「長谷川幸雄」は弁護士登録抹消で許しがたき責任逃れ!

「長谷川幸雄」は弁護士登録抹消で許しがたき責任逃れ!(1)

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〔弁護士バッジを外しても長谷川の罪は消えない〕
長谷川幸雄が弁護士登録を抹消していた。長谷川に何があったのか? 登録を抹消した時期についての詳細は分からないが、少なくともA氏が提起した訴訟が終結したのは平成31年1月のことで、その後、本誌において東京地裁、同高裁の判決がいかに誤った事実認定に基づいて下されたかの問題提起を行っていく中で、鈴木の強欲さを煽ってA氏に対する債務も株取引に係る利益分配も全くのゼロにしてしまうでたらめな論陣を構築した平林、長谷川の両弁護士が果たした責任は極めて重いという指摘をしてきた。それ故、本誌の一連の問題提起が、長谷川が弁護士登録を抹消したきっかけにつながったことは十分に考えられることだが、理由はどうあれ圧倒的多数の読者が乙59号証のような虚偽のストーリーの構築が無ければ、原告が負ける裁判ではなかったという意見を本誌に寄せている。

しかし、長谷川が単にバッジを外したからといって、それで責任を果たしたと思っているなら、それは大間違いだ。するべきことを手順を踏んでやった上でバッジを外したと言うならともかく、ただ本誌の問題提起から、いずれ懲戒請求を受ける可能性を感じ取り、少なくとも法曹界で恥をさらしたくないという自分勝手な都合だけでしか考えていないことは明らかではないか。再審請求や弾劾裁判をするべきだという意向を伝える読者からの投稿も相変わらず多く、鈴木を決して逃げ得で許してはいけないというが、当然だ。

「合意書」に基づいた株取引を繰り返して、鈴木義彦は今や1000億円を超える隠匿資金を有していると言われるが、その過程で鈴木がやったことは犯罪そのものであり、あるいは犯罪を疑われるほど極めて重いものばかりで、特に長谷川は審理の場で鈴木の嘘をさも真実であるかのように創作しつつ何倍にも増幅させることをやって、事実上鈴木の犯罪を隠蔽したのである。
「裁判に勝つためなら、何でもやる」というのが長谷川の弁護士としての信条かもしれないが、それと同等かそれ以上に「人としてやってはいけないこと」の認識も持っていなければならないはずである。しかし、長谷川はそのハードルを大きく越えてしまった。

A氏が提起した訴訟で提出した証拠類に対して、平林は当初から言い訳がましい否定ばかりを繰り返していたが、A氏が鈴木に請われるままに手形13枚を担保に約17億円を、また、これとは別に借用書で3億円と8000万円を貸したのは事実である。そして、長谷川は乙59号証にみられるとおり、A氏に対する債務の二重返済を強要されたとか、あるいは「和解書」への署名指印が強迫に基づいたものであることを裏付けるためにA氏が反社会勢力と密接な関係にあり、暴力団関係者を金主元にした貸金業者であるなどという有りもしない作り話を構築して「質問と回答書」という形で書面化し乙59号証として提出した。それは明らかにA氏の名誉を傷つけ、社会的信用を著しく貶めるものであったが、裁判官に強く印象付けることによって鈴木に有利な判決を勝ち取ろうとしたもので、これ以上の卑劣で悪質なやり方はないものとさえ思われる。

鈴木は、過去に親和銀行事件で有罪判決を受けながら執行猶予がついた。その裁判の弁護を引き受けたのが長谷川で、鈴木が長谷川には頭が上がらず、長谷川の指示には全面的に従うという場面を鈴木の周辺関係者が目撃してきたという。
そうであれば、長谷川がやるべきことはただ1点、裁判に勝ったとしても、鈴木に事実を認めさせることだ。そのうえで長谷川もしかるべき謝罪をしてバッジを外すのが責任の取り方ではないのか。(以下次号)

「長谷川幸雄」は弁護士登録抹消で許しがたき責任逃れ!(2)

