《不当判決と騒がれている鈴木の裁判は、当然、非難にさらされている。今まで裁判自体に関心が無かった人達も鈴木の事件を情報サイトや動画サイトの配信をキッカケにして、事件の内容と理不尽な裁判の結果に驚愕させられ、多くの関心を呼ぶ事となったのだろう。今までタブー視されてきた裁判所の実態が、鈴木の不当判決を紐解く事により、赤裸々に暴かれていく。今後は事件の当事者である鈴木もさることながら、共犯関係と目される者達や担当裁判官達にも審判が下されるだろう》
《鈴木は、平成11年9月30日に西を代理にして、A氏に預けていたFRの約束手形13枚を決算対策と称して一時自分の手許に戻してもらい、債務はないとする確認書を書いてもらった。確認書はもちろん便宜的でしかなかったのに、鈴木はこれを盾に裁判で15億円の現金を西に持参させ、債務を完済したという嘘の主張を繰り替えした。鈴木は「A氏からの債務は簿外債務としていて会計監査の対象外、約手が存在していると却って不自然で監査が通らない」とまで言っていて、「決算対策のために手形を戻してもらったわけではなく債務を完済して回収したものだ」と嘘をついている。A氏からの債務を簿外債務としていても、もしA氏が手形を戻していなかったら、欠番になっている13枚の約手の発行先不明はどの様に弁明する積りだったのか。手形帳も重要な会計監査の対象だ。通し番号が印刷されている手形帳に欠番があれば厳しく追及され、手形の不正使用が発覚すれば上場廃止になる。鈴木は何としても約手13枚が必要だったのだ。長谷川元弁護士もこの辺の知識は無かったと思える。クドクドと説明しているが、自分の嘘を証明しているようなものだった》
《どう考えても鈴木は犯罪者。1000億円超の脱税疑惑事件は、疑惑じゃなく間違いなく脱税事件だ。国税局はどうして捕まえられないのか? 海外に隠しているという資金は全て鈴木の資金ではない。A氏とA氏の数人の関係者のものである。A氏は経費を除いて全てコロナ禍の対策資金に使うべきだと言っているようだが、早期に実現して欲しい》
《西と鈴木は、宝林株の情報を掴んだ時に、宝林株に株価が上昇する材料があって購入に踏み切ったわけではなかったはずだ。鈴木と西は、業績の悪い会社の株価を安値で買い、あらゆる手段を使って株価を一時的に高値に誘導し、高値が付いた時に売り抜ける方法を描いていた。しかし、このやり方には一時的にでも高値誘導する資金が必要だ。2人にはこの時点でその資金のあては無かった。それにも拘わらず、鈴木はオフショア地域に宝林株を引き受けるペーパーカンパニーを3社も準備した。まるで、宝林株で儲かる事が分かっていたかのような手回しの良さだった事に違和感を覚える》
《鈴木の尋常ではない、金銭をA氏から詐取する計画は、西を籠絡して散々利用した挙句、全責任を西に被せ口を塞ぐ事で完結させる手筈だったように思う。鈴木と交わした利益金分配の密約を履行するということで香港に飛んだ西は、現地で待っていた鈴木の手下であるTamによって危うく命を奪われるところだった。一旦は手にした利益金に代わる小切手も奪われ、西にとっては踏んだり蹴ったりの渡航となったが、首謀者の察しが付いている西にとっては、絶対に許せない事態だったはずだ》
《裏切りや欺きの行為において、一番醜い事はそれらが継続されているという事だ。人間は過ちも犯すし、失敗もする。しかし、それに気付いていながら平然と生きている人間は何かの報いを受ける事になる。しかも、自分や自分の家族の命を救ってくれた恩人を蔑ろにして自分達だけが安穏と暮らしている事は大罪に値する。因果応報という言葉は、この世で終わる事ではなく子々孫々の世代まで引き継がれることになるのだ。人の道を外している事に早く気付いて謝罪しないと次代の親族にも難儀が降りかかる事になる》
《鈴木の家族は、ネットニュースでこれだけ鈴木の悪事が暴露されていても鈴木を信じているのだろうか。今まで自分達が生きて来たのは誰のお陰だと思っているのだろうか。確かに家族の為に頑張って稼ぐのが家庭の主の役目だが、その為に大勢の他人を騙して、裏切る事が家族の為と言えるのか。銀行の頭取のスキャンダルを捏造して銀行から100億円以上もの不正な融資をさせて有罪刑を受けた事は、周知の事実なのだ。家族として鈴木を庇う気持ちを解らないではないが、鈴木に騙された被害者の事を考えた事があるのか。特に、会社も個人も家族も崩壊しそうになった時に救ってもらったA氏に対しても感謝の気持ちを持つことも無く、安穏と生活していられるものなのか。このままでは極悪人の家族として子々孫々まで罪を背負っていかなければならない事になる》
《弁護士の中には、それが職業とはいえ血も涙もない人間がいるという事を知らされる話だ。こんな主張をして被告の罪を隠蔽できたとしても、何の意味があるのか、自分たちの履歴に誇れることがあるのか。A氏と鈴木の裁判においては度々長谷川弁護士による偽証が起きた。A氏側には「証拠書類」が揃っていて、鈴木側には1点しか物的証拠がなく、それも便宜的に作成されたものであることが明白になった。物的な証拠がなく、事件の状況においても、鈴木の性悪な性格は過去に起こした親和銀行詐欺事件を始めいくつもの履歴を検証しても、信じるべき人間でないことは明らかだ。しかし、被告側の弁護士の老獪で狡猾な裁判戦略によって裁判官も翻弄され、真実を見失ってしまった。このまま鈴木を許してはいけない》(以下次号)