理すると債権者に明言し、また自身の保険を利用して修理代金を捻出したようであるが、当初から「保険には加入していない」とか「保険のことは倉持に言わないでほしい」等と趣旨不明のことを言っており、また債権者は倉持からは同年1月ころに「500万円の保険金が出た」という話を聞いていた。新井は、保険金は全て債権者に交付すると書面にて約束していたが、ついにこれを支払うことはなかった。
そしてその後、債権者が起こした裁判の終盤になって新井が突如「保険金は800万円であった」と主張するようになり、証人尋問でも同様の証言をした。しかし債権者が別の整備業者に確認したところ、新井が全塗装と言いながら実際には部分塗装しかしていないために修理代は100万円もかからない程度のものであっただろうとのことであった。新井が損害保険会社にどのように述べて800万円もの保険金を受け取ったのか、詳細は不明であるが、実際には100万円もかからないような修理作業に対してその作業に800万円以上かかると申請して保険金を得ることは、まさしく保険金詐欺と言わざるを得ない行為である。

倉持が債権者に巨額の債務を負っていることはすでに触れたが、倉持が中古車販売事業を軌道に乗せ、併せて債務の返済を進めると期待した思いを倉持はまさに自己都合で裏切り、新井もまた倉持に同調し、仕入れた車両を債権者には無断で売却した利益を懐にしたのだ。
これまでの経緯を見れば明らかなように、倉持と新井は極めて悪質な人間と言わざるを得ない。特に自ら清算し返金するとした約束を免れるために、暴力団に所属する実行犯らを使って襲撃事件を起こすなど言語道断、と言うよりあまりにも常軌を逸した感覚だ。
倉持は、襲撃事件に前後して中古車販売業界の関係者たちに「バックに大物がついたので、(債権者には)もう借金等を払う必要がなくなった」と吹聴しているという話が債権者と関係者たちの耳にも聞こえてきたというが、倉持が言う「大物」とは、大阪に拠点を置く広域指定暴力団組織に属し、群馬県を中心とする北関東地域で多くの事件に関与してきた人間を指している。以前から善悪の見境がなく悪の限りを尽くしているような日常の中にある倉持にとって、その暴力団の人間は大物に見えるのかもしれないが、その人間は群馬県内では反社としてだけでなく詐欺師としても知れ渡っており、仲間と共謀して企業や個人を騙し、相手が反発すると脅しをかける最悪な人間で、社会の害悪に過ぎない。まして、その人間が本部と目される大阪の組織から絶大な信用を与えられているかどうかも不明な中で、多くの事件のたった一件でも表面化して群馬県警が乗り出せば、あっという間に駆逐される存在にすぎないことを倉持自身が何ひとつ認識していないのだ。すでに、この人間がしでかした多くの詐欺事件については、マスコミの一部が緻密な取材を続けており、それが何らかのタイミングで公然化する可能性が高いとされる。昨年12月に特殊詐欺事件の “受け子”の容疑で下部組織の構成員が逮捕された事件で、広域指定暴力団のトップに支払命令が下されたが、企業であれ個人であれ、また反社であっても情報が一旦外部に漏れ出したら歯止めが利かず、それこそ取り返しのつかない致命傷となることは誰もが承知しているはずだ。そのような事態を招けば、倉持も、そして倉持が頼る人間も、責任を取れるはずはない。
改めて言うまでもなく、襲撃事件が示すように、倉持は自分の手を汚そうとせずに同じく暴力団に所属する実行犯らを唆して事件を起こしている。口では実行犯らが服役を終えた後の相当の見返りを約束しているに違いないが、これまでさんざんに他人を利用するだけ利用して利得だけを懐にするような生き方しかしてこなかった倉持がこのまま逃げおおせることは有り得ず、さらに実行犯らとの約束を守るとも到底思えないし、その資力も人脈もないに等しいはずだ。すでに倉持が大物と言って頼りにしてきた人間も倉持に愛想尽かしをしているようだし、また反社に限らず倉持に煮え湯を飲まされた数多くの被害者たちがいつまでも黙っている訳もないだろう。そして、そんな倉持に金魚の糞のように便乗している新井は、視点を変えれば倉持同様に悪質な人間と言えるに違いない。
新井も反社会勢力との関りは深く、その事実が県警を含め今以上に周知されれば、古物商の免許は警察が所管しているだけに中古車の整備や販売に係る資格が問題視され、ガレージZEROの経営維持は不可能となるに違いない。目先の浅はかな利得を得ようとして倉持の陰に隠れるようなやり方をする新井の悪知恵が、遠からず新井自身を倉持の“共犯者”として新井にとって最悪の事態を招くのは明らかだ。(つづく)

2024.07.01
     

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