《西はA氏を蔑ろにして、鈴木と密約を結んでいたが、香港での事件を受けて、ようやく目が覚めたのか、自身と鈴木の裏切りの真相をA氏に打ち明けた。和解協議で鈴木の裏切りの追及となっていくが、西も全てを明かした訳では無かった。紀井氏から、株取引による利益金の総額を聞いて知っていたにもかかわらず、A氏には総額470億円の利益が上がっている事を伝えようとしなかった。西は、鈴木から利益金の一部として30億円を受け取っていた事がA氏にバレる事を恐れて、総額を伝えなかったのではなかったか》
《鈴木の主張は、裁判を冒涜するほど虚だらけだ。嘘は自分を正当化する為と、まるで自分が被害者であるかの様な印象を与える発言が多い。鈴木の代理人弁護士達の卑劣な裁判戦略によるものだとも思うが、これらの証言には鈴木の悪質な人間性が如実に表れている。品田裁判長はこれらを判決の参考にもせず、この事件の真相を解明する気がないかのように裁判を進行させ、誤った判決を下した。余りにも酷い裁判だ。裁判所は再審を受理して品田裁判長の真意を質すべきだ》
《加害者を裁く裁判所が一番堕落した所であってはならない。ましてや裁判所は憲法に規定された三権分立の一つで日本の礎となる。品田裁判官のような怠慢で堕落した裁判官を生み出す温床となってはならない。そのためにも国民は裁判所批判を堂々とするべきだ。一体誰の為の司法なのか。今の裁判官の中には国民のためでも正義のためでもない、己の保身の為のみの人間が多くなっているのではないか》
《鈴木は、A氏が暴力団の金で金融をしているとか、プロの金融屋などと好き放題の虚偽を長谷川と構築したが、A氏からの返済督促は平成18年10月16日の和解の時まで一度もされず、年利を15%とするような反社の金融業者が本当に存在するか、実際に調べたらすぐに分かることを、裁判官が分からないとは、いったい何なのか。そんなプロの金融屋は存在しない。こんな話を誰も信用しないのに、裁判官だけが信用したことが分からない。こんなでたらめな話を構築した長谷川と鈴木、そしてそれを採用した裁判官は法律をどのように考えているのか。鈴木は親和銀行事件で100億円以上の不正融資を引き出したほか、いくつもの前科前歴がある人間である一方で、A氏は、当時は審査が一番厳しいと言われた新宿センタービルに120社の応募を抑えて入居し、以後30年近くも本社を構えて家賃の滞納も一度もしなかった人間だ。43階に応募が殺到して一番人気だったのは、高速エレベータが最初に停まる階であることと東南の角のゾーンであったためだ。そうした鈴木とA氏のどちらを信用するかと問われれば、鈴木を推す人間はまずいないはずだ》(関係者より)
《検事退官者のヤメ検と呼ばれる弁護士や裁判官出身のヤメ判と呼ばれる弁護士が存在する中で、弁護士と裁判官の黒い繋がりも十分あり得る話である。鈴木の代理人であった長谷川弁護士は長年にわたる弁護士人生で法曹界の裏側を知り尽くした老獪な悪徳弁護士である。その長谷川が依頼人である鈴木からの高額な報酬の為に、人脈を辿り直接間接で品田裁判長と接点を持つ事は難しい話ではないだろう。裁判の理不尽な内容からすれば、被告側勝訴有りきの出来レース裁判にしか思えない》
《裁判官という職業は、裁判に臨むときは私心を挟まず公平に物事を見て、注意深く考えを巡らし判断するのが本来の姿だと思う。この裁判は何故こんなに一方的な判決になってしまったのか不思議でならない。また、関わった裁判官たちは道理に合わない難しい言葉や、巧みに表面だけを飾った言葉をよく使うが、逆に虚構や言い訳に聞こえる。見識が狭く中途半端な理解力しかないために全く説得力がない》
《この裁判は、法的には決着済みの裁判として扱われているが、完全に未解決事件だ。再審が決定すれば、裁判所や裁判官の不正が表沙汰になり、世間の眼が集中する。裁判所は己の組織の不当性を隠蔽するために再審を棄却する可能性が高いが、世間の眼はそんなに甘く無い事を痛感することになるだろう》
《証券業界、金融業界、宝石貴金属業界の裏側は魑魅魍魎で、普通の人達には理解できない事が多いかもしれない。しかし、裁判官は普通の人ではない。知らない、理解できないでは人を裁くことは出来ない。この裁判に関わった地裁と高裁の6人の裁判官たちはただの不勉強と真剣身がないだけではないのか。上層部の顔色を窺って判決を出しているという話があるが、これが常態化しているなら大きな問題だ》(以下次号)