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〔相手方の代理人に「うるさい」「黙れ」の恫喝 〕

長谷川幸雄は、貸金返還請求訴訟で被告鈴木義彦の代理人に就いたが、そこでの弁護活動は原告A氏の名誉、信用を毀損するもので、決して看過できるものではなかった。

長谷川がどのような弁護活動を得意としてきたのかは分からないが、相当に癖の強い人間であることは確かだった。長谷川の法廷での振る舞いは極めて傍若無人で、無頼を自認するかのように若い世代の不良が好んで着用するような服装で法廷に臨み、裁判官からも顰蹙を買っていたようだが、場所を弁えず、大声でまくしたてるような弁舌は明らかに原告代理人を威嚇するものだった。
審理が開始されて数回目の頃、A氏の代理人に対しても、長谷川はA氏の代理人が陳述中にもかかわらず「うるさい」「黙れ」などと発言して妨害したのである。法廷はさして広いわけではなく、原告、被告の代理人は向かい合ってお互いの顔が見える程度の距離しかないから、法廷中に反響した長谷川の声にA氏の代理人は驚き、委縮してしまった。長谷川は裁判官から注意を受けて「すみません」と謝ったが、反省している様子はほとんど見られなかった。相手方代理人に対する妨害はA氏の代理人に限ったことではなく常習的に行われてきたものではないかと思われるほどで、相手を威嚇することで審理を有利にしようという魂胆さえ垣間見えた。そうした長谷川の戦術にはまってしまったのか、A氏の代理人は当日だけでなく、その後の審理でも被告の陳述に積極的に反論する意欲を見せなかった。陳述の声も小さく裁判官に正確に聞こえたかどうかも不安だったくらいである。特に控訴審が開かれた高裁では震えながらか細い声で全く聞き取れない状態で、陳述も1~2分で終えてしまった。これでは何のために控訴したのか、意味が無かった。

長谷川は鈴木に対しては「おい、鈴木」と呼び捨てにして言いたいことを言っていたが、鈴木も長谷川には文句も言わずに従っているほどに私淑しているという。
長谷川は自分のやったことの影響が今後、どのように自分自身に降りかかってくるかを考えるべきだ。単に弁護士を辞めて責任を取ったと思うのは長谷川本人だけで、誰もが責任逃れとしか受け止めていない。長谷川が所属している弁護士事務所がどこまで訴訟の経緯や鈴木との関係を承知しているかは不明だが、事務所としてもA氏の提起した訴訟に関与しているだけに今後、同事務所に対する評価も変わってくるに違いないことくらい、長谷川は分かるはずである。

長谷川のA氏側への反論は確かに緻密で、鈴木が嘘に嘘を重ねるような主張を繰り返していることは百も承知で、法廷ではそれらの嘘をただ強調するのではなく、A氏側の主張や提出された証拠類の悉くに言いがかり同然の質問を繰り返した。長谷川にしてみれば、勝つためには何でもやるというのが作戦かもしれないが、それ以上やってはいけないという倫理観が長谷川には全く見られない。しかも悪質なのは、鈴木にそれが真実であると主張させていることだ。A氏が反論するにしても、鈴木と一緒に株取引をやっていた西が死亡しているから、法廷で西の生の声を裁判官に聞かせられない。それに株取引の全てを任せられていた紀井の証言に対しても電話番のように扱ったやり方にA氏は決定的な主張も反論もできないと考えた末の悪辣な作戦である。

貸金返還請求訴訟で、A氏が鈴木に貸し付けた債権は、裁判官が宝林株取引の利益15億円と、平成14年12月24日に鈴木がA氏の会社に持参した10億円を返済金と認定して相殺してしまった。鈴木と長谷川はしてやったりと思ったに違いない。
しかし忘れていけないのは、鈴木が海外に流出させて隠匿した470億円以上の金は犯罪収益なのである。直接的には外為法や金商法等に違反する犯罪を長谷川は承知したうえで、「合意書に基づいた株取引はなかった」ことを強調したのだから、明らかに“共犯”関係にあると言えるし、鈴木が裁判に勝ったことで、鈴木から受け取った報酬が裏で高額であれば、それが何よりの証拠となる。

