読者投稿 「鈴木義彦」(53)

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《原告代理人の中本弁護士の対応は敗訴につながる重大なものだった。特に「質問と回答書」(乙59号証)を反論もせず放置同然にし、A氏に証拠として提出されていることを知らせなかったのは言語道断だ。しかも、これに反論しなかったことで、暴力団との親密な関係を裁判官に印象付ける結果を招いたのではないかという懸念は的中していると思う。これは長谷川が一番に狙っていた戦術で、思惑通りになった。A氏側に比べ、鈴木側の物的証拠は「確認書」(平成11年9月30日付)しかなく、A氏と暴力団というありもしない関係をもっともらしく作り上げて裁判官に強烈に印象付けることが勝訴するための最善の策と考えたに違いない》

《裁判官は、A氏の貸金返還請求については鈴木の債務存在を認めた。その処理には大きな問題は残るが、大事なことはその審理の過程で鈴木がついた嘘の内容を裁判官は忘れてはいけなかったのだ。株取引関係の裁判での言動の中にも同じような嘘が沢山あった。それを見抜けなかった裁判官は準備書面をよく読んでいなくて、事実関係を整理していなくて、理由と結論を的確にまとめていない、つまり能力不足というか、職務怠慢というか呆れて何も言えない》

《長谷川弁護士の法廷でのA氏に対する誹謗中傷、人格攻撃、A氏に対する暴言等、その傍若無人な振る舞いはまさに「弱い犬ほどよく吠える」の譬え通りで、法廷戦術もあったろうが、鈴木を弁護するに当たって長谷川は鈴木のあくどさを知り尽くしているとみられるので、この方法しか取りようがなかったのではないか》

《高裁の3人の裁判官は、まともに審議せず短期間に地裁の判決通りに結審させた。地裁からどのような申し送りがあったかは不明だが、これ以上裁判を長引かせては不都合があったのか? 元裁判官の瀬木氏の著作「絶望の裁判所」と同じではないのか。そうであれば日本の司法界は絶望的だ》

《鈴木にとって青田の影響は小さくない。ある意味でこの青田の存在が一番のガンかもしれない。鈴木の裏の力を補強するもので、汚れた仕事の発案と実行役を兼ねている。A氏の関係者が青田の自宅を訪ねた際に、「A氏がヒットマンを差し向けた」とか「A氏はヤクザ者でシャブ中だ」と喚き立て、警察の介入が必要になるほどの興奮状態で取り乱したらしいが、A氏に対しての警戒心や恐怖心の表れだろう。蛇の道は蛇と言うが、青田の異常なまでの動揺は裏社会を生きてきた人間であるがゆえに、A氏の底知れぬ人間力を薄々感じ取っているのではないか》

《金の魔力は恐ろしい。西と鈴木はA氏に莫大な借金があって、どうしたら返済できるかを模索していた。このままだと二人共、破滅の道をたどるしかない中で、西が宝林株の譲渡情報を掴んだ。西はこの情報を調査し、宝林株で復活できるかも知れないと思ったが購入資金が無い。確かな手ごたえを感じていた西はA氏にお願いに行った。西の説明を聞いたA氏は購入資金3億円を支援することにした。しかし、宝林の株はたいした好材料が無い為に全く上昇の兆しが無かった。上昇させるには買い上がりする資金が必要だった。西は鈴木と相談して買い上がり資金を支援してもらう為にA氏を訪れた。今度は、普段は無口な鈴木が熱弁を振いA氏を説得した。二人の説得にA氏も了承した。西の提案で、三者で「合意書」を作成してスタートした。そしてA氏の資金で宝林株の価格が上昇の兆しを見せ始め、相場師の西田晴夫も参戦して宝林株は急上昇し始めた。そして想定していなかった莫大な利益が上がった。これで鈴木の悪党としての本性が目を覚ました。鈴木は「合意書」を交わしたことを後悔した。西を利益折半をエサに唆し「合意書」の破棄を指示した。報酬は10億円。西も金の誘惑に負けた。ここから二人のA氏への裏切りが始まった。鈴木はA氏との接触をできるだけ避け、西がフォローした。そして、約1か月後に株の配当金、5億円ずつを二人の返済金として10億円がA氏に届けられた。A氏はおそらくここで安心したのだと思う。これが鈴木の巧妙な罠だったのである。これ以降は株の配当金も貸付金の返済金もなかった。宝林株で約170億円もの利益が上がらなかったら、こんなことにはならなかったのではないか。悪党たちの金に対する強欲さが二人を狂わせ、人間として最も大切な仁、義、恩、謝を忘れてしまった。そして挙句の果てに西は自殺。鈴木だけが1000億円以上の利益を隠匿して悠々と生き延びているように見える。これはA氏との裁判で悪徳弁護士達と裁判官を金の力で味方につけた結果である。この鈴木や悪徳弁護士達、裁判官達は天罰を受けなければならない》(関係者より)

