本誌の特集で取り上げている小野敏雄が、去る2月12日付で債権者を相手に「債務不存在確認」の訴訟を提起した。小野については「無責任で非常識極まりない」人間であることを本誌でも繰り返し伝えているが、訴状を見て改めてその通りだったということが実感できた。審理では代理人弁護士が主張を裏付けるべき証拠は「一つもありません」と断言しているのだ。これは訴訟権の濫用ではないか。本誌では債権者と小野を知る共通の関係者から話を伺い、急遽ではあるが内容を整理したうえで匿名を条件に関係者の了解を得て座談会形式にまとめた。
本誌:小野敏雄が債権者を相手に債務不存在確認の訴訟を起こしたということですが、皆さんの感想を先ずは伺いたい。
関係者〇氏:訴状を一通り読んだが、誰が見ても分かるが、小野が有り得ないほど大変なウソつきだということ、それに尽きる。
関係者●氏:私も本当に驚いている。いつも身なりを整えているから、真面目な印象があったが、ここまで度の過ぎた嘘をつく人間とは思わなかった。呆れたのは、債権者から金を借りてもちゃんと返済していて、しかも返し過ぎて過払い金が発生している、と主張していること。30年前後も元金を返さずにいた人間がどのツラ下げて、そんなことが言えるのか。ところが、債権者側が、返していると言うなら、裏付けとなる証拠を出しなさいと要求したら、代理人の弁護士が「証拠となる領収書等は一つもありません」と断言する始末で、これには裁判官も呆然としていたという。それが小野と弁護士が組み立てた作戦かもしれないが、本当に恥知らずとしか言いようがない。
関係者□氏:いや、私は小野に会った当初からおかしな男だと思った。小野は電話に履歴を残さないように、電話帳にも登録しないようにという。それも言い方がかなり強硬だったので、小野の言う通りに消してしまったが、今でも理由が分からない。訴状を見ても債権者に対して最悪の裏切り方をしている。他人のことは、ここまでやってもらって、よくこんなことが出来ますねと善人面していたが、小野は最悪だ。絶対に許せないと思った。
関係者■氏:僕もそうだ。何なんだろうね、あれは。債権者から脅されたとか、書類作成を強要されたとか、言いがかりを超えているよ。訴状には小野が借りているという金額や金利、期間、担保等を事細かく書いているが、全て嘘だ。債務不存在確認というからには全てに証拠があるはずなのに、それが一切ないというのは、訴状に書いた主張が「全て嘘です」と認めているようなものではないか。小野は今後、債権者側の主張にさまざまな反論をするのだろうが、裏付けがなければ、何の信ぴょう性もない。
関係者□氏:聞いたところによると、小野が訴状を提出する3日前の2月10日に債権者が貸金返還請求の訴状を提出していたそうで、本来であれば小野は原告ではなく被告だったはずだ。これは裁判所の事務手続きという単純な理由らしいが、小野の正体がはっきりしている今、小野は原告より被告である方が当然と思うし、分かり易いと思う。
関係者〇氏:本当にその通りだ。小野が訴訟を起こしたのは、レスリング部の監督を務めている国学院大学のOB会や大学執行部向けのアピールで、裁判で原告になっていることで、自分が被害者で訴えている事件ですと言い訳にしているのではないのか。
関係者●氏:私も絶対にそうだと思う。もともと小野には釈明の余地がないほど金銭にルーズだから。しかも可能な限り返済の引き延ばしをしようとして悪知恵を働かせている。そもそもの話だが、小野が債権者にいくつも持ち込んだ入金話が全部実体が無いものや話もまともに進んでいないものばかりで、小野がいかにウソつきかということだ。約30年前に借りた8000万円をいつまでも返さないから、いくら催促をしない債権者でも小野がいつ返すのかを聞くのは当たり前のことだ。それをウソの入金話で誤魔化し続けた。
関係者■氏:本当にそうだ。特に上場会社の社長から令和元年8月に8000万円の融資を受けるので、それを返済に充てると言いながら、それが令和2年5月まで延びて、さらに7月になってからの3億円を受け取るという話も、実態は恐喝だ。会社社長は確かに金銭執着が酷くて脱税を繰り返し、小野もそれを手伝って来たと自白しているが、会社社長からもらった手数料(報酬)が少なかったと言って、後から「もっと出せ」と言うのは明らかな脅しだよ。それに、会社社長の常習賭博に付き合って、6年以上も麻雀賭博を毎週やっている。会社社長は何十年というキャリアだが、それをまたネタの一つにして会社社長を脅かしたのではないかと疑われている。
