《鈴木の裁判では、原告側から多くの証拠が提出されており、その中でも「合意書』の有効性を裏付ける決定的なものも含まれていた。実際、鈴木の元で株取引の売り担当として従事していた紀井氏は証言と共に、株取引をした多くの銘柄の記録を「確認書」としてまとめ提出していた。しかし品田裁判長は、一切検証する事無く「合意書」を否定している。品田幸男裁判長の裁定に誰もが納得しないのは当然だ。品田の責任は大きすぎる》
《裁判で鈴木は西を代理人としていた事実を完全に否定した。実際には、西は鈴木に買収され、鈴木の指示に従っていた。最初は「西会長」と敬意を示していた鈴木だが、株取引の利益金を手中に収めると、次第に主導権を握り始めた。鈴木は西の不正を弱みとして握り、西を前面に立たせて裏で操っていた》
《裁判は、法廷での証拠能力云々の前に裁判官が真実に辿り着こうと姿勢を貫く努力をしているかどうかだと思う。そうでなければ、鈴木の様な悪党の嘘に騙されることになる。今回の裁判でも、長谷川幸雄弁護士が品田幸男裁判長の能力を見抜いて鈴木にアドバイスし、嘘の主張をさせながら真実、事実を隠蔽し鈴木を勝訴に導いた。誰の眼にもこの裁判の判決には大きな疑問を感じるはずだ。民事訴訟というものは善悪とは関係なく裁判官のサジ加減でどうにでもなるのか。そうであれば正義や公平さとはひどくかけ離れていると思う》
《品田幸男裁判長は、A氏と鈴木、西が一般のサラリーマンと違って、厳しい業界で経営者としての経験者であることを踏まえていたのか。合意書や和解書は弁護士の作成ではないが、3人が同意して署名・指印したもので法的に問題ないはずだ。成人間の口頭約束も有効であることを裁判官が知らないわけがない。民法で定められた「契約自由の原則」に完全に反している判決を下した品田裁判長は、裁判官として失格であり、裁判官を続けさせてはいけない人間だ》
《鈴木の弁護団は、合意書だけは徹底的に否定する事がこの裁判の目標だったと思う。合意書に関して鈴木の発言が「西に言われて書いた」「株の話など3人で話した事がない」というものだった。これが合意書無効を主張するためのプロローグだったと思う。弁護団は、この鈴木の発言を増幅させ、形振り構わず嘘の構築をした。その為には裁判所との談合も必要だったと思う。また、原告弁護士の虚を突く事、揚げ足を取る事も作戦の内だったが、中本弁護士はまんまと嵌ってしまった。鈴木は弁護団にやる気を出させるために高額な報酬をちらつかせたのだと思う。しかし、隠匿している金額からすると微々たるものであっただろう。鈴木には長谷川幸雄元弁護士という百戦錬磨の参謀がいた事と、長谷川が、品田幸男裁判長への心証操作に成功した事が勝訴に繋がったのだと思う》
《鈴木は西を取り込み、まず宝林株を手始めに株取引を悪用した詐欺を計画したのだろう。A氏との関係を排除する為に、金融庁に提出する大量保有報告書には紀井氏の名を無断で記載し提出した。宝林株のために海外にペーパーカンパニーを設立するなど周到な準備を進めていたが、宝林株自体にどれだけの価値があると見込んでいたのかは甚だ疑問である。鈴木は初期からA氏からの株の買い支えと偽った株価を暴騰させるための膨大な資金を出させることが目的だったのだろう》
《鈴木に対する批判が止まらない。裁判で勝訴しているにも拘らず、その内容は被告側を擁護した癒着裁判疑惑に対する批判と言っても過言ではない。この裁判を担当した品田幸男裁判長にも疑惑の目が向けられている。この裁判の真偽を明らかにしないと、日本の司法界全体の信用が地に落ちるのは冗談ではない》
《鈴木の弁護を担当した長谷川幸雄、平林英昭、杉原正芳の3人の弁護士は、結果として鈴木の犯罪を助長し、多額の報酬を裏で受け取っていたに違いない。この弁護士達の不正は多くのサイトで明らかにされているにもかかわらず、異議を唱えない態度が全てを物語っている。長谷川はすでに弁護士バッジを外しているが、平林と杉原は弁護士資格を剥奪し、永久追放するべきであり、社会に対する危害を防ぐためには脱税などで立件し処罰するべきだろう》(以下次号)