倉持茂を盾にして責任逃れ! 新井康弘のあくどさは想像以上だ

倉持茂を盾にして責任逃れ! 新井康弘のあくどさは想像以上だ

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倉持茂が善悪の見境のない人間で、目先の金を得るために悪事を繰り返す人間であることは誰もが知っている。そんな倉持に加担している新井康弘(「ガレージZERO」)もまた、周囲には倉持の指示に従わされている“弱者” のような印象を与えているようだが、実際にはほぼすべての原因を倉持に押し付けて責任逃れをしている無責任で卑怯な人間である。度の過ぎた悪事を重ねてきた倉持の悪運が今や終わりが見えている中で、新井が今、認識するべきことは、このまま泥船にも等しい倉持と協働しつつ、倉持を都合よく盾にしようとしても、もはや倉持は新井を守る盾になる人間ではなく、逆に今後倉持が窮地に陥る状況が明確な中で、倉持は間違いなく新井を矢面に立てて逃げ延びようとするに違いなく、その時新井は本当にすべてを失ってしまう、ということなのだ。

(7写真:ガレージZEROの店舗)

新井が裁判での主張や証言で倉持を盾にして自分の存在を薄めながら責任逃れをしているか、具体的に触れる。
債権者が倉持と新井に提起した訴訟は、倉持に対する貸金の返還ほか、債権者が2000万円を出資した中古車販売事業に係る原資と未払い分の利益の支払い、債権者がガレージZERO(新井)に無償で貸し出したスーパーカー11台について返却時に全塗装(20万円 部分塗装なら5万円)とレストアをする等を書類に明記して約束、また債権者が車検整備で倉持に預けたマクラーレンを、あろうことか無免許の倉持が債権者には無断で運転をした上に事故を起こしたことで、修理費用だけでなく世界に1台という希少性がすこぶる高いマクラーレンの評価を著しく貶めた償いの一部に沿う保険金の支払等の履行を求めるものだったが、新井は、関連する書面に署名押印していたにもかかわらず、それらの全てで否認した。しかも、周知のように判決では債権者が求めた動産(5連結の車庫や大理石、新品のエンツォフェラーリのヘッドライト等)の返却を認められたが、新井は今も返却に応じないどころか、「車庫は倉持からもらったものだ」という主張を繰り返してきた。この車庫は、債権者がスーパーカーの保管のために設置して間もなかった状態にあり、貸し出した11台の返還を受けた後に保管するのに必要不可欠だったから、債権者が贈与するなど有り得ないことだ。新井は「倉持が(債権者と)話をして、もらってきたから設置しようと言うので、それならばということで工事費用を出して設置した。もらったという話の詳細は分からない」などと倉持の責任であるかのように証言しているが、そんな無責任な言い方が許されるはずがない。工事費用を出して設置するならば、最低でも新井自らが債権者に確認をするのが当然であり、そもそも、スーパーカーの借り受けとともに車庫も借りるという話は新井自身も承知していたことで、新井はその事実を誤魔化すために倉持に責任を転嫁しているにすぎないのだ。判決を無視すれば、新井は間違いなくその咎めを一身で受けることになる。

(写真:倉持茂)

