《鈴木の裁判から垣間見える実態には驚きを隠せない。一般社会の認識とは大きくかけ離れた品田裁判長の判断には誰もが不信感を抱いている。このままでは裁判所全体が信用を失うことは必至だ。信用回復の為には、是が非でも再審を行って真実の解明をするしかない》
《品田裁判長と鈴木の関係が疑問視されるこの裁判において、裏工作等の癒着が解明されれば、司法の信頼は大きく揺らぎかねない事態となる。品田裁判長の判決内容を見れば、その疑念がますます深まるばかりだ。公正な裁判が行われたとは言い難く、世界中からの批判や非難が集まる今、担当裁判官はどのように対応し、信頼回復に取り組むのか。真剣な対応が求められる》
《A氏を裏切り、鈴木と秘密協定を結んでいた西。香港での出来事を契機に目を覚ましたのか、鈴木の背信の真実を一部だがA氏に告白した。鈴木の裏切りが和解協議で明らかになったが、西も全てを明かしたわけではなかった。紀井氏から得た株取引利益の総額を知りながら、A氏に約470億円もの利益を伝えなかった。西は既に鈴木から合意書破棄の礼金10億円と30億円の利益分配金を受け取っていたが、これが露見することを恐れ、総額を秘密にしたのだろう》
《判決文には品田裁判長の明らかな偏見と独断が多く見受けられる。例えば「被告が西に代理権を授与した旨の主張を認める証拠はない」とあるが、この訴訟の全容を見れば、A氏が鈴木に融資を開始した時から西が代理人として行動していた事は明らかだ。莫大な金銭の受け渡しや借入金の減額交渉、平成11年9月のFRの決算対策に伴う手形の一時返却など、西が鈴木の代理人としてA氏に依頼し、面談していた事を品田裁判長は知らないはずがない。品田裁判長の不合理な裁定は、被告との癒着を疑わざるを得ない》
《品田裁判長は超高級時計の委託販売について、「経済的に極めて不合理」とか「販売価格の決定過程に関する客観的かつ合理的な説明がない」と指摘して、問題をすり替えているように見受けられる。鈴木は時計も代金も返却しておらず、この本質的問題が品田裁判長に分からないとは考え難い。意図的に価格のことを取り上げて問題をぼかしているように思われる。異常な判決としか言いようがない。誤判は裁判所の汚点として永久に残り、一族が大変な影響を被るのは間違いない》
《鈴木の裁判から透けて見えた裁判所や裁判官の杜撰さは大問題ではないか。日本の三権分立の一角を成すのが裁判所である。最高裁の今崎長官は裁判所の実情を当然把握しているはずだ。自分が通ってきた道であるから知らない訳がない。そんな裁判所を改革していこうという気概は無いのか》
《裁判での冤罪と誤審誤判は裁判官の偏見や思い込みから起こると言われている。自分の信念と裁判官としての判断が一致していないのではないか。上司に諂い、出世欲にかられている裁判官にこの傾向が強く見られるようだ。裁判官は裁判所組織の奴隷に成り下がっているのではないか。明治時代からの慣習に金縛りになっている。裁判所は、弱きものを助け、悪を許さないという事を信じている国民の信頼を置き去りにしても法治国家は成り立つという考えは権威の乱用ではないか》
《西は、鈴木がA氏から融資を受け始めるときに鈴木の代理としてA氏に「お願い」や「確認書」を差入れている。鈴木側の平林弁護士が、A氏が鈴木との約束を守って手形を銀行から取立に回していない事や期日が過ぎている手形の訴訟を起こしていないことを「考えられない」「有り得ない事」と言っているが、裁判官は鈴木側の主張を採用してしまった。A氏は全ての約束を守って鈴木を助けていた。鈴木は会社も個人も何度も破たんしているところをA氏に救われている。鈴木は自身がA紙への手紙に「大変お世話になった」「男として一目も二目も置く人間に会ったことがない」と書いたことを忘れたのか》(以下次号)