《種子田のような人間につける薬はない。長男吉郎の不祥事や責任問題はすでにネット上でも相当に拡散していると思うが、それ以上に“時の人”となってもらうのが良いのではないか。父親益夫前科前歴は売春斡旋(場所提供)に始まり、いくつもの金融機関を巻き込む事件に及び、反社会的勢力との付き合いや演歌歌手の石川さゆりまで登場している。話題には事欠かないはずだ》
《吉郎が理事長職に就いた陰には代議士が関与していたそうだが、通常の手続きでは理事長就任が不可能だった証でもある。その代議士への献金と称した贈収賄疑惑だけでも真っ黒だが、用意周到にして計画的に借金を重ね、踏み倒すような振る舞いは看過できないし、その父と共犯に及んだ息子吉郎が自らの悪事を認めないことも許されない。吉郎を公の場に引っ張り出して白黒つけるべきだ》
《口約束でも契約は成立する。関係者の何人もが聞いている。担保提供の約束をした牛久愛和総合病院は売却して債権者に返済すべきだ。債権者がどう処分しようと誰も文句を言う余地はないのではないか。吉郎が必死に誤魔化しても世間の目はそう甘くない。吉郎は落ちる所まで落ちるようなことを自分からやっている》
《吉郎は父の犯罪を見逃していたのではなく寧ろ無関係を装っていたと思われる。しかし、病院施設を支配する限り加担、共犯でさえある。故に自分と父親の関係をいくら切り離そうとしても、吉郎本人の罪は消えて無くなる事はない》
《従前より保有していた4か所の病院を統括するとして東京本部が出来て、専務取締役本部長に就いた田中延和氏が経営が落ち着くまでの数年間は種子田が持ってきた資金で資金繰りをしていたと明言しているのだから、債権者が種子田に融資をした金が病院経営に使われたのは間違いない。しかも吉郎は常務でもあった訳で、この期に及んで「父親とは一切関係ない」と言い続け、父親が死亡すると相続放棄の手続きまでするのは決して通らぬ話だ》
《種子田益夫という男は犯罪者というだけではなく、自分の為に働いてくれた身内の人間をも平気で裏切る人間のようだ。人の道を大きく逸脱している。種子田本人が死んだから終わりではなく、被害者と被害額は現に実在している。加害者である種子田益夫の責任は吉郎が引き継ぐのは当たり前のことで、これは法律以前の話だ》
《売春防止法違反、法人税法違反、特別背任と種子田益夫は完全な犯罪体質の男だ。債権者を欺くなんて種子田には簡単だった事が窺い知れる。息子が父親の体質を知らない訳がない。分かっていながら病院の買収資金や運転資金を運んでくる父に何も言えないどころか、その資金で吉郎はずいぶん良い思いをしたではないか》
《吉郎は日大芸術学部出身という。卒業直後に父親の益夫に命じられて医療雑誌のアメリカのツアーに参加したようだが、付け焼き刃的に1ヶ月間視察したのみで、経営に携われるほど、病院経営というのは甘くない。全てが父の金、父の人脈で経営がなされていたのは間違いない。父益夫の資金の行き先は吉郎が理事長を務める病院だ。債務は吉郎が返すのは当然で、相続放棄だなんて見え透いた手段を使っていないで責務を全うするのが吉郎の立場ではないか》
《吉郎の罪は重い。名義貸しは税務署が一番注視する脱法行為だ。吉郎は名義の貸主なのだから名義を借りた父と同罪になる。明らかな相続税法違反だ》 (つづく)