債権者から借り受けたスーパーカー11台の保全管理や、世界的に希少な価値のある車両を無償で借り受けた代償として倉持と新井は車両の返還時には全塗装や部分塗装をすると約束した。ところが、新井はまるで他人事のように、「車両を預かった時点ですぐに展示できる状態のものが少なかったために、絶対にレストアできないと倉持に言ったけれど、倉持に強引に押し切られ、全塗装とレストアをすると記した書面に署名押印した」と言う。これも真っ赤な嘘だ。これらの車両は債権者が高崎市内に所有するビルの1階に2~3台ずつ展示し、約3か月に1度は入れ替えていたから日常のメンテナンスに怠りはなく、車体が埃やサビだらけとか部品が剥がれ落ちているなどという事態など決して有り得ないことだ。新井の主張が本当ならば、なぜ、整備しなければ展示できない旨を債権者に伝えるのが当然だが、新井も倉持もそのような行動を一切取っていない。それに新井も経営者の端くれならば、そもそも新井が言うような無責任な対応ができるはずはない、と首をかしげざるを得ない。車両の搬送をした時点で車両の状態が悪ければ、何故それを債権者に話して対応を協議しなかったのか。新井には債権者と倉持の長年の付き合いを悪用して倉持に全ての責任を被せようとするあくどさがこの主張の裏に潜んでいる。繰り返しになるが、倉持は周囲の人間を利用することはあっても、相手のために、相手と一緒になって不利な状況を乗り越えるような性格では決してない。それどころか相手を犠牲にすることに何の戸惑いも感じない人間なのだ。
なお、債権者が新井から車両を引き取った後に別の整備工場にレストアを依頼したが、その整備工場によると、新井が経営するガレージZEROは、塗装や板金を業としているというが、スーパーカーのような車両のレストアができる能力も経験も全くないという。そうであれば、新井と倉持はスーパーカーを無償で借りだすためにできもしない約束をして債権者を騙したことになる。また倉持は5台について塗装したという証言をしたが、それが本当ならば、当然、作業の経過を詳細に写真に撮っているはずだ。ほんの一部を処理した程度で5台やったというのが全くの嘘である。整備工場によれば全塗装ではなく、部分塗装であったことなどから、新井が損害保険会社から受け取った保険金は約800万円(根拠は新井が提出した見積書だけ)だったようだが、当初新井は「保険に入っていない」と債権者に言い、一方の倉持が債権者に「(保険会社から平成30年1月に)500万円は下りている」と言っていた。またその後に新井が電話で「保険の話は倉持にはしないで欲しい」と言ってきたときには倉持が債権者の会社に来ていて、債権者が「今、目の前にいる」と言うと、慌てて電話を切ってしまったことがあるなど保険を巡る新井と倉持の思惑の違いを含め多くの疑念を持たせることが多かった。新井が保険金800万円を受け取ったと明らかにしたのは審理の最終場面だったが、新井は当該の保険に関する書類の裁判所への提出を拒み、一切明らかにしていない。こうした対応や修理にそこまでの費用がかかった形跡が見られない等の事実から、新井による保険金詐取の疑いが濃厚であるから、刑事事件化する可能性は極めて高い。
また、マクラーレンの火災事故に伴う修理代と保険金の支払について、新井は倉持が無免許であることを承知しながら運転させた責任、また車検を請け負いながら火災事故を起こした経緯に対する責任については一切触れず、単に債権者から修理代をもらっていないとか、債権者が別の業者から修理に必要な部品を購入して提供したのに、それを「マクラーレンの修理には関係ない」とまで言って否認した。車検を終えた車両が火災事故を起こしたのは、車検に不備があったからに他ならない。この点でも新井は無責任な態度に終始している。無免許が違法(犯罪)行為であることを見逃して倉持に運転させたことに、新井は何も責任はないというのか。現に、倉持は火災事故を起こした直後に、債権者に電話をしてきて、火災事故を起こしたことを伝え、無免許だから事故現場から逃げるように立ち去ったのだ。そして倉持はガレージZEROから新井とスタッフを倉持の身代わりを立てて処理したという。群馬県内で反社勢力の活動にも等しい悪事を重ねる倉持と仲間の福島(金澤)、そして倉持が「自分のバックに大物がついた」と周囲に吹聴してきた反社の人間はいずれも長らく無免許運転を好き勝手に繰り返してきたので、捜査当局に摘発された場合には、それを倉持に許容してきた新井もただでは済まないはずだ。