関係者●氏:そんな男が、どうして債権者に脅されたなんて言えるのか。しかも、小野は父親が右翼だった影響か10代の頃から右翼の世界に飛び込んで、今は日本一の右翼の会長の運転手や秘書的なことをしているというじゃないか。その立場を利用してトラブル等を片付けたり取り立てをすること等でギャラを稼いできたようだが、逆に相手を脅すことに慣れていたんじゃないかと思う。債権者が脅すなんて有り得ないことだし、実際に小野と債権者のことは良く知っているが、一度も見たことはないね。脅されたとか強要されたというのは悪質な債務者が言う常套句だよ。小野はいつ、どのように脅されたと具体的に言ったらどうか。
関係者□氏:債権者が小野を呼び捨てにしたことも聞いたことが無い。「小野ちゃん」とか「小野くん」とか、必ず親しみを込めた言い方をしていた。
本誌:小野が債権者から8000万円を借りたのが約30年前のことで、小野はそれをずっと返さずに来ていて、実際に債権者はそういう対応ができるものかと思っていましたが、鈴木や西の関係で多くの債務者に取材すると、債権者は金融は本業でやっているのではなく、友人知人に頼まれ、困っている人間を助ける積りでやっていると思います。生活苦の人たちからは金利を取らないというケースが何件もある。それに担保も取らないし返済の催促もしていない。
関係者〇氏:債権者は、三重県四日市市の漁業の盛んな土地の出身で、30年ほど前の父親の葬儀の時に東京の多くの友人が参列したが、当時の総理の花輪も並び、町始まって以来の花輪の数には正直驚いた。それよりも驚いたのはタクシーの運転手がタクシー代を取らなかったことだった。理由を聞くと、債権者の祖父や実父は自分の家のものを質に入れてでも困った人達の相談に乗り、助力を惜しまなかったからだという。両親からの教育も嘘は泥棒の始まりと躾けられていたから、知人友人の間でも債権者が嘘を言ったことは聞いたことが無いし、金を貸しても催促するのは良くないと教え込まれていたようで、これは取材チームの人たちも多くの債務者から聞いているようで、サイトにも掲載されていた。
関係者●氏:債権者は、小野に対してもそうだけど、嘘が大嫌いだから、嘘をついたり誤魔化そうとすると、本当の話をしなさいと言うことはあったが、しかし、そういう性格を知っていながら小野は嘘をつき続けた。沖縄の知人から2000万円のもらい分があるとか、残土処理の話とか6年間も付き合いのあった上場会社の後藤悟志社長から令和元年8月に8000万円の融資を受けるとか令和2年7月には3億円を受け取るとか。挙句には奥さんの実家の相続財産の話まででっち上げていた。残土処理の話はトンネル工事に絡む何百万㎥という大規模な残土を処理すると言うので、債権者が知り合いの業者に声をかけ、業者が土地を用意することまでやったのに、小野は予定を先延ばしにするだけで、それっきりにしてしまったために信用を深く傷つけてしまった。小野がずる賢いのは、持ち込んだ事案について「ダメになった」とか「上手くいかなかった」とは決して言わず、別の事情を理由にして「必ずできます」というのを常套句にしていたことだ。話を曖昧にしておくことで、いくらでも先延ばしにしようと企んでいたに違いない。
関係者□氏:債権者は、自分に1回でも嘘があったら、(相手が)何回嘘を言ってもいいが、もし自分に嘘があったら借りている立場上言えないという遠慮はせずに言って欲しいということをほとんどの債務者に言っていた。小野についても、令和2年の5月頃から嘘が目立っていたので、同じことを2~3回言っていたのを周囲の何人もが承知していた。
関係者●氏:小野の話には、沖縄の浦添の土地買収の話もあったな。浦添の米軍施設跡地(274ha)の利用計画が昭和54年から策定されているようだが、小野は、自民党の長老議員の関係で市議会や関係機関と話が出来ているので、いくらでも土地を購入でき、最低でも倍になると債権者に持ちかけていた。債権者はすぐには金の都合がつかなかったようで、すぐに返事しなかったが、今から考えると小野の話に乗っていたら間違いなく騙されていたと思う。
関係者〇氏:普通に考えれば、借りた金を催促されないからと言って放ったらかしにしておいて、金を借りてから8年後に公正証書を作成すること自体、小野は無責任過ぎる。債権者が一度整理しなければならないと考えるのは当然だが、訴状を見ると、その時に奥さんを連帯保証人にしたのは、小野が独断でやったことで、公正証書への署名も押印も小野がやったことだから偽造だなどと主張しているが、その後、令和元年にも奥さんを連帯保証人にしている。
関係者□氏:掌返しというか卓袱台返しというか、小野は本当に性根が腐っているから、こういうことを平気でやる。普通の人間の神経では有り得ないことだ。 (以下次号)