《日本の裁判の在り方に疑問を投げかける人は多い。一般人だけでなく、法曹界からでさえもその声は聞こええて来る。不当な判決によって悔しい思いをしている人達が大勢いるという事になるが、控訴しても受け入れられず、結局は泣き寝入りとなっているのが現状のようだ。鈴木を被告とするこの事件は世間の注目度もかなり高い。再審で一審二審が間違いだったという結果を残すべきだ。それが今後、日本の司法の在り方に大きく影響する事は言うまでもないし、再審という高い壁を越え易くするだけでなく司法制度の改革につながるきっかけになるはずだ》
《鈴木は、A氏を裏切るという事がどれほど自分や家族の首を絞めることになるか、これから分かる筈だ。A氏は今まで鈴木に数多く譲歩してきた。しかし鈴木はその気持ちに一向に応えようとしない。恩を忘れた非常識な人間がどういう道を歩むことになるかは、鈴木がこれからじっくりと経験することになる。自業自得というものだ。世の中はそうそう甘くはない》
《鈴木はいざとなると、保身の為に人のせいにして言い逃れをする非常識で品性下劣な人間だ。そして嘘をつき人を騙す。裁判での主張だけでなく日常においても虚言癖があって嘘ばかりついているのだろう。しかし鈴木の嘘は計画的で悪質であるから、嘘をつくことが癖になっている「虚言癖」とは性質が違うのではないか。そして意図的に責任逃れや責任転嫁をして逃げるという最も嫌われる人間性の持ち主だとも思う。「鈴木はそんな人物ではない」と鈴木を擁護する書き込みを1件でも見てみたいと思うが全く目にしない。もし投稿があれば、それは間違いなく本人だろう》
《詐欺師の格言に「金持ちから儲けようと考えるな。貧乏人から儲ける方がずっとラクで効率的、という厳然たる事実を胸に刻め」というものがあるらしい。鈴木は、この格言に興味を示さなかったようだ。若い頃から一般投資家と言われている、ある程度の富裕層に、自社(FR)の株を買わせようとしたり、A氏のような富裕層をターゲットにしている。鈴木は人間とは思えない卑劣で狡猾な手口を駆使した。詐欺師に人道を説いても無駄な事だが、余りにも酷いやり方だ》
《汗もかかずに濡れ手で粟の大儲け。何の生産性も社会貢献も無く、ただデジタル化された金融の世界の数字をいじって莫大なカネを得る。これが、個人投資家やファンドマネージャー、ディーラーへのイメージだと思う。しかし彼らは、世界中のマーケットを相手に24時間、不眠不休の生活を続け、肉体的にも精神的にも限界まで自分を酷使し、利益獲得のために命を削って生きていると聞くが、鈴木のように他人の褌で勝負をかけ、今や1000億円以上という考えられないほどの資産を築き上げた人間が他にいるだろうか。約17年前には株取引で約470億円の利益を上げていたという確かな証拠はあった。そこから想定すると1000億円以上の隠匿資産はリアルな数字だ。今まで、投資で損失はあったにしても17年前の倍額以上にはなっているだろう。鈴木のような人間に浴びせる非難の言葉は無数にあるが、現実に鈴木は生存していて使いきれない額の資金を運用していて今現在もどこかで利益を上げていると考えると、司法当局はいったい何をしているのかと憤りが先に立つ》
《依頼した弁護士の仕事に対する熱意と能力も裁判に大いに関係していると法律家が述べている。常に判例を検討し、丹念に事実調査を行い十分な打ち合わせを行う弁護士と、そうでない弁護士との差は極めて大きいとも発言している。鈴木の事件で言えば、前者が長谷川弁護士で後者が中本弁護士であったと言えるかもしれない。裁判戦術の良し悪しは勿論あるが、裁判は勝たなければならない。しかもこの事件はA氏が負ける筈はなかった。裁判になる前からそんな分かり切った結果が予測できたにも拘らず、終わってみれば180度違う判決が言い渡されてしまった。やはりどんな裁判でも代理人の熱意と能力によって結果は違うという事を念頭に置かなければならない。このままでは冤罪や誤審が相次ぐことになってしまう》
《鈴木の事件について、裁判官たちは全くと言っていいほど検証を怠っていると思う。鈴木の主張に矛盾点が多い事にも疑念を持たず、品田裁判長が作り上げた判決のシナリオを優先したとしか思えない。鈴木が和解書作成後にA氏に送った手紙には「納得のいかない点に協力してもらい、和解金、支払方法等の再考をお願いします」と書かれているという。それにもかかわらず裁判官が「合意書に基づく株取引はなかった」と判断してしまった事が大きな過ちであることは明白なのだ。鈴木がいくら裁判になってから否定するような、とんでもない陳述書や主張をしても全て言い訳であり、鈴木本人が書いた手紙は絶対的な証拠である。つまり裁判官は証拠と主張の照らし合わせと検証をしていないのだ。素人でも分かるこの重大な疑問を品田裁判長はどう説明するのか》
《弁護士と裁判官を味方につけた裁判の結果は火を見るより明らかだった。この詐欺の手法は他に例がないのではないか。鈴木が最初から計画していたわけでは無いと思うが、結果的に1000億円以上といわれる資産を隠匿することに成功した。これは、鈴木の単独犯だったため仲間割れが生じなかったのだと思う。鈴木は金の力で何人もの人間を利用していたが仲間には入れず、自分の秘密がバレそうになるとその人間を排除していった。この事件は単なる詐欺事件ではなく多くの刑事事件が絡んでいる》(以下次号)