長谷川、平林による弁護は鈴木の犯罪を隠蔽してしまおうとするために、A氏の名誉を著しく傷つけた。裁判でいかに有利な弁護活動をするかは長谷川の能力だが、しかしA氏に対する名誉毀損、信用毀損は許されるものではない。それは弁護士職務基本規定にある「信義誠実」(真実を尊重し、信義に従い、誠実かつ公正に職務を行う)に違背しているだけでなく、判決にも多大に影響を及ぼしたと実感されるために、A氏と関係者は鈴木だけではなく長谷川や平林に対しても民事と刑事双方での事件対象者にするほどの憤りを感じてきた。

宝林の利益分配ということで、平成11年7月30日に西が15億円を持参したが、事前に鈴木と西がその時点での利益50億円をA氏にいくらで報告するかについて、鈴木は10億円と西に持ちかけた。ここまで助けられた人間を無視して、鈴木は西に「自分たちは借金が多いので、まともに返済したら自分たちの取り分が無くなる」と言ったが、西はさすがに15億円位は必要と考えたようだ。
この2人はレベルが違うが、世話になった人間に対する恩義というものがない。ただ、合意書に始まる一連の関わりの中で、鈴木が少しは人間らしい思ったところは一つしか無い。誤った判決で強迫とか心裡留保と認定されたが、和解協議後にA氏に送った2通の手紙で鈴木が本心を少しはみせた。それは「大変お世話になった」「男として一目も二目も置く人間には今まで会ったことがほとんどなかった」と書かれていることだ。しかし、鈴木が言うような「ほとんど」ではなく、生涯、絶対と言って良いほど会えるはずのない人間だ。立場が反対であれば、鈴木はどう対応したかを考えてみると良い。西は頼まれると嫌とは言えないところがあったと思うが、鈴木には1/100もできることでは絶対にないと断言できると関係者は言う。そして、とことん世話になった人間の名誉を傷つけたり、社会的信用を貶めた鈴木に一番加担したのが長谷川だった。

長谷川の弁護は乙59号証「質問と回答書」にみられるとおり、A氏をとことん誹謗中傷することに終始しているが、それは、A氏に対する債務が存在しておらず、さらに「合意書」に基づいた株取引が実行された事実などないという主張(合意書には「全ての株取引」という文言がある)に帰結するために、虚偽であろうと何であろうと構わないという乱暴な主張を繰り返す論述であったが、平成19年当時の青田と平林との交渉でも見られなかったほどの悪辣さであった。それ故、訴訟に向けた方針や個々の具体的な取り組みは、長谷川による鈴木への指導、指示が平林を圧倒していたのは間違いない。

鈴木と西は最初から合意書に違反していた。紀井義弘や茂庭進を入れたり、西田晴夫と組んだり、あるいは吉川某を使って利益を海外に流出させたり……、これらは西には一部は話していたが、A氏には一切の報告をしていない。鈴木は借金だらけで身動きが取れず、自殺の道しか残されていなかった。それがどうだ、今や1000億円以上という巨額の利益を独占して、今だに青田の悪事にも協力して海外のダミー会社より送金するなどして平然としている。ここまでの悪党は世界中探してもいない。そして弁護士たちも悪すぎる。杉原、平林、長谷川。この弁護士たちは報酬をほとんど裏でもらっているようで、この事件がさらに拡散すれば国税当局や金融庁の調査からは逃げられない。
特に長谷川の悪賢さは半端ではなく、鈴木の嘘を際限ないまでに増幅させた。鈴木の悪質さについては、親和銀行や山内興産との示談交渉に長谷川が関わっていたからよく分かっていたはずだが、金(報酬)のためとはいえ鈴木の犯罪に大きく加担し、悪の限度も考えない。このままでは最悪の弁護士として永久に語り継がれるほどの事件である。そして今後、日本の法曹界にも大きく影響すると思われる。
長谷川は、やってはいけない悪事をどれだけ隠ぺいしたか。杉原も海外に拠点を置くペーパーカンパニーを外資系投資会社のように装い、永らく常任代理人を務めた。
平林も悪だが、小細工を弄し過ぎている。例えば、鈴木の借金について、平林は鈴木同様に主張を二転三転させて破綻している。杉原はやっていることが犯罪と承知しながらやっている。長谷川は乙59号証が象徴するように、人としてやってはいけないことを平然とやった。例えば、暴力団の金を使って金融をすれば、金利を安くしたり催促をしない等はある訳がない。マスコミやネット情報で懲戒にかかると報じられたら、さっさとバッジを外すなんて全くの責任逃れで、許されることではない。鈴木には何でも思うままにやらせていた長谷川の責任は大きすぎる。謝罪して責任を取るのが当然である。このままで許される訳がない。これ以上、情報が拡散すれば、身内に対しても未来永劫にわたって計り知れない大きな迷惑をかけることくらい分からない愚か者なのか。

