《今回、品田と野山の両裁判長が担当した貸金返還請求訴訟で、原告側より提出された証拠類を適正に検証する事無く被告側の出鱈目な主張を一方的に鵜呑みにし、誤った判断で判決が下された裁判は、今やインターネットやSNSを通じて世間から大きな反響を受けている。この裁判は裁判官の怠慢が引き起こした結果であり、今の堕落した裁判所を象徴する一幕と思うが、これだけ世間から注目を浴びている裁判だけに放っておくと批判の矛先は当然トップの最高裁判所長官である大谷直人氏に向くことは免れないだろう。早期の対応が期待され、またその結果が今後の司法界に大きな影響を及ぼす事は間違いない》
《鈴木が、親和銀行事件で逮捕される三日前にA氏を訪ねて8000万円を借りた時、涙を流し「この御恩は一生忘れません」と土下座して懇願した。「この御恩」はどの恩だったのだ。この言葉は人として一生で何度も使う言葉ではない。一度も使わない人も沢山いるだろう。しかし一度でも使ったならば、命にかけても忘れてはならない。まして、その後も何度も「恩」を受けている。鈴木よ、A氏に対してお前がしてきた事を、人としてもう一度思い返せ》
《西義輝はA氏に宛てた「遺書」の中で頻繁に「自分の失敗」という言葉を使っているが、西がA氏に取った行為は失敗では無く完全な裏切り行為ではないか。また「社長が毎日苦しんでおられる姿を見る度に私は本当に辛くて極力冷静に振る舞う様にしておりましたが、自分の力不足な事ばかりで本当に申し訳なく思っております・・・」と書いているが、「合意書」の作成当初からA氏が西に鈴木を入れた三人での協議を呼びかけても、西は「鈴木は海外に出かけていて日本にいない」と言ってはぐらかし、市場関係者からA氏が100億円以上も利益を上げていると言った噂が耳に入った時も、西は「そうした話は噂に過ぎず、鈴木は1DKの部屋で頑張っているので長い目で見てやって下さい」などと裏切り行為を繰り返した。A氏に対しての申し訳ない気持ちが何処にあったというのか。死ぬ間際まで自分を正当化しようとする西は、今頃は地獄の底で釜茹でにでもされていることだろう》
《社会人になれば、学校の勉強が出来たとか成績が良かったというのは通用しない。物事を正しく理解する力と優れた感性を備えていなければならない。感性というのは実際に行動してみて「あっ、そうか。こういう事なのか」と気づくことだ。知識だけあっても「頭でっかち」であっては実践では使えない。この裁判の品田裁判官などは、それなりの年齢だろう。きっと学校の成績は良かったのだろうが、「頭でっかち」で物事を正しく理解する力に乏しく、感性が薄弱だと感じる。裁判官としては、あまり感性が優れていると出世の妨げになるのかも知れない》
《西が「合意書」の作成後に「宝林株で上げた利益」が15億円であるとしてA氏の元に持参してきたが、実際は宝林株の取引はまだ継続中であり、西がA氏に15億円を持参した時点では約50億円の利益が出ていながら、その事実をA氏に隠し三等分して一人5億円だと嘘を付いていた。そんな事情を何も知らず二人を疑う事無く信用していたA氏は、二人が自分達の取り分をA氏への返済金の一部に充てるという気持ちを汲み取り、心遣いで二人にそれぞれ5000万円ずつ渡している。そうしたA氏の二人に対する思いやりの気持ちを、二人は裏で狙い通りに事が進んでいることと受け止めて人知れず笑みを浮かべていたのだろう。A氏の好意を踏みにじる、人として到底許されない所業だ》
《世の中の風評は、ふさぎようがない。まして、ネットニュースの普及は凄いらしい。電子本は書店に並んでいる本の売り上げを上回ったらしい。軽量のパソコンやアイパッドの売り上げも伸びていて持ち歩くことが出来る。鈴木や鈴木の家族、長谷川元弁護士らは恐怖を感じている事だろう。他人の眼を気にして行動しなければならないのでは1日も安心して暮らせない。特に、当人たちよりも家族が気の毒だな》
《今回のA氏による貸金返還請求訴訟で重要な株取引が「合意書」に基づいて実行されたことを認め無い為に、品田裁判長は色々御託を並べ立てているが、そもそも品田裁判長は民法上での「契約の自由の原則」をチャンと理解しているのか。契約内容は当事者の意思に基づいて自由に決定できることは原則となっていて、国が干渉してはならないはずだ。「合意書」の契約自体も当事者間の意思は「合意書」に署名捺印した事によって確認され立証されている。それを品田裁判長が認め無い事自体、不可解でならない》
《ある一般企業の社長が、入社式で「仕事の中に、人生がある。選び方ひとつで人生が良くも、悪くもなる。仕事を通して学習し、成長しなければ将来はない」と話している。ところが、殆どの人は、誰かが自分を変えてくれると思っているとも言っている。裁判所などはどうなのか。法曹界で有名な話がある。第15代町田最高裁長官が新人判事補の辞令式で述べた訓辞で「上級審の動向や裁判長の顔色ばかりを窺う“ヒラメ裁判官„がいると言われる。私はそんな人はいないと思うが、少なくとも私は、全く歓迎しない」と訓辞したのだが、町田長官は若い頃、「青年法律家協会裁判官部会」の会員であり、自らも新人判事補を勧誘していたが、その事を上司に恫喝され、退会したという。その事が出世を遅らせる原因ではないかと思い悩み、”ヒラメ裁判官„として職務を行っていた事が周囲に知られていた。最高裁長官は、日本司法界のトップであるが、自らの栄達、自己保身のためには平気で自らの信念を曲げる。“ヒラメ裁判官„とは町田長官を揶揄する言葉として法曹界に残っている。情けない事にそれが裁判所なのだ》
《鈴木は裁判で「西はいい加減な人間なので西と同席で交わした書類は無効」と論外な主張までされた西は何と哀れな人間だ。こんな鈴木に、西は生前に金で釣られ手足となり利用され、志村化工株価操縦事件では鈴木の罪を被り執行猶予付きの有罪判決を受け、死んでからも死人に口無しをいいことに鈴木側から「西が言っていた」ことと都合の良い後処理役にされる始末だ。西の人生は鈴木に吸い尽くされたかのように思えてならない》(以下次号)