このように、訴訟での証人尋問で、新井は自身の責任に及んで不利となる部分については全て、債権者と倉持の間のやり取りで決められたようで、新井は一切知らないと言い募った。中でも債権者が倉持に乞われて中古車販売のための原資である2000万円を出資した事実については、新井も資金の預かりを記した書面に署名と押印があるのに、書面の存在すら訴訟が提起され証拠として提出されるまで知らず、社印や実印は倉持が勝手に捺したものだとまで言う。また、倉持がガレージZERO の敷地内に仕入れた中古車を増やしていったことも、新井は「全然把握していない」と言い、「倉持がやっていることは倉持が勝手にやればいい、という感覚か?」と債権者の代理人から問われても「その通りだ」と答える始末で、そこまで嘘を重ねるとは呆れるほかない。新井も倉持も裁判は決着したと安堵しているかもしれないが、判決の見直しが行われることを示す重要事実はいくつもあるだけに、そうなれば、新井も倉持も偽証に問われるのは間違いない。
なお、判決では先に触れた動産の返却の他に、新井は高崎のビルの一階の飲食店街の一部を賃貸契約しており、それに係る光熱費の支払も命じられたが、それも未だに支払っていない。新井は「倉持に強引に頼まれ、否応なく契約してしまった」などと無責任な言動を発したが、それが通るはずがない。
倉持は飲食店街で数多くのテナントを募集して事業を軌道に乗せる自信があると債権者を説得して1500万円以上の内装工事をさせた。そして、年内に仮に10軒以上のテナントが集まらない場合には1500万円を保証するとまで約束したが、債権者との約束は見事に裏切られただけでなく、未だに1500万円を払わず責任を果たしていない。それだけに倉持と同一歩調を取って加担した新井にも責任が及ぶのは当然だ。倉持はダミーのテナント候補を用意せざるを得ないくらいいい加減な対応を繰り返した。そして、そのテナントのいずれもが賃料の未払い等で債権者と訴訟沙汰となった。新井もまたその一人で、飲食店を開業するとして賃貸借契約を結び、さらに倉持が別に用意したテナントの連帯保証までしたのだが、倉持は責任を明確にしてしっかりと処理するという人間ではなかった。新井の賃貸契約は平成29年10月、連帯保証は同年12月に行ったが、賃料の支払いは共に平成30年11月からの賃料と光熱費等の未払い分を合わせると約160万円にも上った。中には、キズナの庄子剛も同じく訴訟沙汰になった一人だが、ほぼ1週間、連日のように内装のデザイナーと内覧をしたにもかかわらず、裁判では「内覧などしていない」とか「正式に契約していない」などととんでもない嘘を平然と主張した。契約していないというなら、なぜ庄子は解約通知書を債権者に送ったのか。支離滅裂も甚だしいことだ。ちなみにデザイナーは倉持と新井が債権者から借り受けたスーパーカーを展示するショウルームの内装デザインを担っていた。
「おそらく体裁を繕う積りで、倉持が知人に頼み込んで名義を借りたということもあったようだが、それでも新井も無責任過ぎて責任の逃れようはない。やる意欲もない飲食店の開業と称して契約を結べば、倉持の事情はどうあれ新井自身の責任も大きい」と事情を知る関係者の指摘どおり、倉持が債権者に真実の説明をするのは当然として、新井もまた同じく説明する義務はあるのは当然だ。

(写真:新井と倉持が請け負ったレストアにもかかわらず、廃車同然にした)

新井には、ガレージZERO を経営しているという自覚も責任も全くないに等しい。倉持との関係がどれほどのものかはともかくとして、倉持の性格から新井が引きずり込まれたという一面はあるかもしれないが、これまで触れたように、スーパーカーを借り受けた際や、マクラーレンの火災事故を起こした際など、債権者に実情を話して協議をする機会はいくらでもあったはずだ。新井と倉持は、借り受けたスーパーカーの展示により、集客やガレージZEROの知名度を上げることに成果があったと債権者に報告し、約束になかったスーパーカーの販売をしても良いかという話が新井からは1度、倉持からは何度もあった。その一例としてガレージZEROのHPにはスーパーカーの写真を掲載していたのである。債権者は代理人を通じて削除するように何度も要請したが、新井と倉持は無責任にも何の対応もせず放置していた。そうした事実を全て飲み込んでしまい、事実とは全く異なる主張や証言をしている点を踏まえれば、もはや倉持に全ての責任を転嫁したり、自身の責任を逃れるために虚偽の証言に終始しているのはあまりにも虫が良すぎる話であり、新井自身の悪質さや卑劣さを裏付ける証と言わざるを得ない。新井の息子は新井が日常的に暴力団と関係していることに嫌気がさし、新井を酷く非難していたようだ。それだけに新井が反省して現状を改めなければ、今後は家族にも大きな影響が及ぶのは間違いないし、新井と倉持のあくどさは一生ついて回ることになるだろうから、家庭崩壊にもつながりかねない。