長谷川は弁護士登録を抹消しても、鈴木を勝たせるために行った弁護活動そのものが犯罪を構成している事実は消せないと知るべきだ。本誌が連載している記事を何度も何度も繰り返して読んでみるが良い。長谷川自身がA氏に対して何をやったのかがよく分かるはずである。それでも、逃げ得しか考えられないのならば、長谷川は人間として最低である。それは単純にボタンを掛け違えたというものではない。A氏に対する名誉棄損、信用毀損は長谷川が想像している以上に深刻で、長谷川もまた鈴木と同様に今後対応しなければならないのはA氏だけではなく、鈴木から事実上被害を受けたA氏の関係者全員であることを肝に銘ずるべきなのだ。

長谷川も自ら反省して良い解決を見出せば、悪徳との評価も徐々に薄れるかとは思うが、そうでなければいつまでも鈴木と長谷川に対する悪評は消えぬまま人々に記憶され、また後世に記録として残り続けることは間違いないと思われる。
長谷川はオウム真理教事件の裁判で弁護士として関係していたというが、単純に比較はできないものの、人に危害を加えても平然として自身の強欲を満足させようとする鈴木義彦の弁護をした長谷川は、自身の倫理観や社会性が、今、厳しく問われていることを何よりも自覚すべきではないか。被害者の人脈は広く、関係者及びその先へと広がっているために、鈴木が被害者に対して犯した加害行為がA氏の人脈に及ぼしている影響は非常に大きく、鈴木が単純に真実を明らかにして謝罪をすればそれで済むということではなくなっている。そして鈴木を煽動した長谷川も、鈴木と同等かそれ以上に被害者および多くの関係者には許せない存在に映っているのである。(以下次号)

「長谷川幸雄」は弁護士登録抹消で許しがたき責任逃れ(3)

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〔虚偽のストーリーを構築した責任の重さを長谷川は自覚していない〕

本誌では、鈴木義彦が記事削除の仮処分申立をして以降、これまでに掲載した記事の検証をさまざまに行ってきたが、何ら筆禍に相当するものではないという結論を出している。
本誌に対して訴訟を起こすのではなく、通信業者に対して記事削除を申立てるという卑劣な手段を用いた鈴木が、何故、本誌に抗議、反論をしないのか、という疑問に対しても、記事と共に数多くの証拠を揃え、それぞれの証拠について詳しい説明をつけてきた(説明そのものがA氏を始めとする関係者たちの間で起きた経緯の真実を明らかにしている)ことから反論も抗議もできるはずがない。鈴木の主張は全て「貸金返還請求訴訟に勝訴した」ことを根拠にしているが、反論や抗議をしてボロを出したら藪蛇になるとでも考えたに違いない。
何度でも繰り返して言うが、貸金請求訴訟は原告の請求は誤審により棄却されたのであって、被告(鈴木)の主張が全面的に認められたというものではないことは明白である。しかも、東京地裁の品田幸男裁判長ほか2人の裁判官が事実認定で深刻な誤りを犯した揚げ句に誤った判決を下し、さらに控訴審の東京高裁の裁判官3人も盲目的に一審判決を支持したのだから、それをもって鈴木が「完勝した」などとウカウカしていられる状況になどないはずだ。本誌のこうした考え方は決して詭弁によるものではない。それ故に鈴木は、せいぜい記事削除を申立てる以外に方法を取れなかったと思われるが、何度繰り返しても無駄である。多くの取材現場で、鈴木を巡る情報を共有しているので、消滅することはない。

