読者投稿 「鈴木義彦」 ②(70)

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《西と鈴木の密約も西が自殺してしまった事で真相は謎だが、西がA氏に残した言葉や書類等によると、香港に行く前の時点で西が認識していた、鈴木の隠匿している株の利益金は385億円以上で、西が鈴木と密約した自分の配当金額は135億円だったようで、香港でその内の45億円を銀行小切手で受け取る約束だったようだ。西は、A氏に自分が受け取る予定の135億円を譲渡している。その約束を証明するものは西が差し入れた譲渡書だけで他には何もない。しかし、合意書によれば、鈴木が株で儲けた隠匿資産の全てがA氏のものなのだ。鈴木が必死で合意書を否定する理由がここにある》(関係者より)

《和解協議については、合意書の存在、香港事件、紀井氏の証言の3点がありながら、品田裁判長は鈴木の「心裡留保」を認めて和解書を無効にしたが、品田裁判長が合意書を無効と判断したために、和解書だけを認めることはできなかったのだ。株取扱に関しての争いは、合意書無効を決定した時に終わっていたように思う。全てが合意書締結を前提としての裁判で、合意書を無効と判定することで、その後の和解協議および和解書を無意味なものにしたのではないだろうか。裁判長の裁判指揮にも多いに問題があった。辻褄合わせの茶番だった》

《鈴木本人や加担した関係者達は、度を超えた悪事を働くとどういう結果を招く恐れがあるのか分かっていないだろ。今まで上手くやり過ごして来られたので、世の中を甘く考えているのかも知れない。馬鹿は死ななきゃ治らないと言うが、鈴木達も死ななきゃ分からないのだろう》

《鈴木は「合意書なんて関係ない。私が株でいくら儲けようがA氏には関係ない」と裁判で主張したが、合意書作成時の懇願はいったい何なのか。A氏の弁護士はこの主張が書かれた被告側の書面を黙って見ただけなのか。即刻A氏に報告したのだろうか。この鈴木の悪辣な暴言を見逃しているようでは裁判には勝てない》

《鈴木の弁護団は、合意書だけは徹底的に否定する事がこの裁判の目標だったと思う。合意書に関して鈴木の発言が「西に言われて書いた」「株の話など3人で話した事がない」というものだった。これが合意書無効を主張するためのプロローグだったと思う。弁護団は、この鈴木の発言を増幅させ、形振り構わず嘘の構築をした。その為には裁判所との談合も必要だったと思う。また、原告弁護士の虚を突く事、揚げ足を取る事も作戦の内だったが、中本弁護士はまんまと嵌ってしまった。鈴木は弁護団にやる気を出させるために高額な報酬をちらつかせたのだと思う。しかし、隠匿している金額からすると微々たるものであっただろう。鈴木には長谷川元弁護士という百戦錬磨の参謀がいた事と、長谷川が、品田裁判長の篭絡に成功した事が勝訴に繋がったのだと思う》

《鈴木は宝林株取得時に自分が金を管理できる立場に身を置き、西でさえ、株取引において幾ら利益が上がったか分からない様にしていた。その上で鈴木は西を思うがままにコントロールする為に、金を少しずつ渡していた。後で分かった事だが、西は「合意書」破棄の為の報酬10億円とは別に30億円を鈴木から貰っていた。鈴木は西を完全に支配下に置いていた》

《西も策士だが、鈴木に比べると底が浅かったと思う。鈴木は、株取引が始まってからは西を利用して極端にA氏と会う事を避けた。頻繁に会って一緒に食事する機会が多くなれば、余計な話をしてしまう事もある為、徹底的に会う事を避けていたと思う。一方の西は、毎日のようにA氏の仕事が終わるのを待って一緒に夜の街に出かけていたようだ。西は、飲食の場でも仕事の話をすることが多く、A氏に注意される程であったらしい。酔ってくると大口を叩いてしまい、策士が策に溺れるタイプだったようだ》

《鈴木は、「質問と回答書」(乙59号証)で「A氏には何を言っても通用しない人間だと思った」と言っているが、コイツは自分のしている事を棚に上げて自分勝手な事を言うのが得意な悪党だ。詐欺師というのは、まるで自分が騙されたように見せかけるのが常套手段のようだ。弁護士も詐欺師のようなもので、高額な報酬の為にはプライドを捨て、詐欺師の参謀となる事も厭わない。被告となった詐欺師にとっては詐欺師と同等の才能を持つ長谷川のようなベテラン弁護士を選択することが裁判に勝つコツだそうだ。民事裁判は弁護士の腕も判決に大きく影響する》

《鈴木の裁判も3年以上の長きにわたって審議されたにも拘らず、品田裁判長は鈴木の主張に何の矛盾も感じ無かったのか。また原告側の証拠を検証していれば、鈴木の主張が嘘だらけである事が証明されていたはずだ。ダラダラと時間ばかりをかけ、品田裁判長は肝心な事を何もやっていないではないか》(以下次号)

2021.12.30
     
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