[倉持と金澤が群馬で繰り返す犯罪行為]
会社役員が金澤を知ったのは平成15年頃のことで、金澤が倉持にどうしても会社役員を紹介して欲しいとしつこく頼んだのがきっかけだったという。倉持は金澤の悪行を十分に承知していたが、あまりのしつこさに閉口して渋々ながらも会社役員に金澤を引き合わせた。
そのときの金澤は応対がしっかりしていて下卑た印象もなく、会社役員は不信感を持たなかったようだが、それが金澤の手口だと分かっていたので、倉持は「社長に紹介したことを反省しています」と深謝したのを何人も聞いている。後日、倉持と金澤がトラブルになった際に、倉持がそれまで面識の無かったR(前科前歴を数多く持つ暴力団準構成員だったが、現在は資格もないのに弁護士や行政書士を騙る)という男から「金澤の言う事を聞かないと殺すぞ」と脅された事実が法廷に提出された証拠から明らかになっていた。金澤という男は、暴力団と警察の間を都合よく立ち回っているようだが、被害の数が余りに多く、警察も放置するわけには行かなくなっている模様だ。
この事実を知っているネットユーザーが多くいて、前号の冒頭に挙げた投稿につながっているに違いない。もっとも、警察署の捜査員の中には金澤と懇意にしている者もいるようで、「それが金澤の逮捕逃れにつながっているというが、暴力団組員のSほかの名前も多くの関係者から県警に被害届が出ているようで、群馬県民だけではなく、地元の暴力団員の間でもSは好き放題やっているという。前述した倉持の事件にもSが何らかの形で関与している疑いが強いという情報が、実は数ヶ月前に地元関係者から寄せられていた。Sに対しては、地元からの突き上げも起きているようで、本家から然るべき処分を受けるのではと噂になっている。そうなれば、ほかの暴力団組織の連中から今度は逆にトコトンいじめられる存在になる」(地元関係者)と言われているが、本人は全く気が付いていないようだ。
前述したように、金澤という男は人当たりの善さで人を騙し、一人当たり数百万円から1000万円以上の被害を続出させている事実が判明しており、さらに言えば、金澤の妻(万利子)もまた「新しく店舗を開くに当たってオーナー側に内装工事をさせておきながら家賃を払わず工事費もオーナー側に負担させたまま引き払うことを常習にしてきた」(事情を知る元従業員)という。「妻の店舗出店の交渉はもっぱら金澤が担っていた」(前同)というから、ネット上では最悪の夫婦として有名になっているので、変装でもしないと外を歩けなくなるのでは、と言われている。妻の万利子については最初は同情の声もあったようだが、今では何事につけ金澤に指示をするほど金澤以上に悪い女との評判である。ちなみに元従業員によると、妻の万利子は「自分の亭主が何をしても金になれば良いと考えているような女で、時には男性従業員を脅すことがある」という話も噂として広がっているという。
問題は、金澤が前述したように広域指定暴力団に関係した当時の人間関係と、地元の暴力団関係者をバックに常習的に詐欺や強迫、恐喝を繰り返しているという事実があることで、倉持もまた金澤に引きずられるように犯罪に加担し、揚げ句、殺人未遂及び殺人教唆事件まで起こしてしまったという結果につながったのではないかと指摘する地元関係者も多くいる。
「現在、倉持は10日で1割の金利を取る高利貸しをしていて、取立てはヤクザ顔負けのきついことをやっているが、場合によっては闇金融業で摘発を受ける可能性も高い」と地元関係者が言っている。その情報は県警も承知しているに違いない。それ故、いくつもの犯罪を疑われる倉持と金澤について今後は警視庁と県警で情報が共有され強い監視下に置かれる可能性は高い。特に両人の反社会的勢力との関わりについては今後も、徹底的に情報収集するという。
倉持は金澤の関係で暴力団員やその関係者と新たに知り合っているが、自身も若い頃からテキヤ(縁日や盛り場などで露店や興行を営む業者)のようなことをやっていた模様で、身近に反社会的勢力の人脈があったから、今回の襲撃事件を機にそれも浮き彫りになる可能性は高い。
Rが会社役員を相手に起こした訴訟で、金澤はRとの関係について「Rのせいで自分は群馬での信用を全て失くした」という陳述書を法廷に提出したが、数多くの詐欺を働いていると疑われている金澤とRは“同じ穴の狢”にしか見えず、金澤のことを“コウモリ”と仇名する向きもあるようだ。ちなみにS(暴力団員)、Rほか女性プロ歌手のNが、建設会社社長を騙して7000万円に上る詐欺(美人局)を働いた、という情報も出ている。またRは法律の知識を悪用して弁護士や行政書士を騙ってもいるようだが、いずれも犯罪行為で罪は重い。(以下次号)