こうした本誌の鈴木をめぐる特集記事の趣旨に多くの読者が賛同して投稿を寄せて戴いた結果、鈴木の読者投稿欄はすでに20本を数えた。1本の記事の中に10本から15本の読者からの投稿をまとめる形で掲載しているが、未掲載のものが多数あり、投稿が寄せられる勢いも日増しに強まり、止まる気配は全くない。というより今後も間違いなく件数は増える一方である。それぞれの投稿を読んで戴ければ分かる通り、いずれも鈴木に対する非難に満ちた文言が溢れ返っている。
中には鈴木、長谷川、青田に対して過激すぎる投稿もあり、それらは本誌の判断で割愛しているが、鈴木は合意書作成直後からの裏切りや自己中心的な強欲さ等、異常な金銭執着から仲間の人間さえ裏切ったことにより自殺に追いやられたり、不審な死を遂げたり、行方不明になっている者が大勢いることへの疑念や全容解明を期待する数多くの声が、鈴木に対する怒りとなって表れているに違いない。

鈴木は、最初からA氏を騙し裏切っていた。西義輝を上手にコントロールして価値のないエフアールの手形を担保にして、高金利の借り入れを清算するためにA氏から借り入れを起こし、他にも借用書で3億円と8000万円を借りたうえに在庫品の宝飾品やピンクダイヤモンド、絵画を言い値で買ってもらい、さらにピンクダイヤモンドと絵画に加えA氏保有の高級時計13本を「売らせてほしい」と言って持ち出しながら、販売代金も払わず現品の返却もしない詐欺横領同然のことを実行した。借入金の総額は約28億円にのぼり、鈴木は金利さえ払おうともせず、さらに「公正証書を作ります」と言いながら、それを自分から実行しようともしなかった。催促を一度もしないA氏の温情を逆手に取って返済する気など片鱗も見せなかったのである。

その後、鈴木と西は株取引の買い支え資金支援で、「合意書」を交わした直後から鈴木は西にある程度の金を渡しながら自分の思いのままにコントロールして、A氏から買い支え資金を出させ続けた。
株取引で最初に手掛けた宝林株から鈴木は西に事前に相談することはほとんどなく、A氏には全く秘密にしていた。鈴木は西田晴夫の協力もあって、最初の宝林株だけでも160億円以上の利益を上げたことから、異常な金銭欲に火が付き独り占めを謀った。西がA氏に多額の借り入れがあることを承知の上で、西に対し「このまま社長(A氏)にまともに返したら、西さんの手元には大した金は残らない。俺の計画通りにすれば、十分な金が残るようにしてやる」と言って唆し、西を裏切らせることに成功した。そのうえで鈴木は西に合意書の破棄を執拗に迫り、西が応諾して「破棄した」といい加減なウソをつくと、鈴木は複数回に分けて紀井義弘から西の運転手である花館聰経由で西に総額10億円の報酬を渡した。そして西は、A氏から状況を聞かれても「鈴木は都心のマンションの1DKで頑張っています」とか「海外に行っています」「利益は確実に上がりますので、長い目で見てやって下さい」などと誤魔化して、実際の株取引の収支をA氏に報告することはなかった。

西は愚かにも志村化工株の相場操縦容疑で平成14年2月27日に東京地検に逮捕起訴されても、鈴木から利益の分配を受け取れる夢を見て罪を被った。その4か月後の同年6月に保釈された後、西は「合意書」破棄の報酬で受け取ったはずの10億円について、平成14年6月27日、鈴木が「社長への返済金として西に渡した」と言ったことから、A氏はそれを認めて鈴木が15億円の借用書を書いたが、鈴木から確実に利益の分配を獲得するためにはA氏に真実を語るしかなかった。しかし、西は鈴木には逆らえない立場に置かれていた。鈴木はA氏に対する債務総額40億円以上(金利年15%)を「今後は株取引の利益が大きくなるので」という西の口利きを前提として25億円に減額してもらった上に西が10億円を被ったおかげで15億円まで債務額を減らし、西と同様に借用書を書いて確定日付を取った。
しかし、平成15年に西の有罪が確定すると、鈴木はいよいよ本性を現して西の切り捨てにかかった。西は妻宛に残した書面の中で鈴木から10億円のほかに30億円をもらったと書いているが、恐らくこれは一括で受け取ったものではなく、鈴木が日常的に西をコントロールするためにさみだれ的に渡していた金銭の総額であろう。それも功を奏してか、西は平成14年6月に保釈された後から和解協議のあった平成18年10月までの約4年間、A氏には一切真実を語らなかった。何時でも機会はあったはずなのに、それをしなかった西の罪も鈴木と同様に重い。

