東京・池袋に拠点を置く韓国人グループを率いる徐(ソオミ)という女が売春防止法(周旋幇助)違反の容疑で警視庁に逮捕された事件を本誌は取り上げた(令和2年2月7日)が、売春のほか闇金融も手掛けて同じ韓国籍の人たちを繰ってでも荒稼ぎを企てていた徐は相当に強かだったが、徐に巻き込まれて闇金融に協力したのが孫銀翼だった。
孫は徐が約束を破って闇金融での利益を分配しなかったことからじり貧状態となり、債権者から4000万円と2000万円の総額6000万円を借りることになったが、実は債権者に孫を紹介した藤牧義毅と言う人間こそが債権者にとっては最悪だった。
藤牧は「事業資金の融資をお願いしたい人がいるのですが」と言って孫を債権者に紹介したが、債権者から見れば藤牧が連帯保証を買って出るのはごく自然に思われた。ところが、藤牧は債権者が孫に融資をする前後で破産の申し立てをしていたのである。しかも藤牧はその意図を隠して平然と孫を債権者に紹介し連帯保証までしていたのだから、許されることではなかった藤牧の目的ははっきりしていて、孫から手数料を取ることにあった。前述したように、孫の仕事は闇金融だから、いつ摘発されないとも限らず、債権者がその事実を知っていれば融資ができる相手ではなかった。そして案の定、徐が警視庁に逮捕されと孫は行方をくらませ韓国に逃げ帰ったようである。そして、藤牧もまた債権者に対してはさまざまに言い訳をするようになった。破産宣告を受けることによって、藤牧は法的には債務の返済を逃れることができたとしても、藤牧が孫を紹介し、孫への融資で連帯保証をしたという債権者に対する責任の重さは消えるものではない。
藤牧は「母親には1000万円以上の預金があるので、それを借りて借金返済の一部としてお返しします」と債権者に言ったが、いつまでも実行せず、その後には「栃木県に数千坪の土地があって、所有している友人も了解しているので、それを売却して返済に充てます」と言って、債権者から相手に渡す内金500万円を受け取っていたにもかかわらず、それも実行されないまま時間が過ぎたことで、藤牧に対して支払いの請求をすると、藤牧は弁護士を介して「債権者に詐欺的な土地売買交渉を迫られ、脅かされた」と虚偽の作り話をしてまで返済の責任を逃れようとしたが、それは決して許されることではない。債権者から土地取引の内金500万円を受け取っていたのは、明らかに詐欺、横領の犯罪だった。
藤牧はいつまで、このような状態を続け、債権者から逃げ回る積りなのか。債権者に対して一言でも謝罪する気は一片もないのかとさえ思われる。債権者の多くの関係者が、藤牧が債権者に謝罪して善後策を講じると約束するまで絶対に許さないというが、関係者の執念からすれば、藤牧が何処に逃げ隠れしようとも必ず見つけ出す勢いであるから、藤牧はそろそろ潔い態度を見せてはどうか。このことについて身内は知っているようだが、今後は身内の名前も掲載を検討している。(以下次号)