(写真:ガレージZEROから車を回収後、別の業者が整備した。新井には能力がないことを如実に証明している)

倉持と新井は群馬でも有名な反社の人間を使っていたが、裁判では主張書面に「(債権者が)暴力組織と懇意であることが分かった」とありもしない話を述べて、さも債権者が反社と懇意であるかのような真逆の主張を繰り返した。倉持と新井が懇意にしている反社(暴力団)の人間は北関東でいくつもの詐欺事件を起こしていて、常に捜査当局の監視対象になっている。そればかりか、平成30年12月11日に債権者を襲撃した実行犯も倉持のテキヤ時代から懇意にしていた人間だったが、先にも述べた通り、倉持はこの襲撃事件に前後して、中古車販売業界の関係者たちに「(債権権者への債務は)自分に大物のバックがついたから借金等はもう払わなくても良くなった」と吹聴していたようだが、それこそはき違えも甚だしい。おそらく反社の人間が所属する組織の上層部は群馬県県内で起きている事件や倉持と新井がしでかしている責任の取りようもない悪事(不始末)に巻き込んでいる経緯の実情を知らないようだが、事件が表面化すれば、大きな反動が反社の人間だけでなく倉持と新井にも襲いかかるに違いない。倉持と新井が真に行動しなければならないことは、先ずは債権者に全面的に謝罪をして、自らの責任を明確にすることだ。そうでなければ、刑事事件として進められる要件が揃った2人の悪事は警察や検察の手によっても裁かれることになる。そうなれば、「倉持が勝手に印鑑を押してやった」などという言い訳が通るはずはない。(つづく)

倉持茂を盾にして責任逃れ! 新井康弘のあくどさは想像以上だ(2)

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債権者が自宅マンション前で3人の暴漢に襲撃された事件はこれまでにも触れてきたが、実行犯2人がすでに有罪判決を受けて服役していながら(いずれも7年以上の実刑)、事件を教唆した倉持茂が未だに何の咎めも受けずにいるのはあまりにも不可解な話だ。

(写真:倉持茂)

実行犯の一人が、過去に倉持とはテキヤの商売で知り合った懇意の関係にあったことや、倉持がオークションで仕入れたと同型のワゴン車(ナンバープレートが同一だった)が事件の1か月ほど前から債権者がしばしば出向いていた飲食店のそばに何回も停車しているのが防犯カメラに写っていたこと(新宿警察の調べによる)、事件があったことさえ誰も知らなかったときに、倉持が一番の友人に電話をかけて事件を匂わせて債権者の安否を尋ねるような話をしていたこと、そして何より事件の現場となったマンションは債権者が転居して間もなくのことで、それを知っていたのは倉持のほか1人か2人だった等の事実が、倉持が事件に重大な関与していることを強く疑わせた。しかも実行犯と債権者とは一面識もなく、個人的にも仕事上でも何一つ関係がなかったから、当然、倉持の関与や教唆がなければ、実行犯が債権者と接点を持つことなど有り得なかった。ちなみに、これは事件が起きる直前のことだったが、倉持が債権者と会う約束をしていた当日、倉持が債権者に電話をしてきて「そちらに向かう途中で事故に遭い、行けそうもないです」と言い、「相手がヤクザのようなので話がややこしくなっている」等と言って電話が切れたが、本当に事故が起きたのかさえ疑念を持つほど実情が不明だった。そして倉持は、その後も深夜12時ころまで何回も電話をしてきて、来れない言い訳を繰り返した。債権者が倉持の友人に連絡をして、倉持の相談に乗るようにと伝え、その友人が倉持に電話をしたが、倉持は何故か「来なくてもいい」と言って友人の援助を拒んだという。そして債権者に倉持から深夜にかかってきた電話で、債権者が事故の相手に電話を替わるようにと言うと、倉持から電話を替わった相手がいかにもヤクザ口調で「あんたが責任を取るというなら、今から行くぞ」と言うので、債権者は「来るなら待っている」と言うと、間をおいて電話は切れた。債権者はそれからしばらく起きていたが、電話もかからず、相手が来ることもなかった。翌日、倉持と友人が債権者の会社を訪ねてきたが、倉持の話は支離滅裂で、債権者は倉持に不信感を覚えるだけだった。おそらく、倉持の事故の話は嘘であり、電話を替わった相手が実行犯の一人だったのではないか。
実行犯らが襲撃事件を起こしたのは6年前の平成30年12月11日だったが、倉持には、当時、実行犯らに債権者を襲わせ、命まで奪うような指示(教唆)をする動機があったのはもちろんである。倉持は債権者に巨額の債務を負いながらまともに返済もせず事実上放置するだけでなく、頼み事を繰り返していたが、債権者の恩に報いることは何一つなかった。