「合意書」には「合意書に違反した場合には取り分はない」と謳っていることから、本来であれば鈴木も西も取り分はなかったが、A氏は資金を全て出したからと言って独り占めするような人間ではないことは、A氏を知る周囲の人間全員が十分に承知している。
平成18年10月16日に行われた和解協議において、鈴木が株取引により得た利益の総額を隠しつつも、これまでに得たA氏に申告していない利益は50億円であるので、A氏と西に各25億円ずつ渡すと述べた。しかし,A氏が、50億円の利益で私(A氏)と西に25億円ずつを払えば,貴方(鈴木)の取り分が無いのではないかと尋ねると、鈴木は慌てて利益は60億円ですと言い直した。それを聞いた西が「それでは社長が借りた金の一部にしかならない」と言うと、鈴木がA氏には2年以内に別途20億円を支払うと言い出した。このことからも利益が60億円というのは明らかに虚偽と分かる。「合意書」に基づけば、鈴木の申し出の全てをA氏は受け入れられないはずだったが、A氏は西より「今後は株取引で大きな利益が見込めるので、最初(和解時)は鈴木の言うことを聞いてあげましょう」という前置きの言葉があったので了解したのだった。
和解協議とその直後の1週間ほどの経緯を見ると、鈴木は「和解書」で約束をした支払いをする気でいたのではないか。しかし、青田光市が無責任にも鈴木の強欲を目覚めさせ(青田自らも鈴木からの報酬という金儲けを企んで)、鈴木に約束を留保させたことから事態は混とんとして行った。弁護士の平林英昭は初めてA氏と面談した時には「社長さん、鈴木はすぐに50億払うと言っているので、これで手を打ってくれませんか」とA氏に持ちかけたが、A氏が「それは無理です」と断った後から弁護士にはあるまじき虚偽の主張を並べ立て、合意書についても「あんな紙切れ一枚」と不謹慎な発言までして無効を強調し、鈴木が金を払わなくて済むように強迫とか心裡留保を前提とした虚偽を構築した。そして極めつけは、「裁判に勝つためには何でもあり」を自認する弁護士の長谷川幸雄が平林のすぐにも破綻しそうな虚偽の主張を裏打ちさせる中で、A氏が暴力団と密接な関係にあるだけでなく、暴力団関係者を金主元とするプロの貸金業者であると、暴力団およびそのトップの実名を挙げて断定するなど、あまりにも度を越した虚偽のストーリーを構築し、それを証拠として裁判に提出したのである。

自分のやったことの深刻さに気付かされたのか、長谷川は弁護士登録を抹消して、まるで「鈴木の件には一切関係ない」と言わんばかりの対応をしているが、それで世の中が通る訳がない。鈴木もまたA氏に対する裏切りを正当化するために長谷川の指示(指導)に従い同調した。本誌が関知することではないが、自分たちの強欲のために嘘の材料として実名を出した暴力団およびそのトップに対して鈴木と長谷川には当然責任がある。そして、それは間違いなく大スキャンダルとなって鈴木と長谷川はもちろん青田や平林にも今後、襲いかかってくるに違いない。もっとも、乙59号証「質問と回答書」を作成して証拠として提出することを決めた時点で鈴木、長谷川にそれだけの自覚があったとは思えず、ただ目先でA氏の主張(請求)から身をかわそうとした程度のことだったかもしれないが、後の祭りである。
鈴木と長谷川、そして青田、平林も含め、これら4人がやるべきことは真実を明らかにしてA氏と自殺に追い込んだ西の妻に謝罪することだ。それに全く関係のない組織を持ち出し、トップの名前を出したことが、今後どのように影響するかも考えず、このまま許されることは有り得ないと思わざるを得ない。
「長谷川は鈴木に係る問題を早期に解決しないと、一番困るのは本人と家族、身内ではないか。これ以上、国内外に情報が拡散すれば、どうしようもなくなる。鈴木本人はなるようになれと諦めもあるかもしれないが、家族や身内が世間から非難を浴びて突き上げを食えば、家族や身内はその非難のレベルを倍にも三倍にもして当事者(鈴木、長谷川)にぶつけることになるのは目に見えており、西の後を追うことになる可能性もあり得ることだ」
と関係者は言うが、青田も平林も、今後はどう身を処していくのか。解決の仕方は一つしかないと思われる。弾劾裁判、再審、世界に拡散する情報に対策を講じようとするなら今しかない。

