《A氏の会社は宝石・貴金属を取り扱っていた。個人の趣味としても高級外車、宝石、高級輸入時計のコレクターでもあった。西も東京オークションハウスのオーナーであり商売柄、宝石貴金属、絵画等の目利きでは専門家であった。また、鈴木の会社であるFRも時計や宝石貴金属の輸入及び販売会社であり、当然取扱商品の評価には長けていた。特に、西と鈴木は宝石、貴金属、高級時計のプロフェッショナルである。A氏自身は幹部に任せ、それほど詳しくなかったようだ。品田裁判長は、この業界の慣習には全く無知だった。そんな人間が宝石や高級輸入時計の価格設定に異議を挟む余地はないだろう。A氏が鈴木に協力するために原価を考えず販売委託した背景も理解せず、その商品の価格について、「経済的な整合性が無いと断定し、2人が合意した合計7億4000万円の販売委託を認めなかった。しかも、これ等の商品は返却されず、代金の清算もされていない。品田裁判長のせいで鈴木の「丸儲け」になった。業界の人間は全員が品田裁判長を嘲笑しているだろう。この品田裁判長の判決が判例として残るなら、宝石貴金属の業界は詐欺師が大手を振って罷り通る事になる。とんでもない判決だ》(関係者より)
《今回の貸金返還訴訟では、「合意書」に基づいた株取引はなかった事にされ、A氏が鈴木に貸し付けた債務は、宝林株取引で得た利益を西が持参した15億円と、平成14年12月24日に鈴木と紀井氏が持参した10億円を返済金として裁判官が認定して相殺させてしまった。これにより鈴木が海外に隠匿した株取引で得た利益470億円超(今は1000億円超とみられる)の犯罪収益をみすみす見逃がす事になった訳だ。長谷川は弁護士でありながら、外為法や金融証券取引法(今は金商法)に違反する犯罪に手を貸した事になり明らかに共犯者である》
《鈴木の嘘は異常で、本当の話が一つとしてない。その嘘は全てが強欲から生まれていて、人を利用するだけ利用して、ただ踏み台にして犠牲にするという発想が鈴木の本質だからに違いない。こういう種類の人間が他にいるかもしれないが、鈴木ほど邪悪な人間は世界中を探してもいないし、命に関わる犠牲があっても厭わない恐ろしさを併せ持っているのは鈴木の特異なところだ。品田裁判長は、そんな鈴木の本質の一部にでも注目していたら、鈴木を支持するようなとんでもなく間違った判決を出すことは無かったはずで、明らかに大きな判断ミスだ》
《A氏が、鈴木に頼まれてピンクダイヤ(1億3千万円)と一緒に購入したボナールの絵画(買値が1億7千万円)は「後で持参します」という鈴木の言い訳で一度もA氏の手許には届かなかった。後日判明したが、絵画はA氏が購入する前から他の債権者に担保として預けていたのだった。鈴木は口から出まかせの嘘で二重担保も平気でする悪辣な詐欺師なのだ。その上、鈴木は裁判でこの2点はFRが3億円でA氏から買ったもので、その支払いはFR名義で借用書を書いてA氏に渡していると大嘘をついたが、借用書の但し書きと期日ですぐに虚偽であることが判明する。品田裁判長はこれも認めてFRの債務とし、鈴木の個人の債務から除いた。こんな無茶苦茶な嘘を認定する不自然過ぎる判決はあり得ない》
《品田裁判長の今回の裁判での事実と真実に対する認定は、全てが意図的に歪曲されたと思えてならない。「合意書」の有効性を否定する判決内容からして、契約自体では無く内容の条文に触れた論点のすり替えに他ならない。品田は原告側の主張や証言、多くの証拠類の検証もせず、全ての主張に対して否定的見解を示している。こんな裁判官たちによる横暴が罷り通っていいのか。誰が見ても明らかに何か裏があったとしか思えない》
《鈴木よ、お前は「生まれてこなければよかった」と誰かに言われたことは無いか。株取引の利益を独り占めするために犠牲にした関係者の家族や身内から咎められたり報復の眼付きで睨まれたことは無いか。仮にあっても、お前には何にも感じないかもしれず、平気で忘れてしまっているに違いない。だが、お前のやったことは全てが犯罪だ。その一つでも事件になれば、お前はもう逃げられない。恐らく脱税疑惑の表面化が一番可能性が高いのではないかと思うが、それで目一杯の正当な裁きを受けることだ。但し、その時はお前だけじゃない、お前の犯罪疑惑に加担した青田も3人の弁護士も、そしてその身内も同様に社会的な制裁を受けることになる。青田や3人の弁護士はともかく、身内までも巻き込むような事件を、お前はこれから先もずっと引きずり続ける。その覚悟だけは忘れるな》(関係者より)
《鈴木が、親和銀行事件で逮捕される3日前にA氏から8000万円の現金を借り、FRの天野氏と連名の「念書」でピンクダイヤと絵画を計3億4千万円で販売委託して貰っている。この時に天野氏は同席していない。従って天野氏はこの事を知らなかったのである(後に天野氏は白紙の右下に署名しろと鈴木に言われ書いたとA氏に話している)。あの手この手で鈴木はA氏を騙しているが、品田裁判長はこの事をどのように受け取ったのだろうか。鈴木は「ピンクダイヤと絵画はFRが買い取った商品」と主張している。この不整合を追及しなかった品田裁判長の失態には眼を覆うばかりだ。自分の保有する商品を「念書」を書いて借りる馬鹿がいる筈がないだろう》
《原告の代理人弁護士中本には、裁判で関係者の陳述書や証拠等の提出に不備があったらしいが、事前の準備や打ち合わせをどれだけしていたのか。弁護士として、もっとやりようがあったはずだ。余りにも不甲斐無い、信じられない失態だ。証拠を提出するだけなら誰にでも出来る。被告弁護人長谷川の虚偽の答弁を追及し覆そうという意欲さえ感じないどころか、相手の戦術に翻弄され全く弁護士として役に立っていない。法廷での中本の陳述は蚊の鳴くようなか細い声で、裁判官に聞こえたかどうか疑わしい限りだったという。裁判の敗訴の結果は中本の責任に依るところが大きいのではないか》(関係者より)
《若い時から暴走族のリーダーをやり、その後、詐欺に等しいやり方で会社の株を公開して創業者利得という一攫千金を狙う、という鈴木の生きざまに共感する人間は、ただ金だけに執着している人間だろう。株取引の利益を独り占めにするということもその延長上にある。関わった相手をトコトン利用するために嘘をつき、その相手を排除するためにさらに嘘をつく。裁判での鈴木の主張がほぼ全て嘘になるのは、鈴木にはそれしか逃げ方がない(知らない)からではないか。しかし、度を越した嘘は周囲の人間に深刻な傷を負わせても、鈴木一人が無傷であるはずがなく、いずれは身を滅ぼすことになる。その恐ろしさを鈴木は分かっているのか》(以下次号)