(7写真:ガレージZEROの店舗)

事件の2年ほど前に知り合ったガレージZEROの新井康弘を債権者に紹介しつつ、債権者が所有するスーパーカー11台を展示用に借りたいと持ちかけ、債権者から承諾を受けたときもそうだった。車両11台の貸し出しは無償だったが、倉持は借りるために返還時に全塗装や部分塗装をする、レストアをする等、債権者が納得しそうな条件を提示したが、実際には雨ざらし状態にするようなメチャクチャな状態に置いて、中にはエンジンに水がたまった車両もあった。結果から見れば、債権者自身が多額の費用を投じて他の整備工場で再整備しなければならないほどだった。倉持と新井がショウルームを設備してまで車両を借り出した目的は、車両を展示することで話題を集め集客動員を増やすことにあった。そして実際にも、F1レースで優勝回数を重ねたレーシングチームが設計を手がけ、生産台数も少ないという世界的にも希少性の高い車両が展示されると、車の専門誌が記事を特集したことで集客に拍車がかかったり、中には売って欲しいという問い合わせがあり、倉持が債権者に売却を何度も依頼したが、債権者がそのたびに断ったために、荒稼ぎの機会を失ったとでも思ったのか、倉持と新井は“預かりもの”に対する万全の配慮を全く怠った。さらに、倉持と新井が車両の貸し出しで提示した全塗装にしてもマスキングで胡麻化し、またレストアするとも言っていたが、そもそもガレージZEROにはスーパーカーをレストアする実績も技術もなかったのである。それで、倉持が、襲撃事件が起きた日から債権者への連絡を一切絶った挙句にガレージZEROの債権者を名乗る暴力団関係者(タゴという)が「新井には3000万円の債権があるから、さっさと車を引き揚げなければ、債権のカタに取るぞ」とか「俺の言うことは兄貴の言葉だ」などと言って脅してきたため、急ぎ引き取った際には、バラバラに解体されて放置されたまま車両さえあった。おそらくはスーパーカーの部品を転売しようとしたか、レストアのまね事をして手に負えなくなったものとみられる。債権者は、暴力団関係者による脅迫がなければ、新井に直ちに約束を履行させていただけに、新井が暴力団関係者を使って約束を果たす責任を免れようとしたことは明白だった。こうした事実経緯から、債権者は新井を利得詐欺または利得恐喝の被害で刑事告訴する手続きを進めている。新井が暴力団関係者を関与させた事実は、東京都及び埼玉県の暴力団排除条例に違反するもので、それが認定されれば、特にほぼすべての契約で暴力団排除条項を規定している金融機関においては取引を即時解除することになるから、新井が取引していると思われる埼玉信用組合や群馬銀行、あいおいニッセイ同和損保等が即時解除する可能性は極めて高い。
なお、倉持と新井は車両を借り出すに当たって、債権者が保管のために設置した5連結の車庫を借り受け、同時に車庫内に保管していたエンツォフェラーリのヘッドライトのほか債権者が所有していたビルの内装修理に使うための大理石(5パレット)等も搬送したが、あろうことか新井は「車庫は倉持からもらった」ととんでもない嘘を言って返そうとしないでいる。大理石については倉持が「売って欲しい」と言ったが、債権者が「1パレット分は所有ビルの修理用に充てるが、4パレット分は無償で譲渡する」としたので、それは別にしてもヘッドライトは150万円前後もする高額だけに転売してしまったに違いない。
そして、先に触れた襲撃事件を倉持が実行犯らに教唆指示する直接の動機となったと思われるのが、債権者が倉持の頼み事を聞いて2000万円を出資した中古車販売への投資であり、事件は倉持がその清算をすると約束した日の翌日に起きた。
この中古車販売について、債権者は平成29年7月24日に車両購入費用として1000万円を、そして後日1000万円を追加して預託した。倉持と新井との間で交わした条件は,倉持と新井が預託金で購入した自動車を転売することを目的に預かり、転売で得られた代金を折半するとのことだった。すると、思いのほか利益が上がってのことか、2000万円を預託してから数か月後、倉持が預託金2000万円の10%を債権者に配当することにしたいと申し出たため債権者は承諾した。もとより購入した車両はガレージZERO内で保管された。倉持と新井は購入した車両については、その仕入れ値を含め毎月報告書を債権者に提出し、また、それらの在庫が債権者の所有物であり、債権者のために管理していることを明らかにしていた。
この中古車販売は順調に推移したとみられ、倉持と新井は債権者から預託された2000万円で仕入れを行い,それらを転売し利益を得ていた。その結果、平成30年2月末までには3000万円を超える在庫を抱えるようになっていた。平成30年4月末ころの在庫報告書を見ると、倉持と新井が占有する車両の在庫は金額にして29,838,730円に及んでいた。
ところがその直後から倉持と新井は、債権者に一切告げないまま在庫車両の売却を進めた。その後に債権者が在庫報告書を見て車両数と金額の急激な減少に気が付き、倉持にその点を指摘すると、倉持が一度清算し、預託金を債権者に返還する予定であるとしたが、実際には清算の日時を特定することなくその後も売却を続けた。平成30年10月31日の時点で在庫報告書記載の残高は16,938,730円となっており、4月末時点との差額である1,300万円以上を倉持と新井が手にしていたはずだったが、債権者に返金は一切されなかった。
債権者は在庫が在庫報告書を見て車両数と金額が減っていることを心配し、また、それまでに具体的な書類を取り交わしていなかったことから,在庫相当額の保証を書面で確認したい旨を倉持と新井に申し入れた。すると、倉持と新井は平成30年11月5日の日付で「ガレージZEROで現在お預かりしている在庫車両代金2000万円を、責任を持って在庫管理いたします。(2000万円時価金額をもって保障するものとする)」と記載した連名の書面を持参した。なお、この時点で倉持と新井が債権者のために保管しているのは現金2000万円ではなく、在庫車両と現金の合計として少なくとも29,838,730円相当(平成30年4月末時点の在庫報告書記載の在庫仕入額。本来は売却総額相当額であるので、これより20%から30%程度の利益を乗せた金額となるはずである)であった。ちなみに、この書面における「2000万円『時価』金額」とは、その時点での在庫に対する売却価額相当額の趣旨であり,倉持と新井は在庫報告書に記載した各在庫車両の所有権が債権者にあるとの認識を明確にしていたのである。
倉持と新井はその後も在庫車両の売却を続けており、平成30年12月10日には、平成30年11月30日時点での在庫が14,926,000円である旨の在庫報告書が倉持と新井から債権者に送付された。そして、これらの在庫車両は平成30年12月中には全て売却、換価されたとのことである。しかし、在庫車両の全てが換価された後においても、倉持と新井からは債権者に返金は一切なかった。そのため、倉持と新井は29,838,730円相当の債権者所有の各車両を、債権者の同意が全くないところで自己の利益を確保するために売却したうえに、その売却金額相当額を横領したのである。