もとよりA氏の代理人に就いた中本弁護士と戸塚弁護士が真剣に取り組んだとはとても思えない。戸塚自身は名前だけ連ねたが、書面一つ作成したことがないようだ。中本は毎晩酒を飲まないと翌日の仕事をする意欲が湧かない人間で、手が震えるのはアル中ではないかとA氏の関係者の何人もが不安を感じたこともあったと関係者たちは言い、続けて「中本弁護士は依頼人等には好き放題を言うが、一審の判決前に結婚と出産があったので、さらに意欲がそがれた様子だったのではないか」とも言う。裁判に重要と思われる陳述書等も多く出していないばかりか、西の奥さんや他にも証人を出すとA氏が言っても、中本弁護士は「必要はない」と一蹴するなど、証人や証拠を出そうとしなかったのは被告や被告の代理人を恐れていたからではなかったのかと多くの関係者が言う。弁護士の選任で原告側にも大きなミスがあったことは悔やまれる。
「控訴審での弁護士は裁判官の経歴を持つ柴谷弁護士が加わったが、「柴谷弁護士は最初から『負ける裁判ではない』言っていたが、何と言っても最初から中本が中心となってやったので、柴谷さんも口を挟み難かったのは事実で、中本の友人の戸塚は何をやっていたか全く分からない」(関係者)

中本、戸塚の両弁護士には、乙59号証について何故原告と打合せすらしなかったのか、それをしっかり説明する義務があるはずだが、両弁護士は何と答えるか。

自民党の安倍政権で次から次へとスキャンダルが噴出し、政権の維持をおびやかしている。黒川弘務東京高検検事長のマージャン賭博による解任、河井克行・案里夫妻の公職選挙法違反は、どちらも事件としては微罪なのに、誰もが安倍政権の崩壊を予感するほど大きなダメージとなった。その原因は、全て揺るがない権力を保持しているという奢りに起因している。
翻って長谷川も鈴木、青田も同じく「裁判に勝った」と言って、まるで自分たちがやったことに免罪符が与えられたかの如くはしゃぎ、これで全てが免除されると奢っているとしか思えない。
だが、果たしてそうか。鈴木のウソは自分の強欲を満たすためであり、その嘘をつき通すために多くの犠牲者を出し、さらに隠匿した金は全てが公にはできない制約を受けている。長谷川も平林も青田も、鈴木から受け取った報酬が裏である限り税務当局の追及を受けるのは必至で、鈴木とはどこまでも一蓮托生で問題を解決しなければ、鈴木の犯罪が露見し司法当局が全容の解明に動いたとき、同じ悲惨な思いをするのだ。
そして、悲惨な思いをするのは本人だけではない。河井夫妻から金を受け取った地元選挙区の市長や町長、町議たち30数人が検察の事情聴取を受け、耐えきれずに辞任した者も多くいる。黒川検事長と一緒に雀卓を囲んだ産経新聞、朝日新聞の記者たちも将来にわたって現場復帰は叶えられず、辞職するしかなくなっている。黒川が高検検事長でなければ、間違いなく逮捕されていた。表には出てきていないが、黒川や河井の家族もまた針の筵に置かれているに違いなく、しかも子供や孫へと付きまとうことにもなる。そうした事態が起きれば、生き恥をさらすのは本人だけではないということがよく分かるだろうが、起きてからでは遅すぎて取り返しがつかない。鈴木も長谷川も、そして平林も青田も、しっかりとそうした事態の進展を認識すべきなのだ。(以下次号)

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