読者投稿 「鈴木義彦」(59)

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《株式相場というのはその時代の経済の指標になっているのではなさそうだ。コロナ禍で世界中が混沌としている現在、ワクチン開発に対する期待感やアメリカ大統領の交代で世界の平和を願う人類の思いが株価に反映している中で、自分の欲だけで株価を操作している悪党たちが世界中にいる。この悪党たちの思惑で株価が動いている。鈴木はその様な大物ではなく、そのおこぼれを拾いながら生きている人間だ。しかし、他人を騙して個人で1000億円以上の資産を隠匿している人間は多分いないだろう。そんな悪党を見逃している日本の司法は恥じるべきだ》

《鈴木が海外に隠匿し続けている資金は1000億円を超えると言われ、プライベートバンクの利回りだけでも年間100億円前後になるというのだから、この数字は現実離れしている。鈴木がどれほど優雅な生活を送っているとしても、その裏で犠牲になっている人達の事を鈴木は考えた事があるのか。1000億円以上の資金は鈴木のものではない。これは関係者も読者も皆共通の認識であり、鈴木の横領という犯罪の上に成り立っている現実を見過ごすわけにはいかない。犠牲になった人達を思うと煮えくり返る思いである》

《完璧な人間などいない。しかし、悪いことをしたら「御免なさい」、他人に親切にされたら「有難うございます」、他人に物を借りたら「お礼を言って返す」、他人と約束したら「守る」、他人に恩を受けたら「感謝してお礼を言う」という人間として少なくても、しなければならない「道」だけは忘れてはならない。鈴木は人間としての「道」を分かっていない。どんな教育を受けて育ってきたのか。そして自分の子供や孫たちに、今後は親として祖父として顔向けができないほど迷惑をかけ、家族や身内が世間の目から逃れながら生きなければならなくなることをどこまで自覚しているのか》

《「合意書」には「今後、本株以外の株取扱についても本合意書に基づく責任をそれぞれ負わなくてはならない」と書かれている。そして有効期限は書かれていないが、終了する時は3人で話し合うことになっていた。鈴木は7年もの間、殆ど消息を不明にしていた事を裁判官は「三者協議が7年間に2回しか行われていなかったのは不自然」と断じた。3人で会ったのは平成11年7月8日、同年7月31日、同14年6月27日、同18年10月16日、の4階で、西が鈴木の代理として会った平成11年7月30日、同年9月30日、同14年6月20日、さらに鈴木と会ったのは平成14年12月24日、同18年10月13日、同年10月23日で、大間違いである。しかも「不自然」な状況にしたのは誰だったかを追及していない。そして鈴木は自分の身を隠して宝林株で得た利益金を流用して株取引を継続していたのだ。それは「合意書の継続行為」に他ならない。要するに「三者で合意書解除や終了の協議はされていない」のだ。裁判官による明らかな判断ミスだ》(関係者より)

《このサイトの取材班は実によく調べ尽くしていて感服します。関係者への取材で「鈴木義彦という男はいったい何か?」との質問に即座に帰ってくる言葉の多くが“人非人”というのだから衝撃だ。『人にあらざる人』という意味らしいが、普通は中々そこまでの言い方は出来ないものだが、鈴木に対しては皆躊躇することなく言い切っている。やはりとんでもない男だ。この男をそう思わせる大きな原因は鈴木の周辺で数多くの不審な死を遂げ、あるいは自殺をしているという人間が10人前後もいるという事実があるからだ。実行犯が逮捕されてもなお、背後に潜む真相は依然として謎のままである事も鈴木に繋がる深い疑惑を抱かせているのは間違いない》(関係者より)

《A氏は鈴木と西が共謀して「合意書」を破棄しようとしていることは全く知らなかった。西が香港で襲われたこともあって、紀井を通じて鈴木に連絡を取った。そして「合意書」を見せて株取引の報告をするよう求めた。鈴木は「合意書」が破棄されたと思っていて、国内外で好き放題のことをやっていた。鈴木は合意書破棄の報酬として10億円という莫大な金を西に払っていた。流石に西はA氏が保有している「合意書」に手を付けることは出来なかった。というより本当に大事なものはA氏が会社に保管していたのだ。そして鈴木に一泡ふかした出来事だったのだが、鈴木との密約にヒビが入り始め、鈴木に自殺に追い込まれる原因になった》

《バブル崩壊後、各業種は資金不足で倒産する会社が多かった。そんな連中が苦肉の策として考えたのが融通手形だった。当時は銀行に当座預金の口座を持っていれば約束手形帳や小切手帳は銀行が簡単に発行してくれた。何社かでグループを組み約束手形を発行し合い、お互いに銀行で割り引いたり、裏書きして商業手形に見せかけて仕入先に渡したりしていた。他にも青田を使い金融会社で割引していた(犯罪にはほぼ全て青田が絡んでいる)。しばらくの間はそれでやり繰りがつくがグループの中で1社でも破綻するとグループは連鎖で倒産することになる。A氏に会う前の鈴木はこの方法で資金繰りをしていて行き詰まったのだろう。A氏に預けていた手形を「銀行から取り立てないでほしい」と願ったのはFRが不渡りを出してしまうと全てが破滅してしまうからだった。この時代の宝石業界の多くの倒産がこの手法だった。鈴木はA氏と会った事で救われたのだ》

《鈴木は、自分には運があると考えているのか。A氏との出会いがなければ今の鈴木はなかった。それどころか人生もすでに終えていた可能性が高い。鈴木はいち早くA氏の性格を見抜き、裏の顔と表の顔の使い分けをしていた。おそらく鈴木は普通の人なら警戒したり断わったりする話でもA氏に頼めばやってくれると確信したのだろう。そして何としてもA氏からの信頼を得て味方につけようと思ったに違いない。その為に西の存在は不可欠だった。そして見事に全て思い通りになった。しかし悪運は悪運に過ぎず、いつまでも続くはずがない。そろそろ覚悟を決める潮時だ》

《裁判官が紀井氏の証言を軽視した理由には驚かされた。「・・株取引による利殖活動の全体像を把握できる立場になかった為・・・」と断じたが、紀井氏は利益金額については鈴木より詳しく把握していた事は法廷に提出した「確認書」で確認できるはずだ。売値は鈴木が決めるのではなく、全て紀井氏の判断でやっていた。裁判官は紀井氏の証言が事実ではないと判断したのなら何故、紀井氏に偽証罪を適用しなかったのか》

《鈴木が仕組んだFR株の仕手戦は明らかにインサイダー取引では無かったのか? 親和銀行事件で代表権者と取締役も退任しているが、実権は鈴木が握っていた事は周知の事実だった。これも明らかに鈴木の法律違反だ》(以下次号)

2020.12.14
     
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