また、これとは別に債権者は平成30年ころに所有するFAB マクラーレン スパイダーを車検のために新井に預けたが、新井はその後、運転免許を有していなかった倉持に同車を運転させ、その際に同車の一部を燃焼させる事故を発生させた。このFAB マクラーレン スパイダーは世界に一台しかなく、リストプライス1億円以上の高級車であった。
新井は同車の事故について自ら完璧に修理すると債権者に明言し、また自身の保険を利用して修理代金を捻出したようであるが、当初から「保険には加入していない」とか「保険のことは倉持に言わないでほしい」等と趣旨不明のことを言っており、また債権者は倉持からは同年1月ころに「500万円の保険金が出た」という話を聞いていた。新井は、保険金は全て債権者に交付すると書面にて約束していたが、ついにこれを支払うことはなかった。
そしてその後、債権者が起こした裁判の終盤になって新井が突如「保険金は800万円であった」と主張するようになり、証人尋問でも同様の証言をした。しかし債権者が別の整備業者に確認したところ、新井が全塗装と言いながら実際には部分塗装しかしていないために修理代は100万円もかからない程度のものであっただろうとのことであった。新井が損害保険会社にどのように述べて800万円もの保険金を受け取ったのか、詳細は不明であるが、実際には100万円もかからないような修理作業に対してその作業に800万円以上かかると申請して保険金を得ることは、まさしく保険金詐欺と言わざるを得ない行為である。