《この事件から見えてくる事実は、核となる株取引は全て「合意書」に基づいて行われており、同時に鈴木は全てその「合意書」に違反している。従って鈴木は利益配分を受け取る資格はないという結論になるはずであった。原資は全てA氏が負っているので「何らかの入金があった時には一旦全ての金をA氏に入金することになっていた」。これは第三者が聞いても当然の事であるが、鈴木は従わず、ほぼ全利益金を隠匿したのである。裁判官が株取引が全て「合意書」に基づいて行われていた事実に気が付いていたら、というよりも当然気づいているし、今後全ての株取引と明記されている。そして「合意書」の存在意義を重要視していたのなら、切り捨てるなどという大誤審の引き金になる判断は絶対にしなかった筈だ。そして、鈴木を野放しにしたツケが回り問題が拡散して世界中を巻き込む大事件になっている》

《証券業界は一般の人が考えられない金が動き、考えられない事が罷り通る。証券界では、ある程度の取引実績と口座さえあればパソコンや電話で売買ができる。貴金属宝石業界では高級時計や宝石をアタッシュケース1つで数億円の商品を持ち歩き数億円の取引も可能なのだ。しかし、両方に共通するのは大きな資金が必要だという事だ。少ない資金で出来なくはないが、それではビジネスチャンスを掴めない。周囲の金の動きを見ていると金銭感覚が麻痺する。目の前にある金が全部自分の物だと勘違いし、自分が大きな人間になったような錯覚に陥る。他のビジネスも同じだが株も宝石も仕入資金、経費が当然必要になるし、大きなリスクも背負わなくてはならない。そこで資金力のあるスポンサーが必要になってくる。スポンサーに購入資金を出してもらい、株の場合は値を上げるために買い上がり資金も必要になってくる。当然に利益が出た場合は純利益の中から配当をしなければ誰もスポンサーにはなってくれない。最初は地道に商いをしてスポンサーにも配当を出しながら自分の資金もプールしていく。大きな波が来た時にはスポンサーに協力してもらえるように信用をつけていく。これが理想であり、成功の秘訣だと思う。しかしこの両業界には悪魔が住んでいるのだ。両業界の人達には大変失礼だが、強欲で悪質な人間が蠢いている。詐欺、横領、時には自殺、殺人事件等、何でもありだ。鈴木は、国内外(ほぼ国外)に1000億円の隠し資産があると言われているが、スポンサーに元金も返さず、協力してもらった買い上がり資金も返さず、利益配当も渡さなければ金は貯まり放題なのは当たり前だ。いくら「自分で考えて、資金移動も自分でして」と言ってもそれは最初の資金があったからだということが分からなければ人間ではない。お前の資産はお前のものではないという事を知れ》

《鈴木は全てから逃げている。証言にしても自分の言動や行動に責任を取らず否定し続け、なかった事にして偽の空間を作り出す。そしてA氏が反社会勢力と繋がっているかのように話すが「聞いた話」とし、しかももう証言を聞けない西から聞いたという逃げ道を作り、裁判官の心証に悪影響だけは残る展開をする。そして向き合おうとせず鈴木自身も逃げ続けているのだから話にならない。これだけ卑怯で姑息な人物が今まで罰せられないのはどう考えても理解できない。他の人間が全て犠牲になっている。今後はその何倍もの罪と罰が覆いかぶさってくるのは当然のことだ》  (以下次号)

2020.12.02
     
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