倉持が債権者に巨額の債務を負っていることはすでに触れたが、倉持が中古車販売事業を軌道に乗せ、併せて債務の返済を進めると期待した思いを倉持はまさに自己都合で裏切り、新井もまた倉持に同調し、仕入れた車両を債権者には無断で売却した利益を懐にしたのだ。
これまでの経緯を見れば明らかなように、倉持と新井は極めて悪質な人間と言わざるを得ない。特に自ら清算し返金するとした約束を免れるために、暴力団に所属する実行犯らを使って襲撃事件を起こすなど言語道断、と言うよりあまりにも常軌を逸した感覚だ。
倉持は、襲撃事件に前後して中古車販売業界の関係者たちに「バックに大物がついたので、(債権者には)もう借金等を払う必要がなくなった」と吹聴しているという話が債権者と関係者たちの耳にも聞こえてきたというが、倉持が言う「大物」とは、大阪に拠点を置く広域指定暴力団組織に属し、群馬県を中心とする北関東地域で多くの事件に関与してきた人間を指している。以前から善悪の見境がなく悪の限りを尽くしているような日常の中にある倉持にとって、その暴力団の人間は大物に見えるのかもしれないが、その人間は群馬県内では反社としてだけでなく詐欺師としても知れ渡っており、仲間と共謀して企業や個人を騙し、相手が反発すると脅しをかける最悪な人間で、社会の害悪に過ぎない。まして、その人間が本部と目される大阪の組織から絶大な信用を与えられているかどうかも不明な中で、多くの事件のたった一件でも表面化して群馬県警が乗り出せば、あっという間に駆逐される存在にすぎないことを倉持自身が何ひとつ認識していないのだ。すでに、この人間がしでかした多くの詐欺事件については、マスコミの一部が緻密な取材を続けており、それが何らかのタイミングで公然化する可能性が高いとされる。昨年12月に特殊詐欺事件の “受け子”の容疑で下部組織の構成員が逮捕された事件で、広域指定暴力団のトップに支払命令が下されたが、企業であれ個人であれ、また反社であっても情報が一旦外部に漏れ出したら歯止めが利かず、それこそ取り返しのつかない致命傷となることは誰もが承知しているはずだ。そのような事態を招けば、倉持も、そして倉持が頼る人間も、責任を取れるはずはない。
改めて言うまでもなく、襲撃事件が示すように、倉持は自分の手を汚そうとせずに同じく暴力団に所属する実行犯らを唆して事件を起こしている。口では実行犯らが服役を終えた後の相当の見返りを約束しているに違いないが、これまでさんざんに他人を利用するだけ利用して利得だけを懐にするような生き方しかしてこなかった倉持がこのまま逃げおおせることは有り得ず、さらに実行犯らとの約束を守るとも到底思えないし、その資力も人脈もないに等しいはずだ。すでに倉持が大物と言って頼りにしてきた人間も倉持に愛想尽かしをしているようだし、また反社に限らず倉持に煮え湯を飲まされた数多くの被害者たちがいつまでも黙っている訳もないだろう。そして、そんな倉持に金魚の糞のように便乗している新井は、視点を変えれば倉持同様に悪質な人間と言えるに違いない。
新井も反社会勢力との関りは深く、その事実が県警を含め今以上に周知されれば、古物商の免許は警察が所管しているだけに中古車の整備や販売に係る資格が問題視され、ガレージZEROの経営維持は不可能となるに違いない。目先の浅はかな利得を得ようとして倉持の陰に隠れるようなやり方をする新井の悪知恵が、遠からず新井自身を倉持の“共犯者”として新井にとって最悪の事態を招くのは明らかだ。(つづく)

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